7月8日(水)、曇り。
今日も曇り。空一面に雲。うっとおしい空です。
昨日見つけたのですが、久しぶりにオークションに「名駒大鑑」が出ています。
只今2000円。あと3日間です。
その画像に、本の奥付が2種類出ています。
この方は、2冊お持ちのようですね。
発行日と、内容も全く同じですが、「名駒大鑑」に、ルビなしと、ルビあり。
ここだけが、違っています。
これは、発行人のみが分かるチョッとした目印。
そのことを「公にするのは28年ぶり」と言えば、ちょっと大げさすぎますが、
とにかく今回が初めてかと思います。
そこで、ナゾナゾですが、さて、何の目印でしょうか。
ーーーー
夕方から急遽、JRで奈良に出ました。
ある人のお声がかりで、名人戦の誘致に主に関係した人の慰労会と言うか、とにかく顔を合わせてイッパイということに。
ごちそうになりました。
ところで、来年の名人戦には、奈良が名乗り出て誘致することはないでしょう。
今日も曇り。空一面に雲。うっとおしい空です。
昨日見つけたのですが、久しぶりにオークションに「名駒大鑑」が出ています。
只今2000円。あと3日間です。
その画像に、本の奥付が2種類出ています。
この方は、2冊お持ちのようですね。
発行日と、内容も全く同じですが、「名駒大鑑」に、ルビなしと、ルビあり。
ここだけが、違っています。
これは、発行人のみが分かるチョッとした目印。
そのことを「公にするのは28年ぶり」と言えば、ちょっと大げさすぎますが、
とにかく今回が初めてかと思います。
そこで、ナゾナゾですが、さて、何の目印でしょうか。
ーーーー
夕方から急遽、JRで奈良に出ました。
ある人のお声がかりで、名人戦の誘致に主に関係した人の慰労会と言うか、とにかく顔を合わせてイッパイということに。
ごちそうになりました。
ところで、来年の名人戦には、奈良が名乗り出て誘致することはないでしょう。
7月5日(月)、晴れ。
朝から蒼い空が広がっています。
日本晴れとはゆきませんが、梅雨の終わりでしょうか。
今日は遅れている「古水無瀬」の盛り上げがすすむことと思います。
写真はやや不鮮明ですが、水戸徳川家に伝来している「舞葡萄の碁盤」。
材はカヤの根っこ。神君家康公からの譲渡し品の一つだそうです。
これと同じような碁盤は、他に2つ存在していると思います。
その一つは10年ほど前、東京の某所で真近かに拝見。葡萄杢の素晴らしいものでした。
ーーーー
今日の最高気温は32度とか。だんだん暑くなりますね。
盛り上げをする予定でしたが、ほとんどの時間は文書作成に費やしてしまいました。
今年の王位戦。初戦は13日の金沢。金沢とは珍しいですね。
小生は行けませんが、とにかく注目です。
もうすぐ、k-1ワールドマックスが始まります。
これにも注目です。
では、また。
朝から蒼い空が広がっています。
日本晴れとはゆきませんが、梅雨の終わりでしょうか。
今日は遅れている「古水無瀬」の盛り上げがすすむことと思います。
写真はやや不鮮明ですが、水戸徳川家に伝来している「舞葡萄の碁盤」。
材はカヤの根っこ。神君家康公からの譲渡し品の一つだそうです。
これと同じような碁盤は、他に2つ存在していると思います。
その一つは10年ほど前、東京の某所で真近かに拝見。葡萄杢の素晴らしいものでした。
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今日の最高気温は32度とか。だんだん暑くなりますね。
盛り上げをする予定でしたが、ほとんどの時間は文書作成に費やしてしまいました。
今年の王位戦。初戦は13日の金沢。金沢とは珍しいですね。
小生は行けませんが、とにかく注目です。
もうすぐ、k-1ワールドマックスが始まります。
これにも注目です。
では、また。
写真は、徳川美術館にある「菊折枝蒔絵の三面」。右から将棋盤、双六盤、碁盤。
本の小さな写真を写したので、細部は少し見えにくいですが、これは、近衛家から尾張家九代に嫁いだ「好君(たかぎみ)」と、同じく近衛家から十一代に嫁いだ「福君(さちぎみ)」の婚礼道具です。同じものが、1753年と1836年の2度にわたって使われたそうで、経費節減によるいわゆる「使い回し」か、「何年もかかる調度製作の時間的余裕が無かった」ことが想像されます。
こんな例もあるのですね。80年余りの年月を隔てた「使い回し」です。
この将棋盤の家紋は、すべて「葵紋」です。
側面の一つには、葵紋が5つも描かれていますが、若干、その色合いに変化があります。
或るものは金で、或るものは銀(錆びると黒くなる)が使われています。
なお、6月2日に紹介した「竹菱葵紋蒔絵の将棋盤」では、三つ巴に描かれた葵葉が金と銀で描き分けて、見た目の色合いの違いが変化するように工夫してあります。
まー、これは遊び心とでも言いましょうか。粋なものです。
只今、巷で話題の標的になっている将棋盤ですが、これは、さらに凝っていて、蒔絵に使う金銀の違いでなく、「金蒔絵」と「キリガネ」という加工方法の違いによって見た目の変化を求めたものであり、より加飾の手段が凝っている例と言えるわけです。
このことは、いずれ近い内に、はっきりするでしょう。
あわてることはありません。
ソレニシテモ、口さがない人たちに曝されている「あの盤」こそ、お気の毒ではありませんか。
では、おやすみなさい。
本の小さな写真を写したので、細部は少し見えにくいですが、これは、近衛家から尾張家九代に嫁いだ「好君(たかぎみ)」と、同じく近衛家から十一代に嫁いだ「福君(さちぎみ)」の婚礼道具です。同じものが、1753年と1836年の2度にわたって使われたそうで、経費節減によるいわゆる「使い回し」か、「何年もかかる調度製作の時間的余裕が無かった」ことが想像されます。
こんな例もあるのですね。80年余りの年月を隔てた「使い回し」です。
この将棋盤の家紋は、すべて「葵紋」です。
側面の一つには、葵紋が5つも描かれていますが、若干、その色合いに変化があります。
或るものは金で、或るものは銀(錆びると黒くなる)が使われています。
なお、6月2日に紹介した「竹菱葵紋蒔絵の将棋盤」では、三つ巴に描かれた葵葉が金と銀で描き分けて、見た目の色合いの違いが変化するように工夫してあります。
まー、これは遊び心とでも言いましょうか。粋なものです。
只今、巷で話題の標的になっている将棋盤ですが、これは、さらに凝っていて、蒔絵に使う金銀の違いでなく、「金蒔絵」と「キリガネ」という加工方法の違いによって見た目の変化を求めたものであり、より加飾の手段が凝っている例と言えるわけです。
このことは、いずれ近い内に、はっきりするでしょう。
あわてることはありません。
ソレニシテモ、口さがない人たちに曝されている「あの盤」こそ、お気の毒ではありませんか。
では、おやすみなさい。
写真は2年前、福井の現場で、この日集まっていただいたMさんが撮影した盤と駒の写真です。
撮影の日付は平成20年の5月下旬。それをMさんにお借りしてアップしました。
そもそもですが、品をじっくり拝見する時は、写真を撮影する時間はありません。
自分の眼でしっかりと見て判断し、その結果を持ち主や周りの人に伝えるようにしています。
もちろん、終わってから2~3枚は撮るのですが、今回は全体が分かる良い写真が見つからなくて、この写真を拝借したわけです。
問題の葵紋が「キリガネ」か「平文」だったかですが、2年前に所蔵者のお宅で拝見して、その2か月後にもう一度、某大学の一行と一緒に博物館で拝見して、その時の記憶。
この写真を改めて見て、「キリガネ」であることがわかります。
その一つは、この時すでに痛みが生じている所もありましたが、それでも全体として立派で美しい盤でありました。
惜しむらくは「キリガネ」の破損。剥離によって、黒い下地が部分的に表れています。
「キリガネ」は、金箔を10枚近く貼り重ねて板にして、それを切り抜いて漆で貼り付けたものです。普通の蒔絵のような鈍い輝きでなく「キラッと」と輝くわけです。
各面にある3つの葵の家紋の内1つを、わざわざ「キリガネ」にしているのは、凝りに凝った仕上げにしていると見なければなりません。すべて蒔絵で仕上げた方がズーッと簡単。
ところでこの紋が「キリガネ」あるいは「平文」で作られていることを小生のブログで公表したのは、6月9日。東京での収録が終わってからのことです。
放送局から届いたCDで見た限りでは、番組の鑑定では「キリガネ」の「キ」の一言も言っておりません。
問題の一つは、収録の時点で「キリガネ」とか「平紋」のことは、頭には無かったという可能性が推測されるのですが、まさかそのようなことは無かったと信じたい。
しかし、怪しげな人が「2ちゃんねる」や「各種ブログ」で、「キリガネ」に触れ、真っ向否定しだしたのは、そのあとでありました。先ず、このことを指摘しておきます。
ところで、本日記載の写真は、08年5月30日前後に所蔵者宅で撮影したものです。
今の所蔵者がこれを買うと決めた時期でもあります。
当日は、福井新聞の記者も現場に来て、6月1日付の朝刊で鑑定結果を報じております。
所蔵者の名誉のために申し上げますが、心ない人たちの一部は「所蔵者とこの時の鑑定者(これは小生のことです)がつるんで、紋を作り直し、高値で売ろうとした」とか、「なんでも鑑定団をだまそうとした」とか、ひどいことを言って、これは名誉棄損です。
6月1日の報道で、そのことを知った知事が「福井県立歴史博物館に預けて欲しい」との申し出があり、所蔵者は2週間後にそのようにされました。
「預かり証」は平成20年6月14日付け。そのコピーと、その時の状態を双方が確認するため「詳細+写真」のコピーは、今回の経緯をまとめるにあたって、資料としていただきました。
県立博物館に預けられた盤駒は、その後、駒と駒箱は、将棋の日に関西将棋会館、昨年は水無瀬神宮と島本町での展示会のため、日帰りで博物館を一時出ましたが、盤の方は、ずーっと県立博物館を動いていないということも確認しています。
口さがない一部の人は「この2年間のどこかで、紋をすり替えた・・」などと、悪意に満ちた風評を流していますが、県立の博物館にしっかりと保管してあったものを、どうして家紋をすりかえることができましょうか。
あり得ないことを、さも真実のように作って言いふらし、他人を欺くことは許されることではありません。人間性を疑われることに気がつかないのでしょうか。
この蒔絵の技術を含め、まだまだはっきりしなければならないことがいろいろあります。
この続きは、また日を改めて書きます。
ご質問があればお尋ねください。小生のわかる範囲でお答えします。
では、また。
撮影の日付は平成20年の5月下旬。それをMさんにお借りしてアップしました。
そもそもですが、品をじっくり拝見する時は、写真を撮影する時間はありません。
自分の眼でしっかりと見て判断し、その結果を持ち主や周りの人に伝えるようにしています。
もちろん、終わってから2~3枚は撮るのですが、今回は全体が分かる良い写真が見つからなくて、この写真を拝借したわけです。
問題の葵紋が「キリガネ」か「平文」だったかですが、2年前に所蔵者のお宅で拝見して、その2か月後にもう一度、某大学の一行と一緒に博物館で拝見して、その時の記憶。
この写真を改めて見て、「キリガネ」であることがわかります。
その一つは、この時すでに痛みが生じている所もありましたが、それでも全体として立派で美しい盤でありました。
惜しむらくは「キリガネ」の破損。剥離によって、黒い下地が部分的に表れています。
「キリガネ」は、金箔を10枚近く貼り重ねて板にして、それを切り抜いて漆で貼り付けたものです。普通の蒔絵のような鈍い輝きでなく「キラッと」と輝くわけです。
各面にある3つの葵の家紋の内1つを、わざわざ「キリガネ」にしているのは、凝りに凝った仕上げにしていると見なければなりません。すべて蒔絵で仕上げた方がズーッと簡単。
ところでこの紋が「キリガネ」あるいは「平文」で作られていることを小生のブログで公表したのは、6月9日。東京での収録が終わってからのことです。
放送局から届いたCDで見た限りでは、番組の鑑定では「キリガネ」の「キ」の一言も言っておりません。
問題の一つは、収録の時点で「キリガネ」とか「平紋」のことは、頭には無かったという可能性が推測されるのですが、まさかそのようなことは無かったと信じたい。
しかし、怪しげな人が「2ちゃんねる」や「各種ブログ」で、「キリガネ」に触れ、真っ向否定しだしたのは、そのあとでありました。先ず、このことを指摘しておきます。
ところで、本日記載の写真は、08年5月30日前後に所蔵者宅で撮影したものです。
今の所蔵者がこれを買うと決めた時期でもあります。
当日は、福井新聞の記者も現場に来て、6月1日付の朝刊で鑑定結果を報じております。
所蔵者の名誉のために申し上げますが、心ない人たちの一部は「所蔵者とこの時の鑑定者(これは小生のことです)がつるんで、紋を作り直し、高値で売ろうとした」とか、「なんでも鑑定団をだまそうとした」とか、ひどいことを言って、これは名誉棄損です。
6月1日の報道で、そのことを知った知事が「福井県立歴史博物館に預けて欲しい」との申し出があり、所蔵者は2週間後にそのようにされました。
「預かり証」は平成20年6月14日付け。そのコピーと、その時の状態を双方が確認するため「詳細+写真」のコピーは、今回の経緯をまとめるにあたって、資料としていただきました。
県立博物館に預けられた盤駒は、その後、駒と駒箱は、将棋の日に関西将棋会館、昨年は水無瀬神宮と島本町での展示会のため、日帰りで博物館を一時出ましたが、盤の方は、ずーっと県立博物館を動いていないということも確認しています。
口さがない一部の人は「この2年間のどこかで、紋をすり替えた・・」などと、悪意に満ちた風評を流していますが、県立の博物館にしっかりと保管してあったものを、どうして家紋をすりかえることができましょうか。
あり得ないことを、さも真実のように作って言いふらし、他人を欺くことは許されることではありません。人間性を疑われることに気がつかないのでしょうか。
この蒔絵の技術を含め、まだまだはっきりしなければならないことがいろいろあります。
この続きは、また日を改めて書きます。
ご質問があればお尋ねください。小生のわかる範囲でお答えします。
では、また。
7月1日(木)、晴れ時々曇り。
日射しが暑い一日でした。しかし、夕刻になって少し気温が下がったようです。
午前中は、文書作り。2枚を仕上げ、急ぐものは発信し、そうでないものは明日回しです。
先ほど「サムライジャパン」の記者会見。
チームみんなの表情。良い顔。良い顔でした。
ソレニシテモ、岡田監督、長谷部キャプテン。本田選手。それぞれのの会見の言葉。
心に滲みて中々のものでありました。
写真は、徳川美術館にある婚礼調度の椀台。
写真が少々歪んでいますが右が本体。左が被せ蓋。
婚礼調度では、家紋の描かれ方は2通りあって、前日に紹介した香箱のように、婚家の家紋で統一される場合と、実家の家紋とが組み合わせて描かれる場合、そのほかに稀ですが、表紋と裏紋の組み合わせなど、「いろいろなケース」があります。
(「いろいろなケース」の部分は、「薫風さん」からいただいたコメントの忠告によって書き加えました)
これは葵紋とともに、お姫様の実家である宮家、菊紋とのコンビネーション。
大名家の婚礼調度は、コンビネーションだと思い込んでる人もいるようですが、それは生半可な知識での誤り。
なお、婚礼調度ではありませんが、家紋のコンビネーションで有名なのは「高台寺蒔絵」。
豊臣秀吉の正室「高台院」ゆかりの蒔絵は「菊と桐」のコンビネーションであります。
ーーーー
本日は電話回線が「光」に変わりました。
スピードは思っていたより、そう早くなったとは思えません。
その切り替え工事に多少手間取り、少々疲れました。
眠ることにします。
日射しが暑い一日でした。しかし、夕刻になって少し気温が下がったようです。
午前中は、文書作り。2枚を仕上げ、急ぐものは発信し、そうでないものは明日回しです。
先ほど「サムライジャパン」の記者会見。
チームみんなの表情。良い顔。良い顔でした。
ソレニシテモ、岡田監督、長谷部キャプテン。本田選手。それぞれのの会見の言葉。
心に滲みて中々のものでありました。
写真は、徳川美術館にある婚礼調度の椀台。
写真が少々歪んでいますが右が本体。左が被せ蓋。
婚礼調度では、家紋の描かれ方は2通りあって、前日に紹介した香箱のように、婚家の家紋で統一される場合と、実家の家紋とが組み合わせて描かれる場合、そのほかに稀ですが、表紋と裏紋の組み合わせなど、「いろいろなケース」があります。
(「いろいろなケース」の部分は、「薫風さん」からいただいたコメントの忠告によって書き加えました)
これは葵紋とともに、お姫様の実家である宮家、菊紋とのコンビネーション。
大名家の婚礼調度は、コンビネーションだと思い込んでる人もいるようですが、それは生半可な知識での誤り。
なお、婚礼調度ではありませんが、家紋のコンビネーションで有名なのは「高台寺蒔絵」。
豊臣秀吉の正室「高台院」ゆかりの蒔絵は「菊と桐」のコンビネーションであります。
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本日は電話回線が「光」に変わりました。
スピードは思っていたより、そう早くなったとは思えません。
その切り替え工事に多少手間取り、少々疲れました。
眠ることにします。
駒の写真集
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http://blog.goo.ne.jp/photo/11726