熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

スイレンの花が咲きました

2020-06-22 12:13:03 | 写真

6月22日(月)、曇り。

今日の映像は、金魚鉢。
小さなスイレンに花が咲きました。

 

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質問に答えて、「駒の5角形」

2020-06-22 06:13:02 | 文章

先日、「駒の5角形の成り立ちについて」ある方から質問をいただきました。
このことについては、以前、このブログで書いたことがありますので、私論を再びアップしておきます。

「歴史的な成りたちのことは、良く分かってはおりません。ある研究者は¨船とか絵馬とかの形¨からだと言ったりしていますが、単なる思いつきに過ぎず論理性が欠落しています。何故、日本の将棋駒が五角形になったのかについては、合理的な理由を挙げて述べなければなりません。小生なりに考えた事は幾つかあります。そのことは講演などで時折り話したりしています。
と言うことで、次のようなことをお話しました。

①、遊びに使う道具は、簡単に作れるのが重要。  
  容易く手に入れられる材料で簡単に加工出来ることがポイントで、東南
  アジアでは石や貝。中国では木の枝を輪切りにしたものが使われた。
  日本将棋の原型が我が国にもたらされた当時、「木簡」という恰好な材
  料が身近にあって、先人はそれに文字を書いて駒にすることを思いつい
  た、と考える。 

②、最初は四角形だったかもしれない。しかし時を置かず、文字の方向
  (=駒の方向)に合わせて先端を削って山形にした五角形に改善するこ 
  とを思いついた。 
  さらに外国のチェスや将棋駒のように敵味方で色分けしたり駒の文字
  (名前)を変えたりすることなく、駒の向く方向で敵味方を区別する。
  これは我が国の文化であり先人の知恵であり、これが合理的であり、ま
  もなく定着した。

③、日本将棋の駒の最大の特徴は、駒自体に敵味方の区別が無いところ。
  これは、駒を敵にも味方にも使える駒があればこそ可能であり、相手か
  ら奪った駒を自分の駒としてそのまま使えるルールと相互に密接し、こ
  れが定着し、今日に至った。

④、・・・。

理由は、このほかにまだまだあるでしょう。
ということで、興味ある方は、お考え下さい。

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日食は見えず

2020-06-21 18:00:41 | 文章

6月21日(日)、曇り。

只今18時。晴れていれば、日食が見られる時間帯なれど、見られず。
今度は、たしか3年後だったかな。
ということで、今日も一日が過ぎようとしております。

オットトっと、10年後でした。

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木津川市ふるさと納税記念品の駒

2020-06-20 06:47:29 | 文章

6月20日(土)、晴れの予感。梅雨の晴れ間というところでしょうか。

今は、日の暮れが最も遅い時期なんですね。
外仕事は、いつも夕方6時に打ち切るのですが、昨日は違いました。
少し暗いな、と何気なく気が付いたときは6時30分でした。
その分、仕事は捗りましたが、家内から「何してるの?」と、突っ込みをもらってしまいました。まあ、こんなこともあるでしょう。

ところで、ふるさと納税返礼品の駒。

このように「錦旗」のみでご案内していたのですが、5種類の書体のなかから選べるよう、バリエーションを拡張することになりました。
基本は彫り駒で変わりはありませんが、加わったのは「巻菱湖」「古水無瀬」「水無瀬兼成卿」「源兵衛清安」の4つ。

なお彫り駒ではなく、彫埋め駒、あるいは盛上げ駒を希望されるときは、当方までご相談くだされば、対応いたします。

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もういいのかな

2020-06-18 19:15:23 | 文章

6月18日(木)、一日雨。
でも気温は高くなく、過ごしやすく、例によって彫ったり磨いたりと、あれやこれやの一日でした。
久しぶりに、工房見学の電話をうけました。ご希望は7月初旬。
前回は確か2月で、3月以降はすべて「時期を見て」と、お願いしていたのですが、もうそろそろと解禁してもいいのかな、と思っているところです。

 

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駒師という言葉

2020-06-16 19:22:33 | 文章

6月16日(火)、曇りがち、時々陽光。
出来上がった「源兵衛清安」。もう一度、磨き直して撮影したのですが、今、アップしようとして、なぜか画像が見つかりません。
ということで、今日はアップを断念。

一方、今日の仕事は、もう一つの「源兵衛清安」と「空蝉」の砥ぎ出し。
先日、彫り終わり漆埋めをあらかた終えていた2組で、埋める作業をもう一工程、進めておけばよかったかと。
まあ、あれこれいろんなことを考えながらの仕事は、いつものパターンではあります。

ところで今日は「駒師」という言葉について触れます。
「駒師」という言葉は、そう古いものではないように思います。おそらくは昭和、それも戦後のことではないかと思うのです。

言葉自体は、駒づくりを生業にしている人という意味なんでしょうが、私の知る範囲では、プロアマを問わず、名刺などに「駒師」と刷り込んでいる人が結構多いのです。しかし、私は自分のことを自ら「駒師」と呼んだり、名乗ったりしたことは一度もありません。
なぜなら、あまり好きな言葉ではないからです。

例えば、平成8年に開催した「プロ宣言展」の記念扇子では、原田泰夫先生「玄妙」横の「自在」には「駒工人」としております。

(映像は、山田史生さんの「棋士と扇子」より)

駒師も駒工人も、ともに駒を作る人という同意語ではありますが、私は自由人だという思いで、限定的なイメージが強い駒師という言葉は使わず、単に「駒を作る人」として駒工人としたわけです。
(この思い、分かっていただけるかなあ・・)

 

 

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蛍はどうかな?

2020-06-15 19:37:51 | 文章

コロナ禍は相変わらず。減ったり増えたりで、先の見通しがつきません。
8月、北海道北見市での将棋フォーラムは中止決定ということで、北海道行きはなくなりました。
改めて時期を見て開催されるのかどうかもわかりません。残念ではありますが状況的に見て、妥当な中止決定だと思います。

さて、4月以降手掛けていた彫り埋め「源兵衛清安」が出来上がりました。
夕刻、梱包を終えたのですが、ここで触れたとたん、撮影するのを忘れたことに気が付きました。
忘れることは、小生の得意技。よくあること。で、明日、梱包を解いて、駒を撮影して一日遅れで映像をアップしようと思います。
そして、もう一つ思い出しました。そろそろ、蛍の季節。
歩いて5分ばかりのところに、小さな川があります。今年はどうかな?
今は雨がやんでいます。
ということで、見に行こうかな・・。


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白いキャラコ

2020-06-15 06:43:00 | 文章

6月15日(月)、曇り。
皆さん、キャラコってわかりますか?
私くらいの年齢の方ならご存じだと思いますが、昨日は、スーパーの衣料品売り場へ。
「キャラコのステテコはどこにありますか?」。
相手は、40才台と思われる女店員、二人。そのうちの一人が、売り場に案内して「これですか?」。
「イエ、これはメリヤスです。これでなくキャラコ、つまり綿布の・・」。

どうやら、キャラコが分からない様子。
「ほしいのはキャラコ。わかる人に聞いてください」。
ということで、ややあって、年配の店員に交代。この方は、もちろんご存じでした。
「キャラコの下着は少なく、若い人は知らない人がいて申し訳ありません」。

これに対しては「基本的な知識だとは思いますが」と、返しておきました。
昔、肌着はキャラコが基本でした。
シャキッとして肌さわりもよく、私は今でも白いキャラコの下着愛用者なのです。でも、売り場に行くと、どこに置いてあるかが分かりにくい。絶対数が少ないのですね。絶滅危惧種かもしれません。

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二クセン

2020-06-13 19:58:20 | 文章

6月13日(土)、一日中の雨。
今日は朝から「源兵衛清安」に、書体銘と作者銘を入れながら、最後となる磨き。いよいよ最終盤。出来上がりましたら、撮影してアップしようと思います。

先日、漆拭き平箱を7個ほどお裾分けしました。
そのことで在庫数が少なくなり、いずれ追加で拭き漆をしなくっちゃあ、ということで、夕刻になって10個、その準備に取り掛かりました。

吹き漆は、明日、始めるつもりです。

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ヤマト宅急便にて

2020-06-12 18:31:07 | 文章

御蔵島ツゲ柾目揃いの駒木地。
本日までに、ご入金いただいた方々宛に、ヤマト宅急便にて発送を完了しました。明日到着予定です。
到着しましたら内容に間違いが無いかご確認の上、何かございましたらお手数ながらご連絡願います。
なお、感想などは、コメントにてお知らせくだされば、ありがたく。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726