3か月ぶりに髪を切ってもらう。
知人の美容室はこのたびの地震で
階段や壁・天井に亀裂がはしり
「頭上注意」の張り紙のもとで営業していた。
さっさと掃かれゆく自分の一部に
この頃はいとおしささえ覚え
主人の話によると
昔はこの掃き集めた髪を貰いにくる商売人がいて
針坊主に使ったという。
適度の脂に針が錆びないそうだ。
そうか!
婆っちゃんが縫いものをしながら
ときどき針で頭を突いていたのは痒いからではなく
あれは滑りをよくするためだったのか。
--------60年も経ってからようやく知ることも。
帰りはお気に入りの店でラーメンをたべる。
やっぱり旨い! いつ食べても裏切られない味。
尤も 味覚というものは百人百様
自分が旨いと感じたものが一番旨いのであって
他人の言葉に惑わされてはいけない。
大地震以来、ずっと連絡できなかった
いわき市の斎藤氏から電話がきた。
しばらく避難していたが、ご夫妻も家も無事だった!
無事でこそ繋がるでんわ春疾風