ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

春に

2007-04-03 23:38:32 | 日記・エッセイ・コラム

数日前の夏日のような陽気に
あわてて咲いたサクラだが
昨日と今日のこの寒さ・・・・・
サクラにしてみればだまし討ちにあったようなもの。

それにくらべて我が家の山桜は賢い。
硬い蕾のままでじっと様子をうかがっている。

北海道の農場から豚肉をお取り寄せ。
値段は地元で買うものの2・5倍もするが
安心・安全をモットーに飼育された豚ちゃん。
さっそくポークソテイにして戴く。
    (これが肉質を知るのに一番いい)
味それ自体は地元で買う豚肉と大差はなかった。
しかし危うい今の時代だからこそ
安心・安全は値段にかえられない。

何事も安心・安全を得るには
それなりの金がかかるということを
覚悟しなければならないご時世なのだ。


こぶし満開

2007-04-02 15:08:00 | 日記・エッセイ・コラム

〈ぼくの墓にはこぶしの木を植えてくれ〉

かつて頼んでおいた願いだが
最近になって訂正することにした。

飛翔する天使のようなその花には
身も心も清められる思いがする。
亦、余計な枝を持たず
すくっと春天に立つその樹木のすがたもいい!
で、墓にと考えたのだが
実は花の散り際が良くないことを知った。
いつまでも未練がましく枝にしがみついて
咲きながら錆色に腐っていくのだ。
さらには散ってからも地面にへばりつき掃除が大変。
清楚で無垢なあの花が・・・最期は醜い。
・・・・・・「未練こぶしの咲き腐れ」
これではぼくの人生観に合わない。
で、墓に植えるという願いは取り下げることとした。

そんなぼくの想いとは関係なく
夕暮れ時の菫色の空で
いっそうその白さを際立たせている。


エープリルフール

2007-04-01 00:43:44 | 日記・エッセイ・コラム

今日はエープリルフール〈万愚節〉

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1日の午前中だけは嘘を言っても良いという風習。
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世紀にヨーロッパに広がり日本には大正時代に入ってきた。
しかし日本の社会ではバレンタイデーのようには浸透していない

何故なら365日、年がら年中嘘だらけの日本ではわざわざ
4
1日に嘘をつく必要がないからである。
嘘をついたら舌を抜くぞと閻魔大王が戒めても
その大御所であるお釈迦様が「嘘も方便」と仰るので
それをよいことに衆愚の間に嘘八百が横行する。
「記憶にない」という見事な嘘を発明したのも日本人。

さて、これは嘘ではなく本当のことだが
我々の銀河に一番近い隣りの銀河アンドロメダが接近している。
しかも光速にちかい超スピードで。
二つの銀河がいずれの日には衝突し大爆発を起こす。
それなのに誰も心配していないし、怖がってもいない。

実は、隣りの銀河とはいえども、230万光年先にあって
多分その頃には人類は存在していないだろう。
しかし今も確実に接近している。

目には見えないそれらの微弱な切迫感が
人間の脳波に何やら影響を及ぼしてはいないだろうか。
昨今頻発していて、理解の範疇を超える災害や犯罪も

それらの圧迫感と関連性はないだろうか。

  公約の美しきひびきや万愚節