数日前の夏日のような陽気に
あわてて咲いたサクラだが
昨日と今日のこの寒さ・・・・・
サクラにしてみればだまし討ちにあったようなもの。
それにくらべて我が家の山桜は賢い。
硬い蕾のままでじっと様子をうかがっている。
北海道の農場から豚肉をお取り寄せ。
値段は地元で買うものの2・5倍もするが
安心・安全をモットーに飼育された豚ちゃん。
さっそくポークソテイにして戴く。
(これが肉質を知るのに一番いい)
味それ自体は地元で買う豚肉と大差はなかった。
しかし危うい今の時代だからこそ
安心・安全は値段にかえられない。
何事も安心・安全を得るには
それなりの金がかかるということを
覚悟しなければならないご時世なのだ。
〈ぼくの墓にはこぶしの木を植えてくれ〉
かつて頼んでおいた願いだが
最近になって訂正することにした。
飛翔する天使のようなその花には
身も心も清められる思いがする。
亦、余計な枝を持たず
すくっと春天に立つその樹木のすがたもいい!
で、墓にと考えたのだが
実は花の散り際が良くないことを知った。
いつまでも未練がましく枝にしがみついて
咲きながら錆色に腐っていくのだ。
さらには散ってからも地面にへばりつき掃除が大変。
清楚で無垢なあの花が・・・最期は醜い。
・・・・・・「未練こぶしの咲き腐れ」
これではぼくの人生観に合わない。
で、墓に植えるという願いは取り下げることとした。
そんなぼくの想いとは関係なく
夕暮れ時の菫色の空で
いっそうその白さを際立たせている。
今日はエープリルフール〈万愚節〉
4月1日の午前中だけは嘘を言っても良いという風習。
18世紀にヨーロッパに広がり日本には大正時代に入ってきた。
しかし日本の社会ではバレンタイデーのようには浸透していない
何故なら365日、年がら年中嘘だらけの日本ではわざわざ
4月1日に嘘をつく必要がないからである。
嘘をついたら舌を抜くぞと閻魔大王が戒めても
その大御所であるお釈迦様が「嘘も方便」と仰るので
それをよいことに衆愚の間に嘘八百が横行する。
「記憶にない」という見事な嘘を発明したのも日本人。
さて、これは嘘ではなく本当のことだが
我々の銀河に一番近い隣りの銀河アンドロメダが接近している。
しかも光速にちかい超スピードで。
二つの銀河がいずれの日には衝突し大爆発を起こす。
それなのに誰も心配していないし、怖がってもいない。
実は、隣りの銀河とはいえども、230万光年先にあって
多分その頃には人類は存在していないだろう。
しかし今も確実に接近している。
目には見えないそれらの微弱な切迫感が
人間の脳波に何やら影響を及ぼしてはいないだろうか。
昨今頻発していて、理解の範疇を超える災害や犯罪も
それらの圧迫感と関連性はないだろうか。
公約の美しきひびきや万愚節