行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アカタテハ、ヒメアカタテハ

2013-11-20 20:00:43 | 昆虫

アカタテハは
かなり存在する蝶と書かれていますが、
見るのはヒメアカタテハばかりで、
アカタテハにはなかなか会う機会がありませんでした。
アカタテハは少なくなっているように思います。


秋も押し迫った11月になり、
やっとアカタテハに遭遇しました(11/5)。


タテハチョウ科のこの蝶、
成虫で越冬する蝶の一つです。
さすがにこの時期の蝶、翅がところどころ傷んでいます。
ヒメアカタテハとよく似ていますが、
こちらのほうが大きく、
後翅の翅表が茶の無地なので区別がつきます。




ヒメアカタテハです。
この2枚、公園の花壇で同日(10/18)同条件での
ヒメアカタテハの写真です。
翅色が少し異なるように見えます。
アカタテハ、ヒメアカタテハは
外見での雌雄の判別は難しいとありますが、
これ雌雄の違いでしょうか、
それとも個体差でしょうか。


7月のヒメアカタテハ、
ムラサキツメクサの花に
翅を水平に広げてとまっていました。
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檀の実、仙人草の髭

2013-11-19 20:00:08 | Weblog

きれいなピンク色に染まり、
枝からぶら下がるたくさんの木の実、
檀あるいは真弓とも書くマユミの実です(11/12)。


このマユミ、5月ごろ薄緑色の地味な花を咲かせ、
そして6月には緑色のこんな実になります。


この実、果というそうですが、
この果、夏から秋にかけて、
徐々にピンク色が濃くなり、
こんなきれいなピンク色に染まります。


そして、11月、果は熟してくると4つに裂け、
中から鮮やかな赤い種が現れます。
花よりも果と種がとても美しいマユミです。


ニシキギ科のマユミ、
この果がたくさんぶら下がる枝は頑強でしなりがあり、
弓の材料として使われたところから
真弓の名があるそうです。


8月下旬から9月初旬、
野に白い花をたくさん咲かせていたキンポウゲ科の仙人草、
種をたくさんつけていました(11/12)。


この種についている白い毛を仙人の髭に見立てて、
仙人草の名がつけられたそうです。
植物の名は花の形などからつけられることが多いように思いますが、
種の様子から名がついた仙人草です。









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新宿御苑にて

2013-11-18 20:00:22 | 風景
昨日に続き、11月1日の新宿御苑にて。


この日は金曜日、
中心にある池横の広場には幼稚園児でしょうか、
赤、黄の帽子の子供たちが元気に走り回っていました。
孫ができてからはこのぐらいの子供が元気に遊ぶ姿に
眼が行ってしまいます。


池の周囲にはススキが植えられ、
自然を演出しています。
秋の池にススキがよく映えます。


公園に入ったときは午後3時近く、
夕日にススキが輝いて見えました。




ここは都会の公園、
公園の西側には高層ビルが見え、
池が鏡のようにビルを映していました。


公園の一景、
木々の間から池が見えます。
ちょうど、池の向こうに語らいながらカップルが歩いていました。


新宿御苑には多くの大木が残されています。
広場の中にポツンと植えられた堂々の枝振りの大木、
ヒマラヤスギでしょうか。
木の下に休んでいる人たちの姿が見えます。
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新宿御苑ラクウショウ

2013-11-17 20:00:39 | 花,植物
11月の初日、
新宿御苑に行ってみました。


御苑の数ある樹の中でも有名な
落羽松(ラクウショウ)とその気根です。
いつ見ても不思議な景色に思えます。


ラクウショウはアメリカの南東部から
メキシコに分布する落葉の針葉樹、
普通の環境下では普通の木ですが、
湿潤地に生育するとこのような気根を出し、
水に埋もれても水から顔を出すこの気根を利用して呼吸をします。
湿地に生えることが多いせいでしょうか、
沼杉の別名があります。


こんな平べったい、根ショウガのような気根がありました。


すぐ横にあったこの実、
葉の姿からメタセコイアかと思いましたが
ラクウショウの果実のようです。


ラクウショウとメタセコイア、
姿はよく似ていますが、
葉がラクウショウは互生し、
メタセコイアは対生します。
また樹形もメタセコイアきれいな円錐形ですが、
ラクウショウは少しふっくらした丸みのある円錐形になります。


自宅近くに、ラクウショウと同じような実が
たくさんついている木がありました。
気根がないラクウショウと思って撮りましたが
よく見ると、葉の形が少し違うようにも思えます。
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ツワブキ

2013-11-16 20:00:54 | 花,植物

すっかり秋も深まり、
寒さを覚える頃となりました。
花も少なくなったそんな11月に見頃となる石蕗(ツワブキ)、
この時期の貴重な花であり、
散歩中の被写体としても貴重なものです。




キク科の園芸植物、
日本庭園、寺院、公園など石組みや
木の根元によく植えられ、
和がよく似合う植物といえます。


花の時期だけではなく、
常緑の丸い葉は艶があり、
一年中楽しめます。


茎はキャラブキやキンピラ、
花や蕾は天ぷらや酢のものなどして、
蕗の名のとおり食用としても利用されます。
写真上、茶の花と並んで咲いていたツワブキ。


この花の舌状花、数が多いものと少ないもの、
いろいろあるようです。


咲き始めのツワブキ、
蕾の形、姿がチャーミングです。
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コンギク、ノコンギク

2013-11-15 20:00:48 | 花,植物

道端にたくさんの花をつけたていたこの花、
濃い紫色のノコンギクに見えますが、
コンギクの名があるそうです。




コンギクはノコンギクを改良した園芸品種、
花数もノコンキクに比べ多く、
紫色の花弁と頭花の黄色のバランスの良い
見栄えのする花です。




こちらはノコンギクの
薄紫色の花と白い花です。
名の通り、野に咲いていた野菊です。


ノコンギクの白花によく似ていますが、
カントウヨメナと思われます。
この二つ、いろいろ変種もあり、
いつも判別に悩みます。
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ベニバナボロギク、イナカギク

2013-11-14 20:00:43 | 花,植物

南山の山道、
1坪ほどの山が崩れてできたような真っ新な空地に
花弁のない筒状の頭花だけの赤茶色の花が咲いていました。
ベニバナボロギクです(11/2)。


この草、アフリカ原産の帰化植物、
森林伐採や山火事などで、森林に空地が生じると出現する
いわゆる先駆植物といわれるもの、
他の植物が繁茂し始める数年後には
そこから消えてなくなる植物なのです。
ここでも、他の草がほとんどない中に
5,6株が並んで生え、
どれも同じように下向きに数個の花をつけていました。


ボロギクの名は種の綿毛の様子がぼろ布を
散らかしたようになるから、
花がぼろだからではないようです。
似た花に黄色の小さな花をつける
ノボロギクがあります。


同じく、南山の山道の藪に、
田舎菊ともいわれるシロヨメナが咲いていました。


近くにはリュウノウギク(11/12掲載)もありましたが、
咲いている環境がかなり違います。
同じ野菊でも咲く場所が異なるようです。


秋はキク科の野花が多くみられます。
アザミもキク科の植物、
まだ咲いて間もないノハラアザミを山道に見つけました。
筒状花で先端に白く見えるのがアザミの花弁になります。
ノハラヤアザミの花期は8~10月と書かれていますので
これはずいぶん遅い花のようです。


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秋深く

2013-11-13 20:00:57 | 風景
10月下旬の遅い台風が遅れていた秋を運んできたようです。
空気が冷たさを増し、
急激に秋らしい気候となってきました。
自宅近く、稲城中央公園の
11月のそんな秋の様子を切りとって見ました。


文化の日の日曜日、
運動場では子供たちがサッカーに興じています。
そして、運動場外周の桜は美しく紅葉を見せていました。


クジラ橋と奥の山緑を背景に、桜紅葉です。
桜紅葉の下にはジョギングを楽しんでいる人の姿が見られます。


そのクジラ橋のドウダンツツジも
すっかり紅葉を見せ、
橋を渡る人の姿もすっかり晩秋のいでたちとなっています。


薄ら寒さを感じる曇天、
そして落ち葉の降りの積もるなか、


大学の長距離の選手たちでしょうか、
「走りは裏切らない」の文字を印刷した半袖シャツ姿で、
運動場の外周をかなりのスピードで何周も走っていました(11/9)。
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リュウノウギク,ユウガギク

2013-11-12 20:00:06 | Weblog
11月2日,南山の山道に
野菊を何種類か見つけました。


竜脳菊(リュウノウギク),
日当たりのよい山地の道沿いの
斜面などに見られる野菊です。
他の野菊よりやや遅く晩秋に花を咲かせます。


他の野菊がシオン属あるいはヨメナ属であるのに対し,
リュウノウギクはキク科キク属,
3裂する葉そして花の形も家菊によく似ています。
そして,葉や茎から竜脳に似た香りがすることから
竜脳菊の名があります。


他の野菊は広範囲に見られますが,
この野菊は山地の崖地や山道の切り通しなどに,
ほぼ限定されて生息するようです。
開けた平原や河川の土手などには見られません。


山の上り口付近に
柚香菊(ユウガギク)が群れ咲いていました。
キク科ヨメナ属であるこの野菊,
カントウヨメナによく似ていて,
区別が難しい2つです。


葉や茎から柚子の香りがすることから
柚香菊の名が付けられたとあります。
しかし,実際のところ,その香りはないようです。


葉の切れ込みが深いのがユウガギクの特徴,
特に茎の下の方には深く切れ込みのある葉が見られます。
この葉の切れ込みが他の野菊との見分け方になります。



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アキノキリンソウ,サラシナショウマ(東京稲城にて)

2013-11-11 20:03:18 | Weblog
11月2日,東京稲城の南山を探索,
アキノキリンソウを見つけました。


「めぐみの里山」付近の山道,
盛りは少し過ぎていますが,
これはアキノキリンソウです。
セイタカアワダチソウではありません。


よく探してみると,
草丈の小さなまだ若い個体がありました。
また,花がほぼ終わり枯れ色のものが
2草ほど確認できます。


さらに奥に進むと,
3本並んで咲くアキノキリンソウを見つけました。
キク科アキノキリンソウ属,
アワダチソウの別名があり,
セイタカアワダチソウは同属になります。


この草,昔は多摩丘陵でも多く見られたそうですが,
近年は少なくなり,
限られた場所で少ない個体数しか確認できないとのことです。
ここ南山もその限られた場所に数えられるようです。


稲城中央公園の林間に見つけたこの花,
サラシナショウマと思われます(10/30)。
アキノキリンソウもサラシナショウマも
2年前,霧が峰で初めて知った山野草です。


サラシナショウマも多摩丘陵では
限られた場所で少ない個体数しか見られない草,
ここにあったのもこの2茎だけのようです。
しかし,11月2日,
再びここを訪れたときには
林間の下草刈りの作業で刈り取られ,
なくなっていました。
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