行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

貴船菊(キブネギク)

2013-11-10 20:00:19 | Weblog

菊に似た八重咲きのこの花,
秋明菊とも呼ばれますが,
貴船菊(キブネギク)の方がより適切であるように思います。


昨日掲載の一重の白やピンクの秋明菊,
それら園芸改良秋明菊の原種,
もしくは原種に近い品種がこの貴船菊になります。




もともとは京都の貴船地区に
たくさん自生していたので貴船菊の名が付けられました。
この花,自生している方が似合い,
今も半自生で群生する姿がよく見られます。


写真,キク科のいわゆる家菊,
花,花色がキブネギクによく似ていたので
掲載して見ました。
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シュウメイギク(秋明菊)

2013-11-09 19:52:12 | 花,植物

その字のごとく,
秋を明るく照らすように咲く,
菊に似た花,秋明菊です。


特に白のシュウメイギクは真っ白,
つるべ落としの秋の夕暮れには
なおさらその白さを覚えます。


菊の名を持ちますが,
実はキンポウゲ科の多年草で,
そして,花弁に思える部分は萼片だそうです。


柔らかな布地のような質感,
沙羅(夏椿)とも似た質感の花そしてその白さです。




この花,貴船菊と呼ばれる八重花秋明菊の園芸改良種,
白花が多く見られますが,
他にピンクや赤紫の一重花も見られます。


たくさんの黄色の雄蕊に
真ん中の緑色の雌蕊がどの色の花にもあり,
この花の特徴そして魅力です。
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夏と秋のキタテハ

2013-11-08 20:00:40 | Weblog

多摩川の河原に群生して見られるコセンダングサ,
そのコセンダングサが大好物のようで,
キタテハが何匹もきて吸蜜をしていました(10/9)。


キタテハは黄色地に黒い紋があるタテハチョウ,
成虫で越冬する蝶として知られ,
ここ東京(多摩地区ですが)でも春早くから秋遅くまで見られる蝶です。




翅裏は赤褐色で,枯葉にまぎれて保護色になります。
また,後翅の裏に見られるC字型の小さな模様が特徴です。


翅の縁取りに切れ込みがあるのもこの蝶の特徴です。
写真,正面から撮ったキタテハ,
褐色の翅裏もあって蝙蝠が羽を広げたようです。


この蝶,夏型と秋型があり,
その黄色の地色が微妙に異なるのです。
初夏から真夏にかけて現れる夏型(上,7/1撮影)は
鈍い黄色の地色をしています。


秋に現れて越冬し,そのまま春にも現れてくる秋型,
秋型の地色は鮮やかなオレンジ色,
緑色の葉にとまるとよく目立ちます(10/30撮影)。



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秋のアゲハチョウ

2013-11-07 20:00:26 | 昆虫
秋も深まり,アゲハチョウの姿が
いつのまにか見られなくなりました。
そんなアゲハチョウ,
キアゲハ,ナミアゲハ,アオスジアゲハそしてジャコウアゲハの
9月下旬から10月中旬の写真が残っていました。


道端の秋まで咲き続けている紅いペンタス,
そこにキアゲハがとまっていました(10/9)。
ペンタスの蜜はおいしいようで,
カメラを向けても逃げる様子もなく,
花から花へと移り,吸蜜をしていました。


キアゲハはナミアゲハより警戒心がうすいのか
同じ場所に長い間いてくれ,
シャッターチャンスを作ってくれました。


ナミアゲハ,
こちらも,たまたまピンクのペンタスにきていました(10/18)。
キアゲハとナミアゲハ,よく似ていますが,
キアゲハのほうが翅色が鮮やかな黄色です。
それ以外にも前翅の付け根の模様が違います。
違いを見つけて見ませんか。


木の花にいることが多いような気がするアオスジアゲハですが,
珍しくセイタカアワダチソウで吸蜜をしていました(10/12)。


じゃ香の匂いがするといわれるジャコウアゲハです。
雄にはなかなか遭遇しないのですが,
今年は雌の姿を3回撮れました(9/27)。


この蝶,動きはあまり俊敏ではなく,
じっと翅を広げてとまっています。

ジャコウアゲハとアオスジアゲハ
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トンボの季節

2013-11-06 20:00:34 | Weblog

(ミヤマアカネ)

(アキアカネ)
秋も深まり,
夏にはたくさんいたトンボも
ほとんど姿が見られなくなりました。
わずかに,アカトンボの生を存続すべき姿を見つけました(11/1)。


トンボの交尾といえば,
2ヶ月前,夏の終わりに撮った興味ある写真があります。
小さな水溜りの水から突き出た枯れ枝に
とまった交尾のオオシオカラトンボ,
よく見るとその枯れ枝にトンボのヤゴの抜け殻が多数見られます。
水溜りから地上に出る手段はこの水溜りではこの枝だけだったようです。
この2匹の抜け殻もここにあるのでしょうか。


これもオオシオカラトンボの交尾,
雄の尻尾に何の支えもなく,雌がぶら下がっています。
どうしてこんなことができるのか不思議です。
雄の尻尾に接着剤でもついているのでしょうか。
上の2枚のアカトンボの写真をよく観察すると,
尻尾の先を鍵型にし,
雌の頭を引っ掛けるようにして吊り下げているように思えます。


そんなオオシオカラトンボの雄です。
ふつうのときは尻尾は真っ直ぐで鍵型は見られません。
本家シオカラトンボに比べ胴体がやや太く,
シオカラ色ははっきりしていてきれいです。
水辺で石などにとまる姿がよく見られます。


こちらはオオシオカラトンボの雌,
オオムギワラトンボとは呼ばないようです。
はっきりした黄色と黒の縞模様は
ムギワラトンボよりきれいです。
雄とは違い,森の暗いところに,
木の枝にとまっています。
こんな風にぶら下がるのは慣れているようです。
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ジョウビタキと秋の彩り

2013-11-05 20:08:05 | Weblog

朝,雨戸を開けると向かいの屋根のテレビアンテナに
小鳥が鳴き声をあげていました(11/1)。
ジョウビタキ(メス)です。
早くも北の国から冬鳥が渡ってきているようです。


それから,数時間後,
自宅前を歩いていると,
ふと目の前に小鳥がとまりました。


カメラを抱えての散歩からちょうど帰ってきたところ,
あわててカメラを向けてみました。
秋らしい彩を背景に,
ジョウビタキ(メス)が可愛らしく,きれいに撮れました。


気がつけば,秋もずいぶんと深まり,
木々は緑のなかに彩りを加えはじめていました。


クジラ橋を渡りながらながめる
尾根幹線のモミジバフウもいつのまにかきれいに紅葉しています。


おなじく,クジラ橋を渡りながらながめる
多摩カントリークラブです。
秋の快い天候のなか,
ゴルフを楽しんでいる人が見られます。
そして,芝の緑は淡色に変わり,木々は色づき,
すっかり秋の彩りです。





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城山公園ファインタワーから展望

2013-11-04 20:00:28 | 風景
夏から秋にかけて,
日曜日の午後だけ開放している
稲城城山公園ファインタワーの展望台,
10月27日が今年の最後の開放でした。
この日は台風一過の晴天日,
開放時間を待ち,上ってみました。




南側と東側が開けており,眺望できます。
真南を向くと,向陽台のメインストリートが
尾根幹線,中央公園に向けてまっすぐ伸びています。
上から見ると,街路の欅,桜が色づきはじめているのがよく分かります。


南西方面,山沿いに高層住宅が建ち並んでいます。
山の向こう側は多摩カントリークラブです。


南東方面,読売ランドの塔が望めます。
右端,南山の開発がだいぶ進んでいるようです。


東側,都内が一望できます。
新宿の高層ビル,その先にスカイツリー,
そして少し南側には東京タワーも確認できます。


レンズを300mmの望遠に換えての
スカイツリーと高層ビルです。
(トリミングあり)
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台風一過,多摩川

2013-11-03 19:53:05 | 風景

台風が過ぎ去り,
秋晴れの一日となった10月27日,
近くの多摩川を覗いてみました。


稲城側の土手から聖蹟桜ヶ丘の街を臨んでいます。
このあたりは堰で水が留められ,
普段でも水量が豊富の場所なのですが,
この日はいつもより水嵩も多く,
水の流れもあります。


同じ場所からのほぼ同じ画角での2週間前の写真,
遠くのビルや木が水面に映っています。
水は緩やかに流れ,水面は穏やかです。


いつもは少しずつ流れ出ている堰からの水,
この日は堰からあふれ,
白波を立てて下流に流れ出しています。
そして,堰のコンクリートには流木がひっかかっています。


しかし,今回の雨での流木ではありません。
9月の大雨で岸が崩れ,流れ出たもののようです。
一月ほど前にこんな写真を撮っていました。
このときは枝に青い葉がまだたくさん見られます。
そしてよく見ると,ダイサギでしょうか,
白鷺が一羽,幹にとまっています。


帰り際,是政橋から南武線の鉄橋,電車を撮って見ました。
このあたりは浅瀬でいつもは
水の中に入り釣りをしている人の姿が見られます。
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柿の実

2013-11-02 20:00:05 | 花,植物

我が家の柿の木,
今年もたくさんの実をつけてくれました。
台風の影響で朝方まで雨だった10月27日,
柿の実についた水滴を写してみました。


その柿の木も徐々に落葉を始めており,
庭に落ち,雨に洗われた柿の病葉の
その色づきと斑点がなにか美しい模様に思えました。


皮に傷があったり,へたの部分が黒ずんだりしていますが,
甘い次郎柿なのです。
医者要らずといわれる柿です。
たくさん食べて,この冬を元気に過ごそうと,
色づいているものを40個ほど採ってみました。


その中の一つにおもしろい柿がありました。
皮に黒く傷ができているのですが,
その傷が柿の顔したわんぱく小僧に見えるのです。


そして,どこでどうできたのか,
額には黒い☆があり,
ゆるキャラのようでもあります。
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茶の花と山茶花

2013-11-01 20:00:56 | 花,植物

10月も中頃になると,
里山の野道のところどころに茶の白い花が見られます。
おそらく,垣根や道の境として
昔に植えられたものが自生化しているものと思われます。


調べてみると,茶の木の寿命は長く,
茶葉栽培用の茶畑の茶の木は30年~50年も現役として使われ,
世界最古といわれる中国雲南省にある茶の木の樹齢は
3000年にもなるそうです。
野道に咲くこれら茶の花,
何十年間も咲き続けていると思われます。


この花,蘂がずいぶん大きいですが,
サザンカに花も葉もよく似ています。
それもそのはず,茶はサザンカと同じくツバキ科の木本です。
そして,サザンカは漢字で山茶花と書きます。




晩秋から初冬に咲く山茶花,
里山の道沿いに早くも花をつけていました(10/23)。
うっすらと紅色のある八重の白花です。


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