卒業アルバム

長男の中学校の卒業アルバムが出来てきた。
中学校３年間の、そして幼稚園に入る前からお付き合いのある子供たち。
水色のスモッグに黄色い帽子で走り回っていたあの子供たち。かれこれ１０年を超える歳月。こんなに大人になったんだね。


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そして自分自身が幼稚園に通っていた４０年ほど前の景色。

唐突に思い出したけど、幼稚園のお迎えの時間に車で向かえに来るお父さんがいて、この人は来るとブロンズのメダルを園児に配っていた。

門の前に車が止まるとみんなで先を争って走っていってこのメダルを貰った。何かお菓子を作る会社の人だったらしく、そのお菓子のおまけ。本来は買わないと手に入らないものだと教えられた気がする。

メダル自体が何だったのが全然思い出せないのだけど、それを貰う事がとっても大事だったので必死に走った。

過ぎ去った歳月に愕然とする一方で子供たちがこれから向かえるであろう日々の不確実さにも畏れを抱く。親というものはまさにそれを知る者である訳ですね。辛く厳しいものではあるけど、人の親になることが出来たのは幸いであると。