浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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エル・スール

2009-03-21 23:40:00 | 映画な日々
今日は断続的に仕事。大部分寝てたかも。
そして残りの時間は読書。
「エル・スール」
僕の大切な一本の映画の原作である。
これがまた。映画では描かれていない背景とその後の物語が含まれていて途中で辞められるようなものではない。
短い小説であるものの、結局一日で全部読んでしまった。

そして今DVDを引っ張り出してきて一人で観ている。
どうしてこの映画に僕はこんなに引き込まれてしまうのだろう。

エリセの映画には魔術があると思う。
それもとびきりのやつが。

原作に触れる事が出来て幸せ。そんでもってすぐに映画を観れる事も。

南へ。まだ見ぬ。南へ。
すべてはイマジネーションの向こう側にあると僕はずっと思っていた。

しかし、原作はそんなセンチメンタルなイメージを超えてもっともっと
深く、広く、そして積み重なるのだ。

エステレリャ。

映画を観た人は是非原作を読むべきだし、原作を読んだものは是非映画を観るべきだ。
二つはそれぞれ別のものでありながら一つのものなのである。