政府は新型コロナの3回目のワクチン接種を加速させるため、スポーツやコンサートなどのイベントのチケット代を割り引く事業「イベントワクワク割」を5月にも開始する方向で調整していることが分かりました。[TBS系ニュースより]
若い世代の三回目のワクチン接種の促進のため、ということですが本当?というのが正直な感想です。
片方で「密になるな!」といいつつ、「イベントに行こう!」と言っているわけで、まさにアクセルとブレーキをいっぱいに踏み込んでいる施策ではないかと思います。
それ以上に問題なのは、音楽鑑賞やスポーツ観戦など、およそ大多数とは思えない対象者に対するものであって、コロナ禍で本当に困っている人たちに対するものではない、というところでしょうか。
「若者らの三回目接種を促し、感染対策と経済活動の両立を目指す」としていますが、その世代の感染対策になっているのかというところと、特定の企業に対する補助になっているのではないかとの疑問がぬぐえません。
すでに第七波に入っているのでは、とも言われているコロナ禍の下、一刻も早い経済の復旧を目指すことに否やはありませんが、「そんなところに税金をつぎ込むのがベストな対策なの?」と思わずにはいられませんね。
ネットには、行政の施策立案能力の低下を疑う声も上がっております。
国会でのしっかりとした議論がされることを望みたいと思いますが、さて。