ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
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越後から北陸路に直江兼続の世界が NHK大河ドラマ「天地人」

2009年01月06日 05時50分44秒 | Weblog
例年NHKの大河ドラマを鑑賞しています。今年は「天地人」
昨年の篤姫から一転して、今度は男っぽい戦国ドラマです。

いつも、北陸へ車で出張する際には長野自動車道から北陸道へ向かいますが、上越市への道筋に「春日山」トンネルがあります。
言うまでもなく上杉の居城跡です。
トンネルの入り口に越後の戦国武将上杉謙信の絵が描かれています。

越後から北陸路を走ると、金沢の前田利家、福井の柴田勝家、などなど戦国時代の歴史書物を読んでいるようで楽しくなりますね。

時々、フィクション小説と歴史が混乱してしまうこともあります。
それでもあのトンネルを通過するたびに上杉家の春日山城がこのトンネルの上にあったのかと感無量で胸が高まります。

上杉一族は関東管領として上州までその覇権を伸ばし統治したわけですが、当時で越後から信濃を超えて関東平野まで降りてきたわけです。雪深い妙高高原の中郷という場所は今でもスキー場が多くてあの戦国時代には冬場はどうして過ごしていたのかいたのかと考えてしまいます。

経営者は一般的に戦国歴史ドラマが好きな方が多いようです。
特に、人気があるのは織田信長、徳川家康、そして太閤秀吉といったところでしょうか。
私も、戦国歴史ドラマは大好きで、片っ端から読んでいます。
ところで、今回は越後の上杉家の家臣、直江兼続が主人公です。
直江兼続は「愛」の一文字を好んだ武将です。
ですから、兜にも旗印にも「愛」の一文字を掲げていました。
たぶんこれから、ドラマに出てくるはずです。

NHKの大河ドラマは毎年テーマがあるような気がしていますが、今年の選択はタイムリーな気がします。
天下取りを狙う戦国時代の名高い野心家ばかりの戦国武将の戦いの陰に隠れて、
「愛」を旗印にした直江兼続の「義」の世界は現在の世相をも映しているような気がするわけです。

昨年の「篤姫」は大政奉還。
今となっては、永く続いた自民党(徳川)政治の時代から明治維新(民主党など)への政権移行の序章のドラマと映ります。
今年は、総選挙。政治も変わるはずです。

そして、経済の大混乱。時はまさに「戦国時代」に映ります。
世の中には失業者があふれ、大企業が赤字に転落し、地方には倒産の嵐が吹き荒れて中小企業の屍がさらされることになるのかもしれません。

しかし、「朝の来ない夜はない」ということです。
こんな時代にこそ「愛」が必要なんです。

「義のあるところ火をも踏む」と申します。
私も石油業界に世話になった間として、こんな時こそ「愛」の一字で御役に立てたら、なんて、力もないくせに、らしくもないことを考えてしまいます。

でも、そんな気持ちが大切な時代だと考えています。
全国の名だたる、石油流通企業の皆様に助けられて今日があります。

感謝と「愛」の一字を掲げて、いざ北陸へ今年最初の出張です。

心の中で「いざ! 出陣!!」と呟きながら出かけましょう。