ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

社内管理コスト軽減による「営業利益向上」の具体的な手法

2009年01月26日 09時07分47秒 | Weblog
ここ数日で、月刊ガソリンスタンド誌二月号以降の原稿を書き溜めておこうと考えています。

1月号 与信限度額管理
2月号 WEB受発注システム
3月号 直売システムによる「新仕切り体系」への対応
4月号 石油流通企業の「内部統制」システム構築の実務
5月号 石油流通ビジネスにおける営業収支劇的改善の実務

などの予定です。

内容については、ほとんどが特約店レベルでの管理業務のコスト削減に焦点を当てて書くつもりです。

SSフィールドにおける油外販売などと違い、ある程度の経営規模の特約店、直売ビジネスでは、
システム化による省力化や合理化で「一般管理費を削減」して企業収益(営業利益)を確実に向上させることが可能です。

こんな厳しい時代です。
石油流通ビジネスで本当に必要な知識と経営情報とはどんなものなのか、その本質を知ることが大切です。
特に、今迄のような「売れれば儲かる」という仮説的な、考え方でなく、
合理化、省力化により企業を実際に無駄のない筋肉体質にして「確実に儲かる」体質に作り替えることがポイントとなっています。

当社のシステム構築では、理屈ぬきのコストダウンにより、営業利益の向上を現実のものとします。
モノが売れない時代ですから、増販することで粗利益高を増やすという考え方よりも「一般管理費の削減」により営業利益を高めていくという考え方の方が現実的なのです。

その辺の、省力化経営の具体的な手法に関しては、石油流通業界においてはいまだに未開発な部分が多いわけです。

その理由としては、特約店や商社業務においては特化した専門的な流通知識なども必要だからです。
SS店頭を中心とする一般的なサブ店のビジネスと卸売や直売部門を持つ特約店などでは企業としての業務管理オペレーションが全く異なるわけです。

しかし、何も特約店だけに限った問題ではなく、サブ店であっても直売部門や潤滑油対策、その他の業務部門で同様の考え方が必要なはずです。

石油流通ビジネスのプロとして管理業務を改めて見直し、具体的な省力化や合理化を実現させ収益性の高い企業を作り上げるためには、どんな点がポイントなのか、全国の有力ディーラーでの構築実績をもとに、成功の手法を公開したいと考えています。

ある程度の規模になりますと、抱えている課題も共通な部分が多いようです。
スタートとなるポイントは、やはり「人材」という事なのですが、システム構築の要諦としてはその辺が難しい課題ですね。

本物の経営者の方に役立つ、現場実務に即した事務的な改善手法を判り易く説明したいと頭を痛めています。

是非、ご期待ください。

どんな時代でもビジネスチャンスはあるものです。

2009年01月26日 05時10分36秒 | Weblog
どんな商売でもみな大変な時代ですが、こんな時代だからこそ、アイデアと行動力で「小よく大を制する」経営手法があると張り切る若手経営者もいらっしゃいます。
上場企業でもこんなに倒産する時代ですから、企業規模の大小だけで優劣がつくわけではありません。
確かに、「やる気」のある経営者にとっては大きなチャンスであるともいえます。

軽量級には軽量級の「小回りの利いた」機動力を生かした戦いのビジネス手法があるはずです。
ニッチ(隙間)を狙ったニュービジネスや関連派生ビジネスなど、実はアイデアも花盛りの昨今の石油業界です。

最近では、地域性や企業の特性を活かした、SSをビジネスフィールドとする独自性のあるビジネスフォームが全国各地で生まれつつあります。。

「中古車を使ったレンタカー」など、相も変わらずビジネスフォーム事態をフランチャイズ業者から提案される業態のものと、いろいろです。

こんな時に、経営者としての思考の柔軟性、行動力、企業統制能力などが顕著に現れてきます。

「どんなビジネスがあるの???、教えてよ・・、視察に行きたい・・」なんていうのが、今までのSS経営者の発想ですね。

人真似をするのが好きな独創性が不足している経営者。
推移を見てから・、という慎重派の経営者は、結果として時代に乗り遅れます。

さりとて、先走りや、思い込みだけで、ニュービジネスに軽率に着手して、失敗するケースも多いわけです。

こんな時代では、慎重さや、独創性、行動力とスピード、など新規ビジネス成功のためのファクターも複雑に絡み合ってきます。

自分自身が苦労して考えたり、高リスクを克服しての新たなビジネスフォームですから、そんなに気軽に公開できるものではありません。当然です。

公開するとしたら、そのビジネスフォーム自体を商材として、フランチャイズビジネスにでもしなくてはならないわけです。

そんな、ことが得意な○●●のような企業もありますね、
他人が考えたビジネスフォームに乗ったほうが楽なのですが、コストもかかりますし収益性も低くなります。

しかし、そんな業者の「こんなに儲かります!!」といった、ウナギ登りのグラフなどを見せつけられると、なんとなく胡散臭いわけです。

収益が薄くて、苦労しているSS業界をマーケットにしている、SS周辺ビジネスも多いのです。

やはり、自分で流した汗と涙だけが、信じられるという経営者の方が強いわけです。

こんな時代です。
「本物」を見極める眼力が、新たなビジネスフォームの成功パータンを作り上げます。