ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

老舗の接客術

2009年01月27日 09時59分11秒 | Weblog
早朝から、バリバリと仕事を消化しています。
最近はようやく筆も走り始めました。

現在、朝の10時ですが、今朝も早朝3時半からPCに向かって全開で作業中。

すでに、本日のスケジュールを消化してプログを書いています。

昨晩、何気なく「テレビ東京」を見ていたら私の親戚の伊香保温泉の旅館がでていました。
創業が1500年頃の老舗中の老舗旅館なのです。
徳富蘆花のあの「不如帰」の舞台にもなった「千明仁泉亭」という名旅館です。
女将が私の一族です。

昨日は、老舗旅館の仲居さんの仕事内容がテーマでしたから、女将は顔を出しませんでしたが、顧客サービスという面から大変勉強になりました。
いつも、あんなに気を使っていたなんて、お客の立場では気が付きませんでした。

どんな仕事でも、お客が気付かずに快適さを感じられるような自然さが、老舗のベテランのサービスなんですね。

逆に、ファミリーレストランなどのマニュアルで画一化された接客の会話などには時々イライラすることもあります。
特に気になるのが、オーダー確認などで「○○で、よろしかったでしょうか?」という言葉遣いです。いま、注文したメニューの内容を確認するのにそんな言葉づかいをします。

ある時、確認したら、やはり大手ではそんな教育はしていないという事です。
群馬、長野、埼玉、都内の一部などの若いアルバイトの接客言葉として使われているらしい。私は、気になるので時々注意します。

ところで、先日相撲を見に行きまして、浅草で食事をしました。
お昼に「駒形どぜう」でドジョウを食べましたが、やはり老舗ですね。若い仲居さんがテキパキと気持ちの良い接客です。
江戸ことばが心地よく響きます。

相撲が終わってから、「今半」の本店ですき焼きを食べました。
やはり、老舗ですね、ホール接客のお姉さんの動きと言葉が違います。

値段が高くて、高級だから当たり前というのではなくて、
やはり、接客というものは、あまり馬鹿丁寧でもよくない訳です。
雰囲気に合った、「程度」というものがあるわけです。
あくまでも、お客として快適な時間と空間を作り出していただければ、
料理も引き立ちますし、雰囲気も合ってくる訳です。

私も、昔は、少しばかり高級な「鉄板ステーキハウス」を経営していたわけですが、サービス業というものはとにかく店舗のステータスである雰囲気作りが難しい。
夏になると、著名人が多くて、あの鳩山一族まで予約してきたような店でしたから
ホールのサービスや社員教育も大変でした。
当時は、SSも経営していたわけですから、接客サービスというものの中身について、本当に考えさせられ、勉強もした時期でした。

元売りの役員などが遊びに来ると、自社のステーキハウスに連れて行って食事をしたものです。
みんな驚いて「どうして、SSで出来ないの?」なんて、言ってましたが、ビジネスが全く異なります。
あんなサービスや接客ができる人材をSSで雇用したら、とてもコストが合いません。
また、SSという職種では、残念ながらあれだけの人材を集めることはできませんでした。
ところで、そんな接客のできるスタッフに、軽井沢の別荘販売の不動産ビジネスをさせてみると、
今度はどこか座りが悪い・・・。
なんか、軽くなってしまいそうなのです。

本当に色々な仕事をしてみました。
工夫したり、努力してみたわけですが、商売というものは難しいものです。

とにかく、老舗の接客術というものは、不思議な事になぜか収まりがいいのです。
どこがどう違うのか、お客としての立場で見る目が違うのか、
そのへんの事がわかれば、もう一度くらい、レストランを経営してみたいとも思いますが、
やはり、一生懸命、本業で仕事してから、
お金を払って、超一流店へ、
気楽に食べに行けるような生活環境を創っておくのが一番ですね。

そんな生活ができるよう。一生懸命仕事をしましょう。

システム構築の季節

2009年01月27日 06時02分09秒 | Weblog
石油流通ビジネス企業にとって、今月から来月にかけてが資金繰りが一番きつい「峠」の月だと言われますが、灯油の販売量が高い企業と店頭販売だけの企業ではかなり格差がつくはずです。

例年のことながら、これからしばらくは販売動向も低迷の様相だと思われます。

灯油ビジネスのありがたみを本当に感ずる季節です。
特に、サブ店などでは灯油の販売力がある企業と弱体化している企業では経営力が全く異なるはずです。

ところで、石油業界でシステム構築が一番増えてくるのもこれからのシーズンです。冬の最盛期が終了するのと同時に各社が基幹系システムなどのリプレイスが開始されます。

不況とはいえ、石油ビジネスの流通部門の上流では他の業界よりもダメージは少ないようで、各社が直売部門システムの検討と見直しに着手するところが急増しており、我々に対するオファーも例年よりも早い時期から増えています。