以前、「盛和塾」という名前を聞いたことがありました。
京セラの稲盛和夫氏の経営塾だということです。
氏の「人生哲学」や「経営哲学」を真剣に学ぶ経営者のための経営塾なのだそうで、全国に50以上も塾があるのだそうです。
昨日、会社帰りに本屋へ家内が凝っている佐伯泰英の時代小説を買いに立ち寄りましたら、
稲森和夫氏の「高収益企業のつくり方」という本が目にとまり、何気なく手にして購入しました。定価648円の本です。
私にとって、最近の読書は「睡眠薬」といったところです。
寝床で本を読み始めると、すぐに眠くなるのでありがたい。
時代小説や歴史物などが気楽で疲れません。
音楽でいえばイージーリスニング、といったところです。
まあ、心の中のBGMですね。
最近では、風呂場まで本を持ち込んで読んでいますが、つい居眠りをしてしまい、
本をバスタブに落としてビショビショにしては、乾かして読んでいるといった状況です。
昨日は本屋の店先で「高収益企業のつくり方」という本を何気なく手にとって、
寝床で読み始めましたが、睡眠薬の反対で頭が冴え、一気に読んでしまいました。
確かに、不思議な感じで頭が冴えてしまいました。
内容を普通に考えたら「当たり前」の事ばかりなのですが、
経営者としての「基本」を考えると、本質をついていて非常に勉強になります。
経営者たる者、ビジネスとは何かを、根本から考え直して、創造的(クリエイティブ)な仕事をしなくてはなりません。
さすがに、ダイヤモンドを創り出した稲盛さんです。
やはり、「知的創造活動」こそがビジネスの付加価値を高めます。
創造意欲により付加価値の高い独創的なビジネスフォームを生み出すことが高収益の原点なのです。
同じビジネスであっても、人と違った手法を工夫することで「高収益企業」を作り出すことができるというわけです。
私の知っている石油流通企業でも、あの「京セラ・クレサンペール」や刃物を研ぐ「京セラ・シャープナー」などを取り扱っている企業が何社もありました。
きっと、稲森氏の考え方に感銘して思いついたのでしょう。
しかし、よく考えてみると、稲森氏のそんな活動が、結果として京セラの新規ビジネスに大きな貢献をしていたはずですから、まことに上手な商法ともいえるわけです。
我々のビジネスを考えてみると、
灯油配送システム「雪ん子」、軽油税納税管理システム「D-TAX」、石油業務に特化したEDI受発注システム「ペトロマスター・ドットネット」などもまさに、創造性に富んだコンテンツであると自負しています。
灯油配送システムなどでは我々の類似製品も出ていますが、基本は我々が世に送り出したものです。
それ以外はまさにオンリーワンビジネスです。
ガソリンスタンドというビジネスは、これまで、基本的なビジネスフォームが「系列(元売・メーカー)」などにより提供されていたわけで、系列下にあるSS運営者(経営者)は余計な事を考えずに、「タイヤキャンペーン」と言えば、タイヤを、そして、「オイルキャンペーン」と言えばオイル販売を一心不乱に行い、メーカーに奉仕することで報奨金や賞状を頂いて喜んでいたわけです。
実は、ビジネスと云えば、何もないところから頭を使って考える「創造力」と「企画力」、モノを作り出す「生産能力」や販売活動に至るまでの一連の努力が必要なわけなのですが、SSビジネスにはどんな努力が必要でしょうか?
人が生産した格差のない商品を仕入れます。しかも、腐りませんから、仕入れの工夫は単価だけ、売り方の企画なども系列で教えてくれます。単価さえも周辺の競合店を見ながら決めるという主体性のなさなのです。、メーカーの指示通りにしていれば優秀で従順な系列販売会社という事で評価されていたわけですから、創造性とは程遠い経営環境でのうのうと生きてきた事実があるわけです。
「知的創造活動」が少ない分だけ、「収益も低い」というわけです。
ですから、価格競争のみに走るのも当たり前。
これでは、高収益ビジネスからは程遠いわけです。
一部、そのような状況を潔しとしない業者は、色々な事を考えたり自主独立の工夫で経営展開をしていたわけですが、そんな経営者として当たり前の努力が異端児として見られていたという現実があるわけで、私などは、その事自体と闘ってきたわけです。本当に「何かおかしな、業界だ!」といつも思っていました。
よく考えると、頭を使わないということは、あなたの会社の社員と同じことなのです。指示されたり、言われた事だけ一生懸命にやる。ということですね。
ですから、本当は販売のキャンペーン企画をした「系列(元売やメーカー)」が潤うということにあまり気付かない経営者が多かったようです。
すなわち、SS経営者とはいっても、実際のビジネス思考や業務なんてメーカーの社員のようなものだったわけです。ですから、創造性のない経営者なんてものはコンビニの店長みたいなものなのです。
いまさら、反省してみても仕方がないことだと思う前に、少しだけ今後に向けたヒントがありそうです。
貴方の会社だって、社員のケツを叩いてキャンペーンで儲かっても、社員に対して若干の報奨金を与えるだけで済ましていたはずです。
ですから、「売れ!売れ!」だけの掛け声で、「油外収益確保」を叫んでみてもスタッフが本気になるはずもありません。
つまり、ガソリンスタンドの経営者自身が自主性に乏しく、常に「乗せられていた」といった感じなのです。
これでは、高収益企業のガソリンスタンド・ビジネスなんてものは、「夢の夢」。
あと数年も経ってから、自分の会社の運営するガソリンを売る店舗は、「ガソリンスタンドではない!」と言えるような感性で、自分のビジネスを根底から見直して、「昔は、あのスタイルをSSとかガソリンスタンドと呼んでいたものだ。」といえるくらいの革命的なビジネスフォームを作り上げてみたいものですね。
実際、そのくらいの創造性を発揮しなければ、こんなに収益性が低いSSビジネスなんて、とてもやってはいられません。
私も、今後は志あるSS経営者の皆様と「本気」でこの部分に取り組んでみたいと考えているわけです。お互いに勉強会もしましょう。全国を飛び回って何かヒントやアイデアを掴みたいと思っています。
そんなことを考え始めましたので、夜も寝られない。
家内はトイレに起きては「あなた!!、何時だと思ってるの?」なんて寝ぼけマナコで言いますが、私は頭が冴えて眠れないという訳です。
そんなわけで、「夜も寝ないで、昼寝しながら考えて」
有効なビジネスフォームを造り上げ、情報をフィードバックできるよう努力するつもりです。
最近は原稿を書いたりしますので、経済関係や経営ものなども読んでいます。最近は本屋の店先で副題が目に付いたものを手当たり次第に読んでいます。
ジョージソロスは警告する(超バブル崩壊=悪夢のシナリオ)、徳川家広氏[訳]は結構勉強になりました。あの、ジョージソロスが自分の投機家としての考え方を述べています。
素晴らしいビジネスチャンスという物は、ダイヤモンドのようなものでいつも足元に転がっているはずなのですが、なかなか凡人には見つかりません。
エネルギーも石油から次世代に変化するはずです。
灯油であれば「ホームエネルギー」、「ホームヒーティング」を軸に、ガソリンであれば「車のエネルギー」を軸に、新たなビジネスが派生する予感がしています。
「次の時代を見据えて」
ビジネスチャンスの「女神の前髪」を捕まえましょう!!
プログの書き込み時間を確認してみてください。
こんな時間から、こんなにハイテンションな経営者はそう居るものじゃございません。
それが「高収益企業のつくり方」なのです。
京セラの稲盛和夫氏の経営塾だということです。
氏の「人生哲学」や「経営哲学」を真剣に学ぶ経営者のための経営塾なのだそうで、全国に50以上も塾があるのだそうです。
昨日、会社帰りに本屋へ家内が凝っている佐伯泰英の時代小説を買いに立ち寄りましたら、
稲森和夫氏の「高収益企業のつくり方」という本が目にとまり、何気なく手にして購入しました。定価648円の本です。
私にとって、最近の読書は「睡眠薬」といったところです。
寝床で本を読み始めると、すぐに眠くなるのでありがたい。
時代小説や歴史物などが気楽で疲れません。
音楽でいえばイージーリスニング、といったところです。
まあ、心の中のBGMですね。
最近では、風呂場まで本を持ち込んで読んでいますが、つい居眠りをしてしまい、
本をバスタブに落としてビショビショにしては、乾かして読んでいるといった状況です。
昨日は本屋の店先で「高収益企業のつくり方」という本を何気なく手にとって、
寝床で読み始めましたが、睡眠薬の反対で頭が冴え、一気に読んでしまいました。
確かに、不思議な感じで頭が冴えてしまいました。
内容を普通に考えたら「当たり前」の事ばかりなのですが、
経営者としての「基本」を考えると、本質をついていて非常に勉強になります。
経営者たる者、ビジネスとは何かを、根本から考え直して、創造的(クリエイティブ)な仕事をしなくてはなりません。
さすがに、ダイヤモンドを創り出した稲盛さんです。
やはり、「知的創造活動」こそがビジネスの付加価値を高めます。
創造意欲により付加価値の高い独創的なビジネスフォームを生み出すことが高収益の原点なのです。
同じビジネスであっても、人と違った手法を工夫することで「高収益企業」を作り出すことができるというわけです。
私の知っている石油流通企業でも、あの「京セラ・クレサンペール」や刃物を研ぐ「京セラ・シャープナー」などを取り扱っている企業が何社もありました。
きっと、稲森氏の考え方に感銘して思いついたのでしょう。
しかし、よく考えてみると、稲森氏のそんな活動が、結果として京セラの新規ビジネスに大きな貢献をしていたはずですから、まことに上手な商法ともいえるわけです。
我々のビジネスを考えてみると、
灯油配送システム「雪ん子」、軽油税納税管理システム「D-TAX」、石油業務に特化したEDI受発注システム「ペトロマスター・ドットネット」などもまさに、創造性に富んだコンテンツであると自負しています。
灯油配送システムなどでは我々の類似製品も出ていますが、基本は我々が世に送り出したものです。
それ以外はまさにオンリーワンビジネスです。
ガソリンスタンドというビジネスは、これまで、基本的なビジネスフォームが「系列(元売・メーカー)」などにより提供されていたわけで、系列下にあるSS運営者(経営者)は余計な事を考えずに、「タイヤキャンペーン」と言えば、タイヤを、そして、「オイルキャンペーン」と言えばオイル販売を一心不乱に行い、メーカーに奉仕することで報奨金や賞状を頂いて喜んでいたわけです。
実は、ビジネスと云えば、何もないところから頭を使って考える「創造力」と「企画力」、モノを作り出す「生産能力」や販売活動に至るまでの一連の努力が必要なわけなのですが、SSビジネスにはどんな努力が必要でしょうか?
人が生産した格差のない商品を仕入れます。しかも、腐りませんから、仕入れの工夫は単価だけ、売り方の企画なども系列で教えてくれます。単価さえも周辺の競合店を見ながら決めるという主体性のなさなのです。、メーカーの指示通りにしていれば優秀で従順な系列販売会社という事で評価されていたわけですから、創造性とは程遠い経営環境でのうのうと生きてきた事実があるわけです。
「知的創造活動」が少ない分だけ、「収益も低い」というわけです。
ですから、価格競争のみに走るのも当たり前。
これでは、高収益ビジネスからは程遠いわけです。
一部、そのような状況を潔しとしない業者は、色々な事を考えたり自主独立の工夫で経営展開をしていたわけですが、そんな経営者として当たり前の努力が異端児として見られていたという現実があるわけで、私などは、その事自体と闘ってきたわけです。本当に「何かおかしな、業界だ!」といつも思っていました。
よく考えると、頭を使わないということは、あなたの会社の社員と同じことなのです。指示されたり、言われた事だけ一生懸命にやる。ということですね。
ですから、本当は販売のキャンペーン企画をした「系列(元売やメーカー)」が潤うということにあまり気付かない経営者が多かったようです。
すなわち、SS経営者とはいっても、実際のビジネス思考や業務なんてメーカーの社員のようなものだったわけです。ですから、創造性のない経営者なんてものはコンビニの店長みたいなものなのです。
いまさら、反省してみても仕方がないことだと思う前に、少しだけ今後に向けたヒントがありそうです。
貴方の会社だって、社員のケツを叩いてキャンペーンで儲かっても、社員に対して若干の報奨金を与えるだけで済ましていたはずです。
ですから、「売れ!売れ!」だけの掛け声で、「油外収益確保」を叫んでみてもスタッフが本気になるはずもありません。
つまり、ガソリンスタンドの経営者自身が自主性に乏しく、常に「乗せられていた」といった感じなのです。
これでは、高収益企業のガソリンスタンド・ビジネスなんてものは、「夢の夢」。
あと数年も経ってから、自分の会社の運営するガソリンを売る店舗は、「ガソリンスタンドではない!」と言えるような感性で、自分のビジネスを根底から見直して、「昔は、あのスタイルをSSとかガソリンスタンドと呼んでいたものだ。」といえるくらいの革命的なビジネスフォームを作り上げてみたいものですね。
実際、そのくらいの創造性を発揮しなければ、こんなに収益性が低いSSビジネスなんて、とてもやってはいられません。
私も、今後は志あるSS経営者の皆様と「本気」でこの部分に取り組んでみたいと考えているわけです。お互いに勉強会もしましょう。全国を飛び回って何かヒントやアイデアを掴みたいと思っています。
そんなことを考え始めましたので、夜も寝られない。
家内はトイレに起きては「あなた!!、何時だと思ってるの?」なんて寝ぼけマナコで言いますが、私は頭が冴えて眠れないという訳です。
そんなわけで、「夜も寝ないで、昼寝しながら考えて」
有効なビジネスフォームを造り上げ、情報をフィードバックできるよう努力するつもりです。
最近は原稿を書いたりしますので、経済関係や経営ものなども読んでいます。最近は本屋の店先で副題が目に付いたものを手当たり次第に読んでいます。
ジョージソロスは警告する(超バブル崩壊=悪夢のシナリオ)、徳川家広氏[訳]は結構勉強になりました。あの、ジョージソロスが自分の投機家としての考え方を述べています。
素晴らしいビジネスチャンスという物は、ダイヤモンドのようなものでいつも足元に転がっているはずなのですが、なかなか凡人には見つかりません。
エネルギーも石油から次世代に変化するはずです。
灯油であれば「ホームエネルギー」、「ホームヒーティング」を軸に、ガソリンであれば「車のエネルギー」を軸に、新たなビジネスが派生する予感がしています。
「次の時代を見据えて」
ビジネスチャンスの「女神の前髪」を捕まえましょう!!
プログの書き込み時間を確認してみてください。
こんな時間から、こんなにハイテンションな経営者はそう居るものじゃございません。
それが「高収益企業のつくり方」なのです。