夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『昭和の魅力を越える』・・♪

2007-01-04 18:46:00 | 定年後の思い
読売新聞の夕刊が配達されたので読んでいたが、
しばらく私はうなった・・。

恒例の【夕景時評】で編集委員・河野博子さんが綴って折、
『昭和の魅力を越える』と題し、巧すぎるほどの内容を認めていた。

思わず読み込み、考えさせられる記事とは、こうした記事かしらと思いながら、
数多くのお方に知ってほしく、
無断であるが転記をさせて頂きます。


一枚のCDが昨年の暮れ、米国の友人から届いた。

1967年、ブルーコメッツの「ブルーシャトウ」から74年、森進一の「襟裳岬」まで22曲が入る。
送り主は、アジア問題専門家で韓国系米国人のアラン・ソンさん(48)。
8歳だった1966年から8年間、日本で暮らした。

添えられた手紙に、こうある。
「なぜまた、いきなり『昭和ポップス』なんだ、とお考えでしょう。」
「今流行の舌足らずの音楽に比べれば、メロディーも歌唱力も圧倒的に優れている。
これは日本そのものについても言えるのではないでしょうか。
今ほど裕福な社会ではなかったけれど、
今よりず~っと魅力ある国だった」

電話をして説明を求めると、
ソンさんは、いきなり漫画「巨人の星」を持ち出した。
漫画雑誌に掲載中のリメイク版で、
主人公が星飛雄馬ではなく金持ちの御曹司、花形満に代わっていることに驚いた、という。

「貧しいなか、父の猛特訓に耐えて成長する、という物語は今の読者層の共感を得られないということらしい。
そういう今の日本は裕福になり、うわべだけ完璧で、プロセスを大事にしなくなった。
自分を鍛える、先人に学ぶことを軽視しすぎる」

今回の紅白歌合戦で披露された歌のうち、昨年リリースされた22曲(演歌を除く)。
歌詞をみると、自己の内面を鼓舞する歌が目立つ。
洗練されているが、「昭和ポップス」のパワーはない。

高度成長の時代をなつかしんでも始まらない。
平成のポップカルチャーが、昭和の輝きを越える。
それは、担い手が自分を鍛え、世界の人の心をつかめるかどこかにかかっている。

以上、無断であるが記事の全文を転記させて頂きました。


私が思わずうなったというのは、
アラン・ソンさんに私の日頃のくすぶっている思考を明確に提示されたからである。

日本の動向は、異国人の方が的確に明瞭に捉えている場合もある。
私は日本人でありながら、自分のつたなさを恥ている。











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神社、そして寺院・・♪

2007-01-04 13:21:00 | 定年後の思い
私の住んでいる近くの丘陵には、江戸時代の中期より、
神社と寺院が丘陵を半分程づつ仲良く分け合っている。

私が生を受けた実家も神棚があり、別の室に仏壇がある。


私は年の瀬を迎えた過日の昼下り、散歩の帰路に寺院と神社を参拝したりした。

日本人の多くのお方達も、特に新年の折、神社、寺院を違和感なく参拝していると思う。

過日、知識人の松本章男・著の『道元の和歌』(中公新書)を読んでいた時、

【・・山には山の神霊が、川には川の神霊がまします。
人里の暮らしは山の神・川の神に守られています・・。
日本人は本来、そういう観念を持っていた。

聖徳太子の施政以来、外来の仏教を公(おおやけ)に受容して、精神生活が営まれてきたが、
国土土着の神々と仏教がもたらした諸仏諸菩薩との間に競合は生じなかった。
上古代の人々は特に、山林深くに修行する山岳仏教を育てた。
そこから日本独自の両義性を持つ宗教価値観、
神仏習合の敬虔(けいけん)な思想も芽生えて、すでに生活意識の中に定着していた。
・・・】

このようなことを改めて想いだしたりしている。





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ふたたび、街は・・♪

2007-01-04 08:16:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、澄み切った晴れ間となり、日中は11度前後のおだやかな日を迎える。

年末年始に於いても、平年より暖さを感じて、小雨は夜の間に降った程度であり、
過ごしやすい日々が続いている。

今朝、家内の母をバス停で見送ったが、世間では仕事始めであるが、
自動車の通過、人の流れは平日より幾分少ない感じられる。

家内の母と私達は、年の瀬の29日より共に新年を迎え、
6泊7日に滞在して貰ったが、夜のささやかな宴会は昨夜で終わった。

私達夫婦も平日の生活ペースに戻すように、
私は『プラスチック』の再生ゴミを先程、道路に面した門扉の近くに置きに行った。
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