夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

届かぬ礼状・・。   《初出2005.9.7.》

2008-04-22 21:08:43 | 定年後の思い
昨日、親戚の叔父さんが亡くなったと知り、呆然としている。

今夜は、お通夜であり、私はとりとめのない心情で、
今の私は、このような思いでいる・・。


誠心誠意ご看護なされたとうかがっておりましたが、
ご逝去のことを知り、叔母さんのお気持ちお察し申し上げます。

長きにわたって、手厚いご看護をなさっての末ですから、
叔父さんも叔母さんに感謝していると思う次第です。

叔父さんには、色々とご教示を頂き、
私の自己形成に多大な影響を受けまして、感謝致しております。

特に何事も真摯に対処しなさい・・と。

以前、私の小庭に植えて頂いた白梅と紅梅のしだれ梅が、
春夏秋冬に時節に応じて、庭を彩っています。

この上は、叔母さんが身も心もお疲れのこととお察し申し上げます。

叔父さんには、長き間にご好意に甘え、
心より御礼を申し上げます。


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『第三次世界大戦』   《初出2005.9.6.》

2008-04-22 21:00:08 | 映画・テレビ
昨日は一日、雨が強く降ったり、ときたま小雨となった日であった。

午前中は、インターネットの検索とあるサイトのブログに綴ったりしていたが、
午後よりパソコンから離れ、映画を観たりしていた。

以前に購入した『第三次世界大戦』(1989年 制作)を観る。

192分の長編で、199X年を想定したアメリカとソ連の激突である。
私は観る前に、何故世界大戦が起きうるかの動機、条件、推移を知りたかった訳である。
アメリカの大統領とソ連の書記長のトップ会談を得たが、
ソ連の強硬派による書記長の暗殺後、
それぞれの思惑のボタンの掛け違いにより、破滅への・・。

作品自体の完成度は、良くはないが、
やはりトップ会談のシーンは見ごたえがある。

その後で、入浴し、夕食後、
昨日放映された日本テレビの『1億3000万人が選ぶ《音楽の祭典》・2005』を再生させ、
家内と観たりしたのである。

それぞれの曲を聴いたり、観たりするたびに、
その年の私共の想いでを語り合う・・。

その後、NHK衛星第2で成瀬巳喜男名作シリーズを放映していたので、観る。

そして、高橋真梨子の『ソング・フォー・ユー』を観る。
私はこの方のファンであり、
数枚のCDとDVDで聴いたり、観たりしていた。

博多と東京の往還をその年代の思い出と共に語り、唄うといった番組であった。

このようにとりとめのない日も年に数回ある。


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隠居の日々・・♪   《初出2005.9.3.》

2008-04-22 20:48:13 | 定年後の思い
定年退職後、外出は買物、郵便局、銀行、本屋が殆んどである。

後は散策に出かけたり、ときたま旅行に行ったりしている。

家にいる時間が多く、庭の手入れをしたり、
音楽を聴いたり、映画をDVD、ビデオ・テープで観たり、
そして小説・随筆を読んだりしている。

テレビはニュース程度であるが、新聞は精読している。

このようにしているが、
世の中が動きは仕事に夢中になっていた時より、
明確に視えるのが不思議である。

現役時代は、仕事に追われ、朝の6時に家を出て、
帰宅は早くて夜の9時の生活パターンを長らくしてきたので、
1日を自在に過せる生活は夢のようである。

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猛暑の中でも、買いに行きたい本・・♪   《初出2005.9.3.》

2008-04-22 20:42:16 | 読書、小説・随筆
東京の郊外は、本年最後と思われる猛暑となる。

今朝、読売新聞を見ていたら、出版社の広告記事に、
櫻井よしこ・女史の最新本が載っていた。

題して、『国売りたもうことなかれ~論戦2005~』(ダイヤモンド社)である。

日本はいま、国難に直面している!
  この国は何処へ行こうとしているのか

自国の歴史を学ばない日本人、覚醒せよ!
危機感なき日本に警鐘を鳴らす
刮目の最新時論集

覇権主義を露わにする中国、
狡猾外交を繰り返す北朝鮮、
急速に左傾化する韓国、
ますます追いつめられる台湾・・。

激動するアジア情勢のなか、なぜ日本だけが無為無策なのか。
言葉だけの「改革」をふりかざす政権への、訣別の辞!

以上が広告の全文であるが、
こうしたことを謳われるのを読むと、
余り政治に関して触れたくない私さえ、心が動く。

日中、猛暑が予報されているが、外出して本屋に行く予定である。

私は政治・外交・軍事・経済・宗教等がまつわる国家を思考する時は、
歴史学を根底に現代を分析し、
今後の日本は・・という基本姿勢を貫いている。

その上で、国民のひとりとして、冷静に現実を見詰めた上で、
自分が出来る義務と責務とは何か、と問い続けている・・。

私が数多い女性の論者で、教示してくれる人は、
櫻井よしこ、塩野七生、猪口邦子の諸女史である。

この3人のお方は、私は信頼しても良い、と確信している。


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夏の匂い・・♪   《初出2005.9.2.》

2008-04-22 20:34:35 | 定年後の思い
昼の2時過ぎに、買物に出かけた。

スーパーで買物を済ませ、八百屋に野菜物を見ていたら、西瓜があった。
富良野産とシールが貼ってあった。

買物車にくくりつけた段ボールの中は、
野菜物を入れると満杯であったので、迷った。

結局は、重い西瓜を片手に下げ、
片手に買物車を引っ張り、住宅街を抜けて歩いた。

百日紅の薄い紅色の花を観たり、宗旦木槿の白い花を観たりして、
暑い日中、アロハシャツも汗にまみれた上、帰宅した。

夕暮れ時に、西瓜を家内と食べながら、
『富良野の西瓜・・昔風の味ね・・』
と家内は言った。
食べているうちに、甘味が口いっぱいになってくる、感じだった。
夢中に食べ終わると、口の周りは西瓜特有の夏の匂いが漂った・・。

今年は、6月の下旬より、茨城産、福島産、秋田産、北海道産を食べ、
今日で西瓜は夏の香りを残して、最後と思われる。

家内も私と同様に、夏の果物に於いて、メロンより西瓜が好きである。



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色づく紫式部・・♪   《初出2005.9.2.》

2008-04-22 20:13:42 | 定年後の思い
玄関庭に出ると、クロッカスに似たの玉すだれの白い花が咲いている。

昨夜、夜の薄暗い中、白い花が地表から浮いているようだった。

朝陽を受けている今、雨が降らない限り、
朝な夕なに白い花がたんたんと咲いている・・。

そばにある紫式部の実が、黄緑から緑色、
そして薄紫にここ数日で色づいてきた。

これから秋に向けて、色合いを深めて、紫色に染まっていく・・。

こうした雑木の移ろいを見詰めていたら、
世間の喧騒を忘れさせてくれる。

齢を重ねると、こうした思いが深まってきている。
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9月になれば・・♪   《初出2005.9.1.》

2008-04-22 20:08:16 | 定年後の思い
海の浜辺も静けさを取り戻し、山中湖の周辺も穏やかな情景となり、
付近の公園も人影が少なくなるのを、想いだしている・・。

この月は長月であり、夜が長くなる《夜長月》といわれているが、
民族学者の折口信夫・氏は、長雨の時季を意味する《ながめ月》と述べられている。

確かに秋雨前線と台風が重なり、1年で最も雨を降る時季である。

或いは、穀物と果実の実りをもたらしくれる時季でもある。

夏のなごりと初秋の時期を交差する9月は、
心を豊かにさせてくれる豊穣な時季でもある。

庭先に、早朝からアメリカ芙蓉が一輪咲いている。
宗旦木槿に似た底紅で白い花が、
夏の匂いを残して、ひっそりと咲いている。

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8月の終りに・・♪   《初出2005.8.31.》

2008-04-22 20:02:52 | 定年後の思い
3時過ぎまで、庭の手入れをしていた。
主庭の草むしりと枝の剪定をした。

もみじの樹木の周辺にスズメ蜂が飛んでいる。
過日、スズメ蜂の巣を取り去ったが、
『私の家は、確かこの辺だわ・・』
そんな風に飛んでいる。

私は日曜日に刺されたので、スズメ蜂を無視した。

先程、風呂から上がって、玄関庭に出たら、
薄日の中で、玉すだれの白い花があちらこちら咲いていて、
静寂な庭を彩っている。

暑かった8月も過ぎ去ってしまえば、短い季節だった・・。

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初めてのシステムの復元・・♪   《初出2005.8.29.》

2008-04-22 19:56:19 | 定年後の思い
プリンターが対応できなくて、色々と悩んだ。

以前にハード・ディスクが壊れて、
購入時の時点に戻したことも体験した事もあった。


基本的なコントロール・パネルの中で、
プリンターの制御があるが反応しなかったので、
やもえず『システムの復元』を試みた。

ヒントは周辺機器の増減でおかしくなった場合と読んだので、試みた。

自分で作った文書などに影響は無く、
システムの安定していた日付さえ指定すれば良い、
体験した結果、この機能は昔の汎用コンピュータ考えられない機能であり、
微苦笑したりしたのである。

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庭で蜂に刺され・・!!   《初出2005.8.28.》

2008-04-22 19:17:14 | 定年後の思い
庭で枝切りをしていたら、蜂の巣を突付き、蜂に刺される。
シャワーを浴びて、病院に行き、
先程自宅に戻ってきた。

右手と首筋、頭の一部を刺され、
右手首は痛みと腫れ、そしてしびれがあるので、
このキー・インは左手を使って綴っている・・。

ブログの日記を一通投稿した後、
簡易ベットに横たわり、先程まで本を読んだり、眠ったりした。

今は人さし指の腫れも、一時程から幾分良くは成ったが、
何かと不自由である。

この年になって、人さし指の重要性を改めて知った。

そして、市役所の環境保全課の方に、蜂の巣を駆除してもらう予定である。


先程、市の環境保全課の方が来宅し、昨日私が刺された蜂の巣に案内した。

もみじの樹木であったが、蜂の巣は、スズメ蜂であった。
直径25センチ大であった。

5月の連休に大幅に枝切りをした後、
その後は、はみだした枝をきる程度だった。

この間に主木の先端の中頃に、蜂は巣作りをしていたわけであった。

来年からは、こまめに全般的に剪定をする。

それにしても、私はこの樹の下に近いテラスで、
昨年の晩秋より、煙草を喫ったり、思索したりしたが、
知らないものほど怖くない、
改めて思ったりしている。


その後も、病院で頂いた手の腫れを退く塗り薬を丁寧に塗ったりした後、
解毒用と痛み止めの錠剤を呑んだりしている・・。

そして錠剤の薬を呑むと、風邪薬と同様に眠気がある。

昨日もこの薬を呑んだ後、午前中のひととき眠りの誘惑に勝てず、
簡易ベットに横たわった。


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北海道へは、船で・・♪   《初出2005.8.27.》

2008-04-22 19:09:58 | 旅のあれこれ
私の夢のひとつである。

昭和37年の高校の修学旅行の時は、
上野から夜行列車に乗り、青森から青函連絡船に乗り継いで、
函館が観えた時の光景は忘れない。

私は北海道が何となく、心身ともに波長があうので、
家内と度々行ったが、全て飛行機を利用してきた。

ある北海道に住む著名人の方が、
あるエッセイで船便で来道するのが最良です、
といったような綴りを10数年前に読んだことがある。

それから、私の夢が始まった・・。

4年前頃、雑誌の『サライ』で、国内航路のフェリーの特集記事があった。

この中には、新潟港から小樽港が紹介され、
特等A個室でテラス付きの記事が綴られていた。

家内と私の定年退職後は、
この部屋を取って北海道に行き、適当に周遊した旅をしょう、
と退職記念旅行と決めた。

昨年の秋に定年退職だったが、
家内の父が亡くなり、ちょっと慌しくなったので、
延期とした。

1週間前、団体観光ツアーでこの航路を利用し、
ランクアップすればこの船室が取れる、
旅行プランがあったので、申し込んだ。

家内とたった5分で決め、旅行施行も確約した。

この秋、私共の念願の1泊2日の船旅は、こうした想いで出かける。


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鈴虫、こおろぎの鳴き声・・♪   《初出2005.8.27.》

2008-04-22 18:41:56 | 小庭の情景を眺めながら
昨夜、台風一過したので、前日の寝不足を感じていたので、
早目の夕食とした。

私達夫婦は、夕食だけは1時間程度ついやいている。
1日の出来事を家内とゆっくり話し合う習慣は、
寝食を共にして、ここ30年は変わらない。

現役時代、たとえ真夜中の12時過ぎても同じであった。


夕食後、玄関庭で煙草を喫っていたら、門扉の近くで鈴虫が鳴いていた。

そして夜風が、爽やかに私の身体を吹き抜けていく・・。

台所に近い所で、こおろぎの鳴き声も聴こえてきた・・。

しばらくすると、こおろぎは鳴きやんだ。

鈴虫の鳴き声に圧倒され、
気弱いこおろぎは鳴き声を潜めているふうに感じた。

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昼下がりの買物のひととき・・♪   《初出2005.8.26.》

2008-04-22 18:36:14 | 時事【社会】
11時半過ぎに、買物に出かけ、スーパー2店と薬局屋に寄って来て、
先程、帰宅した。


スーパーに行く途中で、75歳前後の男性の方から、
別のスーパーへの道順の問い合わせを受けた。
言葉遣いも丁重で、なにより背筋を伸ばしているのが好感を持つ。

私の偏見として、昭和一桁生まれを含め、それ以上のご年配に弱い。

正鵠に言えば、今の日本経済の基盤は彼等の世代が造り、
その後の高度成長へと軌道にのせた人々である。

私は、この世代の人々には、常日頃に敬意を抱いている。


買物に行くと、色々な事に逢えるので、
これもひとつの楽しみである。

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台風に際して・・。   《初出2005.8.25.》

2008-04-22 18:30:08 | 現役サラリーマン時代の想いで
東京の郊外は、昨夜から雨が強く降ったり、止んだりの繰り返しだった・・。
幸い風は、さほど強くないので、助かる。

今日の午後より、明日の明け方まで雨が強まり風も強くなるというので、
朝方に母屋に触れている樹木の枝を切ったりした。

台風の多くは、豪雨と暴風が伴うので、被害が拡大する。
程々の雨と風は歓迎するが、各地で被害がないように通過してほしいものである。

いずれにしても、通勤される方や外出される方は、お気の毒である。


私も現役時代、会社に出勤する中、駅前から会社に着くまで、
スーツのズボンが濡れて困り果てたこともあった。
会社の窓際から外を見ると、豪雨の中で風が伴って、雨が斜めに降っていた。

普段より早目に出て、始業時の一時間前だったので、
自動販売機の煎茶を飲み、煙草を喫いながら、業界紙に目を通した・・。


今、こうして庭の樹木を見詰めていると、
台風の時、あんなこともあった、と蘇ってくる。

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初夏の想い出・・♪   《初出2005.8.24.》

2008-04-22 18:15:01 | 幼年・少年時代の想いで
私の父は、小学校2年の終りの頃に亡くなり、
そして祖父もその2ヶ月後に亡くなった。

結果として、農家の大黒柱が、続けて亡くなり、
未婚の叔母2人と母と私の兄と妹の5人兄妹が残された・・。

その数年以前は、大学の農学部の学生4、5人が、実習研修などで、
夏と秋のひとときは泊りがけで滞在し、程々の広さで農業をしていた。

農家が大黒柱を失うという事は、
人手もさることながら、農家に関する全ての技能が消えたという事なので、
次第に没落していった。


初夏の頃、私は通学する為、
畑の小道や田圃のあぜ道を通り、とぼとぼと歩いて行った。

途中の畑の小道を通ると、トマトとキュウリ、そして茄子畑が並んでいた。

この付近の農家は、朝の5時過ぎには、青果市場に出荷する為に、
その日に応じた野菜類を収穫する。

私が通る頃の8時過ぎは、収穫が終わった後、静寂な畑となっていた。

私は熟れる前のトマトを2つぐらいもぎ取り、
朝露で光沢を帯びたトマトを齧りながら歩いたりした。
或いはキュウリを2ばかりもぎ取り、消毒の白さが残っているので、
ズボンにこすって取り、かぶりついたりした。

このようにして、少年の頃の私は、屈折の多い多感な時を過した・・。


この畑の持ち主には、私の結婚披露宴に来て頂いただいた時、
『小父さんの畑で・・小学校の時・・
トマトやキュウリを大分頂きました』
と私は言った。

『まぁ、あの頃の子供は皆そうだったょ・・』
と小父さんは慰めてくれた。


私はトマトをときたまスーパーなどで買い求めているが、
成熟したトマトより一歩手前の青みが残るトマトが何となく好きである。




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