自宅で生活されている高齢者の方、介護されているご家族は、
台風や地震の情報を聞くたびに、不安に感じているのではないでしょうか。
万が一の時の備えについて、皆の意識が高くなっています。
しかし、いざ非常時に備えた物品を購入するとなると選択に迷います。
便利なセットになっている商品もありますが、なかなかの高額です。
今回はいつもの介護費用をちょっと見直して、お得に無駄なく、高齢者を抱えるご家庭が
買っておいて損はない災害時の備えについて、ご紹介していきたいと思います。
☆災害時に本当に必要な物
最初に、高齢者に限らず普段から災害時を想定して、備えておくべきものを見ていきます。
・ 食べ物
・ 水
・ 食器類(使い捨てでもいい)
・ 道具(ハサミ、ナイフ、缶切りなど)
・ 毛布 ・ コンロ、カセットコンロ
・ 救急箱
・ 携帯ラジオ
・ 電灯
☆高齢者向けの備えとは
続いて、高齢者ならではの必需品を見ていきましょう。
飲食
普段から備えの中で、食べ物は特に、高齢者が食べることが出来る形態の食べ物である必要があります。
その他の物でも、高齢者の方のバージョンの備えが必要です。
・ 食べ物 → お粥、柔らかいおかずの缶詰
・ 水 → 飲み込みやすいようなトロミ剤、ゼリー状
・ 食器 → スプーンや吸い飲み
保清・整容、衛生
・ 入れ歯洗浄剤、歯磨きセット
・ ウェットティッシュ、ティッシュ、トイレットペーパー
・ ドライシャンプー
・ ビニール袋
・ 衣類(下着、靴下)
・ スリッパ、靴
・ カミソリ
・ 使い捨てトイレ、ポータブルトイレ
・ おむつ、パット類
活動(移動)
・ 杖(つえ)
・ メガネ
・ 車いす
☆普段から使うものはまとめ買いがお得
いざ準備するとなるとたくさんの物が必要だということがわかりました。
しかし、どれも普段から使う物なので、まとめ買いしておいても良いでしょう。
避難する際に、運びやすいようリュックサックなどにあらかじめ入れておくといいです。
特に、まとめ買いしておいてもお得なのが、おむつやウェットティシュです。
これらはインターネットなどでは業務用クラスで購入できますし、
クレジットカードなどのキャッシュレスで購入すれば、ポイントも貯まります。
缶詰や飲料水、レトルト食品も同様です。
また、最近のインターネットのニュースでは、
高齢者のおむつが、床上浸水の時に人の手で始末出来る程度の浸水では、
廊下や玄関の水を吸収するのに、役立ったという話もありました。
☆普段は不要だけど、あると便利な物
あらためて購入しておくと便利な物は、折り畳みのつえやメガネの予備です。
災害時にいつも使用している杖(つえ)が必ず使える、手に取ることができるとは限らないので、
不測の事態に備えて予備の杖(つえ)を準備しておきましょう。
折り畳みのつえはコンパクトに収納できるので便利です。
メガネの予備は、老眼鏡程度であれば簡単に安価で準備できます。
度入りの本人の状態にあったメガネも新調する際に
「2つ作れば2本目は半額」などのキャンペーンを利用するのが良いでしょう。
今までは「2つなんていらない」と思ってきた人も多いでしょうが、
いざという時にメガネの予備がある、と本当に助かると思います。
☆高齢者の方が絶対に忘れてはいけない備え
以下の物は災害時だけではなく、急な体調不良の時や家族が駆けつけた人が、
困らないように備えておくべき物です。
・ いつも飲んでいる薬
・ お薬手帳
・ 健康保険証類
・ 自分の健康面に関して他の人が理解できる物(書類やメモ書き)
災害はいつ起きるか分かりません
自分の住んでいる地域が、一時的に孤立してしまう可能性もあります。
よくテレビの映像で目にするのは、被災した人たちが求める救援物資として
地面に書かれた「ミルク、おむつ」などの文字です。
自分で動くことが困難な高齢者も同様です。
食べ物や排せつの問題は、すぐに直面することになる深刻な課題でしょう。
何事もないことが1番ですが、備えておくことは無駄なことではありません。
一時の出費は増えますが、手に入るときに用意しておくことも「節約」につながります。
時間のあるときに必要な物を書き出し、お得な方法で備えを用意してください。(執筆者:佐々木 政子)・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、介護のプロの佐々木政子(ささき・まさこ)さんの気配りのある
【高齢者の防災セット】お得にムダなく、買っておいて損はない災害時の備え、多々教示させられたりした。
やはりいつの日にか介護・要になった時、
特に高齢者のおむつ、ウェットティシュ、杖(つえ)予備などが、必要だ、教えられたりした。
我が家には、ペットボトルの煎茶2リットルを12本を保管しているが、
避難バックとしては、この2リットルの煎茶を程々に持ち出す予定である。
そして用意してある避難バックの中身は、
電池不要の手回しで電源が発生する軽い携帯ラジオ〈電池対応、可〉、
懐中電灯はふたつ、
電池は予備として4つ、
タオルを4枚、
スーパーで売っている大きなゴミ袋(シート或いは身体に巻き防寒用として)4枚、
板チョコレートを4枚、
食事代わりのラスク6袋、
現金は百円玉を中核として10円玉も少しで、3000円。
このように私たち夫婦は、非常食として、乾パン6袋、ラスクの缶詰12個を追加して、
この後は、 お薬手帳を追加してきた。
そして削減したことは、過ぎし4年前に白内障の手術を受けた結果、
近眼だったのでメガネは掛けていたか、不要となり、メガネの予備を避難袋から取り除いたりした。
或いはタバコの長年の愛煙者だった私は、避難袋にタバコ3箱、百円ライターふたつ、携帯灰皿ケース、
避難袋に保存していたが、今年の1月に禁煙をして、まもなく避難袋から取り除いたりした。
このような避難袋の中身は少し変貌してきたが、今回も備える品物の手落ちが多いと学び、
避難場で困苦するのは私たち夫婦だ、と思い、近い日にホームセンターなどで、備品を買い求めよう、
と微苦笑したりしている。