麺飯食堂「なかじま」
場所は渋谷駅南口。明治通りを並木橋方面に進行した道沿いのビル1F。
心安い店内はカウンター席を主流とした造りだが、テーブル席の用意もある。
足を進め右手に厨房を見て、左手に設置されている券売機で食券を購入し、
フロアを切り回すお姉さんに渡す。
当店11:00~16:00までサービスで半ライスがつくようで、セットするかを聞かれた。
半ライスの少な目でお願いし、指示のあったカウンター席に着席した。
水は卓上に置かれているウォーターピッチャーよりセルフだが、はじめの1杯目はコップに
氷水を入れて運んで来てくれる。
ほか、カウンターには調味料一式と紙ナプキン、割り箸などが並ぶが、
一番気になったのはグリーンのキャップの容器に入ったニンニクと唐辛子系のスパイスだ。
厨房内で調理を担当するのは2名の男性だが、私の後に入店した客の料理が先に出来たらしい。
「すみません、もうすぐ出来上がりますので」と私にまで声をかけてくれ、
街の食堂でそうした真摯な対応を期待していなかっただけに驚いた。
見ると、彼らはスピーディーで効率よく動き、その手さばきもなかなかのものと感心した。
料理の出来上がり近くには、お姉さんから「紙エプロンを使われますか?」とサジェスチョン。
服への飛び散りが気になる自分は遠慮なくいただいた。
冷やし担々麺@830
券売機には限定麵というボタンがあった。種類は4つ。
食券を渡す時に口頭で「冷やし担々麺」を指定した。
対面時は野菜がうず高く盛られ、下には、はたして麺があるのか不安になるほどだ。
パチン!割り箸をふたつに割って、いざ出陣!
太目でもっちりとした縮れ麺を持ち上げ、器の下に溜まっているタレと山盛り野菜、
これらが均一に混じり合うようにかき回した。
麺がいい具合に色づいたところで口に運ぶ。
……あら、全然辛くないわ。
葉物野菜のほかに、長芋、オクラ、もやし、肉そぼろ、揚げたワンタン皮も参加して、
多彩な食感が楽しめるわけだが、芝麻醤の加減がピンボケ気味でもっさり。
私にはパンチ不足だ。
そうだ!卓上の辛味調味料を入れてみよう。
この調味料が塩辛くて眠気覚ましに丁度いい。味がしまった感じだ。
辛味効果で箸が進み、食べ応えがあったが無事完食。
半ライスもちゃんと美味かった。満腹。
紙エプロンをはずし、厨房内のお兄さん方に「ご馳走さまでした」を告げると、
両名とも腰をかがめる感じで(厨房内から)顔を出し、
「ありがとうございました!」、「またお願いします!」、「お待ちしています!」
と、こちらが恐縮してしまうばかりに丁寧で感じが良かった。
気持ちよく飯が食べれて、温かく見送られると、印象もアップする。
また、来ようかな。と思わせてくれる店なのである。
なかじま
東京都渋谷区渋谷3-18-7 ナルセビル 1F
TEL 03-5774-1601
営業時間/ 平日 11:00 - 28:00 土日 11:00 - 23:00 (L.O.22:30)
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-
※ランチ満足度数は、3.5~5.0
なかじま (ラーメン / 渋谷駅、神泉駅、代官山駅)