みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

墨花居(ボッカキョ) 中野マルイ店

2014-09-30 | 中国料理全般

中国家庭料理「墨花居」(ボッカキョ)中野マルイ店。

場所は、中野駅南口、徒歩1分の中野マルイ5F。

先日「桃の花」さんにお邪魔したことで、ゆかりのある当店への訪問を思いつく。

「墨花居」は複数店舗を有しているため、本村氏が料理長を務めたのはどこになるのかは

不明だが、仕事の関係で立ち寄る中野を選んだ。

店の前には、メニューが置かれ、ガラス越しにコックさんの仕事を眺めることができた。

 

店内奥に続く廊下を歩くと、待機しているスタッフさんから「いらっしゃいませ」と声掛けを受け、

1人の利用を伝えると、案内されたのは中ほどのボックス席。

ちょっとファミレスっぽいな。

と思ったが見回すと、和モダンな要素もあり、統一感のない空間だ。

着座後には、メニューを手渡され、使い捨ての紙おしぼり、ティーポット(茶葉なし)で

茶のサービスを受ける。

卓上には、醤油、酢、辣油、紙ナプキン、爪楊枝、ドリンク等の簡易メニュー。

料理を選び、伝えるとメニューはさげられた。

美肌ランチセット@1,420(税込)

当店は野菜ソムリエのいるチャイニーズレストラン。

この美肌ランチも、野菜の種類、特性、栄養をふまえ、適した食べ方を提案しているようだ。

角盆でのサーブ。

献立は、

今週の主菜、ソフトシェルシュリンプと春雨 花ニラのピリ辛煮込み
契約農家こだわり野菜のコラーゲンたっぷりソース
楊貴妃も愛したライチを使った黒酢の酢豚
ご飯orお粥(新潟県産氷温熟成こしひかり米使用)
本日のスープ
香物
野菜ソムリエが作る野菜のデザート             

となっており、サーブ時には、スタッフさんから料理説明のほか

「デザートは食後にお持ちします」と丁寧な言葉を受ける。

注文時にチョイスしたのは、ご飯。

鶏出汁をベースとし、緩いとろみをつけた塩味スープには、細かくカットした野菜入り。

落ち着けるなごみ系の味わいで、中華が前面に出ていない。

この、ご飯とスープはお替わりができるとのこと。

香物はザーサイになる。

ソフトシェルシュリンプは柔らかいので、そのままがぶりとかぶりつく。

春雨は唐辛子と辣油の辛味をたっぷり吸い込み、花ニラが香りと食感を添え、

ソフトなタッチでぴりりと辛く、白飯一直線の味わい。

ご飯に愛される主菜だ。

ナス、パプリカ、タマネギ、ズッキーニほか、契約農家から届くこだわり野菜たちが皿に遊ぶ。

素材の持ち味を大切に、円やかなソースで味をまとめ、美肌セットに貢献している。ヘルシーだ。

次はサーブ時にも強くアピールのあった当店オリジナルの看板料理。

ライチを豚肉で包み丸く形成した黒酢酢豚だ。

歯を入れた瞬間に広がるライチの芳醇な香りと、中にはしっかり果肉が確認できた。

黒酢の加減も上々で、肉々しさとは別の、フルーティーな美味しさを口に運べる酢豚だ。

デザートは、食後、角盆がさげられてからのサーブ。

山査子(サンザシ)のアイスクリームと中華風スイートポテト。ミントの葉を添えて。

スイートポテトは、揚げたジャガイモを土台にしているのではないかしら?

酸っぱくて甘いアイスに、ほっくりとしたポテトが好対照。楽しめた。

(レンタロー) 当店の野菜ソムリエは店長さんだで♪ 優しい料理をありがとだ。

 

中野に来る機会はあれど、商業施設内のレストラン街に入っているということで躊躇し、

訪問が遅れたが「桃の花」さんのお蔭で、また一つ日常ランチに好ましい店を覚えることができた。

野菜が豊富で、化学調味料を使用しないナチュラルチャイニーズ。

本日のランチチョイス成功。美食同源。あっさりとして、食後感も良好だった。

 

墨花居 中野マルイ店

東京都中野区中野3-34-28 中野マルイ 5F

TEL   03-5342-2080

営業時間/ 11:00~23:00(L.O.22:00)

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.6~5.0

墨花居 中野マルイ店中華料理 / 中野駅新中野駅東高円寺駅

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延吉香(エン・ジ・シャン) 御徒町店

2014-09-29 | 中国料理(東北料理)山東・延辺

延辺料理「延吉香」(エン・ジ・シャン)

場所は、御徒町駅南口より徒歩1分。ハトヤビル3F。

JR京浜東北線で蒲田から向かったのだが、ホームからもビルが確認できた。

エレベーターを利用して入店すると、まだ新しく、すっきりとモダンな店内。

入口正面のテーブルには、スタッフさん(中国人)が皮むき作業中だったのだろう。

ニンニクの山があった。

利用人数を告げると、窓際の4人掛けテーブル席へどうぞ、との指示。

眼下には、御徒町南口駅前広場(おかちまちパンダ広場)を望めるというロケーション。

卓上には、醤油、酢、塩、紙ナプキン、呼び出しベル、灰皿、串入れなどが置かれ、

箸箱を開けると、ロゴ入り箸袋に入った箸、爪楊枝、使い捨て紙おしぼりがあった。

メニューをもらい、生ビール@525を注文。取り皿と3種類の突き出しが先行。

 

さて、延辺料理とは、北朝鮮の国境に程近い中国北東部の延辺朝鮮自治州の料理。

朝鮮族が多く住む地域で、甘酸っぱい味や、唐辛子、孜然(クミン)を使うのが特徴。

東北料理は、黒龍江、吉林、遼寧、内モンゴル東部の東北地区の料理で、

穀物、羊肉、茸などの漢方食材などを使い、濃い味付けで、土鍋料理(燉)も多い。ということだ。

当店では、延辺料理のほか、東北料理、四川料理と楽しめるわけだが、

せっかくなので、本場中国料理に詳しい同行者達と相談して延辺・東北を中心に料理をいただきたい。

東北大拉皮(ジャンボ春雨のゴマダレ和え)@1,000

表面には、キュウリ、ニンジン、肉、ネギ、キクラゲ、玉子、香菜が並ぶ。

ジャンボ春雨とゴマダレは下に敷かれているので、サーブ時にセットされたトングでかき回す。

これはジャンボ春雨を食す料理とのこと。

ゴマダレはオレンジっぽい色味で、強烈な辛さをイメージさせるが、むちむちとした食感の

春雨に絡み、シャキシャキ野菜と一緒に口へ運ぶと、濃厚で甘酸っぱい食味。

本場のものはもっと酸っぱくて辛いらしいけれど、手加減してくれてるのかな。

私のような初級者には丁度良し。箸が進む味だ。

延辺羊肉串(一串)@150、新疆羊肉串(一串)@150

ワイルドな串が野性を目覚めさせ、食欲をそそる。

ラム串、手前の唐辛子がパラパラとかかっているのは延辺で、

奥の新疆(しんきょう)は唐辛子とクミンがけ。 

“肉らしさ”を味わえ、噛みしめるごとに旨い。

特辣羊肉(激辛ラム肉串)(一串)@200

唐辛子とクミンががっつり。

特辣だけに、ビリビリとした痛みが伴う辛さだ。しかし、これが癖になる。

羊筋(ラム筋肉串)(一串)@200

いい具合に噛みごたえあり。健やかな筋肉美味し!

紅油肚絲(ハチノスのラ油和え)@980

ネギと和え、トップは香菜が飾る。

イメージに反し、辛くはない。

どちらかと言うと甘めで、臭みのない牛の胃(ハチノス)と、もりもりいただける。

醤大骨(豚背骨の中華旨煮)@980

東北料理の定番!使い捨て透明のビニール手袋付き。

これで、孔府家酒(白酒)ボトル、という流れになる。

いつものように、手袋をはめバキバキと関節技をきめ解体し、骨回りの肉にしゃぶりつく。

当店の醤大骨は、じっくり味がしみているけれど、甘めだな。

小鶏炖蘑(干しめじと鶏肉土鍋)@1,200

東北地方の野生のきのこ、干した蘑が味の決め手。

香りと出汁が味を深め、しみじみ系の旨さ。

味付けはしっかりしているが、嫌味のない味で、鶏肉は骨付きでするりと外れ、

蘑は噛みしめるとジワジワと味が出る。

これは、かなり現地風に仕上がっているとか。美味い。

玉米冷麺@1,000

トウモロコシを使った黄色くコシのある冷麺は、延辺料理のカテゴリ。

氷を浮かべたスープには、茹でたまご(半分)、キムチ、カットフルーツほか。

当店ではリンゴだったが、店によっては梨など、同じではないようだ。

甘酸っぱいが、舌残りをしないさっぱり感が、〆の麺にいい。

 

訪問時、利用客は中国人が多かった。それだけ、本場の味がいただけるということだろう。

しかし、来店する日本人客が、誰しもマニアックな人たちばかりだとは限らない。

ニーズの多様性に応えられるよう、メニューは日本人好みの献立を取り混ぜている。

Hand01お会計は、飲んで食べて、1人当たり5,000円(千円未満四捨五入) 

ローカルな料理は、ある程度人数を集めたほうが楽しめます。美味しかった。

 

延吉香(エン・ジ・シャン) 御徒町店

東京都台東区上野3-27-3 ハトヤビル 3F

TEL      03-5818-6033

営業時間/ 11:30~24:00

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度数は、3.6~5.0

延吉香 御徒町店中華料理 / 御徒町駅上野御徒町駅上野広小路駅

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清蒸油膏鮮魚(鮮魚の姿強火蒸し、台湾風ソースかけ)

2014-09-28 | 日記・コラム・つぶやき

神田雲林」さん、成毛シェフの清蒸油膏鮮魚。 云炆石斑魚。

(ノブロー) 醤油膏は、台湾のとろみ醤油だで。調味料に使って味にコクを出すだよ

 

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喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

2014-09-27 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) 定期再訪→前回

ランチセットのスターターは蒸しスープ(鶏)。(鶏肉、冬瓜、フクロタケ、淮山)

副菜(小皿料理)は、目新しいメニューではなかったため、

前回ランチと同じ茹でワンタンのピリ辛四川風ソースをチョイス。

辣油の辛さは、味のアクセント程度で、印象は変わらず。

喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ 1個@250

別名“キングオブシューマイ”  

今日もまた肉々しくジューシー。王者の風格を見せている。


この日は、遅い時間帯にお邪魔したのだが、店内はほぼ満席。

地元民や付近に勤めるランチ常連さんも多く、お客様もすっかり定着したようだ。

空きのでたカウンター席に案内をしてもらえたが、フロアサービスの男性がいつもの方ではない。

聞くと、諸事情により8月いっぱいで辞めたのだそう。

「まだ、バタバタしていて、すみません」と、シェフ。

……そうか、寂しくなっちゃったな。でも、これも仕方ない。

 

新しいスタッフさんからメニューをいただく。

6種類の麺飯料理のうち、3種類は終わってしまって、用意できるのは、食べたことのある

定番の担々麺、十五目の麺、そして気まぐれで具材の変わる炒飯になる。

自分好みに副菜と麺飯料理をカスタマイズできるところが、当店の魅力なのだけれど、残念。

この中で未食は、中華アンチョビとレタスの炒飯だが、量が多いので気がのらない。

“喜臨軒名物”『十五目』餡かけスープ麺 限定5食@1,500

初心に返って『十五目』餡かけ。何故か、限定5食が残っていた。

ご飯またはスープ麺でリクエストすることが可能なので、スープ麺でお願いした。

十五目に参加しているのは、豚肉、叉焼、イカ、エビ、ハマグリ、チンゲン菜、タケノコ、

うずらの玉子、干しシイタケ、キクラゲ、エリンギ、ヤングコーン、金針菜、スナップエンドウ、

韓国カボチャ、というメンバー。

柔らかめのストレート麺に絡む餡は、ぽってりと甘く、食べ進めるに従い、味に重たさがでてきて、

食傷してしまう傾向はある。

漬物は大根と人参の甘酢漬け。口直し的に、これをパリポリつまみながら、進行させた。

デザートとお茶菓子

追加デザート(+200円)。この日は、りんごのプリンとカボチャのケーキ。

断然お値打ち!別腹にすっぽり収め食事完了。

 

個人の意見にすぎないが、ランチメニューの大半が固定化してしまったようで、

新鮮さや面白味が不足してきたように思う。

わがままを言わせてもらえるならば、麺飯料理に日替わりの主菜と白飯があると嬉しいなあ。

しかし、こうしたことも、どこかのタイミングで、変わってくるのではないか?と思っている。

ファンの一人としては、移り変わりも見守り、応援したい店である

 

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL   03-5787-6982

営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)

定休日    日曜

※中国料理満足度数は5.0 (*^・^)ノ特別。 

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小虎(コトラ) 御徒町

2014-09-26 | 中国料理(東北料理)山東・延辺

東北・四川料理「小虎」(コトラ)

前回、御徒町駅で下車した際、当店を目指すも、内装工事で休業のため大興」さんにお世話になった。

結果的に満足したから、それはそれで良かったのだけれど、決めたことは消化しないと気が済まぬ性分。

某日はそのリベンジ訪問である。

店の前に立つと、喜ばしいことにワンコインで食べれるメニューが紹介されている。

外から覗きこむと、店内はいい感じの客入りだけども、女も度胸!で入ってみた。

気取らない中華居酒屋さん風の店内。

生憎カウンター席が一杯なので、心優しいスタッフのお姉さん(中国人)の言葉で

小贅沢にも入口に近い窓際の4人掛けテーブル席に着くことになった。

店内にはTVもあり昼の番組が放映されている。それを見れるように着座すると、

SAPPOROとロゴの入ったグラスで、薄い冷茶を出してくれた。

卓上には、醤油、酢、ラー油、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、割り箸、メニューなど。

入店してしまってからで遅いのだが、ランチメニューを検討したところ、

アテにしていた四川回鍋肉は見つからず、予想に反し、一般的なものばかりで魅力的な献立がない。

ローカルはやはりメニュー豊富な夜に来るべきだったか……。

焦りと迷いが伝わったのか、ふと視線を移すと、厨房内では頭にねじりタオルをしたコックさんが

私の注文が何になるのかと構えの態勢。熱い視線を感じた。

あら、どうしましょう……。

だが、ワンコインランチは、それだけで財布に十分魅力的。

願わくば、ライスが口に合いますようにと祈りをこめ、日替わりランチを注文した。

日替わりランチ(豚肉と野菜炒め)@500

角盆に同席しているのは、セットのライス、スープ、サラダ、漬物(ザーサイ)。

こんなにお供を従え500円とは、恐るべし。

この場合のサラダはキャベツ主体のゴマドレッシング、スープはうっかり出汁を忘れた

お湯in溶きたまご風の味わい。この値段なのだ。何も問題ない。

ピーマン、ニンジン、タマネギと豚バラ肉。醤油ベースだけれど、少し砂糖が多かったかな。

しかし、食べていて、味付けのくどさに箸がストップするほどではなく、

幸いにして、飯は普通に食べ進めていける食味なので助かった。

そうなれば、ワンコインパワーは本領を発揮できる。

甘めの肉野菜炒めを口に運び、白飯が後を追いかける。

コンビネーションプレーで、綺麗に胃袋に収めた。満足。

訪問時には、東京上野方面の観光客と思しき西洋人グループも利用していた。

うん。日本は物価が高いからね。わかるよ。

毎日の昼食のことだから、ワンコインは助かる。

しかし、これも、私にとって飯の味が生命線なので、当店には現状キープを望みたい。

会計は卓に置かれた伝票を持ってレジで済ませる。ご馳走さまでした。

 

小虎 (コトラ)

東京都台東区上野6-1-6 御徒町グリーン・ハイツ1F

TEL   03-5816-0758

営業時間/  月~日 11:00~15:00 17:00~23:00

定休日/   無し          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.4~5.0

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中国料理 龍鳳(リュウホウ) 水天宮

2014-09-25 | 中国料理全般

中国料理「龍鳳」(リュウホウ)

場所は、水天宮駅直結、東京シティエアターミナルビル2F。

店の前には、今月のランチおすすめそばも紹介されているが、

当店の名物と謳われているのは、来店者のほとんどが注文するという担々麺。

入店し、1人の旨を伝えると、禁煙or喫煙を尋ねられる。

禁煙を希望し、スタッフさんの誘導に従い、円卓の並ぶ店内奥に足を進めた。

床には絨毯が敷かれ、円卓には白いクロスと、昭和クラシカルなイメージの店内。

ぐるなびによると、総席数160席を誇る大箱店だが、ランチのピーク時には、

入口で名前を記入し、順番で案内されるよう。客入りも良い。

1人客は円卓での相席で、着座後すぐに氷水とロゴ入り箸袋に入った割り箸が運ばれてくる。

回転テーブルには、醤油、酢、からし、胡椒、爪楊枝、取り皿、紙ナプキン、メニュー、

ピッチャー(氷水)が準備。

この場合、料理を取り分けることがないので、同席する周囲に配慮していれば、

ターンテーブルの回し方で、神経質になる必要はないと思うが、

ピッチャーを取るのに、右か左か、どちらから回そうかと考えてしまうときがある。

周りの視線が気になる一瞬だが、私自身は近い方からで、良いと思い、そうしている。

(余談だが、ターンテーブルのマナーは、原則として時計回り)。

少子担々麺 挽肉入り担々麺@930

受け皿付きでのサーブ。ポーションは小さ目だ。

オレンジ系の色味のスープで、見るからに濃度を感じさせる風体。

中央には甜麺醤の効いた炸醤肉が盛られ、青菜が脇を固める。

箸を入れ麺を探る。柔らかいストレート麺は中細ぐらいの太さ。

口に含むと、花椒、粉唐辛子が感じられ、芝麻醤の効いた濃厚でぽってりとした味わい。

麺によく絡むゴマポタ担々麺。このタイプが好きな方にはハマル味だと思う。

なお、私の食事の後半で入店してきた相席のサラリーマン(2人)の少子担々麺の

注文を耳にしたが、「肉味噌多め、辛目」、「担々麺辛目」といったリクエストが可能だった。

バスターミナルの商業施設ということもあるのか、接客は淡白であっさりとした対応だが、

特に気になるところはなかった。

付近に勤務する会社員や地元の方々の支持も厚い1軒だ。

 

中国料理 龍鳳 (リュウホウ)

東京都中央区箱崎町42-1 東京シティエアターミナル 2F

TEL   03-3665-7162

営業時間/  月~金 11:30~14:00 17:00~20:30(LO)21:30(CLOSE)
土・日・祝 11:30~14:00 17:00~20:00(LO)21:00(CLOSE)

定休日/   12月31日・1月1日          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.5~5.0

龍鳳中華料理 / 水天宮前駅浜町駅人形町駅

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私厨房勇(yung) 白金

2014-09-24 | 中国料理全般

香港では「私房菜」(シーフォンチョイ)と呼ばれるプライベートキッチンが多く存在し、

食文化として定着している。

そこでは、オーナーシェフがプライベートスペースで、ゲストをもてなすため

料理にアラカルトメニューはなく、コースのみの予約制である。

カウンターチャイニーズ「私厨房勇」(yung)のオーナシェフは原勇太氏。

営業は夜のコース料理(6,000円)のみの完全予約制。

2014年5月15日にオープンした当店は、私房菜をコンセプトといている。

 

場所は、白金高輪駅方面から都道305号線を恵比寿方面へ向かった道沿い。

北里大学病院の斜め向かい。

フレンチ店を居抜きで開店したというスタイリッシュな店内は、奥行のあるシックなカウンターが魅力。

客席は広々としたオープンキッチン前のカウンター席のみの8席。

スペースに空きがあるので、後ろにテーブル席を設置したいぐらいなのだけれど、

あえて置かないという空間のゆとりが贅沢だ。

流れるBGMは、静かにピアノジャズ。大人のための上質な時間を演出している。

 

テーブル・セッティングは、カトラリーレスト、ナイフ、フォーク、箸、レンゲ置き、レンゲ、グラス。

「本日のお料理」として品書きもセットされ、着座後にはタオル地のおしぼり(トレー置き)をいただいた。

その品書きに目を通していると

「今日ご用意させていただいたお料理ですが、苦手な食材やアレルギーは大丈夫でしょうか?」

と、シェフから声がかかる。

当店は、シェフとソムリエールの2人体制。

呼吸も合っているから、はじめ、奥様なのかと思ったけれど、それは違うそうだ。

 

コース料理、提供のスタイルは、ひと皿ずつ各人ごとのポーションで、進行を見ながら。

ドリンクは、キリンハートランド@650×2からスタートした。

三種前菜

厨房というステージに上がるのは、原シェフとその日の食材たち。

目前でのライブ感を味わい、カウンター席の醍醐味を楽しむことで、

同席者と特別な時間を共有するのだ。

一皿目が出来上がった。

シェフは話し上手で、サーブ時にも食材・調理法などの説明をしてくれるし、

会話の印象からだが、料理に対する熱い思いが感じ取れた。

①ミニトマトの甘酢漬け・・・皮を剥いたトマトを甘酢で。

②天然オゴダイのお刺身サラダ・・・本日あがった魚だそう。

③蒸し鶏の葱生姜野沢菜ソース・・・蒸し鶏をさっぱりと。

蕪と干し貝柱のポタージュ

口当たりは柔らかいが、塩が効いて、味が明確に伝わり、

どこか懐かしさも感じられるカントリーな味わい。

活鮑のチャイニーズステーキ

ナイフがすっと入る柔らかさ。

鮑は活きたまま紹興酒に漬け、いったん蒸し、柔らかくしてからソテー。

肝をベースとしたソースも、新鮮で香りとコクがあり、仕上げにふった黒胡椒が味を引きしめる。

当店にはワインリストはない。

味のイメージと予算をソムリエールに伝えると、料理との相性を考えたワインを提案してくれる。

まずは、白ワインを、すっきり目、リーズナブルなもので紹介してもらった。

ワインは、3種類をカウンター上に並べて説明(イタリア、フランス、ギリシャ)。

どれも4,000円で、チョイスしたのは、イタリア。

カンパーニャ州の品種ファランギーナ100%、2013ヴィノジア。

爽やかな香りに清涼感のある味わいでスルスル飲めた。

同様に赤ワインをお願いしたときも3本並んだ。値段は4,800円(2本)、4,000円(1本)だった。

三陸産活帆立貝と中国野菜の炒め

天然の三陸産の帆立は、朝、殻付きで生きていた新鮮なものをはずして使用。

野菜は、アワビタケ、広東白菜、黄ニラ、金針菜、紅芯大根、韓国カボチャ。

使用している韓国カボチャを見せてもらったところ、ズッキーニのような形。

ウリのような味わいで、メロンぽい瑞々しさと果肉感があった。

(寝太郎) ズッキーニとコリンキーの間みたいな感じかな。美味しいね。

シェフの話だと、野菜は油通しをした後、 さっと熱湯で湯がいてから使う。

これが広東料理の基本だそう。

広東料理式の炒め方だと、水分が流れ出ず旨味や食感を残し、

油っこさのない、さっぱりとした炒めものに仕上がるのだ。

(レンタロー) シェフ何やってんのー。奥義を、オラにも見せれーー♪

(みに) レンちゃん、お料理きているわよ。

心優しいシェフとソムリエールのお姉さんにいじられ、ちょっと嬉しい拙ブログのマスコット。

調子にのって厨房を見学。

牛頬肉とインカのめざめのトウチー煮込み

「中国の黒豆を醗酵させた調味料(豆鼓)との煮込み。赤ワインに合います」

頬肉はとろとろにするというより、ある程度、肉らしさを残すことを目指し、

1時間煮込み、蒸したそう。

味わうと、パサパサ感はなく、しっとりとしながら肉の食感が保たれているが、

豆鼓を感じさせないため、イメージ的には、肉の出汁がでたシチューで、洋食のようだ。

クレソンを添え、肉と甘みとコクのあるインカのめざめ(ジャガイモ)は、相性が抜群。

赤ワインとのマリアージュも楽しめた。

(ノブロー) 当店は、ソムリエールが居てくれるだけあって、ワインを飲ませる中華だで。

梅と紫蘇の炒飯 上湯スープがけ

さっぱり味の炒飯は、〆に良さそう。

しかし、洋食風の頬肉の煮込みの後となると、組み立てが悪いし、

また、スープ炒飯にするには、上湯がいま一つのように思う。残念。

徳島阿波和三盆杏仁豆腐

ソムリエールからのサーブ。

杏仁の香りの中に、和三盆(砂糖)が上品な甘みをプラスする。

 

聞くとシェフは、修業後、地元松戸でお店を開業していたそうだが、タイミングを計り

「私房菜」で東京進出を考えていたらしい。港区で探して1日でこの場所に決まったという。

「またお待ちしています。お気をつけて」 

Hand01お会計は、1人当たり12,000円(千円未満四捨五入)

シェフはカウンター越しに、お客様へ積極的にコミュニケーションを図ってくれる。

料理も細かく説明してくれるし、初回なのに距離感を感じさせない

丁寧でフランクな応対は居心地の良さへ繋がった。

また、ソムリエールの存在は、店に付加価値をつけている。

彼女が居ることで、料理や予算に合わせた、(ワインの)チョイスが的確となり、

ワインとのマリアージュを楽しめる大人の創作カウンターチャイニーズとして

ポジションを確立させているように思う。

 

私厨房勇 (yung)

東京都港区白金6-5-5 モリハウス 1F

TEL   03-5422-9773

営業時間/  18:00~24:00(L.O.23:00)

定休日/   月曜日

※中国料理満足度数は、3.5~5.0

私厨房勇中華料理 / 白金台駅白金高輪駅広尾駅

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龍鳳腿(海鮮と挽肉で作った“龍や鳳凰の腿脚”揚げ)

2014-09-23 | 日記・コラム・つぶやき

神田雲林」さん、成毛シェフの龍鳳腿。

鶏ミンチ、白身のすり身、野菜を調味し、ジャガイモを芯にして、網脂で巻き、卵白をくぐらせ、

片栗粉をまぶし揚げたもの。食感も楽しめ、味も良い。

(ノブロー) 仕上げには花椒塩だな。好味!

 

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中国料理くろさわ東京菜 大森

2014-09-22 | 中国料理全般

中国料理「くろさわ東京菜」 定期再訪

前菜2種盛り

本日のオーダーも、Bランチ@1,600である。

①落花生の塩煮、鶏の香り煮の冷菜

②アサリと青海苔と冬瓜のゼリー寄せ

ほんのり桜色が美しい鶏肉を噛みしめ、青海苔の磯の風味と塩味がマッチした

ゼリー寄せに頬を緩ませ、味わう。 小さな前菜たちにも、シェフの愛情が注ぎ込まれ、

きちんと美味いことに、私はいつも感動している。

南乳扣肉、天然のつぼ鯛の黒酢煮、長芋のスパイシー揚げ

ご飯とスープも追行する。

淡白なつぼ鯛を黒酢でさっぱりと食べさせ、

サクサクした食感が楽しい長芋のスパイシー揚げには、13種類の漢方薬を使用。

奥様の話だと、これは腸に効くのだとか。

メインは南乳扣肉。

豚バラ肉を、豆腐に紅麹をつけ塩水で発酵させた調味料(南乳)で味付けをする。

肉は、箸でほどける柔らかさだが、南乳は加熱しているため、刺激臭はなく、旨味だけが残り、

当店ではワイルドさを控えた食べやすい味に仕上がっている。

そして、くろさわワールドは、豊富な野菜が決め手。

今日は、パプリカ、ゴーヤ、エリンギ、豆もやし、ニラなどが同席し、

絶妙なチームワークを見せている。

デザート

梨と金木犀のゼリー。

歯を入れると梨のサクサクとした食感に続き、口内に程よい甘みが広がる。

金木犀の優しい香りに包まれた、手作り感のある好感度の高いデザートだった。

 

変わらぬシェフの真摯な姿勢が体現されたランチと、奥様とスタッフさんの

温かみのある接客のお蔭で、友人とリラックスして食事がとれた。

一度、夜にもお邪魔したいと願っている。

 

中国料理くろさわ東京菜

東京都大田区山王2-36-10 石毛第2ビル

TEL         03-5743-7443

営業時間/ 11:30~14:00(13:30LO) 18:00~23:00(22:00LO)

定休日    月曜日 ※祝日の際は翌火曜日

※ランチ満足度数は、3.8~5.0 必・定期訪問(*^・^)ノ

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紅棉(コウメン) (蛋達) 横浜中華街

2014-09-21 | 内飯・弁当・土産・取寄せ

横浜中華街、関帝廟通りの中華菓子とまんじゅう「紅棉」(コウメン)→前回

(レンタロー) なあ、お休みなんだろ。蛋達食べようで 

ぷるんぷるんのプリンを包んだ、ほわっさくっ生地が、ナチュラル感あって美味えよ。

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大新園(タイシンエン)  横浜中華街

2014-09-20 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、関帝廟通りの上海料理「大新園」(タイシンエン) 再訪

お目当ては、涼風湯麺(冷やしねぎ塩らーめん)である。

関帝廟通りでも、地味な役まわりのためか、ランチタイム客入りもまばら。

案内は、入口からまっすぐの中ほど、4人掛けテーブル席で、正面にはTVもあった。

着座後に、メニュー、ロゴ入り箸袋に入った箸、業務用タオルおしぼり、水が手際よくサーブ。

卓上には、布製のクロスの上にビニールクロスが敷かれ、醤油、酢、胡椒、辣油、爪楊枝が準備。

オーダーを伝えると、出来上がりまでの時間用に、という配慮なのだろうか。

店のお兄ちゃんが、新聞を持ってきてくれたので、読みながら待つ。

やきわんたん@630

わんたんが名物の一つにもあげられる当店。せっかくの訪問、これを注文しない手はない。

前回が、つけわんたんなので、さっぱりとしているであろう涼風湯麺との組み合わせを考え

やきわんたんを注文。

醤油ベースのつけだれは、見た目は、“つけ”と同じようだけれど、

少し甘酸っぱいような気もした。私の体調によるものかな。

香ばしい焼き目のついた皮をさくっと噛み切ると中からは、海老と青菜を入れた餡がお目見え。

いい感じのオイリー感は、淡白な麺のサイドメニューに丁度良い。

涼風湯麺(冷やしねぎ塩らーめん)@850

野菜が小さな山を形成。表の料理写真、こんなだったか?

予想と反したサラダらーめん的ビジュアルである。

その野菜を、かき分け突き崩すと、

ゴマ油、塩、胡椒で味付けされたネギと細切りチャーシューに到達。

さらに箸を入れ、細めの縮れ麺を持ち上げ口に運ぶ。

スープは鶏ベース、純度100%までとはいかないだろうが、適度な雑味も旨味の範囲内。

冷たい塩味で、大サービスの野菜とともに、つるつる、シャキシャキ、もりもりと、涼を満喫。

気にならない程度の音量でBGMの流れる店内には、個室も完備。

中華街にしてはと言うと語弊があるかもしれないが、スタッフさん同士の雑談も小声。

落ち着いて食事が取れた。

 

大新園 (タイシンエン)

神奈川県横浜市中区山下町134

TEL            045-681-3432

営業時間/  火~金 11:00~14:00 16:30~21:00(LO20:30)
               土・日・祝 11:00~21:00

定休日/   月曜日

横浜中華街満足度数は、3.7~5.0

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の弥七(ノヤシチ) 四ツ谷三丁目

2014-09-18 | 中国料理全般

中華料理「の弥七」(ノヤシチ)

オープンは2014年7月10日。オーナーシェフ、山本眞也氏は「御田町 桃の木」出身とのこと。

場所は、東京メトロ丸の内線、四谷三丁目駅、4番出口より外苑東通りを曙橋方面に進行し、

杉大門通りに入る入口のビル。路面店。

この近くには、「峨眉山」さん、「蜀郷香」さんという美味い四川料理店があり、

中華好きにはたまらないエリアだ。

当店の夜は、コース料理のみ。6,500円と9,000円の2コース。

予約時に違いを聞いたところ、扱う食材の内容が異なるとのこと。

初回は様子見を兼ねて、6,500円でお願いした。

店の前に到着すると、割烹風の佇まいに意表を突かれた。

暖簾をくぐって入店すると、まだ新しく、白木の香りがにおうような清潔感溢れる和空間。

正面には厨房を配置し、中にはシェフともう一人男性が入っていて、

店内の雰囲気からも板前さんと見誤りそうだ。

茫然として立ち尽くしていると、フロアで接客を担当する女性が予約名を聞いてきた。

客席は厨房前のカウンター席(3)と片側ソファのテーブル席は4卓というレイアウト。

先客はカウンターに2名とテーブル席に4名、2名。私達が入店したことで打ち止め状態だ。

利用は、真ん中のテーブル席。

テーブル・セッティングは、半月会席盆、カトラリーレスト、割り箸、スプーン、コースター。

そして、ドリンク用のお品書き。着座後にタオル地のおしぼり(トレー置き)をいただき、

スタッフさんから、苦手なものやアレルギーの有無を再確認される。

幸いにして、何もない。

「では、順番にご用意させていただきます」

本日は、魔神さんとの会食。

コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、茄子の唐煎りと釜炊きご飯以外は、

全て各自分ごとの提供になる。

飲み物は、サッポロ黒ラベル中瓶@680、関帝陳年十年花彫酒@3,850、

孔府家酒グラス@550×2を注文。

紹興酒は、上記以外に、紅桜夢陳年六年@3,200、甕だしはグラスで@600

ほか、種類は少ないが、日本酒、焼酎、果実酒、ソフトドリンクの用意もあった。

胡麻豆腐

茹でたまごをイメージさせる、つるんとしたビジュアル。薬味は、緑が生山椒、赤は紅蓼。

カツオや昆布を沸騰させず、旨味のみをいれた出汁に、金華ハムを加えた“清湯”を

合わせているとのこと。 

「お出汁と一緒にお召し上がりください」

――ああ、美味しい。

ナチュラル感があり、胃にストンと落ちて、たちまちに心を奪われ、のめり込む。

和の一皿に息づく清湯が、名状しがたい味の深みを加え、

はっとするほどに美味で、クリアな味の余韻が続いた。当店、間違いなしだ。

広東風豚肉の揚げワンタンと枝豆の炒めもの

かりっと揚がったワンタンは、唐辛子と炒め辛味を移したスパイシーな枝豆と共に。

里芋の含め煮、ケシの実揚げ

ねっとりとした里芋と中国醤油を使った上品なあんが調和を果たす。繊細な味わいに驚いた。

三段前菜

手提げ三段重を使用。

演出効果も効いて、三段前菜が運ばれた他の客卓からも歓声があがる。

女性の心を惹きつける見目麗しい前菜たちだ。

博多産白イカと根室産ウニの老酒漬け

ウニはさっと蒸しているのではないだろうか。

柔らかい博多産白イカの持ち味を大切に、浅い漬け加減。これも素材への愛だ。

よだれ鶏

山梨県の銘柄鶏、美桜鶏を使用。

中国醤油、自家製辣油、鎮江香醋、花椒ほかで味を整え、ピーナッツ、

香菜を散らしている。味のバランスが良い。感服した。

木の芽を添え、まるで、和食のミニ懐石のよう。

中の器も全体としての色味を考えているのだろう、色彩豊かだ。

①炙りとうもろこし・・・香ばしさをプラス。

②揚げ皮蛋・・・ネギ、生姜をみじん切にした、ほんのりと甘酢っぱいソースを合わせて。

③清湯を使った出し巻きたまご・・・美味“清湯”がベースに入る料理は鉄板だと実感。

④黄ニラともやしの湯葉巻・・・丁寧な仕事ぶりを窺わせる湯葉巻。旨い。

⑤自家製叉焼

⑥自家製腸詰

自家製の叉焼も腸詰めも噛むごとに、じわじわ旨味がしみだしてくる。

中華使いに強弱をつけたセンセーショナルな三段前菜は、目でも舌でも楽しめた。

翡翠碗

中国では、翡翠と赤は縁起の良い色とされており、ここでは、翡翠の緑をモロヘイヤ、

赤をビーツで表現。

勿論、ベースは当店の生命線とも言える“清湯”。

程よい粘り気のモロヘイヤに、甘く炊いたビーツ、山椒が浮かぶスープを

匙で掬い、口に含み、胃袋へゆっくりと流し込む。

じんわりと身体に染み渡り、奥行きのある味わいは、人を唸らせ本気にさせるものがある。

筆舌に尽くしがたい旨さだ

エゴマの朝鮮漬け

中には高知産のカツオ。クリームチーズをサンドした辛し和えになっている。

朝鮮漬けのぴりっとした辛さに、クリームチーズのねっとりとした旨味が合わさる。

さんまの燻製と栗のかき揚げ 

季節感を盛り込んだ一皿。

①さんまの燻製・・・しっとりとソフトな食感。噛みしめるほどにじわじわと濃厚な旨味が広がる。
        懐の深い味わいだ。

②栗のかき揚げ・・・栗はラム酒につけてからという、手の掛けよう。ホクホクだ。

茄子の唐煎り(2名分)

茄子は高知県産。

「料理長の出身が高知なので、ちょいちょい出ますね」とスタッフさん。

料理について尋ねると、彼女もまた、不明な点は厨房に聞きにいってくれ、

きめ細やかな心配りで充実した食事の時間を供してくれた。

「茄子だけお召し上がりください」

粉をまぶし別揚げした茄子を、唐辛子、山椒と合わせ煽ったもので、

見た目のインパクトほどに辛さはない。

ふっくら揚がった茄子に香りを移したものになる。

桃のシャンパン漬け

フレッシュな青山椒入り。爽やかに甘さを引き立てて。

釜炊きご飯(2名分)

米は、北海道のミルキークイーンとコシヒカリのブレンド米とのこと。

蓋を開けて、炊き立ての飯を覗き見る。このビジュアルに胸が高鳴った。

正しくオコゲもできている

漬物は、ツボ漬け、青ザーサイ、蓮の根。

麻婆豆腐

豆腐、赤こんにゃく、牛すじ、豚挽肉、高菜。 

アレンジの効いた麻婆豆腐は、ベースの出汁がしっかりしているので、無敵。当然ながら旨い。

これを釜炊きの白飯ON!

なんという贅沢なのだと、顔を綻ばせながら、口へ運ぶ。

――んんっ!いい!

新鮮な衝撃だった。

赤こんにゃくの食感に、これもまた(赤こんにゃくと)相性の良い牛すじがコクを深め、

濃厚でありつつ、あっさりと、巧妙なバランス感で胃袋に届いてくる。

「白髪ネギは、麻婆豆腐と一緒に」と言って出されたものだけれど、

夢中になっていて、のせるのを忘れた。失態。

再び、至福のひと時を過ごす。満足。

高知産紅巨峰とお茶

デザート時には、おしぼりの差し替え有り。

自家製杏仁豆腐ココナッツミルクがけ

美味。そつが無く、淑やかな味わい。満足である。

(ノブロー) 手応えありまくりの、コース料理だったで。

ゆっくり酒を飲みながら、食事を楽しむ大人仕様の店だな。オラ、おすすめするよ

聞くと、ランチは定食で、日替わりの用意。

この日のランチは油淋鶏、麻婆豆腐、カツオの刺身だったそうで、

刺身は、中華調味料を入れ、自家製ポン酢、ニンニク、豆板醤を使うという。

やはり、和の技法を組み入れ、中華のエッセンスで、巧みに融合させているのだ。

いいとこ取りの美味さだが、少しも浮ついていない。

真面目さが伝わり、これも磨き抜かれた技量があってこその、本物。抜群のセンスだ。

また、当該コース料理では、胡麻豆腐のように精進料理の要素も取り込んでおり、

展開がどうなるのか、最後まで興趣が尽きず、感動の大きい素敵な中華だった。

 

Hand01 お会計は、1人当たり10,000円(千円未満四捨五入)。 

「お気をつけて、ありがとうございました」

会計を済ませ、シェフを含めスタッフさん一同で丁寧なお見送りを受けた。

大切な人だけに、そっと教えたい価値のある、たいへん魅力的な店である。

 

※話し声が反響し、料理説明が聞き取りづらい場面もあった。

そのため、当該レポは魔神さんからのメモも活用させていただいた。感謝。

 

の弥七 (ノヤシチ)

東京都新宿区荒木町8 木村ビル 1F

TEL      03-3226-7055

営業時間/11:30~13:30/17:30~21:30(L.O)

定休日   日曜日

※中国料理満足度数は、4.8~5.0 必再訪

の弥七中華料理 / 四谷三丁目駅曙橋駅四ツ谷駅

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吉華(キッカ) 自由が丘

2014-09-17 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

中國四川料理「吉華」(キッカ)自由が丘店。

本店には、以前お邪魔しましたが、当店ははじめて。

場所は、自由が丘駅北口又は正面口より自由が丘デパートと平行して並ぶ

商店街のアーケードを進行し、一つ目の交差点を左折した道沿いのビル3階。

急な階段を上り扉を開け、さらに左が入口。

竹製のテーブルと椅子を配置した涼しげな店内は、アジアンテイストの趣き。

カウンター席が設けられていないので、利用は通りを眺められる、

カップルには絶好の窓際2人がけ半円形テーブル席だが、

卓を組み換えセットした大テーブル席もあり、食べログによると席数は27席とのこと。

ビニールマットを敷いた卓上には、醤油、酢、爪楊枝、紙ナプキン。

お茶とロゴ入り箸袋に入った割り箸は、着座後にメニューと共に運ばれてきた。

担々麺(四川名物タンタンメン)@1,000

ライス、デザート無料。ライスが要る場合は注文時に声掛けするシステム。

少な目でお願いした。

中央には青菜、炸醤肉(肉そぼろ)が盛られ、刻みネギ、ザーサイが浮く。

ほか、フライドオニオンなのかな。

これががっつり入っているけれど、スープを吸って、まるで天かすのよう。(すみません)。

麺は細めでストレート。

スープそのものは、ゴマゴマぽってりとは相反するしゃぱしゃぱタイプで、

唐辛子系の辛さが若干感じられるものの、コクはなし。穏やかな味だ。

デザートは杏仁豆腐。食事の後半にサーブされた。

フロア1人(女)、厨房1人(男)。

ランチタイムご近所の常連客やフリー客を含め客入りは程々。

四川料理店として、線の細い印象も受けたが、ライスは美味しくいただけたので、

パンチを期待し、次の機会は当店推しの麻婆豆腐かな。 ご馳走さまでした。

 

吉華(キッカ) 自由が丘

東京都目黒区自由が丘1-26-8 フリーダムビル 3F

TEL   03-3723-5679

営業時間/ 11:30~14:00、17:00~(L.O.21:30)

定休日    木曜日

※ランチ満足度数は、3.4~5.0

吉華 自由が丘 四川料理 / 自由が丘駅奥沢駅九品仏駅

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台湾料理 台湾(タイワンリョウリ タイワン) 巣鴨

2014-09-16 | 中国料理(台湾料理)

台湾小菜料理「台湾」(タイワン)

読者さんから、当店の情報を教えていただき、訪問が叶った。感謝。

場所は、巣鴨地蔵通商店街のとげぬき地蔵で知られる高岩寺脇を入った小路に位置する。

店の前に到着すると、営業中ののぼり。表にはパラソルと椅子も置かれ、気負わぬ店構え。

入店すると、中華系のBGMが流れる店内は、思った以上に狭く左手に厨房、右手に角テーブルが3卓。

店内にある椅子をフル活用しても15席ぐらいだろう。

入口に近い席には、ご近所の常連さんなのか、「洗い観音」帰りの方なのかはわからないが、

お婆さんがテイクアウトの角煮待ちで、着座している。

幸いと言うか、先客はそのお婆さんのみなので、私は隣の卓を利用させてもらうことにした。

当店はご夫婦での営業と聞いていたが、この日は息子さんだろうか?男性も居て3人体制。

厨房内にはご主人(お父さん)。お母さんと息子さんはフロアで接客を担当。

卓上には、豆板醤、灰皿、爪楊枝、テッシュボックス。割り箸は箸立てにまとめている。

壁にガンガン貼られた品書きを目で追っていると、お母さんがメニューを見せてくれた。

気さくなお母さんは話好きで、自慢の料理を次々に紹介してくるが、一番興味のある角煮定食を

お願いし、当店の名物「鉄玉子」(鐵蛋)も食べたいと伝えると、1個からでも受けてくれた。

鉄玉子(硬)@150

え、なに?この縮こまったような小さいたまご。

プルーンの親戚のようなビジュアルだけど、指で押しと尋常でない硬さだ。

殻はついていないようなので、恐る恐る歯を入れようと試みた。

か・硬っ!!

これが硬いのなんの。全く歯が立たず、思わず声を発してしまった。

「うんと硬いよ。ここ、たまごの真ん中を噛むよ。それ一番硬いの、歯の弱い人駄目ね」 

と、様子を見ていた台湾人のお母さんが教えてくれた。

角煮定食@1,000

鉄玉子(柔)、スープ付。

角煮は圧巻のボリューム。

ライスは型抜きで形成され、鉄玉子、カイワレ菜、高菜を添えて、ワンプレートで提供される。

この定食に添えられている鉄玉子は、柔らかバージョンとのこと。

でも十分黒く、噛んでみてもイメージしたほどには、柔らかくない。

角煮は脂身もとろとろでスプーンで切れる柔らかさだが、

口に含むと歯応えがしっかりして、肉らしさがある。

そのもの自体の味は濃くないが、あんかけ状のタレが独特。

私の所感によるものだが、みたらし団子のたれのような、親しみやすさと

昔懐かしさがあって、地蔵通り商店街に馴染むテイスト。

お婆さんがお土産に持ち帰る理由がわかったような気がした。

甘めなので、卓上の豆板醤を活躍させ、スプーンでカツカツ音をさせ口に運ぶ。

スープは、タマネギ、人参、干しシイタケ入りで、吸物風の味わい。この味で良かった。

①鉄玉子(硬)・・・黄身は、ポサポサ状態。味は異なるが、カラスミに引けを取らない滋味深さがある。

②鉄玉子(柔)

お父さん曰く、私が最初に口にした単品鉄玉子①は仕上がりまでに1月半ぐらい要したものだそう。

「色をみればわかります」とのこと。

並べてみると、その大きさも色味もちがうので、一目瞭然だ。

「硬いでしょう。でも台湾では今召し上がっているものしかないの。1週間とかは一切ないの。

だから、私はだめ。歯がたちません」

お父さん、これ、私も結構きついよ……(汗)。

しかし、鉄玉子もお土産に買い求めにくるお客様は多く、硬さを選ぶことは可能だけれど、

人気は硬い鉄玉子とのこと。

これを酒のつまみにするのが、こたえられないのだという。

なるほど、確かに日を要するほどに、黄身の旨味の層が厚いからね。

 

またテイクアウトでは、角煮のほかに、予約で塩鶏(塩酥鶏のことかな?)、塩玉子、大根餅、

ちまきなども受けているとのこと。

「年末のおかず買いに来る人多いよ。31日も1日もずーっとやってる」とお母さん。

 

食後には、自家製の杏仁豆腐を強くプッシュされたけれど、もう無理。お腹がぱっつんぱっつん。

遠慮して、丁度、次のお一人様が入店してきたタイミングで会計を済ませる。

「ありがとうございました。お近いうちにまたどうぞ」

利用は好みの分かれるところかもしれないが、

人間味があり、角煮や鉄玉子のように、愛情が大きく、味わい深い店だ。

 

台湾料理 台湾(タイワン)

東京都豊島区巣鴨3-39-9

TEL    03-3940-4300

営業時間/11:00~20:00

定休日   日曜・祝日          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.5~5.0

台湾料理 台湾台湾料理 / 巣鴨駅庚申塚駅巣鴨新田駅

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松菌燉甲魚湯(松茸とスッポンの蒸しスープ)

2014-09-15 | 日記・コラム・つぶやき

(ノブロー) こんちは!今日は食レポお休みだ。「神田雲林」さん、成毛シェフの松菌燉甲魚湯は絶品だで。

 

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