みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

翠鳳本店(スイホウホンテン) 横浜中華街

2019-11-28 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、上海路の広東料理「翠鳳本店」(スイホウホンテン) 再訪

お目当ては当店の酔蟹。中華街でも上海蟹を取扱う店は他にもいろいろありますが

酒の香りがきつすぎず、山椒の実が入った甘さ控えめの当店の漬けだれがお気に入り。

酔蟹を2杯予約して訪れました。

上海蟹の紹興酒漬け (雌)@2,850(税別)

2012年当時、2,310円で供された酔蟹の価格も今年は2,850円。

記録では2015年は3,000円だったので、その年によって変動があるのでしょう。

(レンタロー) 久々にオラ登場しただ。シーズンに1度は酔蟹ごっちゃんになりてえでな。

お店が上海蟹を解体するために発注した、という蟹ハサミを駆使し各自作業にかかります。

怪しく光り輝くメスの内子(卵)は黒いダイヤのよう。

ひとたび口にすると、ねっちりとへばりつくような重厚な味わいで

ドーパミンが出まくり狂喜乱舞。このテンションのままに内子周りのミソに吸い付き、

じっくりと繊細な身の甘みを味わう恍惚のひととき。時間よ!止まれ!

クライマックスには甲羅酒も楽しみ、すっかり酔蟹の快楽に酔いしれました。

網油炸巻(カニと海老の巻揚げ)@1,600(外税)

おすすめ料理からも1品チョイスしたのですが、油の温度によるものかこちらは

状態にムラがありました。たまたまなのかちょっと残念。

 

お店のお姉さんは変わらず親切。今回のアドバイスで、ハサミを入れる向きで、

酔蟹の胴体がとても食べやすくなることを知りました。(今さらですが……)

翠鳳本店 (スイホウホンテン)
神奈川県横浜市中区山下町189
TEL     045-662-6410
営業時間/ 11:00~21:00
定休日  月曜日 ※月曜日が祝祭日の場合、翌日振替休日     
                 -店舗情報「食べログ」より-

翠鳳 本店広東料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

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上海厨房 家楽 神田駅前店

2019-11-25 | 中国料理(上海料理)寧波

上海厨房 家楽」 神田駅前店。

宴会仕様で供された料理は以下の11品。

料理名は後に公表された幹事さんの表記に従い、細かい料理記録は省きます。

香菜干丝

桂花糖藕

レンコンに詰められているのはもち米。外側がほこほこ、中はもっちりとした食感で、

煮る際にキンモクセイのシロップ漬け(糖桂花)を使っているので甘めの味付けです。

冷菜として供されるのが上海スタイルですが、ボリュームと甘さがあるため

1つで満たされました。

三黄鸡

烤麸

扬州狮子头

スープ仕立ての大きな肉団子はふわっふわで口の中でとろけ消えゆくよう。

紅焼肉

醤油ベースの濃いめの味付けでおかず力の高い1品。

味の染みこんだホクホクのじゃがいもが、中華版肉じゃが的に舌にヒットし心憎い。

酒香豆苗

塩と白酒で調味された豆苗炒め。

他の料理の邪魔をしないシンプルな味わいで胃が休まります。

生煎包

焼き小籠包。ちょっと皮が固いように思えましたが……。

上海大闸蟹

清蒸大闸蟹は雄(オス)と雌(メス)が提供。

お腹に三角形のふんどしがついているのがオス、丸いのがメスになります。

鮮やかで濃いオレンジ色がメスの内子(卵)、黄色みがかったものがミソ。

予想を上回る絶景に思わず歓喜!

左は雄(オス)。

ねっちりとした白子が魅力の雄蟹ですが、内子の立派さに押され私の軍配は雌蟹に。

とは言え、メインの蒸蟹を雄雌ともに楽しめ、繊細で甘美なまでの身を

じっくり味わえたのだから大収穫。美味かったなあ。

葱油面

やや麺が弱いようにも思えますが、葱油で調味したシンプルさが宴会料理の〆に丁度良し。

黑芝麻汤圆

話では人数を集めた宴会と言うことで、今回お店が上海蟹を用意してくれたのだとか。

勿論、料理の中ではダントツで上海大闸蟹が記憶に残りました。

上海厨房 家楽 神田駅前店 東京都千代田区鍛冶町1-2-14TEL     03-3256-1388営業時間/ 11:00~14:00(L.O.)/17:00~23:00(L.O.)
定休日 無休     -店舗情報「食べログ」より-
※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

上海厨房 家楽 神田駅前店中華料理 / 神田駅新日本橋駅三越前駅

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中華料理 帆 馬喰町

2019-06-25 | 中国料理(上海料理)寧波

中華料理 「

最寄駅はJR総武本線 馬喰町ですが、利用駅の関係で秋葉原から向かいました。

某日は大人数での宴会仕様。

幹事さんの話では料理はおまかせで、厨師の故郷、湖州の名物

「湖州粽子」のみリクエストしてあるとのこと。

この事前情報以外、詳細な内容はわからないミステリーなお楽しみ会食です。

すっきりとした店内はテーブル席のみでレイアウト。

無駄に飾り立てないシンプルな内装に静かなる自信が感じられ、

また壁に貼られた短冊の品書きからもデキル感がひしひしと伝わり、

いやがうえにも期待が高まるのです。

さて、以下の宴会料理は大皿で供され、サーブ時にも細かい説明はありませんので、

料理名は後に公表された幹事さんの表記に従います。

红焖湖笋

味は醤油味ベース。じっくり煮込まれたタケノコを噛むと、ほんのりとした

柔らかい甘さにびっくり。地味な風体ですが、堅実な美味しさを運んでくれるのです。

香油菜心

出汁を吸いこんだ青菜がたまらなく旨い。

調味の匙加減も妙妙で、味そのものに嫌味がないため冷めていてもご馳走。

信頼に値する味に、先がますます楽しみになりました。

脆炸太湖鱼

太湖銀魚と海苔をカリカリに揚げたもの。塩味が効いているのでおつまみ力が高く、

例えは適切ではないかもしれませんが、小魚スナックのように親しみやすい味で

しかし、その中にきちんと中華力が感じられる。1度 食べ始めたら止まらなくなる

美味しさでのん兵衛の心強い味方です。

湖州烧鸡

薫香が芳しいスモークチキン。

中はしっとりとジューシーで噛むほどに旨み脂が口いっぱいに広がるのです。

瞬殺級の美味しさに同席者たちのテンションも上がりっぱなしに。早くも優勝決定です!

蛋奶太湖银鱼

太湖銀魚の卵白炒めは淡く塩が効き、ふわっふわ。

一言で表すと優しい味付け、となるわけですが、のっぺりしたところが無く、

素材を生かした調味加減は流石。そのため全く飽きが来ません。

清蒸蛋黄鲜虾

エビの背を開き、ミンチ肉と咸蛋の黄身を乗せ蒸したもの。

まず、このビジュアルが素敵だわ。

エビは頭から殻ごとバリバリいけちゃうタイプで、

咸蛋のコクが肉の甘みをひきたて、イメージどおりの味わいに大満足です。

湖州风味排骨

色味しっかりのスペアリブですが、しょっぱさは微塵も感じられず、

肉は骨からほろりとはがれ、とても柔らか。

脂もとろっとろで甘いし、このまま白飯に乗せて食べてみたい、という強い

衝動に駆られました。こいつは飯を誘うスペアリブなのであります。

湖州酱肉粽子

幹事さんリクエスト。湖州の名物、ちまきは細長いフォルムで登場。

これも色味しっかりですが、全然しょっぱくありません。

もち米の中心にはブロック肉が横たわるように入っていて、具材はこれのみ。

ですが、肉がパワフルなのでおかず力は秀逸。

インパクトのある美味しいちまきに出会え、お任せ料理に組むよう

求めてくれた幹事さんにひたすら感謝であります。

毛豆千张小炒

この千张も湖州の名物です。

枝豆と千张结の炒めはあっさり味でこなれた旨さに技量の確かさを実感しました。

湖州风凉拌面

冷たい和えそば。

具材はモヤシ、ザーサイ、キクラゲ、鶏肉など。

予めごまソースを厨房で絡めてサーブされます。

しゃぶしゃぶのごまだれ、棒棒鶏のソースにも似ていると、これがひと口目の印象ですが、

食べ進めるほどに、ぽってりとして濃厚、ゴマクリーミーな味わいが、

深いコクとなって口に広がり、想像以上に後を引かせるのです。

ついつい箸が進んでしまい、いつの間にか大皿も空っぽに。

シンプルな具材を使い家庭的ながらも、なかなか隅に置けない和えそばでありました。

杏仁豆腐

杏仁豆腐はもっちり吸い付きタイプでした。

 

――最初の直感は間違っていなかった。

提供してもらった料理に本場のもつ凄みを感じ、久しぶりに興奮しました。

訪問できたことは極めて価値のあることと実感。

自身の活動エリアとは離れた地域ですが、当店も時間と交通費をかけてでも

お邪魔したい1軒であります。

中華料理 帆
東京都千代田区東神田1-3-5 1F
TEL     03-5829-6080
営業時間/月~金 11:00~15:00 17:00~24:00(L.O.23:30)
          土・日・祝 17:00~23:30(L.O.23:00、2017/6/17より土曜もランチは休み)
定休日    特に無し(2018年元旦と旧正月期間中はお休み)     
     -店舗情報「食べログ」より-

※今回も幹事さんのご尽力に感謝いたします。

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不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店 蒲田

2018-12-06 | 中国料理(上海料理)寧波

不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店

最寄駅はJR蒲田、東口を出て徒歩3分ほど。

飲食店などが立ち並ぶ蒲田東口一番街商店街に立地するビルの2階です。

頻繁に発生するJR京浜東北線の遅延により、蒲田でやり過ごそうと初訪問しました。

当初の予定では「満州園」さんで豚足食べるつもりだったのに(涙)。

同じように、混雑を回避しやり過ごそうと考えている人たちは多いはず。

恐る恐るディープ感漂うビルの階段を上ると店員さんが明るい笑顔で出迎えてくれ、

スムーズに入店が叶いました。

店内はカウンター席とテーブル席のほか、小あがり席が完備され、そこではお子様を

含めた8名のお客様が会食中。どうやら中国の方のようで、卓には白酒も置かれていましたよ。

今回は窓際のテーブル席を利用。私は昼間によくこの辺りを行き来していたのですが

窓越しに外を眺め、この通りが活気づくのはやはり夜だなあと実感です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:あり(醤油、酢、ほか)
その他:爪楊枝、灰皿、メニュー
着座後:タオルおしぼり(直置き)

店内のそこかしこには写真付きの料理紹介があり、これらを参考にグランドメニューから

アラカルトチョイスで数品注文しましたが、生憎この日は3品欠品。

ちなみにボツとなったものは、油面筋寒肉(丸揚げ麩の肉詰め煮込み)@880、

面筋青菜(丸い揚げ麩とチンゲンサイ炒め)@680、糟香鸡(鶏肉の上海酒粕漬け)@580。

話では「麩」が無くなって提供不可とのこと。残念!!

メニューを手に取り再び作戦タイム。

当店では中国料理のポピュラーなものから幅広くラインナップを揃え提供していますが、

できれば上海菜に絞りたい。

糟香鸡胗(砂肝の上海酒粕漬け)@580

鶏肉に代わってオーダーしたのは砂肝。もっと固いかと思っていたのですが意外にも

歯触りは優しく、どぎつさのない味で好感触。これはほかの料理も楽しみだ。

ということで、ドリンクは生ビール@460×2のあと瓶ビール@490、そして紹興酒へ。

上海料理に相応な石庫門(上海老酒)500ml@2,980の用意もありました。

ま、私達は酒量の多さを踏まえ懐事情から塔王 紹興酒(8年)640ml@1,600×2なわけですが……。

炝猪肝花蛤(豚レバーアサリ炒め)@780

豆モヤシを敷き、豚レバーとアサリはミックスさせた状態ではなく、分けて盛り付け。

味付けは醤油をベースに生姜、ニンニクを適量。

油が多く、個人的にはオイリーな印象が否めないのですが、家庭的な味の落ち着かせ

どころで好感度は高まりました。

上海冷餛飩(冷やし上海ワンタン)@780

セットされたつけタレはニンニクを効かせた芝麻醤ベース。

そこにクラッシュナッツを入れることで香ばしさと食感をプラスさせます。

餡の分量はほどほどですが帽子型(冠型)のワンタンはつるんとしてもちっと。

冷たいのはお腹を冷やすし、温かいスープで食べたほうが良いと思っていたのですが、

ゴマクリーミーニンニクなつけダレの美味しさに食欲が増進され、あっという間に完食。

酒飲みの私達にはこうして食べたほうが軽いおつまみにもなるし、サイドメニューとして

嬉しい選択となりました。

利用した時間帯、中国の方の利用も多く、お店はアットホームな雰囲気。

そんな中、私達にもフレンドリーに接してもらえ、杏仁豆腐のサービスを受けられました。

市販のつるんとした口当たりのものとは少し異なり杏仁の風味がしっかりして、

とろっとした食味でした。ご馳走様です

利用路線の遅延による予定外の訪問でしたが、期待値以上の成果を得られ

「吉」と出た模様。次回は食べそこなった丸揚げ麩にトライしてみたいなあ。

不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店
東京都大田区蒲田5-20-1 一番街ビルA棟 2F
TEL     050-5595-4839
営業時間/17:00~翌5:00
定休日    年中無休    -店舗情報「食べログ」より-

 

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萬来亭(バンライテイ) 横浜中華街

2018-11-26 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、市場通りの上海料理の「萬来亭」 再訪

恒例の秋の「上海蟹宴会」なので、料理の内容構成は大きく変わらないというお話。

そのため、今回は写真をメインに食レポは割愛しようと思います。

なお、記録にあたっては、正式な料理名が異なるかもしれません。

三色拼盤

醉蟹或蒸蟹(酔っ払い上海蟹または蒸し上海蟹)

こちらの大皿は酔蟹。

(メス)

(オス)

豆芽炒干豆腐

蟹肉蟹粉獅子頭(蟹みそ、蟹肉の肉団子)

肉団子の断面

ここに少しキープしていた内子(卵)をなすりつけて食べる!

贅沢の極み!美味かった!!

正式名不明ですが、燒菜。揚げた魚に甘酸っぱいソースがかかっています。

ざっくりとしたイメージですが、油淋鷄のお魚バージョン的な感じ。

醤爆蟹(上海蟹のみそ炒め)

醤爆蟹拌麪

上海蟹の風味とコクがプラスされた濃厚な味噌を、もっちもちの極太麵に

しっかり和えていただく。

宴のフィナーレを飾るに相応しく、ここでしか味わえない骨格の太い味わいに大興奮。

蛤蜊燉蛋(はまぐりの茶わん蒸し)

酒醸圓子

内容構成が変わらぬという事ですが、シーズンの上海蟹を含め当店でなくては

味わえない料理の層の厚さに何ら不足なし。

また変わらぬことで、この「上海蟹宴会」は故郷に帰ってきたような安心感と

心地よささえもたらしてくれるのでありました。

萬来亭
神奈川県横浜市中区山下町126
TEL  045-664-0767
営業時間/ 11:30~14:30 17:00~21:00(L.O.20:30)
      土・日 11:30~21:00(L.O.20:30)
定休日    木曜日(祝日の場合営業)     -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

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上海小吃 (シャンハイシャオツー) 新宿

2018-09-28 | 中国料理(上海料理)寧波

上海家庭料理「上海小吃」 (シャンハイシャオツー) 再訪

前回同様、当店に馴染みが深い友人との利用。今回は運よく本館に入店できました。

アラカルトチョイスは「上海小吃の人気ベスト18品」を中心にグランドメニューから。

とその前に、一足先に到着した友人は

避风塘茄子(茄子揚げ)@1,500

お通しの厚揚げ煮と茄子揚げで一杯はじめていた模様。

ローストしたパン粉にスパイスを混ぜこんださくさくパウダーが香ばしく、

からりと揚がった茄子に好相性。酒の肴にうってつけの1品です。

米茜@1,000

中国野菜からは炒めると赤紫色の水分を放つ红苋菜(ひゆ菜)を。

上海では米茜と呼ばれるらしい。

ニンニク使いもどぎつすぎず丁度良い塩梅です。

葱油蛤蜊(蛤の甘辛炒め)@1,500

真っ黒なスープの色味にどきり。ですが、塩辛いと感じるものではなく、

中国の黒醤油をベースに蛤の出汁がしっかり入っているので、まろやかで旨みの層が深く

後を引く美味しさです。

このうまか汁を味わい尽くすにあたっては、中の生地が糸状の揚げパン(炸銀絲巻)@600が

欠かすことのできないアイテム。外がかりっと中はふわふわ、ほんのりとした甘みのある

熱々の揚げパンに吸い込ませていただくと幸福度もさらにアップ。うんまい!

この食べ方、大正解。

スープもたっぷりだから、揚げパンはお替り(追加注文)しちゃいましたよ。

糖醋小排(スペアリブの甘酢煮)@1,200

嫌味のない甘みが染みこんだ肉はするりと骨からはずれる柔らかさ。

清炒虾仁(えびの炒め)@1,500

えびそのものの甘みを引き立たせるシンプルな塩味炒めもイメージどおりで

きちんと美味い。ぷりっとした身の食感を楽しめました。

会計は、瓶ビール@500、生ビール@500×2、石庫門(赤)@2,000ほかを含め

1人当たり6,000円ほど(千円未満四捨五入)

友人の助言もあり、媚びたところのない味の核心に触れ、上海家庭料理の

素顔に近づけたように思います。

当店がコアな中華ファンから厚い支持を得ているのも納得できました。

上海小吃 (シャンハイシャオツー)
東京都新宿区歌舞伎町1-3-10 1F・2F
TEL   03-3232-5909
営業時間/ 月~土 18:00~翌5:00(L.O 4:30)日・祝 18:00~翌2:00(L.O 1:30)
定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より- 

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萬来亭(バンライテイ) 横浜中華街

2017-11-18 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、市場通りの上海料理の「萬来亭」 再訪→FC2ブロマガ(2016年)。2015年

某日は1階テーブル席を利用した秋の「上海蟹宴会」。

貸切仕様で臨む宴会料理は以下の8品。

(※幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。通常メニューにないものもあります)

1.雜錦拼盤(紅燒茭白・甜醋黄瓜・烤麩・炸鴨舌・干絲荳腐)
2.醉蟹或蒸蟹
3.香酥鴨
4.葱燒南瓜
5.蟹粉獅子頭
6.醤爆蟹
7.醤爆蟹拌麪
8.酒醸圓子

これらは、すべて大皿での提供です。

1.雜錦拼盤(紅燒茭白・甜醋黄瓜・烤麩・炸鴨舌・干絲荳腐)

2.醉蟹或蒸蟹

蒸蟹or酔蟹、事前に幹事さんへ希望を伝えます。

私と寝太郎さんは酔蟹を。1人1杯なので、雄(オス)、雌(メス)と違えられるのが嬉しい。

(オス)

(メス)

黒く見える内子(卵)がねっちりとしてたまらなく美味!

3.香酥鴨

肉にしっかり塩味が染みこみ、噛みしめるほどに旨みが開花。

花椒もどぎつすぎず、皮目も程よく香ばしくて、参加メンバーもその美味さに感涙です。

料理人の底力を強く感じさせてくれました。

4.葱燒南瓜

かぼちゃのナチュラルな甘みが、強烈に生かされています。

何気に、こういう自然体な料理を組み込んでいるところが素敵。ご馳走続きじゃ疲れてしまうもの。

5.蟹粉獅子頭

上海蟹の蟹肉とミソを練りこんだ肉団子をスープ仕立てで。リッチです。

6.醤爆蟹

メインデッシュは上海蟹の味噌炒め。

7.醤爆蟹拌麪

当店特製のもっちり力強い太麺を投入し

皿に残った味噌と和える。

上海蟹の風味とコクがプラスされた濃厚な味噌を余すことなくいただき、楽しみ尽くす!

これぞ、この宴の醍醐味であります。

8.酒醸圓子

当店での上海蟹宴会の定番を含めた骨太なメニュー構成には、本当に頭が下がります。

料理はどれも美味しく、またいつにも増して、今回は味がピタリと決まったように思います。

食べられて幸せ(^^♪ 楽しい時間を過ごすことが出来ました。

萬来亭
神奈川県横浜市中区山下町126
TEL  045-664-0767
営業時間/ 11:30~14:30 17:00~21:00(L.O.20:30)
      土・日 11:30~21:00(L.O.20:30)
定休日    木曜日(祝日の場合営業)     -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

萬来亭上海料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

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龍昇房(リュウショウボウ) 蔵前

2017-09-19 | 中国料理(上海料理)寧波

龍昇房」(リュウショウボウ) 

最寄駅は蔵前。食べログによると、銀座の「御膳房」の立ち上げシェフを引き抜き、

2017年8月2日にオープンした新店。江蘇料理・四川料理を得意としているよう。

某日のディナーに2人で訪問してみました。

店頭のスタンドボードにはオープンキャンペーンとして料理長のおすすめもご紹介。

店内は明るくすっきり。客席は2階にもあるようですが、私達が指示を受けられたのは

1階片側ソファのテーブル席です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、酢、辣油)
その他:紙ナプキン、箸(箸箱内)、メニュー
着座後:業務用タオルおしぼり(直置き)

生ビールを注文後、グランドメニューを広げ、アラカルトチョイスの作戦会議。

椒麻鮮魚片(蒸し魚の山椒ソース掛け)@480

創作中華料理店で使うような細長い器に盛り付けて登場。

魚はレア感のあるお団子のようなねちっとした歯触りで

かけられたソースはネギの風味が圧勝、山椒の存在がわかりづらい。

もっと香り高くピリっとした味をイメージしていたので、ちょっと当てが外れたみたい。

ゴマ油を使い、塩味ベースですが、塩も薄すぎるように思えました。

蟹粉獅子頭(上海カニ味噌入り豚肉団子)@380

具材はチンゲン菜とシメジ。カニ味噌は団子の中に忍ばせるのではなく、頂に鎮座した状態です。

生姜が効き、獅子頭はふわほわっ。とろけ消えゆくような繊細さがあり、

この味で、このお値段なら大歓迎、注文は正解だったわ。幸福度が一気にあがりました。

火腿蘑菇湯菇(金華ハムとキノコの蒸しスープ)@680

お次もスープ。すると、急須でサーブ。なんと、具材が茶こしアミの中に入っているのです。

お店の方が最初の1杯を取り分けてくれました。おー!ちゃんとベースに鶏出汁を感じます。

土瓶蒸し的で面白味のあるプレゼン。店を身近に感じられた瞬間です。

茭白炒肉絲(豚肉とマコモタケの醤油味炒め)@580

ピーマン(赤・緑)が彩りを添え、肉はぷりっと。

強いインパクトはありませんが、醤油の角が立たないまろやかな味わいが、

クセのないマコモタケにしっかり馴染み優等生的な炒めです。

香菜無汁擔擔面(パクチー入りの汁なし担々麵)@880

サニーサイドアップの目玉焼きと香菜をトッピングした汁なし担々麵は、クラッシュナッツを

食感のアクセントに、山椒がビリリと効き、かん水入りのぶりぶり麺によく絡んでご機嫌な美味さ。

香菜とのマッチ力の高さは、唸らせるものがあり、クリーミーな黄身の目玉焼きも好相性で、

インドネシア料理っぽい魅力を搭載し、エスニックとのフュージョンを感じます。

個人の意見ですが、本場の四川の汁なし担々麵よりこちらの味の方が好きかも。

とても気に入りました。

酒は紹興酒3年@1,500×2を追加で注文。

会計は、1人当たり3,500円(百円未満四捨五入)。

ベタな街場中華とはひと味違う、感性の豊かさを根底に感じました。

龍昇房
東京都台東区鳥越2-1-9
TEL     050-5594-2150
営業時間/11:30~14:30 17:30~23:00(L.O)22:30   
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

龍昇房中華料理 / 蔵前駅浅草橋駅新御徒町駅

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姜太公(ジャンタイコウ) 曙橋店

2017-09-05 | 中国料理(上海料理)寧波

姜太公」(ジャンタイコウ) 曙橋店。

最寄駅、曙橋A1出口より程近く、たいへん利便性の良いロケーション。

某日は大人数での宴会仕様。

テーブル・セッティング:取り皿、箸、グラス
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:業務用タオルおしぼり、メニュー

当日、菜單の用意はなく、内容が具体的にわからないミステリーなお楽しみ会食。

料理は、スープとデザートを除き大皿で供され、各人での取り分け作業が必要です。

今宵の目玉は、中国では夏の風物詩として人気の高いザリガニ料理。

事前情報では、国内産、水のきれいな阿寒湖で採れたものを使い、供されるとのこと。

前菜の盛り合わせ

窯焼きチャーシュー、上海塩鶏、香腸。

塩鶏がしょっぱかったのは、残念でしたが、チャーシュー、香腸ともに好感触。

夫婦肺片

ボイルもやしをクッションに牛すじ、ハチノス、クラッシュナッツ。

ひーひーはーはー!痺れる辛さが炸裂する、かなり暴れん坊な夫婦肺片です。

羊肉串

クミンに唐辛子が効き、肉は硬くしまった感じ。ドライな美味さの羊肉串はビールにもぴったり。

蓮根餅避風塘

レンコンに挽肉を詰め込み、ボリューム満点!香港漁師風のスパイシーパウダーとともに。

激辛鯛魚鍋

白菜、春雨、ジャガイモ、パプリカ、香菜、

揚げた鯛の香ばしさがコクとなって働き、ほこほことろ~りのジャガイモがめちゃ旨い。

激辛とありますが、攻撃的な辛さは感じられず、気安い美味しさで箸が進みます。

小龙虾

使い捨ての手袋はセットされなかったので、手掴みで挑みます。

ザリガニの身はちょびっとですが、ニンニクを使って調味したコクのあるソースは秀逸。

麺を別注文して絡め食べたいほどです。

激辛鯛魚鍋と小龙虾、気に入りました。

焼き小籠包

揚げ豚肉の黒酢あんかけ

下味をつけた豚肉に衣つけ、揚げてから、濃厚な黒酢とからめたもので、甘っ辛く、

ニンニクも効いています。

豚足香り揚げ炒め

醤油味をベースに、葱の風味や唐辛子の辛味が効き、味はしっかり濃い目。

見た目どおり、パワフルな豚足です。

イカと小海老の炒め

ちょっとここらで一休み。

色味鮮やかな野菜とともに供された炒めは、塩味ベースの優しい味わい。

酸辣湯

とろみのついた熱々の酸辣湯。

具材は、豚肉、絹豆腐、キクラゲ、タケノコ、溶きたまごなどがどっさり。

調味の過程からか、味に厚みがつき、若干、重めです。

個人的には、もう少しわかりやすく辣油と胡椒を効かせた、すっきり味が好みかなあ。

紅油水餃子

辣油ソースに半身浴。もっちりとした皮を噛むとニラいり肉餡が登場。

杏仁豆腐

以上、計13品。

途中から、献立を知ることができたのですが、当初は14品で組んでいた様子。

しかし、料理の連打に食べるスピードが追い付かず、卓上狭し!といった状況に。

参加者の飽腹状態を考え、品数を調整したのかもしれませんね。

今回、幹事さんのご尽力により飲み放題もセットされ、破格のお値段で提供してもらえました。

ありがとうございます。

姜太公 曙橋店
東京都新宿区住吉町2-18 ウィン四谷102
TEL     03-6807-1788
営業時間/11:00~24:00(月~土)(ランチタイム11:00~17:00)
          11:00~23;00日、祝(ランチタイム11:00~17:00)    
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より- 

 

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大三元酒家(ダイサンゲンシュカ) 横浜中華街

2017-08-23 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、南門シルクロードの上海料理「大三元酒家

テイクアウトで、何度か小包子(小さい肉まん)を購入していますが、

老舗の佇まいをみせる当店へは、以前から一度お邪魔したいと思っていたので、

海の帰りに提案し、はじめて入店しました。

中華街大通りあたりの喧騒から離れたことも、心理的に影響しているかもしれませんが

テーブル席のみでレイアウトされた店内は、しっくりと落ち着いた雰囲気です。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り
その他:爪楊枝、紙ナプキン
着座後:割り箸、業務用タオルおしぼり、メニュー、茶

海で飲み疲れた私達、今宵は料理の系統分類にはこだわらず、昔ながらの中国料理店で

食べた心安らぐ懐かしい味を求めて2品選びました。

奶油白菜(白菜のクリーム煮)@1,200

形をそろえ細長くカットした白菜に、仕上げはハムをトッピング。

優しい味のクリーム煮で、とろみ加減は緩めです。

協調性のある味わいですし、料理によっては組み合わせ、アレンジを楽しめそう。

蝦仁炒麺(海老やきそば)@750

表面を焼きつけた平べったい麺に、塩味ベースで調味された海老、キクラゲ、タケノコ、ニンジン、

チンゲン菜などがこんもり乗って、サーブ時にはからしもセットされました。

期待を裏切らず、ほっと和む味わいで、お手もとで酢をかけるのも有効。

(ノブロー) クリーム煮に麺を絡めて食べるのも美味いで。

お店自体は地味な印象ですが、気負わず利用できて、寛げる味があります。

会計時には、自家製の小包子(小さい肉まん)をお土産に購入。

小腹満たしにも丁度良いので、気に入っています。

大三元酒家 (ダイサンゲンシュカ)
神奈川県横浜市中区山下町136
TEL     045-641-4402
営業時間/11:00~22:00(21:30L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

 

 

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萬来亭(バンライテイ) 横浜中華街 ※

2016-12-25 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、市場通りの上海料理の「萬来亭」 再訪

某日は1階テーブル席を利用し、「菊花大閘蟹宴2016」と銘打つ秋の貸切宴会。

テーブル・セッティング:取り皿、箸(ロゴ袋入り)、使い捨て紙おしぼり
テーブルクロス:有り
卓上調味料:なし
その他:ターンテーブル中央にガラ入れ、ハサミ、カニフォーク

当日菜單の用意はなく、後に教えていただいたところ宴会料理は以下の9品。

(※幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。通常メニューにないものもあります)

1. 雪菜毛荳百頁(塩漬け野菜、枝豆、押し豆腐の炒め物)
2. 醉蟹或蒸蟹(酔っ払い上海蟹 または 蒸し上海蟹)
3. 紅焼中蝦茭白(エビとマコモダケの醤油炒め)
4. 芋頭炆鷄(里芋と鷄の煮物)
5. 蟹肉蟹粉獅子頭 (蟹みそ、蟹肉の肉団子)
6. 醤爆蟹(上海蟹のみそ炒め)
7. 蛤蜊燉蛋(はまぐりの茶わん蒸し--とは言ってもハマグリはホンビノスで代用です。)
8. 醤爆蟹拌麪(上海蟹のみそ炒め和えそば)
9. 桂花酒醸湯圓(酒粕のお団子スープキンモクセイ風味)

これらは、すべて大皿での提供です。

雪菜毛荳百頁(塩漬け野菜、枝豆、押し豆腐の炒め物)

平たくざらざらとした舌触りの百頁(押し豆腐)は、相性の良い枝豆と塩漬け雪菜を組み合わせ、

塩味ベースでまとめられていますから、手堅い美味しさと言えましょう。

醉蟹或蒸蟹(酔っ払い上海蟹 または 蒸し上海蟹)

昨年同様、前もって希望することで蒸蟹の提供が可能(写真は蒸蟹)。

刻み生姜の入ったタレとともにサーブされます。

こちらは酔蟹。脇には中国茶にスライスレモンを浮かべたフィンガーボウルもセット。

蒸蟹・酔蟹ともに、美しい菊の花をデコレーション。

秋の上海蟹イベント「菊黄蟹肥」(菊の花が咲く頃、蟹が太って 食べ頃を迎える)を

テーマした宴席に相応しいプレゼンです。

私と寝太郎さんは酔蟹を希望。

ハサミを使い自力で解体し、カニスプーンを駆使する沈黙タイム。

1人1杯なので違えて、男の子(雄)と女の子(雌)をいただきましたが、幹事さんの話では

当店の漬けダレは紹興酒に加え、高粱酒(白酒)も効かせているんですって。

(寝太郎) うおぉぉぉー!そうだったんだー。絶妙な味加減だなあ。

一心不乱にちゅーちゅーしていると私達まで酔っぱらってしまいそうですが、

身がパンパンに詰まっていて舌にねっとりと絡まる濃厚な甘みと旨みにうっとりにっこり。

筆舌に尽くしがたい甘美な味わいに、我を忘れてのめり込んでしまいました。

紅焼中蝦茭白(エビとマコモダケの醤油炒め)

飾らないビジュアルで、普通っぽいお味じゃないかしら?と思ったら、

これがいい意味で期待を裏切り、醤油をベースとした調味の塩梅は神業レベル。

素材の持ち味を生かしながら、しっかりと味を馴染ませ、ザクザクと大きめカットの

マコモダケがシャキシャキと食感豊かで、ハートを鷲掴みにする美味さ。

紅焼の手本と仰ぎたい味わいです。酔蟹も良かったけれど、これも大好きだ。

芋頭炆鷄(里芋と鷄の煮物)

先ほどの醤油炒めに学び、茶色い素朴な風体にはご用心。

味付けは醤油ベースですが、生姜を効かせ、味のトーンを違えています。

ほろほろに柔らかい鶏肉と、その旨味を吸い込み味の染みた里芋は

ねっちりとして懐に取り込む旨さです。

蟹肉蟹粉獅子頭(蟹みそ、蟹肉の肉団子)

上海蟹の蟹肉とミソを練りこんだ肉団子は、お肉の食感とともに上海蟹の風味を味わえる

シーズンならではの贅沢な1品。

昨年と変わらず、手間のかかる料理を出してもらえて嬉しいわあ。

蛤蜊燉蛋(はまぐりの茶わん蒸し、ホンビノスで代用。)

貝の出汁が旨味を深めるふるふるの口当たりの優しい茶碗蒸し。

味も軽やかでほっと寛げる美味しさ。これなら何杯でも食べれそう。

醤爆蟹(上海蟹のみそ炒め)

メインデッシュは上海蟹の味噌炒め。

強火で揚げた上海蟹を甜麺醤をベースとしたオリジナルの甘味噌で炒めたもの。

この味噌が上海蟹と好相性で、香り良く、上海蟹と味噌の甘みの相乗効果で旨味が引き立ち、

厚みのある味わいですが、これを食べなければシーズンを終えれない、

と思う方もいるのではないかしら。癖になりそうな味の魔力があるのです。

醤爆蟹拌麪(上海蟹のみそ炒め和えそば)

皿に残った味噌は上海蟹の風味とコクがプラスされた大事な産物。

余すことなく極太麺に絡めます。

(ノブロー) もっちり力強い太麺と味噌のマッチング力は高え。上海蟹を楽しみ尽くすだ。

桂花酒醸湯圓(酒粕のお団子スープキンモクセイ風味)

酒釀を溶いた甘いスープには、乾燥させた金木犀の花(桂花)と紅白の小さなお団子。

金木犀の優しい香りを楽しみながらいただく温かいデザートスープに心もすっかり満たされました。

(訪問日:2016年11月) 

萬来亭(バンライテイ)

神奈川県横浜市中区山下町126
TEL            045-664-0767
営業時間/ 11:30~14:30 17:00~21:30(L.O.20:45)
         土・日 11:30~21:30(L.O.20:45)
定休日     木曜日(祝日の場合営業)          -店舗情報「食べログ」より-

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中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン)  中目黒 ※

2016-12-25 | 中国料理(上海料理)寧波

JASMINE 憶江南(イージャンナン) 再訪

友人から横浜中華街も良いけれど都内で食べられる上海蟹コースを!

との熱い要望を受け、思いついたのが、上海・江南地方の料理に定評が高い当店。

さっそく11月のHPを見ると、魅力的な献立で組まれたものがありました。

その、旬の上海蟹特選ディナーコース「金秋菊」@8,800(二名様より)の内容構成は

 ・酔蟹五拼盘(酔っ払い蟹入り本日の前菜五種銘々盛り)
 ・是日双点心(自家製点心二種盛り合わせ)
 ・清炖蟹粉狮子头(揚州名菜 上海蟹みそ入り大きな肉団子の蒸しスープ)
 ・柚香时菜炒扇贝(北海道産生ホタテと旬菜の柚子香り炒め)
 ・清蒸大闸蟹(陽澄湖産上海蟹の姿蒸し)
 ・烂鸡面或麻婆反(青葱たっぷりコラーゲン鶏白湯麺または四川麻婆豆腐)
 ・当天甜品(シェフおすすめ本日のデザート)
 ・茗茶(中国茶)          という計8品です。

どうでしょう?酔蟹、蒸蟹、さらには手間のかかる蟹粉狮子头が蒸しスープ仕立てで

提供してもらえて1万以下。

ツボをきっちり押さえているし、名の通った都内のお店でいただく上海蟹コースとして、

良心的なお値段になるのではないでしょうか。

2名で予約し、案内を受けたのは1階中ほどのテーブル席です。

テーブル・セッティング:ペーパーナプキン、カトラリーレスト、 レンゲスプーン、箸(縦置き)、カニフォーク

テーブルクロス:なし

卓上調味料:食べるラー油

その他:紙ナプキン、爪楊枝、メニュー

着座後:タオルおしぼり(トレー置き)

各人への菜譜(菜單)の用意はなく、料理は銘々のポーションで供され、

サーブ時に口頭説明を受けるスタイルです。

なお、中国茶がセットされていますが、ドリンク(生ビール)を別注文。

苦手食材の再確認を受けスタートです。

コース料理に先んじて、卓にサーブされたのが、「JASMINE」の夜の顔。

お通しの青海苔カシューナッツ。ちょっぴりスパイシーで酒のつまみにもってこいです。

酔蟹五拼盘(酔っ払い蟹入り本日の前菜五種銘々盛り)

彩り鮮やかな酔っ払い蟹入りの本日の前菜。

よだれ鶏(口水鸡)・・・黒酢ベースの甘辛のたれを絡めて食べるジャスミン名物。
  下に茄子を敷き、豆鼓、ローストナッツ、ネギ、香菜、ゴマなどがふんだんに使われ、
  看板料理だけあって、盤石の美味さです。

酔っ払い蟹(酔蟹)

花咲きクラゲの熟成黒酢風味(老醋海蜇头)・・・黒酢使いが妙妙。食べやすくカットされた
  クラゲのこりこり食感を楽しめます。

細切り押し豆腐と紅芯大根・・・胡麻油で和えられ、品よくあっさりテイスト。
  箸休め的にいただけます。

豚のスネ肉の塩漬けとフォアグラのテリーヌ

サンマの龍井茶スモーク

陽澄湖産の上海蟹を三日三晩紹興酒のタレに漬け込んだ酔蟹。

提供していただけたのは黒い内子(卵)がたまらなく旨い女の子(雌)です。

このねっちりとした濃厚で甘美な味わいはシーズンならではのもの。

タレの味も円みがあり、上海蟹の持ち味が生かされ、美味しさが際立っています。

上に針生姜を乗せた豚のスネ肉の塩漬けとフォアグラのテリーヌもリッチでご機嫌な美味さ。

仕上げに赤酢を垂らしてあるので爽やかにいただけます。

スモーク香が食欲をそそるサンマも、しっとりとして繊細な味わい。

食べ終えるのが勿体無いくらいです。

酔蟹を主役とした前菜たちですが、脇を固めるメンバーも引けを取らず満足度の高いものでした。

是日双点心(自家製点心二種盛り合わせ)

蟹みそ入りの小籠包(蟹粉小籠包)、エビ蒸し餃子(蝦餃)。

蟹粉小籠包には針生姜を浮かべた黒酢がセット(お好みで蝦餃にも)。

肉餡にカニみそが混じった小籠包(蟹粉小籠包)に、齧りつくと中からほんのりと

オレンジ色に染まった旨味スープが溢れ出し風味豊か。

また蝦餃には、形状を残したぷりぷりのエビのほか秋鮭にキノコと、

旬の食材を包み蒸しており、季節感も味わえる点心です。

清炖蟹粉狮子头(揚州名菜 上海蟹みそ入り大きな肉団子の蒸しスープ)

キター!私が上海蟹コースを提供してくれる都内数ある店の中から当店を推したのは

そのお値段のためだけではありません。

蟹粉狮子头をあっさりとクリアなスープ(清炖)で提供してくれているからで、

これ、江南地方の料理を得意とする当店ならではの目玉だと思います。

大きな肉団子をスプーンで崩すと、中から蟹みそオレンジが出現し、友人とともに

テンション上がりまくりで喜びが大爆発。

素材の旨みが味を深化させた熱々のスープは、雑味なく清淡で、上海蟹の風味が

たっぷりの肉団子は口に含むとふわっととろけ、後味も綺麗で夢心地の美味しさです。

素材に対するこの調理法はマッチ力が素晴らしいと実感。

清炖蟹粉狮子头、食べたさに足を運んだ甲斐がありました。

柚香时菜炒扇贝(北海道産生ホタテと旬菜の柚子香り炒め)

北海道産の肉厚の生ホタテと大き目カットのマコモダケ、金針菜、銀杏など。

食感に強弱をつけ季節感を盛り込んだ柚子風味のあっさり仕立て。

コースの流れ的にもくどさのない炒めもので良かった。このあと蒸蟹ですからね。

清蒸大闸蟹(陽澄湖産上海蟹の姿蒸し)

蟹(雌)は食べやすいように店側で解体済み。

脚の根元を全部切り離してくれているし、食べられない肺の部分も処理され、

甲羅の中に卵もミソも取ってくれているから楽なのですが、ハサミが用意されていないため、

胴体部分と蟹脚に詰まった身を取り出すのに苦戦。

力技とカニフォークを駆使し、上海蟹の繊細な身の甘さを堪能したのでありました。

烂鸡面或麻婆反

青葱たっぷりコラーゲン鶏白湯麺または四川麻婆豆腐ご飯を選べますが、チョイスは麺。

味のきつい麻婆ご飯では、せっかくの上海蟹の余韻を損なってしまうのではないか、と考えたからです。

コース料理の〆なので、量は控えめですが、前回同様、鶏肉はふわふわに柔らかく、

鶏白湯はポタージュ風のとろみをもつタイプではなく、とろっさらっとした口当たりで雑味なく軽やか。

滑らかなストレート麵にしっくりと馴染み、友人にも大好評。

当天甜品(シェフおすすめ本日のデザート)

カボチャのタピオカココナッツミルク。

中には小さくサイコロ状に切った梅酒のゼリーも潜ませており、ミルキー&フルーティー。

茗茶(中国茶)は一煎目の味と香りが爽やかな龍井茶。ティーポットで提供してもらえました。

以上、カジュアルにいただけ満足度の高い旬の上海蟹特選ディナーコースでしたが、

記録をつけるにあたりHPを再確認すると同様のメニューは見当たらず、

どうやら「金秋菊」は終了した模様。紹介が遅れてすみません(汗)。

今回、興味をもたれた方は、来年、上海蟹シーズン到来とともに当店のHPをチェックしてみてくださいね。

JASMINE 憶江南(イージャンナン)
東京都目黒区東山1-22-3
TEL     03-6303-1927
営業時間/11:30~15:00(L.O.14:30)18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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小楠国(ショウナンゴク) 日本橋 ※

2016-09-07 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「小楠国」(ショウナンゴク)

最寄駅は日本橋。当店は都道316号昭和通りより、1本脇道に入ったビルの地下1階というロケーション。

オープンは2016年8月10日。情報によると、閉店となった「上海 小南国」銀座店で腕をふるっていた

シェフ、岡部 建也氏と同店の店長が立ち上げたお店なのだそう。

まだ新しい店内は、モダンなBGMが流れ、天井からシャンデリアが下がるプチゴージャス空間。

地階のため、閉塞感を感じさせないよう、鏡を取り込み室内を明るく広く演出しています。

個室、半個室も完備されていますが、某日は、ダイニングのテーブル席を利用した宴会仕様。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものもあるようです)

テーブル・セッティング:カトラリーレスト、レンゲ、箸(縦置き)、スプーン、おしぼりトレー、
グラス(2)

テーブルクロス:なし

卓上調味料:有り(醤油、胡椒、花椒、黒酢)

その他:爪楊枝、ドリンクメニュー

着座後:タオルおしぼり

今回、卓上に菜單(菜譜)の用意はありませんでしたが、開宴に先立ち、シェフよりご挨拶があり、

コース料理の細かい説明を受けられました。

なお、提供されるスタイルは、基本、ヌーベルシノワ(ひと皿ずつ各人ごとのポーション)。

サーブ時にも簡潔に料理説明があります。

前菜盛り合わせ

 ・サラダ、自家製ドレッシングがけ
 ・細切りクラゲと大根の冷菜
 ・天使エビの塩水漬け、紹興酒の香り
 ・上海麩の煮物(烤麩の煮物)
 ・燻魚(ハタ)

説明から漏れていましたが、茄子の含め煮も前菜にカウントして良いかと思います。

細かい仕事がなされた前菜たちは、上海料理のテイストを織り込み、品の良い味わい。

烤麩の煮物もべったりと甘くなりすぎず、味の落ち着きどころは妙妙たるものであります。

枝豆のスープ

固形燃料をセットし、温かさをキープ。旬の食材を取り込んだスープは淡いオリーブ色で、

ぽってりと口に優しく、中には細かくカットした白身魚が入り、食べさせる力も有しています。

黒酢の酢豚

歯触りしっかり、健やかな豚肉は長芋とコンビを組ませ、レンコンをトッピングして提供。

口に含んだ瞬間に実感!見目麗しい酢豚は黒酢使いも巧みで、想像したとおり味にブレがなく、

きちんと風雅なレストラン味で、品よく安心・安定感を望めるものでした。

上海ダック

お店が名物と謳う上海ダックは、ぴりっと甘辛い味噌を同席させサーブ。

それにしても、なんと美しいクレープなんでしょう。

3時間蒸しあげ、身も皮も食べれるよう調理したダックは、クリスピーな衣をまとい、

キュウリ、白髪ネギとともにクレープ上にスタンバイ。

手元で甘辛味噌を塗り、くるっと巻いて、北京ダックと同じような食べ方でいただきます。

北京ダックでは、甜麺醤ベースのこってりとした甘い味噌が使われますが、ここで使われる味噌は

ピリッとした辛さがチャームポイント。甘辛さが軽やかだから、カリカリ衣のダックと合わせても

重たくなりすぎず、いい塩梅に食欲を刺激します。

マコモダケの醤油煮込み

シャキシャキとした食感が心地よいマコモダケは、しっかり甘めの味つけ。

ジャガイモの千切りを敷いてますので、全体を混ぜ合わせていただく。

甘いと舌に感じる要素も、味に振幅があるため、コースの流れを損ないません。

小籠包(3名分)

ひだの美しさが際立つ小籠包は、肉汁の旨味が詰まった熱々スープがたっぷりで、たぷたぷ状態。

それを大事につまみあげ、皮を噛むと、溢れ出るスープと口の中でふわっととろけ広がる

肉餡の美味しさに高揚感を覚えます。

なお、お好みで黒酢を使えますが、そのままでも無問題。

1個ですから、真剣勝負のストレートな味を楽しみたいですね。

雲吞、辛味ソースがけ

むっちりした皮にみっちりと包まれた肉餡は、野菜と肉のバランスに優れ、辛味ソースもエレガント。

どぎつい辛さはなく、オイルがまろやかで、日本人シェフの繊細さが窺えます。

フカヒレ姿煮込み、御飯、お新香

さて、〆のご飯は上海カニミソの福建式フカヒレ煮込みご飯。サーブ時には赤酢が追行。

(レンタロー) お新香はザーサイと短冊状に切られた醤蘿蔔(醤夢ト)だで。

スプーンで煮込みソースごとフカヒレを掬い、御飯の上にON!

カニミソでコクを深めた贅沢なソースは、素材の甘みが生きた丸みのある味わいで

フカヒレとタッグを組み食べ手を魅了。さっぱりいただける赤酢が絶対合う!と、

こんな上品なお店で恐縮ですが、(赤酢を)ちょろちょろと垂らして本気食い始動です。

夢中になれる美味しさに、手を休めず、我を忘れて完食しましたが

通常では、ソースは上海スタイルのお醤油味で提供してくれるんですって。

食べたばかりですが、話を聞いているだけでお腹が空いちゃう。そっちもぜひ食べたいわ。

白玉団子のキンモクセイ風味

上海定番。米のもろみ(酒醸)とキンモクセイのソースを使った中華汁粉的なスイーツ。

香り高く、素朴な味わいですが、当店らしい味の細やかさがあります。

また、店側からのお話では、デザートの杏仁豆腐にも自信があるということです。

以上、点心のポーションは少なめですが計9品をしっかり堪能。

料理は上海料理を軸に日本人の口にも受け入れやすいよう、アレンジを加えたもので、

現地色を強く望まれる方には物足りなく感じるかもしれませんが、これが当店の味のスタイル。

今回の幹事さんのお一人もそうですが、熱烈なファンが多くいらっしゃるのも事実です。

なお、平日ランチタイムは付近にお勤めの方々で混みあうらしく、時間帯をずらした

13時過ぎの利用にランチコースやプレミアムなセット及び飲茶セットを提供。

その際、アラカルトメニューからの注文もOkとのことでした。

 

小楠国
東京都中央区日本橋1-16-3 木村ビル B1F
TEL     03-6262-3885
営業時間/月~土 11:00~15:0017:00~23:00(L.O) 
        日・祝11:00~15:00(L.O)      
定休日    不定休あり     -店舗情報「食べログ」より-

 

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中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン)  中目黒

2016-06-13 | 中国料理(上海料理)寧波

中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン) 」 再訪

某日は一人でランチ訪問。スタッフさんに案内を受けたのは1階中ほどのテーブル席です。

小葱烂鸡面(青葱たっぷりコラーゲン鶏白湯麺)@1,200

ランチメニューからチョイスしたのは小葱烂鸡面。

自家製野菜ジュース、本日の小鉢、お漬物、一口デザート付きです。

また、麵大盛り及び小ライス付きで+100円。ミニ麻婆豆腐ご飯を付けると+250円と

いうことですが、オーダーはスタンダードで。

ランチのスターター、自家製野菜ジュース以外、すべて角盆にのせ、サーブされます。

漬物は八角の効いた大根。

一口デザートは独特の甘い香りをもつ南米産のスパイス、トンカ豆を使った杏仁豆腐。

スタッフさんの話によると、南米の天然甘味料とも形容できるトンカ豆は、

最近、香水などにも使われているようです。

小鉢は、四川の家常菜、干煸四季豆

いんげんとひき肉のピリ辛炒めですが、カリカリに炒めたひき肉が香ばしくて美味い。

からりと仕上がり味が上品です。

青ネギのグリーンが美しく映える小葱烂鸡面。

鶏肉はふわふわに柔らかく、鶏白湯はポタージュ風のとろみをもつタイプではなく、

とろっとさらっとした口当たりで、滑らかなストレート麵にしっくりと馴染みます。

雑味なく軽やかで品の良い味わいだから女性に好まれること請け合いですね。

JASMINE 憶江南(イージャンナン)

東京都目黒区東山1-22-3

TEL   03-6303-1927

営業時間/  11:30~15:00(L.O.14:30)18:00~23:00(L.O.22:00)

定休日/   無休

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神田 雲林(ユンリン)

2016-05-23 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「神田 雲林」(ユンリン) 再訪

10周年感謝特別コース第2弾¥10,000を2名で予約。

テーブル・セッティングは、夜仕様。変わりがないため、省略。

当該コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、全て各自分での提供になる。

琥珀と怪味

アミューズは2種のナッツで、クルミの飴炊き(手前)とカシューナッツの飴炊き(スプーン上)。

クルミはほんのりシナモンが香り、カシューナッツは甘さの中にぴりっとスパイスが効きスパイシー。

黒トリュフと究極の卵

説明によると、究極の卵は最近シェフが食べて抜群に美味しかったという八ヶ岳の初産み卵。

これを半熟に仕上げ、料理の主役、黒トリュフのソースの中で潰し、コクを深めながら

食べてもらうことを狙いとしているのだそう。

(レンタロー) サイドに添えられたのは花巻をカリカリに焼いたものだ。

メルバトースト的に使うてる。小技利いてるだな。

半熟の加減もベストな状態。

舌の上に広がるねっとりした黄身はとても濃厚で究極の名に恥じぬ味わい。

またベースの出汁がしっかりしているから、旨味の強いトリュフソースの完成度も高い。

カリっと焼かれた花巻を活用するも良し、ですが、この黄身をちびちび崩しながらソースと共に

スプーンで口に運ぶのが一番の幸せ。贅沢な美味しさにのめり込みそうです。

“海と山の幸”本日のおまかせ前菜10品盛り

コースの趣旨に沿い、10周年の感謝を込め、前菜を10品盛り合わせて提供。

①蝦夷アワビの冷菜、和山椒仕立て、②鴨タンの柔らか煮込み

③紅娘(サツマイモ)の香草パン粉がけ、④蒸し鶏のゴマソース

⑤大根の台湾風パッションフルーツ漬け、⑥白魚の飴炊き

⑦皮蛋豆腐ソース、スキップ野菜を立て中華風バーニャカウダで。

⑧ウドの醤油漬け、山椒風味、根三つ葉添え、⑨平田牧場の金華豚の叉焼

⑩クラゲとトラフグの皮のマスタード和え、ミョウガ添え

⑧と⑨は確認しづらいので、アップで。

紅芯大根は蝶の形。もちろん、これも皮蛋豆腐ソースにつけていただいちゃいます。

 

たとえば、サツマイモはエバミルクを使ったマヨネーズソースに絡めてから、香草パン粉と

あわせており、このように一つ一つに手間をかけ丁寧な仕事が伝わる前菜たちは、

味の方向性を違え、当店らしく品よく美味いのだから、まったくもって非の打ちどころなし。

目で楽しめ心も満たされる素晴らしい前菜盛りに、外食の特別感を得られ、

気持ちもすっかり高揚しましたよ。

フカヒレ姿とモリーユ茸・ナマコ・蝦夷アワビなど八つの宝を入れた蒸しスープ仕立て

具材は、フカヒレ、髪菜、アワビ、衣笠茸、ナマコ、モリーユ茸、干し貝柱、クコの実、

スープには金華ハムも使っているようです。

これがモリーユ茸。スタッフの方から、「フランス料理の高級食材です」とのご説明を

受けました。中華料理でも、アミガサ茸といえば高価な素材という印象です。

ひと皿は豪華食材のオンパレード。じっくり蒸しあげ、乾貨の旨味をフカヒレに浸みこませて

ということなのですが、有り難い香りはあるけど、なんだろう味に厚みがない。

また、食材を目で楽しんでもらおうというプレゼンなのかもしれませんが、

スープ皿で供されているから激冷めやすい。

2名一緒でも壺タイプの器を使って、客側でお宝探し的な発掘作業を任せたほうが

ワクワク感が持てるのではないかしら。

歓び半減、そしてせっかくの高級食材が成仏出来ていない感じで切ないわ。

大タラバ蟹腿と極太ホワイトアスパラ煎り焼き、潮州風咸レモンXO醤ソース

水連菜を敷き、タラバ蟹脚肉と極太ホワイトアスパラ煎り焼きを、潮州風咸レモン

XO醤ソースで調味したもの。

料理紹介のあったHPによると潮州風咸レモンは瀬戸内産で自家製。

塩漬けしたレモンの爽やかな風味と酸味が、手作りのXO醤ソースをステージアップさせ、

厳選した食材をより一層美味しく食べさせてくれました。この味好きだな。水連菜とも好相性。

大うなぎと河豚白子の上海風煮込み、熟成風味で

ほうれん草を敷き、とろんとろんの天然大うなぎとマフグの白子を合わせ、トッピングに香菜。

上海風のとろんと甘いソースは、ど直球ではなく、ひねった甘さとでもいうのでしょうか、

即座に箸が止まるようなヘビーな重たさはなく、ニンニクもころんと参加していますが、

味が入り込み過ぎず上品です。

(寝太郎) おお!牛肉の上にフォアグラを乗せたようなビジュアルだね。

寝太郎さん曰く、フォアグラに見立てたようなマフグの白子ですが、ソースにもマッチし美味。

これなら甘さが苦手な私にもOK!味の調和を楽しめました。

赤城山麓の黒毛和牛スペアリブと孟宗筍の辛み炒め

スペアリブは骨からするりと外せる柔らかさで、肉の旨みに溢れ脂もじゅるじゅる。

甘辛濃厚で、主観ですがバーベキュー味的などっしりとした食味。

味のまるかぶりではないのですが、先ほどのうなぎで自身の甘さセンサーに黄色信号、

かつ、噛みしめるほどに広がる肉の脂に胃袋が疲労感を覚えはじめてしまった。

もともと自身が肉より魚を好むことも関係するかもしれませんが、濃厚な味付けが2品続き

食べ疲れを起こしてしまったのかも。

単品でこれだけいただく場合は大喜びですが、コースの流れ的にそのバランスや

ボリュームからも一気に重たさを感じてしまい、少しご辞退した。

ああ、こんな良い肉を悔しすぎる(涙)。

雲林風〆の麺料理≪特製タンタン麺熱or凉≫

各自違えて注文可能。取り皿もいただけた。

甘酸っぱい冷やしタンタン麵はゴツゴツ存在感のある肉そぼろに、香菜、カイワレ菜、

レタスがチームメンバー。

以前いただいた時と異なり、随分と一般化したような親しみやすい風体であります。

タンタン麺(温)

こちらも同様でビジュアルが簡略化された感じ。いきなり華がなくなったようで、寂しいです。

また、今日は少し塩分が強く感じられた。作り手が違うのかもと思ってしまいましたよ。

さて、次はデザートタイム。このタイミングでおしぼりの差し替えをいただけました。

自家製デザート3品盛り

1.杏仁豆腐、フルーツ添え、2.サツマイモとドライフルーツ中華風芋羊羹、3.紹興酒風味プリン

4.タピオカ入りゴーヤミルク

実は寝太郎さんのお誕生日ディナーでして、タピオカ入りゴーヤミルクは1品サービス。

食後の台湾産、特級凍頂ウーロン茶はティーポット出し。

イチジク入りの中華風芋羊羹によく合いました。

ドリンクは、生ビール@550×3、紹興貴酒8年@3,900、紹興酒デキャンタ(5年)
@2,250を注文し、

Hand01 お会計は1人当たり15,000円(千円未満四捨五入)。 サービス料はかからず。

当該コース料理では、黒トリュフと究極の卵、前菜10品盛り、大タラバ蟹腿と

極太ホワイトアスパラ煎り焼き、潮州風咸レモンXO醤ソースが口に合いました。

今宵は修行レベルにお腹が一杯になってしまったなあ。再訪には時間を空けようと思います。

 

神田 雲林 (yun-rin カンダ ユンリン)

東京都千代田区神田須田町1-17 第2F&Fロイヤルビル 2F

TEL         03-3252-3226

営業時間/ 月~金 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.21:25)
      土・祝 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日     日曜日

コメント (4)
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