「屋台メシ 鶏公煲」 (ジーゴンバァウ)
最寄駅は新小岩。南口より徒歩4分ほどの距離に立地する路面店です。
小体な造りの店内はカウンター席とテーブル席でレイアウト。
事前予約をした上での訪問で、利用はそのカウンター席後ろの、2名掛けテーブル席です。
カウンター内の厨房には日本人シェフ、フロアは中国人のお姉さんが2人で切り回す
3人体制であります。
当店は、付近の中国人客に絶大な支持を得ているようで、19時には満席状態。
私達以外、みな中国の方で、なかには入店できず、表で待つ人もいました。
日本人が多く来店する中国料理店では、なかなか見られないような
“本店謝絶自帯酒水及食品”このあたりのメッセージにも納得です。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:有り(醤油、黒酢、辣椒面)
その他:爪楊枝、割り箸(箸立て内)、ティッシュボックス、メニュー、灰皿
着座後:タオルおしぼり(直置き)、カセットコンロ
まずは、ドリンク選びから。
お酒の種類は、ワイン、焼酎、カクテルなどと、バラエティーに富んだラインナップ。
ソフトドリンクにいたっても充実しています。
生ビール(アサヒスーパードライ)@380×2と、緑豆ジュース@320はデザートの先取り感覚で注文。
その後、ジンロ(ボトル)@2,000、割りものはウーロン茶@300で。嬉しいことに氷は無料です!
お目当ての料理は決まっています。汁なし鍋から火鍋へとモデルチェンジできる鶏公煲です。
以前、香港の「鶏煲」さんでいただいた乾鍋を食べたあとの鍋にスープを入れて、火鍋を作る。
あのときの味を再び体感したくて、こちらにお邪魔したのです。
「当店へは、はじめてですか?」
流暢な日本語を話す店のお姉さんがテーブルサイドに立ち、懇切丁寧に、
オーダーシートでの注文の仕方をレクチャーしてくれました。
鍋は1人前づつ、2種盛り可能で、辛さを選べるとのこと。
また、火鍋にしたあとの追加具材及び串焼き、主食なども書きこめます。
さて、その辛さですが、普通、中辛、激辛、変態辛とあり、
周りを見ていると、利用する中国人客のほどんどが中辛でオーダー。
辛さの後足しも出来るという話だし、私達もそれに倣い中辛でお願いしました。
鶏公煲@980+牛蛙煲@1,280(中辛)
香菜は要りますか?とのお尋ねにはYES。
肉も鶏と蛙を選び、一つの鍋で作ってもらいました。卓上でカセットコンロ始動!
なお、鍋料理は1人で来店した場合も、同様にカセットコンロを使用してくれます。
蛙の身はシコシコぷりぷり。正直なところ、鶏肉より好み。
このメインの肉のほか、具材は、タマネギ、セロリ、エノキダケ。
秘伝の調味料で炒めたという事ですが、からっからの乾鍋ではなく汁の残った炒め煮状態で
辛甘で旨みのあるコク深い味付け。酒がぐいぐい進みます。
鍋を食べ終わったあとは第二ラウンドの火鍋タイム。
中国湯葉、レタス各@180 羊肉、魚団子各@280をチョイス。
お姉さんが、やかんから鉄鍋へ無料の鶏スープを注いでくれたので、
味を染み込ませたいものから投入。
なお、鶏スープは煮詰まり具合など、頃合いを見ながら足してくれるので、至れり尽くせりでした。
レタスや羊肉はしゃぶしゃぶさせながら、各自のタイミングでいただきます。
弾力のある魚団子を噛み千切ると、中からぶしゅ~っと飛び出した黄色いカニミソのようなもの。
これ、何かしら?味もそれっぽいんですよ。
なお、卓上の辣椒面を使ったので、厨房への辛さの後足しリクエストはしませんでした。
ピリ辛味を引き継ぎ、素材の旨みが生きたコク深いスープは油もしっかりだから熱々で、
癖になる味わい。酒の肴にもなる懐の深いスープであります。
〆は断然これ!乾麺を使ったラーメンセット@280で。
インスタント麺がこんなにきちんと盛り付けられて、感激。
ジャンクな美味さが炸裂!うま辛スープを吸い込んだ乾麺が愛おしい。
もちろん、残らず平らげましたよ。
(レンタロー) ここんち、屋台でつまめるようなお手頃価格のメニューもあるな。楽しいで。
当店、中国各地を出身とするお客様が来店するためか、料理のレパートリーも幅広く、
東北・延辺地方ほかの新メニューも紹介。
あ!「延明」さんのメニューから消えた烤冷面(焼き冷麺)もある(^^♪
やっぱり、面白いわ。在日中国人の来店が多いのもうなずけました。
ベビーカーを利用した家族連れ(中国人)も来店。
気さくな雰囲気とアットホームさも当店の魅力の一つだと思います。
会計は割りものウーロン茶、レタスの追加などを含め、1人当たり4,000円(百円未満四捨五入)。
屋台メシ 鶏公煲 (ジーゴンバァウ)
東京都葛飾区新小岩2-2-25
TEL 03-5879-6899
営業時間/17:30~23:00(L.O)
定休日 月曜日 -店舗情報「食べログ」より-