横浜中華街、中山路の中国料理「龍鳳酒家」
同店には、一度夜にお邪魔しようと思って立ち寄ったことがあるんですよ。
でも、生憎、予約でいっぱいとのことで断念しました。
入れないと、気になりますよね。 今回は事前にちゃんと予約をして訪問。
快活で笑顔の素敵な、お店のお姉さんの案内でテーブル席へ。
席の両隣は他のお客様で、ちょうど挟まれている感じ。
すると隣の壁側の席に座られていたお客様がお帰りになるので移られますか?
と声をかけていただけました。
いいんですかっ♪ よく気のつくお姉さんのお言葉に甘えてさくっと移動。
片側が壁だから、さっきより落ち着けるわ。
ドリンクメニュー。
古越龍山陳年紹興酒は、5年ものだそうです。4合で2850円。
5年ものを、このお値段で提供してくださるのは嬉しいなあ。
まずは、キリン一番搾り中瓶@578
ザーサイと白菜漬けがついてきました。
同店を選んだのには、単に前回入れなかっただけではないのです。
理由がある。メニューにもありますが、広東家庭料理「塩タマゴ」が食べたいのだ!
その前に、お姉さんから本日のオススメのご紹介あり。
市場から、本日仕入れたもので
1.たいら貝。 調理方法は野菜と炒める。
2.あさり。 調理法はトウチ炒め。 とのこと。
わぁ!たいら貝食べたいよ。同行の寝太郎さんも同意。
で、塩タマゴは?と言えば、
前日、広東料理のコックさんの集まり(横浜中華街)で、ちまきに使ったため
いまあるものは、まだ途中の段階でお客様に出せる状態ではないとのこと。
「ちまきに塩タマゴが入るのですか?」
お姉さんの話によると、広東のちまきには塩タマゴ入るそうだ(台湾などでは入らない)
広東式のちまきを作れるのは中華街で2軒だけ。お姉さんのお母さんは
嫁ぎ先がちまきを作る家だったので作れるという。これは、お客様には売らない。
広東料理のコックの集まりなどで頼まれたとき作るか、まかないで食べる
ものなんですって。
たいら貝と野菜炒めもの@2625
メニューにはない特別?料理。お値段を聞くと2500円に消費税とのこと。
飾りなのでしょうが、デカイ殻つき。
そのためか、テーブルに運ばれてきたとき、周りのお客様から熱い視線を集める。
ちょっと気持ちいい。
さすが、仕入れてきたオススメだけのことはある。肉厚のたいら貝の食感は豊か。
絹さや、ニンジン、ネギ、エリンギなど。 やや濃い目の味つけですが、私は好み!
酒のつまみにもご飯のおかずにもいいわ。
思わず、寝太郎さんに
「私がいろいろ撮影している間に、バクバク全部食べないでねっ!」
って念をおしてしまいましたよ。
(ノブロー) 周りから見ても、たいら貝のインパクトあっただな。
これ見てた他のテーブルからも注文はいったで、お店には、ええこっちゃ。
古越龍山陳年紹興酒(5年もの)4合@2850
たいら貝でお酒飲むぞー!
紹興酒は、常温ストレートで、お水をチェイサーでもらおう。
広東の話梅(ワーメイ)付き。
独特の甘さがあるから、好き嫌いは分かれるかな。
塩タマゴ入りちまき@1000
メニューにはない特別?料理。実は、塩タマゴをオーダーした客がいたという話が
お母さんの耳に入ったのでしょう。 わざわざ、お店に出てきてくれたのです。
肝心の塩タマゴはなく、落胆する私達を見て気の毒に思ってくださったのかもしれません。
すると、お姉さんが、普段はださないのですが、塩タマゴはちまきの中に少し入って
いますから、まかない用のものですが、召し上がられますか?という運びに。
お言葉に甘えてお願いしちゃいました。
本当は竹皮に包んで三角にするそうですが、チーフが私たち向けに食べやすいよう
切って、外側を玉子でとじるように焼いてくれたそうです。
お好みで豆板醤をつけていただきます。
丸で囲んだあたりの黄色みの濃い部分、これが塩タマゴのようです。
正直、少しなので塩タマゴをダイレクトに味わうまでには至りませんでしたが
お母さんや、お姉さんの気持ちが嬉しい。
干し貝柱、豆、肉なども入っています。豆のほっくり感も合うなあ。
豆板醤も、ぜひ、つけて食べたい。
あとから思うと、他のお料理は全体的に味がしっかりしているのですが、
ちまきはお母さんの優しい味がしたよ。。゜゜(´□`。)°゜。
カニの巻揚げ@1365
山椒塩付き。 カニ、白菜、ネギ、チャーシューなど。
やや皮に油っぽさが残るものの、味付けは比較的マイルド。
パイコメン広東式@788
お姉さんの話によると、横浜中華街、他店のものは骨付き肉を揚げて
カレー風味ということですが、同店はスペアリブを煮たものになるそうです。
ずっと、まかない食、あるいはチャイニーズの知ってる人だけのメニューでしたが
そのパイコハンは今ではメジャーなメニュー。
また、同店のパイコハン(飯)は
「キズナ食堂」 中華街で働く人が選ぶ!うまくて安い隠れた名店
http://www.tbs.co.jp/kizuna_Dining/100220.html
で紹介され、第1位に選ばれたということです
今回はちまきをいただいてしまっているので、麺でお願いしました。
麺はストレート。肉は程よく食感が残っている。
スパイスばかりでなく肉の旨みを活かした味付けになっています。美味い!
そうそう、お隣に1人で来店された男性がいてパイコハン、ダブルで召し上がって
いたんですけど、ボリュームもさることながらスゴク美味しそうでしたよ。
あとで、お姉さんのご主人さまと判明!
がっちりとした体格のなかなかのイケメン( ´艸`)
やがて、お店もコックさんたちの休憩の時間。
(土日祝の営業時間は11:00~21:00ですけど、コックさんが休めるようお料理の
ストップ時間があるようです)
お母さんが、まかないの三角ちまきを見せてくれ、写真もどうぞとのこと。
「先ほどのちまきどうでした?お口に合いました?
ところで塩タマゴはどこで知られたのですか?台湾などに旅行されたのかしら」
と、お姉さんのお尋ね。
お母さんたちのまかないご飯を横取りした私達。皆さんにお礼を申し上げるとともに
「もちろん美味しかったです。台湾とか旅行したことないです。
ネットで塩タマゴを見て、どんなものか食べたくてやってきました。」
そして、塩タマゴを食べたいときは、事前に電話で「塩タマゴできてる?」と
問い合わせると良いといことも知りました
サービスの杏仁豆腐。中央はコーヒーゼリー。
同店のお昼のランチは、リーズナブルだし人気があると連れのリサーチ。
今日はアラカルトで食べたけど、平日のランチなら
「雪菜、挽肉と玉子の炒め」がいいなと、私。
僕は「海鮮三品炒め」がいいよと、連れ。
ネットで調べたところ、海鮮料理もお店のウリだからですって。
メニューを見ているのって楽しいです。
家庭的に温かい心をもって接客をしてくださるお店。とても感じがいい。
また中華街に好きなお店が増えたぞ。
必ず、また来ます!塩タマゴ確認してから・・・・(*^・^)ノ
お会計は、2人で、上記お料理とお酒で(ほか、紹興酒お替り1合840円)、
合計9932円。
人間味のある接客も心に響きました。
横浜中華街満足度数は、☆一つ加算させていただき、
★★★★☆ とってもお気に入りです。
中国料理 龍鳳酒家
神奈川県横浜市中区山下町152
TEL 045-662-9201
営業時間/月~金 11:00~15:00 17:00~21:00
土日祝 11:00~21:00
定休日 不定休
中華料理 龍鳳酒家 (中華料理 / 日本大通り駅、石川町駅、元町・中華街駅)