「ファイヤーホール4000」
場所は五反田駅東口から都道317号線を御殿山方面に進行した道沿い。
当店は四川料理でその名を広く知られる料理人、菰田欣也氏のこだわりが詰まった
四川火鍋店。見当が付くように、店名に掲げられる“4000”は「四川」を意味している
のでしょう。夜に一度トライしたことがあるのですが、満席で入店が叶わず。
予約は必須の人気ぶりで、日を改めて週末の利用で電話をしたところ、
2時間制という案内でした。
リザーブされていたのは入り口に近い4人掛けのテーブル席。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:なし
その他:カセットコンロ、卓上鍋小物一式(お玉、あく取り、だしいれ等)メニュー、箸箱、爪楊枝、ティッシュ、使い捨て紙おしぼりなど
火鍋が食べられるのはコースのみ。
数種のコースから最もリーズナブルなベーシックコース@3,500×2を選択。
なお、火鍋は陰陽マーク型の仕切り鍋で2種のスープを楽しめる鴛鴦スタイル。
ベーシックでは麻辣豆板醤スープと白湯が基本なのですが、割増料金(1人前500円)で
白湯を肉骨茶(バクテー)スープに変えることができるのだそう。
お店の方の話では、ベーシック以外の上のお値段のコースは、みな肉骨茶で
鴛鴦火鍋がセット。多くのお客様に好評を得ている自慢のスープなのだとか。
そう聞くと、ひねくれ者の私もさすがに好奇心を揺さぶられます。
さっそく肉骨茶(バクテー)スープ+@500×2に変更し
ドリンクは120分飲み放題@2,000×2でお願いしました。
デフォルトでセットされている麻辣豆板醤スープは四川唐辛子(朝天辣椒)や
山椒が効き、油は控えめなので味に重たさがありません。
現地の味を咀嚼したうえでの品良くキリッとした辛さですが、この辛さの追加も
割増料金で対応してくれるそうです。
本日のお通しはよだれ鶏。
香菜、トマト、キュウリ、クラッシュナッツ。
口に含むと、ほんのりとした甘さが先行し、辛さが追撃してくるタイプ。
濃厚な甘っ辛さのパンチに続き
火鍋具材の登場。彩り豊かな季節野菜盛り合わせは、根菜類を先に投入するよう
サジェスチョンを受けられました。
肉類は群馬県産“プレミアム加藤ポーク”冷凍ものではないフレッシュな生のものを使用。
(レンタロー)右手側がもも肉、左手側が肩肉。内臓はタン元、レバ、ハツだよ。
臭みとは無縁!鮮度良くブランド豚そのものの上質な肉の旨みと自然な甘みが生き、
こだわり抜いた感あり。
割増でお願いした肉骨茶(バクテー)スープが注ぎ込まれ、火鍋のスタート!
ベースに和出汁と生薬をブレンドしたという肉骨茶(バクテー)スープには
はじめから、大根、豚バラ、ニンニク、クコの実、棗などが入って具だくさんです。
豚バラの脂も嫌味のない甘さで、きっちり仕事をした棗も旨味スープを吸い込み
とろっほろで激うま。大根もいいなあ。
主観ですが、肉骨茶(バクテー)スープには根菜類が合うみたい。
シンガポールと和が合体した、香り高く滋味深いスープはオススメだけあって、
必食の価値あり。肉骨茶(バクテー)スープは食べて良し、飲んで良し!
のご機嫌な旨さで、余韻を残す後味も綺麗であります。
干し豆腐、板はるさめ(さつまいも)、干し湯葉
お好みですが、私は干し豆腐→肉骨茶(バクテー)スープ
干し湯葉→半々、板はるさめ→麻辣豆板醤スープで。
肉団子
鍋へ上手く投入できるか心配なほどに柔らかくデリケートな肉団子。
火が通るまで5分ぐらいかかるそうです。
頃合いをみていただくと、クミンとクワイ入っていてふわっふわ。
エスニック風味で煮込んでも固くなりすぎない魅惑的な食感であります。
店員さんも接客に追われ大忙しだったため、飲み放題はボトルで対応してもらえました。
のん兵衛ですから、このほうが有り難いわ。感謝。
自家製〆麺
途中で肉を追加するつもりでしたが、意外にもお腹がいっぱいになってしまい、
柔らかい〆の麺に突入。これは、どちらのスープにも合うように思いました。
杏仁豆腐、芝麻球
うっすらとした黄色(バニラ色)の杏仁豆腐にシロップがかかり、トッピングはクコの実。
つるんっとした舌触りでバニラ風味がコクとなって広がり、飲める杏仁豆腐です。
白ゴマが香ばしい芝麻球はこしあん入り。
厳選された食材の味を受け止め、日本人の口にも合うように配合した独創性のある
スープとともに味わう四川火鍋。
特に肉骨茶湯の繊細で精妙な味わいには感服いたしました。
ファイヤーホール4000
東京都品川区東五反田1-25-19
TEL 03-6450-3384
営業時間/11:30~14:45(14:15LO)17:30~22:30(21:30LO)
定休日 月曜日 -店舗情報「食べログ」より-