最終日のランチは、Ristorante「美郷」(みさと)
前回同様ですが、町屋造りのお店でのお食事を意識して予約しました。
ランチにはリーズナブルなコース料理も用意されているのです。
今回は、MENU B@2500のコースを注文します。
予約は開店と同時の11時30分。
まずは、ドリンクメニューから・・・。
グラススパークリングワイン(シャルドネ)@1300×2
コース料理の前菜の前にシェフからの一皿。
菜の花で包まれたカマンベールチーズ。
Pane パン
パンは2種。運ばれてきたとき湯気がたっていました
もっちりとした歯応えがあり香ばしいのです。うまっ
Antipasto 前菜
・イタリアのオムレツ
チーズが濃厚、野菜もしっかり入っていてシャキシャキという歯ざわりがあります。
・桜の花びらの塩漬けを入れたブリュレ
滑らかです。味覚のスイッチを切り替えるのにちょうど良い。
・イタリアの生サラミとグリッシーニ
生サラミはしっとりとしてぴりっとした辛味。グリッシーニは堅焼き。
・安納芋(あんのういも)ときびなごのフリット
甘みの強い安納芋。フリットはからっと揚がっており、ここに粒マスタード、
ハーブ、バルサミコをベースとしたソースがけ。
・四種のチーズのムース
ゴルゴンゾーラ、タレッチオ、クリームチーズ、パルミジャーノに蜂蜜。
当店の定番とご説明を受けたこのチーズのムースはとても軽やかで滑らか。
優しい甘みを感じます。 さすが自慢のオリジナル。絶品です
見た目も華やかで美しい前菜。食べ終えるのがもったいないくらいです。
Chardonnay シャルドネ @4100
北イタリア。ミネラル感たっぷりの辛口。このお値段にしてはかなりgood!
Pasta del giorno 本日のパスタより一品
・タリアテッレ 鴨の赤ワイン煮込み
美郷オリジナル手打ち特選パスタ料理が割増料金+500円で注文できました。
煮込まれた鴨肉もゴロゴロ入っており適度に弾力を残す部分もあってマイルドで
繊細な味付けのソースに絡みます。
これは私の好みですが、タリアテッレにもう少し強いコシ(もっちり感)が欲しいかな。
・海老とウルイのマリナーラ
トマトの甘みと酸味が効いて春らしく軽い。家庭的なようで、素材の持ち味を
十二分に生かし、繊細な味わいのバランスが光る
アルデンテのパスタに品良く絡み、プロにしか作り出せないであろう逸品。
これにはまいりました
こういうこってりソースでないものを美味く仕上げるのって難しいよね~。
と連れとお皿をかえながらいただいていると、お店の方がすかさず取り皿を
出してくれました。
美味しいものをいただくとワインも進みます。
お値頃な赤ワインはないかと、お店の方にご相談すると・・・
やりましたっ!
こうしてワインを並べていただけるのは「 MAXIVIN」(マクシヴァン)以来です。
持ってきていただけたワインは5000円台を中心とするもののようでしたが
一つ一つ丁寧に説明してくださいます。
Murgo ムルゴー @5500
私達が最終的に選んだのはシチリアのワイン。Murugoです。
エトナ火山の麓。ずっしりと味わい深い赤です。
エチケットをお持ちになりますか?と聞かれました。
記念にしたいと答えると、お店の方がワインラベルレコーダーで保存シートを
作成してきてくださいました。
お店に入ったときから、好感度の高い接客だと感じていましたが、
すごいサービスです。感激だわ~。
ホール接客に出ていらしたのは男性と女性各1名。
おそらくですが、お二人ともソムリエ?
(ソムリエナイフをギャルソンエプロンにはさんでらっしゃいました。)
Secondo piatto 鮮魚料理又は肉料理
連れと違えて注文すると、お店の方から「取り分けてお出ししましょうか?」
との嬉しいご提案。きめ細やかな心遣いです。
・真鯛と生ハムの重ね焼き サルティンポッカ風
下にはズッキーニ、パプリカのトマト煮を敷き、生ハムと真鯛の間にはセージ。
生ハムの塩気が効いて、鯛の淡白さを補うように焼かれていました。
すごい繊細さ、これも美味いっ
・薩摩豚のロース肉のピッツァ職人風
一度ソテーした豚肉にケッパーとオニオンを合わせたトマトソースにチーズ。
オーブンで焼いたものと思われますが、先ほどの鯛と比べると、
やや物足りなさがあります。
個人的な思いですが、ソースは美味しいのでマッシュポテトなりを添えたら
いいのになぁ~~。
パンはお替り無料。 しかし少々時間がかかります。
お店の方のお話によると、7割ほど焼いた状態 で冷凍したパンをお店の
オーブンで焼くそうなのです。
このパンは大阪からとのこと。シェフの知人の方が、もともと趣味で焼いていた
そうなのですが、その趣味がこうじて、いまや人気のパン屋さんになったとか。
Dolce ドルチェ
・パンナコッタ・・・ミネラルたっぷりの沖縄の本和香糖を使用。
・バニラとジャンドゥーヤのジェラート
・カントゥッチのプディーノ・・・ビスコッティのような堅い焼き菓子(カントゥッチ)のプディング。
・ハーブルトン・・・おそらくリンツァートルテのようなもので玉子とプルーンを
使っていました。
少しずついろいろな美味しいドルチェが楽しめ、充実感がありました。
特に気にいったのは、柔らかい甘さの中に食感が残っている
カントゥッチのプディーノ(*^-^)
Caffe お食後のお飲み物
ホットコーヒーと美郷オリジナルハーブティ「サナーテ」(+100円)で。
美郷オリジナルハーブティ「サナーテ」はカモミールをベースに、レモングラス、ガーベラなどを
加えた優しい香りのハーブティ。
化粧室を利用する際、中庭を拝見できます。
お会計は2人で、上記お料理とお酒で合計17500円なり~。
車が一台通るのがやっとの小道にひっそりとたたずむ隠れ家のような店構え。
お洒落で雰囲気のいいお店で美味しい料理がいただけるとはかぎりませんが、
ここはまちがいありません。
完成度の高い料理と上質なサービスを肩肘はらずに堪能させてくれる
素敵なリストランテ。京都の懐の深さを感じました。
旅先ですが、Ristorante満足度数は、★★★★ 積極的に大好きです。
Ristorante 美郷
〒600-8079 京都府京都市下京区堺町通松原下ル鍛冶屋町246-2
TEL 075-351-0098
営業時間/ 11:30~14:00(LO) 17:30~22:00(LO)
定休日 木曜日
http://mrmd.co.jp/misato