「海狼」(カイロウ)
北京・上海・四川、中国の三大料理に加え薬膳料理も味わえる老舗の中国料理店。
故 石原裕次郎 氏 が愛し通われたお店としても有名です。
場所は、神奈川県道207号 森戸海岸線沿い。
森戸海岸入口並びの森戸橋畔。マンションの2階。
森戸橋を挟み左斜め前方向には「菊水亭」さんがあります。
何十年も夏の時期、森戸海水浴場に来ていますので、もちろん当店のことは
知っておりましたが、訪問ははじめて。
それは以前、天皇陛下が葉山御用邸滞在中、お気に召された「海狼」から料理を
運ばしておられるという話を耳にしたことがあり、
私たちなどがおいそれと訪問できるお値段のお店ではないのでは?
という懸念があったからです。
去年の夏、「海狼」さんの入り口近く(マンション階段下)にランチメニューが
だされており、夏の限定 冷やしそばが1,575円で提供されていること、及び夕方の
時間帯に中華惣菜が販売されていたのを見て、それじゃあ私たちも?!( ̄▽ ̄)
と今回の訪問に至りました。
海水浴の最中ですが、当然、しっかり着替えてからの来店です。
入店してみると、高級感は保っているものの昭和を感じさせる店内。
円卓と各テーブルが混じっておりますが、制服着用のスタッフさんのご案内で、
右手奥の森戸海岸が見えるテーブル席へ案内していただけました。
窓際のお席で、故 石原裕次郎 氏 も葉山の海を眺められたのでしょうか?
テーブル・セッティングは、箸置き、お店のロゴ入り箸袋に入った割り箸(横置き)、
レンゲ置き、ペーパーナプキン。 テーブルクロスは3枚重ね。
卓上には、醤油、酢、辣油、爪楊枝。
着席後にはタオル地のおしぼり(トレー置き)。
連れ(寝太郎さん)は、さっそく生ビールを注文。金額は控え忘れました。
メニューの一部。麺類は1,260円からいただけます。
驚くのは、おすすめ料理。
本日の魚料理が調理法を選べて一人525円からいただけること♪
近くに漁港があるからなのかな? ともかく、これは嬉しい。
(レンタロー) 管理人たちは蒸し料理で注文したで、調子こいて紹興酒頼んじまった。
紹興酒、ボトルはリーズナブルなところでは、古越龍山 3,000円から。
この後海に戻る予定なので、古越龍山 ポット(300ml) 1,500円 を。
寝太郎さんは、あまり紹興酒のコンディションはよろしくないのでは?という反応。
私は気になりませんが、話梅を置かれているし、お燗でも楽しめるようだから
もしかしたら保存状態がそこまで神経質になってはいないのかもね。
チェイサーでお水をお願いしたところ、氷を入れカラフェでご用意
いただけたのはありがたいな。
ガラス越しに海を見ながら紹興酒を飲む。いい気分。
なんだか、浜に帰るのを忘れそう。
本日の魚料理 平目(蒸し料理)@525×2
525円というお値段ですから、多くは望んでいません。十分素敵です。
冬瓜、レンコン、オクラ、ヤングコーン、上には白髪ネギ。
塩味をベースに品の良いあんでまとめられています。
骨付き豚肉のつゆそば@1,260
スタッフの方は目配りが利いて、蒸し魚を食べ終わったタイミングを見計らってのサーブ。
しかも排骨麺は1人前の注文ですが、きちんとお店のほうで取り分けてくださいました。
こういうところで差がつくよなあ。接客対応がすごくしっかりされていると好印象。
野菜はチンゲン菜、刻みネギ、麺は中細くらいの太さでストレート麺。
醤油味のスープは鶏ガラベースに魔法の粉少々。使い方がお上手です。
からりっと揚がった排骨は肉質も良好。食べた感あり。
最初は担々麺にしようかと迷ったのですが、これで良かったと思う。
グランドメニューを拝見すると、お料理は2名さまポーションの用意あり。
これなら2人でも使いやすい。 勇気を出して訪問し、収穫です。
当店、創業当時は「鍵屋旅館」という格式高い割烹旅館だったそうですが
1978年(昭和58年)中国料理店として一新されたそう。
昭和の高級中華の名残はありますが、味はベタになりきらず、一定の水準を
キープしてくださるものだと思います。
本日、窓の外は薄い雲がかかってしまっていますが、お天気の良い日は
森戸海岸から富士山を望むことができるんですよ。
きっと当店から眺めるサンセットも美しいことでしょう。
お会計は、1人当たり2,000円(千円未満四捨五入)
今回のランチ満足度数は、★★★☆ 消極的に大好きです。
海狼 (カイロウ)
神奈川県三浦郡葉山町堀内999
TEL 046-875-0015
営業時間/ 11:30~14:30 17:00~21:00
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)