予約のお店は「蕎亭 大黒屋」 (きょうていだいこくや)。
前回、浅草に訪問した折、ヨンクマがつぶやいていた裏浅草の蕎麦の名店です。
場所は、千束通り商店街、ドラッグストア(マツモトキヨシ)の角を曲がります。
すぐ目についたのは、「喜美松」。 その先に「蕎亭 大黒屋」が見えてまいります。
ちょいと風情のある外観。お店の中も、ちょうどいい塩梅にシブさがある。
予約の時間は19時30分。 席はテーブル席と小あがり席で、私達は小あがり席を利用。
先客は2組(4名様と2名様)。
まずは、エビスビール中ビン@580
お店は、お年を召されていますが、小柄で可愛らしい女将さんとご主人様の
お二人で切り盛りなさっています。
お品書きは扇子に書かれています。味があるぅ
扇子の両面に記されていました。
あれ?これだけ? もうちょっと何かないの? 店内の壁に額に入っている
お蕎麦のお品書きが飾られているよ。 あっちは昼のものなのかしら・・・。
接客担当の女将さんのお話によると、あれは以前使われていたようで
今は見るだけだとか。 たいへん失礼しました。
地酒は各自、店内奥の冷蔵庫まで向かい、好みのものを選びお願いするシステム。
一升瓶には正一合の値段がかけられています。
八海山 (正一合)@500×2
お店によっては一合といっても、徳利が上げ底で量が少ないと感じてしまうのですが、
同店の場合は、正しく一合、180ml分あると納得しえるものでした。
この他に選んだのは白瀑 (正一合)@500×2。
リーズナブルなお値段のものが取り揃えられているので、酒飲みとしては嬉しい限り。
天ぷらちらし@1400
海老2尾、かぼちゃ、茄子、大葉、茗荷、舞茸、しし唐。
あれれ?大根おろしとか薬味はないのかしら。塩も見当たらない。
つゆしか置かれていかなかったけど。
女将さんが来たら聞いてみようと思ったのですが、なんせ、お一人で注文を聞き、
お料理を出して、お帰りになったお客様のお皿も厨房に下げられず、ひとつの
テーブル席にまとめられている状態なのでお声をかけづらい。
まあ、いいか。食べてみよう。 ネタは小ぶりですが、軽い衣でさくっと揚げられた
天ぷらはとても上品。つゆも出汁がしっかり効いていて美味い。
ネタでは、舞茸が香りが高くて好評!(私の中では・・・)( ̄▽ ̄)
おせいろ大もり@1800
特に何もお願いしてはいないのですが、薬味とそば猪口を2つ持って来てくださいました。
薬味は辛味大根とネギ。
風味のあるそばの美味しさもさることながら、つゆが激美味い
カツオ出汁が効いていて旨みが濃厚。
どちらかというと辛口なのですが、とがったところがなく香りも上々。
(スズロー) どんれ、オラもごっちゃんになるだよ。
(みに) 辛味大根が、このつゆにあうのよねー。
玉子やき(1人前)@650×2
玉子やきは2人前から受け付けてもらえます。
辛味大根付。キュートな小鳥の醤油刺しは頭を押さえてあげるのだ。
玉子やきは、甘さ控えめでしっとり。 焼きたてのほんわりとした食感もいい。
そば湯。わりにあっさり系。
今回、寝太郎さんがお店の予約をしてくれていたのですが、その際、
「鍋はどうなさいますか」と聞かれたそうです。
寝太郎さんは、私がそば屋さんでうどんは食べないだろうと予約はしていません。
しかし、私は入店してすぐに、先客の4名様と2名様の卓上に「なべ」が出ていたのを
発見して、ずーっとこだわっていました。
だって、ものすごくいい香りなんです。クラクラするほどに
。
同店の激ウマ出汁に鴨ですよ。これは注文しないと!
でも、もう遅いか・・・下調べをしておけばよかった。失態だわ。
お店も21時過ぎになると、女将さんとお話をする時間がありましたので
鴨すきうどんなべについて、予約でないと注文できないのかお聞きしました。
「余裕があればなんですが、当日でもお店に来られる前に電話をくだされば
お受けできます。」とのこと。 もちろんこの日はもう無理。
この鴨すきうどんなべ@3600は、一人前から注文可。
私がくいさがっていたからでしょうか、
「鴨すきうどんなべをいただいてからそばで〆る方も多いので、次回はどうぞ、
なべも召し上がってください。」 と女将さんのお言葉。
そうだ!そうだ!隣の4名様も、常連とおぼしき2名様も「なべ」食べて「そば」で
〆ていたぞー(o`Θ´)ノ これぞ、裏浅草「蕎亭 大黒屋」の味わい方に違いない!!
宿題が残ってしまったわ。。
あっ、正月、自分のお誕生日にこようかな。 ピンガさん、お誘いしよう♪
年末年始の営業をお聞きすると、年末は持ち帰り用のおそばを販売するのみで
年始は5日からとのこと。
残念。やっぱり、正月三が日生まれは損だわ(u_u。)
私達は酒があれば、お料理が遅くともあまり気にならないのですが、
クチコミサイトを見るとやはり時間がかかるので、いらっとされる方もいるようです。
ご主人様もお忙しいときなど、女将さんを怒鳴られる場面があるとのことですが
私達が利用したときはそうした場面はありません。
むしろ、帰り際ご主人様も厨房からでていらして、ご夫妻で
「本日はお料理が遅くなってすみません。またいらしてください。」
と笑顔で丁寧なご挨拶をいただき好印象です。
「こちらこそ遅くまで、ご厄介おかけいたしました。ご馳走さまでした。」
宿までの帰り道に、「鴨すきうどんなべー!」といつまでも私がしつこかったせい
でしょうか、私こそ寝太郎さんに叱られたことは言うまでもありません。反省。
お会計は、2人で、上記お料理とお酒で合計7080円なり~。
おそば屋さんで一杯飲むとなると、日本酒のお代が高くつくのですが、同店は
とても良心的なお値段で正一合を提供してくださる。
個人的にですが、この点を考慮すると☆加算になります。
現時点での
日本蕎麦満足度数は、★★★★☆ とってもお気に入りです。 要再訪(*^・^)ノ
蕎亭 大黒屋 (きょうていだいこくや)
〒111-0032 東京都台東区浅草4-39-2
TEL 03-3874-2986
営業時間/ 月 17:00~22:00
火~土12:00~14:00 17:00~22:00
定休日 日曜
蕎亭 大黒屋 (そば(蕎麦) / 浅草駅(つくばEXP)、浅草駅(東武・都営・メトロ))
夜総合点★★★★☆ 4.5