中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香」 再訪。
(ノブロー) 某日は、シェフお任せのコース料理を味わうため集っただ。
計13品、当日各卓に手書きでメニューが公表された。料理はすべて大皿での提供。
以前記録した料理の細かい記録は省きます。
3種盛り合わせ
①芥未雪里紅黄瓜(キュウリとセリホンの辛子油)・・・瑞々しい胡瓜をすり潰した
雪里紅(セリホン)と和えてさっぱりと。
②春薄荷(ミント細もやし西双版納サラダ)・・・ミント使いが妙妙。清涼感のある味わい。
③陽大姐的干萝卜(ヤンおばさんの大根とドクダミ漬物)・・・エッジの利いた辛さで
じんじんひりひり。超辛い。
食べるときは③を最後にとアドバイス有り。納得です。
豆渣青菜(青菜の発酵おから炒め)
(寝太郎) やったー!最強の青菜炒めがでたよ。
この含みのあるコクがたまらないんだよなあ。
烩青龍菜(青龍菜のボイル、小魚豆鼓風味)
絶品感の漂うビジュアル。
(寝太郎) やっべー!ビックリしたよ。半端ない美味さだ。
小魚は干したワカサギなのだそう。豆鼓もふんだんに使われてますが、薄っぺらい
塩っ辛さはなし。コクのつけ方が素晴らしく味に名状しがたい深みがある。
蘑春巻(きのこ春巻シャングリラの干し松茸入り)
きつね色に美しく揚がった春巻は油切れもよく、ぱりっと軽快な食感。
お宝ザクザク。干した松茸は旨味が濃厚だから、もちろんこのままで。
今まで出会ったことのない別次元の美味しさに驚く。
炒泡黄豆(発芽大豆、ささげ漬物とひき肉炒め)
前回も食感も豊かな発芽大豆をいただいていますが、ひき肉が入ることで、おかず力アップ。
この一皿で主食とおかずを兼ねる迫力があります。
傣味排骨(タイ族のスペアリブ蒸し)
(寝太郎) めちゃくちゃ美味いよ!この旨さはなかなか遭遇できないよ。
大興奮の寝太郎さんは、隣でやっべー!うめー!を連発。
彼をたちまちにして虜にしたのは、芳しい香りととも登場したジューシーなスペアリブ蒸し。
フライドガーリック、唐辛子も効いて、ぴりっとスパイシー。
匙加減も完璧で、骨の周りの肉がまた美味く、しゃぶりつくしたい激うまスペアリブです。
傣味烤魚(西双版納式焼魚)
シェフ自ら、ハサミとトングを使いカットしてくれました。
塩漬けにした西双版納の柑橘系果物を絞っていただく。
フレッシュな香草の香りが味を引き締めていた。
茼嵩牛皮(西双版納の揚げ牛皮、春菊の塩味煮)
雲南省の生唐辛子を漬けた醤油が同行。
揚げ牛皮は単体だと臭いような独特の風味があり、現地では苦菜を使うらしいが
クセのある揚げ牛皮を香りの強い春菊と組み合わせることでバランスを図り、
隠し味に金華火腿のスープを使い、完成度を高めたシェフのセンスの良さが光る1品。
アレンジ力の凄さを見せつけられた感じだ。
桂林米綫(白子入り丸ビーフン、桂林辣淑醤煮込み)
つるんとした舌触りの丸ビーフンは魅惑のソフト食感で、香りと辛味に冴えた煮込み
ソースは白子のコクが加わり、圧倒的な辛旨さを発揮する。
佐料炒牛肉(牛肉サーロインとミントと固形納豆炒め)
質の良い牛肉の美味さにミントの爽やかさが鮮烈。ニンニクも入っていますが、
水と紹興酒でといたという西双版納の固形納豆がコクを深めています。
泡韮花菜炒飯(手づくりにらの花の漬物入り炒飯)
発酵系の旨味が生きたぱらぱら炒飯。
ぴりっとした辛さも食欲を進めさせ、どんどん食べれてしまう。
1品追加の麺は鹹菜拌麺。
よく混ぜ合わせていただきま~す。
唐辛子の効いた漬物が味の決め手。美味しかったなあ。これ白飯にかけても絶対合うわ。
創造性豊かでインパクトある料理の数々に、味覚が鍛えられました。
シェフは他の追随を許さぬ発酵系調味料使いのマジシャン。
食通と呼ばれる方々からも注目度は高く、マニアックさにドライブかかっております。
蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL 03-5422-7373
営業時間/ 18:30~21:30(L.O.)23:00(CLOSE)
定休日/ 不定休