みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

競馬の話 天皇賞G1

2016-10-30 | 競馬の話

10月30日(日)は、東京競馬場で天皇賞G1が開催されるのです。

予想は・・・

◎   9   ルージュバック
○   8  モーリス
▲  15 ラブリーデイ
△   1  エイシンヒカリ、3  アンビシャス、14 ステファノス

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

結果は・・・ 

1着 ○   8  モーリス (単1人気)
2着     12  リアルスティール(単7人気)
3着 △ 14  ステファノス(単6人気)

配当は3連複7,430円、3連単32,400円。惨敗(ノ_≦。)

 

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慶楽(ケイラク) 有楽町 ※ 【閉店】

2016-10-25 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

 純廣東料理「慶楽」(ケイラク) 再訪

某日は、2階テーブル席を利用しての宴会仕様。

宴席は、円卓中央にターンテーブルを配したレイアウト。

テーブル・セッティング:取り皿、箸(ロゴ袋入り)、使い捨て紙おしぼり
テーブルクロス:有り(ランチョンマット、ビニールマット)
卓上調味料:有り(醤油、酢、唐辛子の酢漬け)
その他:メニュー、爪楊枝、紙ナプキン、紹興酒用ショットグラス

菜單の用意はなく、打ち合わせをした幹事さん以外、内容が具体的にわからないミステリーな会食。

のちに調べたところ、以下の10品でした。

(※料理は、基本グランドメニューからのチョイスですが、通常時にないものもあります)

 ・拼盤 
 ・腐乳炒生菜
 ・燒賣(シュウマイ)
 ・滑蛋蝦仁(シバエビトタマゴ)
 ・青菜炒牛肉(野菜ト牛肉)
 ・肉絲炒麺(豚肉トモヤシヤキソバ)
 ・蠔油鶏球炒河粉或いは鶏球炒河粉
 ・鹹魚肉餅(シオザカナトヒキニクノムシモノ)
 ・雲吞(ワンタン)
 ・馬拉糕

料理は、大皿で供され、サーブ時にも詳細な説明はありませんから、

正確さに欠ける点はご容赦ください。

拼盤

前菜盛り合わせ7種。(叉焼、皮蛋、煮豚、白切鶏、海蜇、滷味、泡菜

どれに箸をつけてもそつのない仕上がりで、味のクオリティは平均値以上。

イメージどおり昭和の文人が愛したお店の前菜らしい風貌と実直な味わいで、

何ら不足はなく、また、こうした機会に実食できたことは大きな収穫。

老舗の安心・安定感と、歴史の厚さを感じさせてくれる王道の前菜です。

腐乳炒生菜

幹事さんの話では通常メニューに置いていない料理、そのためリクエストしたのだそう。

レタスを炒める際に中国の発酵食品、腐乳を調味料として使用。

腐乳は独特の発酵臭と塩気をもつので、好みの分かれるところかもしれませんが、

当店はその使い方が上手く、塩は若干きつめですが、発酵臭は控えめで、

クセが強いと感じるギリギリ手前のところをキープ。

さらりと食べれる腐乳炒めですが、発酵系のコクが味に深みをつけているので、

旨みたっぷりで物足りなさがありません。

燒賣(シュウマイ)

飾り気のないレトロな雰囲気を醸し出すに燒賣たちに視線は釘づけ。

齧ると、よく練られた肉餡はジューシーで素材からの甘みが十分。

主観ですが、卓上の唐辛子や醤油より、ウスターソースが欲しくなる味わいです。なかなか美味い。

滑蛋蝦仁(シバエビトタマゴ)

こんもりと山を成す滑蛋蝦仁の具材はほかに干しシイタケ、タケノコ、ネギ。

スプーンで崩すと中は半熟状態でとろんとろん。

大人数でのポーションなので通常時も同様かはわかりませんが、使われている塩は最小限。

エビのプリッとした歯触りをリズムに、たまごのしっとり柔らかな質感と深いコクを楽しむ

シンプルにして作り手の技量が伝わる1品。

あと、この器、「安記」さんが蟹たまで出すものと同じじゃないかしら?

二段構造で保温の目的も果たせるはずですが、残念ながら下の段に固形燃料などは

入っていませんでした。

青菜炒牛肉(野菜ト牛肉)

調味料(醤油等)で下味をつけた牛肉とシャキシャキ空芯菜の炒めもの。

肉は質も良く、思いのほか柔らかかったのですが、大きなインパクトはありません。

万人から親しまれる味わいなのでは。

肉絲炒麺(豚肉トモヤシヤキソバ)

池波正太郎氏が好んだという肉絲炒麺(豚肉トモヤシヤキソバ)も宴会料理で登場。

縮れた茶色い細麺の上に、これでもかっと乗った豚肉とモヤシの炒めものは、水溶き片栗粉で

あん状にまとめられ庶民派のルックス。

ボソッと千切れた麺と具材、まずはノーマルに、そのままでいただくと、ほんのりとした

酸味を感じました。

なんだろう?今まで出会ったことがないタイプのざっかけない味で、懐古的な魅力がある。

参加者それぞれが著名な文人を虜にする味を探ろうと盛り上がり、好奇心は満たされました。

蠔油鶏球炒河粉或いは鶏球炒河粉

オイスターソースの風味を感じたので、おそらく蠔油鶏球炒河粉だろうと推測。

ひと口サイズの鶏肉、ブロッコリー、カリフラワー、キクラゲ、タマネギが河粉(平打ちライスヌードル)

を覆う具材メンバー。絡めるようにして口に運ぶと、ソフトな甘みがあって味はまろやか。

鶏肉もぷりぷりして質が良いと思います。

鹹魚肉餅(シオザカナトヒキニクノムシモノ)

塩漬け干し魚と針生姜を中央に据えたビッグな肉餅。当店のものは醤油タレがかかっていません。

そのかわり、塩漬け干し魚がめちゃくちゃしょっぱい。

スプーンでガシガシ徹底的に粉砕し、蒸しハンバーグに混ぜあわせいただく。

味は悪くありませんが、私は醤油タレのある肉餅が好きなので、これは召し上がる方のお好みかも。

雲吞(ワンタン)

特筆すべきは、雲吞!醤油味のスープに刻みネギの浮かぶ伝統派スタイル。

これだけでワクワク度100超えですよ。

肉餡を包み込むぴろぴろの雲吞皮は、口に含むとじわじわととろけていくよう。

スープも昔懐かしい昭和の醤油味が想起され、しみじみとした美味さに胃袋が喜びました。

これはリピートしたい味だなあ。

馬拉糕

パワフルボディの馬拉糕は、しっとりふっくら甘さ控えめで、味の好感度も抜群に高い。

さすがにもう満腹です。

基本に忠実な広東料理を日本人の舌に合うよう程よく融合させていて、そのバランス感は絶妙。

単なる昭和な日式広東料理とは位置づけられない本物の凄みもあるのです。

根強いファンがいるのも納得。

念願のグランドメニューからのチョイスで当店のその真価が分かりました。

後世に残したい貴重なお店だと思います。

 

慶楽 (ケイラク)
東京都千代田区有楽町1-2-8 慶楽ビル
TEL     03-3580-1948
営業時間/11:30~21:45
定休日    日曜日     -店舗情報「食べログ」より-

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美食天堂 金威(カムイ) 下北沢 ※

2016-10-25 | 中国料理全般

美食天堂 「金威」(カムイ)

最寄駅は下北沢。南口を出て右手の南口商店街を進行した左手側。

両脇を飲食店に挟まれ、うっかりすると見落としてしまいそうなロケーションです。

細い階段を上り、2Fの店の入り口まで。

当店は「神田雲林」さんで研鑽を積んだ福田氏が独立し、オーナーシェフを務める中国料理店。

オープンは2016年6月29日です。

ランチコース@2,200を予約のうえ、2名で訪問。

扉を開けるとカジュアルな装いの店内は、左手に厨房とその前にカウンター席を配し、

右手側にテーブル席が数卓とコンパクトな印象です。

今回リザーブされたのは、その中でも一番空間にゆとりを感じられる窓際2卓のうちの1卓。

片側ソファ席でした。

厨房はシェフのほかに男性コックさんが1名。フロアを担当する女性は1名。

この日の昼の時間帯は3人体制です。

食事を共にする友人とは現地集合。

テーブル・セッティング:箸置き、箸(ロゴ袋入り、横置き)

テーブルクロス:なし

卓上調味料:なし

その他:爪楊枝

着座後:タオルおしぼり(直置き)、氷水、メニュー

卓上に菜譜の用意はありませんでしたが、ランチコースの内容構成は

 ・金威特拼盆(本日の前菜三種盛合せ)
 ・則日蒸点心(自家製点心2種のセイロ蒸し)
 ・時菜炒蝦仁(むき海老と旬野菜の強火炒め)
 ・客家式封肉(7時間コトコト煮込んだ豚の角煮)
 ・任選麵飯(四川麻婆豆腐or金威担々麺)
 ・任選甜点心(プーアル茶と本日のお菓子)   というもの。

料理は全て各自分での提供で、サーブ時にも口頭説明を受けられるスタイル。

タイミングとしては、ある程度、食事の進行を見てくれているようですが、まだ食べ終わって

いない段階で、次のお料理が出てくるときもあり、卓上が賑やかになることもありました。

金威特拼盆(本日の前菜三種盛合せ)

①よだれ鶏・・・ナッツの浮かぶ麻辣タレはしっかり痺れる辛さ。八角が鮮やかに香った。
②ワカサギの揚げ飴炊き・・・カリッと甘く、スナック感覚でつまめる飴炊き。
③豆腐とキャベツの酢塩山椒和え・・・さっぱりテイスト。もう少し山椒のパンチを効かせても良いかも。

3種とも味の方向性をきっちり違える細やかな配慮が嬉しいです。

時菜炒蝦仁(むき海老と旬野菜の強火炒め)

彩り豊かな季節野菜は、その持ち味を大切にシャキシャキとした魅力的な歯触り。

海老は齧りついた瞬間ふわっと柔らかく、そこからぷりっとした弾力に移行する

2段構造型の食感で、あっさり強火炒めは塩の塩梅も申し分なし。

シンプルですが、素材の旨味を引き出した迷いのない火入れは、技量の高さがあればこそ。

先の料理が楽しみです。

友人のお皿の時菜炒蝦仁。こちらの方がフォトジェニックかな。盛り付けで印象も違いますね。

則日蒸点心(自家製点心2種のセイロ蒸し)

海老焼売と小籠包。針生姜を浮かべた赤酢もセット(小籠包用)。

(レンタロー) おお!シューマイに凄うまオーラをびんびん感じるだ。

お肉感たっぷりな自家製焼売は手切り肉と推測。

その手切り肉の上に海老をまるまる握るように乗せた圧巻のビジュアル。

齧るとジューシーでしっかりとした肉の食感と海老のぷりっとした歯触りが合わさって

吃驚するほど美味い。なんとグラマラスでセクシーな焼売なのだろう。

(レンタロー) ヤバイで!めちゃ実力のある新星が登場しただ。

オラの中で“キング”の座をめぐるシューマイ戦争勃発だで。

管理人、あまりの衝撃に小籠包のことはすっ飛んだだな。

客家式封肉(7時間コトコト煮込んだ豚の角煮)

山芋をクッションにしたホエー豚の角煮。眩いばかりの照りと立体感のあるフォルムに目を奪われる。

じっくり煮込まれた皮つき肉は、コクのある濃厚な甘さで、肉はほろほろ、脂はとろんとろん。

残ったソースを花巻につけて食べたいくらいでしたよ。味に艶があり、嫌味がないのです。

任選麵飯(四川麻婆豆腐)

〆の麵飯は各自違えて注文可能。シェアして食べたい欲張りな私達。

サーブ時には紙エプロンの提供があり、麻婆豆腐には白飯がつくということで、

小碗で2つもらえました。

もちろん、オンザライス!豆腐は木綿タイプで私好み。

苦味と辛味が共存し、ビリリと痺れるコクのある大人味で好感触。

本場四川バリバリの直下型な辛さと油を好む方のツボにははまらないかもしれませんが、

日本人シェフの作る繊細な味の豊かさとバランス感があり、なかなか美味いではありませんか。

任選麵飯(金威担々麺)

担々麺は温or冷を選べたので、冷やしでお願いしました。

取り碗ももらっていますが、写真はその取り分け前のビジュアル。

ゴツゴツとした肉そぼろに、トッピングは白ネギ、カイワレ菜、錦糸卵。

当該担々麺が冷やし、ということも関係するかもしれませんが、胡麻が優勢したさらり系の担々麺で

味の深みもいまひとつ。さらっとタイプで供するなら、もう少し酢を効かせた方が良いと思うのですが、

芝麻醤のコクを軸に攻めたいのか、何がしたいのか振り切れていない印象で、そこが自分には歯がゆく、

さらに生意気を言わせていただくと、カイワレ菜も錦糸卵も余分。

個人の見解では、麵飯は麻婆豆腐に軍配が上がりました。

任選甜点心(プーアル茶と本日のお菓子) 

あんずとサツマイモのパウンドケーキ。

香り良く、しっとりしたケーキでお茶菓子力高し!こいつはいいわ。

急須は茶漉しパック入りで各自に1つ。

茶葉の量が多いのか、お湯を足してもらっても、すごく濃かったです。

ドリンクは、キリン一番搾り(中瓶)@630、
陳年紹興酒(5年)古越龍山デキャンタ@2,200を注文。

お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

お手頃価格のランチコースも利用する側にとっては有り難いのですが、

本日の1番の収穫は何といっても自家製の海老焼売。

メニューを見ると通常では2個で350円ということなので、再び驚いた。

必食の価値ある美味しさ。オススメです。機会があれば、ぜひお試しください。

 

美食天堂 金威
東京都世田谷区北沢2-14-3 喜多ビル 2F
TEL     03-6450-8876
営業時間/11:30~23:00(22:00LO)
定休日    火曜日     -店舗情報「食べログ」より-

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南粤美食(ナンエツビショク) 横浜中華街 ※

2016-10-25 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

横浜中華街、開港道の広東料理「南粤美食」(ナンエツビショク) 再訪。→(前回:2016/09/8ブロマガ)

某日は小ぢんまりとした2階、テーブル席を利用しての宴会仕様。

宴席は、角テーブルを2卓つけ、中央にターンテーブルを配したレイアウト。

テーブル・セッティング:取り皿、取り碗、箸、レンゲ、グラス、使い捨て紙おしぼり
テーブルクロス:有り
卓上調味料:なし

菜單の用意はなく、広東郷土料理をメインにリクエストされたようですが、打ち合わせを

した幹事さん以外、内容が具体的にわからないミステリーな会食。

のちに調べたところ、以下の10品でした。

 ・鹽焗鷄
 ・淮山杞子紅蘿蔔螺頭排骨湯
 ・黄酒煮薑蕃薯鷄
 ・緑波荳腐
 ・南瓜蒸排骨
 ・椒鹽鮮魷
 ・薑汁炒芥蘭
 ・臘鴨臘肉臘腸煲仔飯
 ・港式炒麵
 ・冰糖雪耳燉蓮子

(※料理は、通常メニューにないものもあります)

さて、料理は、大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが入り混じった

スタイルで、サーブ時にも詳しい説明はありません。

鹽焗鷄

(レンタロー) トップバッターは店の看板料理、東江鹽焗鷄だな。

塩味ががっちり効いた骨付き肉で、肉はシコシコの歯触りだよ。

淮山杞子紅蘿蔔螺頭排骨湯

スペアリブを使った老火湯。表面はうっすらと膜や脂が浮き、少し濁った状態。

口をつけた瞬間、脂で唇が潤う感じですが、塩で味を整えたスープは、素材の旨みが

ぐっと入り込んだで自然体な味で、想像したほど、こってりしたものではなく、具材も大きめの

乱切りで、食べさせる力を有していました。

黄酒煮薑蕃薯鷄

骨付き鶏肉、サツマイモの黄酒煮込み。紹興酒で代用されたのだそう。

しっかり味がしみ込んだ茶色いお料理はご飯と相思相愛。

気取りのない懐に取り込む旨さで食欲を焚き付けてくれます。これは好きだ。

緑波荳腐

色鮮やかなグリーンは、すり潰したほうれん草。

そこへ、ひと口サイズにカットしたエビやホタテ、豆腐を合わせ、塩で調味。

このソースは緩くとろみがついていて、口当たりがとても優しく、海鮮のぷりっとした

歯触りをアクセントに豆腐のつるんとした喉越しを楽しめます。

南瓜蒸排骨

カボチャと排骨の豆鼓蒸し。カボチャは歯応えが残る状態ですが、豆鼓は余分な塩辛さがないし、

素材の持ち味を生かし、味には丸みがあって、肉はきちんとジューシー。

なかなか美味しいと思いましたよ。

魷魚

イカの塩胡椒揚げ。酒と好相性の料理ですが、少し塩がきついなあ。

薑汁炒芥蘭

シャキッと感を残す火入れ加減で歯触り良好。箸休め的にいただけます。

臘鴨臘肉臘腸煲仔飯

今回は大きな土鍋で炊き上げてくれました。蓋を開けた時に立ちのぼる芳香に陶酔。

米はジャポニカ米を使用。参加メンバーさんの協力で、混ぜられますが、

やはり炊きあがった飯は柔らかく、副産物のオコゲもぱりっとと言うより、

鍋底に黒くこびりついてしまう状態です。

う~ん、厨房の火力の問題なのかしらね。

好みで使えるよう醤油タレも置かれましたが、予めかけられたタレと干し肉の風味だけでOK。

香港の香り米を使った煲仔飯をイメージして食べると、少し惜しい感じですが、

味のバランスは取れていましたから、参加者一同にも好評でした。

港式炒麵

追加注文の香港やきそば。独特のボソッとした細麺がチャーミング。

大衆的な味わいですが、こってりと甘めなので多くは食べられません。

辣椒醤をもらい、味をピリッと引き締めることで食傷を回避です。

冰糖雪耳燉蓮子

白きくらげ、蓮の実、百合根の温かい糖水。素直な甘さが心地よいですね。

 

話によると、当店のオーナーシェフは、関帝廟通りの某店で料理長を務めていたのだそう。

ですから腕は確か。経験豊富なシェフが作る郷土色豊かな料理から目が離せません。

(訪問日:2016年10月)

南粤美食(ナンエツビショク)
神奈川県横浜市中区山下町165-2 INビル
TEL     045-681-6228
営業時間/11:30~23:30(LO)     
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より-

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家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店 ※

2016-10-24 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

高級広東料理「福臨門 家全七福」 再訪→(前回:2016/10/10ブロマガ)

6名でのランチ利用に際し、個室を予約。

当店へ、久しぶりに訪問するメンバーさんのリクエストは脆皮鶏、灌湯餃、鮑汁章魚雞粒飯。

このお料理を組み込んだランチコースでは、いくらぐらいになるのか、店の方に相談すると、

Lunch喜@7,500円

 ・焼味拼涼菜(前菜)
 ・魚翅灌湯餃
(フカヒレ入りスープ餃子)
 ・北京烤填鴨 或 七福脆皮鶏
(北京ダック又は金鶏の姿揚げ)
 ・點心
(点心4品)
 ・厨師推介料理
(料理長のおすすめ一品料理)
 ・福建炒飯 或 鶏球湯河粉
(福建風あんかけ炒飯又は鶏肉入りスープフォー)
 ・甜品
(デザート)

の中に希望する料理が2品あるため、Lunch喜をベースに〆の料理を鮑汁章魚雞粒飯に変更し

同じ金額で提供してくれるとのこと。ドリンク別で、税込8,000円強ぐらいの金額が目安のよう。

テーブル・セッティング:、ナプキン、箸置き、箸(縦置き)、茶杯(ソーサー付き) 、おしぼり用トレー。

テーブルクロス:有り

卓上調味料:なし

着座後:タオルおしぼり、ドリンクメニュー、點心メニュー

菜譜(菜單)の用意はなく、料理は一部を除き、各人ごとのポーションで供され、

サーブ時に説明を受けられるシステム。

点心は当日チョイスのため、4品選び伝えたところでコース料理がスタートします。

まず、円卓、ターンテーブル上に登場するのは、XO醤(左)と辛味豆板醤(辣醤)(右)。

焼味拼涼菜(前菜)

涼拌海蜇、②蜜汁叉焼、③鹵水牛展(牛スネ肉の冷菜)

味のクオリティは変わらず。広東料理の王道を行くハイレベルな味わいは言葉を失うほどの美味しさです。

魚翅灌湯餃(フカヒレ入りスープ餃子)

何度となくいただいている魚翅灌湯餃。

全卵で練った黄色味がかった皮は厚みがあって独特の食味。

その皮をレンゲで破るとエビと貝柱が放出し、フカヒレ(散翅)、金華火腿と豪華メンバーが

器の中に集結。素材の旨みが混じり合い、雑味のないクリアなスープは味に厚みが増し

たとえようのない深みが息づくのです。

お好みでと置かれたのは酢。まろやかな味わいでスープの味を損なうことはありませんが、

使用は器にではなく、レンゲに落とす程度から試してみるのが良いでしょう。

次の料理に先立ち、フィンガーボウルがセットされ、おしぼりが差し替えられました。

七福脆皮鶏(金鶏の姿揚げ)

(ノブロー) キリンさん、魚翅灌湯餃に続き、こいもおめのリクエストだべ。どんぞ。

鶏肉には下準備の段階で塩が塗りこまれていますが、お好みでどうぞと、山椒塩、檸檬汁もセット。

熱した油で表面をパリパリに仕上げた金色に艶めくチキンは、皮目香ばしく、

内側の肉はしっとり柔らかで旨み濃厚、脂もじゅるじゅる。

脆皮炸子雞(脆皮鶏)は当店の名物料理の一つなのであります。

点心

鼓汁蒸排骨はレギュラー点心からのチョイス。

のっけから取り分けられ、小碗で提供されると、貧弱でその見た目からは食欲をそそることが

できないのですが、手掴みで齧りつくと、ジューシーで旨みたっぷり。

角がなく円みのある品の良い味わいです。

今月の点心からチョイスしたのは3品。

蟹肉魚翅飽(フカヒレ入り蟹肉小籠飽)

チョイス時に説明を受けられましたが、当該小籠飽はスープの入っていないタイプ。

大きなインパクトはありませんが、お肉感しっかりで味にそつがありません。

雲腿金銭酥(金華ハムと海老入りパイ)

バターの効いたサクサクのパイ生地に金華火腿とすり身状のエビをサンドしたもの。

甘さと塩気が絶妙なバランスで味覚に働きかけ、ひと口で食べるのが惜しいと思える

洗練された美味しさ。私もお気に入りの點心です。

菜肉雞飽仔(鶏肉と野菜入り蒸し饅頭)

ほわっほわの饅頭を割ると、ころころサイズの鶏肉と香りの良い青菜が

顔を覗かせます。頬張ると餡はほんのり生姜風味。

衒いのないストレートな旨さで抜群に好感度が高く、自身の評価ですが、

本日チョイスした點心の中では1等賞。出会えそうで出会えない味わいです。

厨師推介料理(料理長のおすすめ一品料理)

エビとホタテ、松の実の炒め。ほか、具材は銀杏、スナップエンドウ。

味付けはシンプルに塩味ですから、あっさりとして素材力勝負のお料理です。

(ノブロー) キリンさんもご機嫌だな。今日は〆の飯もおめのリクエストだべ。

鮑汁章魚雞粒飯(干し鮑の煮汁を入れた干しタコと鶏肉の炒飯)

閉店となった銀座店では幾度となく実食済みですが、乾貨の旨味が凝縮された

鮑汁章魚雞粒飯はお店の看板料理であり絶対のエース。

長粒米使用。鮑汁のエキスに干しタコだけではなく、贅沢にがっちり干し貝柱入り。

私にはちょっと甘めにも感じるので、後半、辣醤を活用していただきますが、

濃厚なダシが味にぐっと深みをつけ、ぷっくりとした鶏肉が食感にメリハリを与える

実にリッチな味わいのおじや風炒飯です。

星洲炒米粉(シンガポール風カレー味焼きビーフン)@2,000

デザート前に料理を1品追加。大皿で置いてもらい、取り分けは各自ですることにしました。

視覚的にもこの方が食欲を掻き立てます。

具材は叉焼、もやし、セロリ、黄韮などで、仕上げに錦糸卵をトッピング。

ビーフンは中心に芯があるような、つんつんボソボソとした食感で、カレーパウダーを使い

調味しているので、ドライな口当たり。香港の茶餐廳でも提供されるメニューですが、

当店らしく、きちんとレストラン味での提供です。

甜品(デザート)

写真は一部ですが、4種からのチョイス。

フルーツ入り杏仁豆腐、タピオカココナッツミルク、 マンゴープリン、中華風お汁粉。

中華風お汁粉は、紫米とココナッツミルクの汁粉だと思います。

掬い上げると、タピオカ、サツマイモ、豆類がザクザク。

これってマレーシアから香港に入ってきたデザート、馬來渣咋(マレーシア風のお汁粉)では?

お豆のホクホクとした食感が豊かで甘さは控えめ、優しい素朴な味わいでした。

(キリンさん) あと、焼き菓子付きですよ。

ティーポットでサービスされるお茶もこまめに変えてくれるし、タオルおしぼりの差し替えも

計3回と至れり尽くせりですね。ゲストのキリンさんも、満足してくれたと良いのですが。

ドリンクは生ビールを4杯と、紹興酒は持ち込みで(持ち込み料、1本3,000円)お願いし、

会計はテーブルチェックで済ませました。

(訪問日:2016年10月)

家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F
TEL     03-3283-2002
営業時間/ランチ(月~金)/11:30~16:00(L.O.15:00)
     ランチ(土・日・祝)/11:30~16:00(L.O.15:30)
     ディナー(月~土)/17:00~23:00(L.O.21:30)
     ディナー(日・祝)/17:00~22:00(L.O.21:00)     
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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台湾麺線(タイワンメンセン) 御成門

2016-10-24 | 中国料理(台湾料理)

台湾料理「台湾麺線」(タイワンメンセン) 再訪

幹事さんのお声掛けのもと、某日は、薬膳麻辣火鍋コース(要予約)を味わうため有志が集いました。感謝。

リザーブされていたのは、入口に近いテーブル席。

テーブル・セッティング:取り皿、箸(ロゴ袋入り)
テーブルクロス:なし
卓上調味料:台湾烏酢(台湾産黒醋)、自家製辣椒醤
その他:業務用タオルおしぼり、カセットコンロ、おたま、トング
着座後:ドリンクメニュー

菜單の用意はありませんが、HPによるとコースの内容構成は

薬膳麻辣火鍋¥4200(税抜)
 ・サラダ
 ・前菜
 ・麻辣薬膳羊火鍋
 ・鶏排(チーパイ)
 ・しめ(小麺線または小魯肉飯) という計5品。

料理は、大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが

入り混じったスタイルで、大皿の場合は各人での取り分け作業が必要です。

前菜

トップバッターは、前菜4種。

泡菜(甘酢漬け)、拌干絲(押し豆腐の和え物)、台湾メンマ、エビの紹興酒漬け。

火鍋のオマケ的なポジショニングではなく、どれも手間をかけ、きちんと作ったことが伝わる味で、

期待値以上の美味しさ。出だし好調です。

サラダ

スタッフさんからパクチーは大丈夫か、とお尋ねあり。参加者一同、無問題であります。

あっさり味のドレッシングがかかっているので、トングで混ぜ合わせていただく。

パクチー好きにはこたえられない、香りの良いさっぱりサラダです。

麻辣薬膳羊火鍋

お店のツイートによると、『台湾から取り寄せた漢方と骨付きラム肉をじっくり煮込む』ことで

ベースとなるスープを完成させるよう。

今回は、前日から仕込んだという話でしたが、時間をかけてコクと旨みを引き出したスープは、

澄んだ飴色で、ここに唐辛子のパンチがちょっぴり入り、まろやかな味の奥行き感は素晴らしい。

薬味で登場したのは刻んだパクチーとXO醤のよう。お好みで使えます。

ラム肉はほろほろに柔らかいのですが、力を使い果たした感はなく、温まればすぐに食べれます。

また、ぷりっぷり弾力のすり身団子、たっぷりの野菜やエノキは美味しいスープを

しみこませてから、と育てるお楽しみも満載した火鍋です。

名残り惜しいのですが、あっという間に胃袋へ消え、鍋は空っぽになりましたよ。

鶏排

ビッグサイズの鶏排は包丁で食べやすくカット。外はカリカリっとクリスピーで、肉は柔らか。

夜市の雰囲気そのままにスナック感覚で、手掴みで食べたくなるスパイシーなフライドチキンです。

小麺線

小麺線または小魯肉飯を選べます。チョイスは小麺線。

臭みのないモツに、パクチーとは鉄板の相性!

久しぶりにいただきましたが、かつお出汁の効いたとろみスープがやわやわ麵線に絡みたまらなく旨い!

 

なお、今回、飲み放題(2時間制)プランをつけ、お会計は1人あたり4,900円(税抜)。

私自身、台湾産の紹興酒が苦手なので、ドリンクを選ぶのに少し苦心しましたが、メニューには

サワー類も充実しています。

これからのシーズン、目先を変え人数を集めて、麻辣薬膳羊火鍋コースはいかがでしょう。

薬膳パワーで身体もほかほか温まりますよ。

 

台湾麺線(タイワンメンセン)
東京都港区新橋5-22-2
TEL     03-6435-6032
営業時間/月~金 11:00~14:00 17:30~22:00(21:30LO)
           土・祝 11:30~14:30 17:30~21:30(21:00LO)    
定休日    日     -店舗情報「食べログ」より-

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競馬の話 菊花賞G1

2016-10-23 | 競馬の話

10月23日(日)は、京都競馬場で菊花賞G1が開催されるのです。

予想は・・・

◎  3  サトノダイヤモンド
○  6 ディーマジェスティ
▲ 10  ウムブルフ
△   1  カフジプリンス、11 レインボーライン、17   ジュンヴァルカン

3連複BOXで勝負します!

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

結果は・・・ 

1着  ◎  3  サトノダイヤモンド(単1人気)
2着  △  11  レインボーライン(単9人気)
3着       13   エアスピネル(単6人気)

配当は3連複17,550円、3連単69,380円。惨敗(ノ_≦。)

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大珍樓(ダイチンロウ) 本店 横浜中華街

2016-10-20 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

横浜中華街、西門通りの広東料理の老舗「大珍樓」(ダイチンロウ) 本店。再訪

以前、当店の社長さんから、小皿料理を始めると聞いたけれど、その内容が知りたくてならない。

某休日、寝太郎さんをお供に訪問を決行。

表のスタンド看板にも紹介されているし、本店で間違いないわね。

入店後、指示を受けたのは2階、窓際のテーブル席。

テーブル・セッティング:取り皿、小皿、小碗、レンゲ、箸置き、箸。

テーブルクロス:有り(布とビニールクロス)

卓上調味料:有り(醤油、酢、からし、北京ダック用海鮮みそ)

その他:爪楊枝、オーダー用メモ、鉛筆、呼び出しベル

着座後:メニュー、タオル地のおしぼり(直置き)

(寝太郎) ね、飲み放題プラン、まだやっているかな?

 

料理は小皿を中心にアラカルトで、と決めてあるけれど、メニューの束の中に、

飲み放題プランが見当たらない。ダメもとで聞いてみると、変わらずちゃんとありましたよ!

スタンダード(1,500円)とプレミアム(2,000円)で、各2時間制。

選んだのはスタンダードです。

チェイサーの水もウォーターピッチャーでもらえ準備万端。

今回、タイミングよく、1階で社長さんに会え、オススメの小皿料理を教えてもらえたので、

チョイスはそれを参考に選びました。

清蒸魚(核桃肉)(広東式蒸し魚の昔風(アイナメのホホ肉)メロウ使用@480

蒸し魚を注文となると、ある程度の人数が理想的だったり、また、2人では小さいサイズの魚で

お願いしなくてはならず、けっこうハードルが高いのですが、切り身での提供により問題はクリア。

小皿料理なら2人でも注文しやすく、これだけでお腹がいっぱいにならないところが嬉しいです。

お話によると、安定した供給が望めるとのことで、魚はアイナメのホホ肉を使用。

よく動かす部分だから、筋肉を食べているような健やかな歯触りで、タレの味も申し分なし。

白飯を誘う味わいです。

さて、次は社長さんも推していた鉄板焼き。

テーブルサイドにワゴンを寄せ、スタッフさんが料理を仕上げてくれます。

目で見て、じゅうじゅうパチパチとした音を聞き、香りが立ちのぼる。このライブ感がたまらなく楽しいのです。

鉄板黒椒牛柳(大珍楼特製牛ヒレ肉の黒胡椒鉄板焼き)@680

厳選したバターと玉ねぎを使い、ヒレ肉はすっと歯が入る柔らかさで、

ほんのりとした甘みが感じられ味はまろやか。

(寝太郎) これは原価率が高いんじゃあないかな。質が良いし、お得感ありだよ。

時菜沙律(広東式新鮮野菜の中華サラダ)@380

箸休め的に小さいポーションのサラダ。エビと揚げたワンタン皮が砕かれ、トッピング。

手元であっさり味のドレッシングをかけていただきます。

鹹魚蒸肉餅(ハンバーグ風蒸し肉の塩漬け干し魚のせ)@480

小さなボディの肉餅も、はっとさせるほど鹹魚の香り豊か。

このお値段が信じられないほど、クオリティが高く、真剣勝負の味わいに舌も心も満たされました。

白飯もですが、これで、チビチビ飲る酒もまた格別なのです。

お会計は、1人当たり3,000円(千円未満四捨五入) 

ポーション少なく、小皿料理がお手頃な価格から取り揃えられてるので2人でも楽しめ、かつ、

アラカルトでもお願いできる飲み放題効果で満足度は神クラス。


経営センス抜群の社長さんは、率先して現場に立ち、また各卓を回りホスピタリティ溢れる接客に

努めてくれるので、本当に頭の下がる思いです。

私達、料理だけでなく、そのお人柄の素晴らしさにも惚れ込み、足を運んでしまうのです。

最後に、今回は当店の宴会でお子様へと登場するハローキティカスタードまんをご紹介したいと思います。

1階「飲茶發發」のコーナーで販売。割って食べるのが躊躇われるぐらいの美形でしょ。

説明によると、厳しいチェックにより、選りすぐりのべっぴんさんだけが店頭に並ぶとのこと。

皮はふっくらしっとり、カスタードあんはとってもミルキーです。横浜中華街のお土産にいかがでしょう。

大珍樓 本店
神奈川県横浜市中区山下町202
TEL     045-681-3277
営業時間/11:00~22:00(LO21:30)
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

 

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正記冰室 (ジェォンゲイピンサッ) 曙橋

2016-10-17 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

ホンコンレストラン「正記冰室」 (ジェォンゲイピンサッ)

当店のオープンは2016年10月。香港では「茶餐廳」「冰室」と呼ばれるカフェがあり、

「冰室」の歴史は「茶餐廳」より古く、冷たい飲み物や軽食を出す昔ながらの喫茶店。

これに対し「茶餐廳」は喫茶店と大衆食堂をミックスさせたファミレス的な食文化を

もつのが茶餐廳というところでしょうか。

最寄駅は曙橋。

A4出口を出て右折、東京都道302号新宿両国線(通称、靖国通り)を進行した道沿いに立地しています。

赤を基調とするカジュアルな雰囲気の店内は、カウンター席とテーブル席でレイアウトされ、

小体な造り。友人とのランチ利用ですが、ピークタイムを外したので、幸い空席があり、

窓際のテーブル席へと指示を受けられました。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:あり(酢、辣油、醤油、砂糖)
その他:爪楊枝、紙ナプキン
着座後:水

注文は表で決めていましたが、確認のためスタッフさんにメニューをもらいセットの説明を聞きました。

午市套餐(ランチセット)は8種類。ドリンクは選べますが、割増料金がつき+200円です。

千炒牛河(牛肉の炒めフォー)@880(税抜)

平打ちライスヌードル(河粉)に、具材は牛肉、タマネギ(洋葱)、モヤシ(銀芽)。

麵のぴろぴろ食感を楽しみつつ、肉を口に運ぶと、思いのほか柔らかいことににんまり。

モヤシの食感とタマネギの甘みも効果的に働き、老抽・生抽をベースに砂糖等で調味した

大衆的な味わいに好感が持てました。

しかし、私は友人とシェアすることで食傷を回避しましたが、こってりとして、

甘めのため食べ進めるにしたがい、ヘビーに感じてしまう場合もあるかもしれませんね。

鴛鴦(香港スタイルコーヒー&ミルクティー)+@200(税抜)

ドリンクは冷or温が選べます。

温かい鴛鴦茶に砂糖は入っていませんから、卓上の砂糖でお好みの甘さに。

海南雞飯@880(税抜)

友人チョイスは海南雞飯。お店推しの料理のよう。スープと3種のタレ(薬味)を従え角盆でのサーブ。

ライスは長粒米を使用。私も味見をしましたが、正直なところ抜きんでた感はありません。

お隣に座ったお客様も海南雞飯を注文していましたが、タレが少ないため、

途中から卓上の醤油をかけて召し上がっていましたよ。友人も同様。そして完食ならずです。

冰鎮奶茶(人氣香港スタイルミルクティー)@450(税抜)

せっかく当店まで足を運んだのだからと、アイスミルクティーを追加注文。

氷の入ったアイスペールで瓶ごと提供してくれるから薄まらなくてよいのですが、

Condensed Cafe and Bar」さんほどのお洒落感はありません。

また、若干風味が弱く感じましたが、はじめて香港スタイルの凍奶茶にトライした

友人には好評だったので、この点は私の体調によるものかも。

なお、お茶と一緒に食べれる蛋撻(エッグタルト)などはないかとメニューを探したのですが、

ランチタイム、別ページにあったのは、三文治などのパン類の紹介が主でした。

これからメニューが充実してくるのかもしれません。

 

正記冰室 (ジェォンゲイピンサッ)
東京都新宿区片町2-2
TEL     03-6380-1922
営業時間/12:00~22:00     
定休日    日曜日     -店舗情報「食べログ」より-

 

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競馬の話 秋華賞G1

2016-10-16 | 競馬の話

10月16日(日)は、京都競馬場で秋華賞・G1が開催されるのです。

予想は・・・ 

◎ 10 ビッシュ
○  2  ジュエラー
▲ 15 カイザーバル
△ 4  パーシーズベスト、7 ヴィブロス、14 ミエノサクシード

3連単フォーメーションで勝負!

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

結果は・・・ 

1着  △  7 ヴィブロス(単3人気)
2着       3  パールコード (単4人気)
3着 ▲  15 カイザーバル  (単8人気)

配当は3連複20,940円、3連単95,520円。惨敗(ノ_≦。)

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口福館 (コウフクカン) 関内

2016-10-14 | 中国料理(台湾料理)

 台湾家庭小皿料理「口福館」 (コウフクカン)

 

最寄駅は伊勢佐木長者町ですが、私達は利用路線の関係で関内駅から。

駅を背にイセザキモールを進行すると右手側に見えてきます。

予約なしでお邪魔したけれど、入れるかしら?

入店後、2名である旨を伝えると、2階席にどうぞとのこと。

ちょっぴり急な階段を上り、2階を担当するお姉さんから指示を受けられたのは、

靴を脱いであがる掘り炬燵席の中ほど。

壁側のほうは良いのですが、通路側は背もたれとなる部分がないので、

酔っぱらって後ろに転倒したら、後頭部直撃で大変なことになりそうだ(汗)。

 

普段使いに丁度よい気負わぬ雰囲気の店内。

テーブル・セッティング:なし
テーブルクロス:なし
卓上調味料:胡椒、唐辛子
その他:爪楊枝、メニュー、灰皿、箸(箸箱内)、紙ナプキンほか
着座後:使い捨て紙おしぼり

後ろへの転倒が気になりますが、ドリンクはサッポロビール(中瓶)@500(税抜)×2からスタート。

また、ボトル紹興酒は、台湾産以外(中国)も置いてあり、そのお値段も1,300円から2,000円(税抜)と

庶民派価格です。

 

(ノブロー) 料理もお手頃価格な前菜からデザートまで、各種取り揃えてられてるだ。

お財布事情の救世主みてえな店だよ。

 

煎菜脯蛋(台湾特産干し大根の卵焼き)@299(税込323円)

キツネ色に焼けた薄い卵焼きですが、300円ぐらいのお値段なら十分に納得できるクオリティ。

とりあえず、枝豆ならぬ菜脯蛋的立ち位置で、これを注文しておけば安心のスターティングメンバー。

薄さの中にもふっくら感があり、時おり、ヒットする干し大根に喜び倍増。

ビールの肴につまみながら、次のお料理を決めるのであります。

 

芹菜拌干絲(台湾セロリと押し豆腐の和え物)@499(税込539円)

細切り押し豆腐はこんもりとボリュームたっぷり。塩味ベースでセロリの風味と相まってコンビ力優秀。

ぱくぱく食べれる気安い美味しさです。

(寝太郎) 辣油ないかな。僕は押し豆腐にちょろっと垂らしてみたいな。

卓上に置いていない調味料もお願いすれば、持ってきてもらえますよ。

 

芋頭燜排骨(台湾のタロウ芋とスペアリブの煮込み)@799(税込863円)

スペシャル料理からのチョイス。出来上がりまで15分程度時間を要するということです。

タロウ芋とスペアリブ、骨周りの旨味が入ったタレは水溶き片栗粉でとろみをつけた状態でサーブ。

 

(レンタロー) な、ノブ。台湾の「豐盛食堂」さんでで食べた芋頭排骨、覚えてるだか?

(ノブロー) ああ、あれは絶品だったな。

「豐盛食堂」さんがタレがなくなるまで煮込んだものならば、こちらは(煮込み)時間が短いのかしら。

ねっちりしたタロイモも歯応えがしっかり残っているし、スペアリブもとろとろとまでは至っていません。

しかし、薄味で味は素朴、こうしたお料理がメニューに存在していることが嬉しいのであります。

 

椒塩排骨(豚肉の塩こしょう炒め)@599(税込647円)

メニュー写真と見比べると、粗さの目立つ風体ですが、衣をつけ揚げた排骨はほんのりカレー風味。

刻みキャベツにはドレッシングがかかっていないので、素の味勝負。持て余し気味です。

 

そろそろ〆の食事の時間。来店するお客様の多くが注文するあの丼飯が気になって仕方ない。

隣の中国人のお客様もこれだけは完食していたし、マストで押さえる料理のよう。私も注文してみました。

 

魯肉飯(台湾風肉丼)@463(税込500)

溶きたまごとワカメの塩味スープもセット。

丼の絵柄も素敵なのですが、この魯肉飯には並々ならぬオーラを感じるのです。

 

米は国産米を仕様。具材は、味玉子、高菜漬け、肉味噌、豚角煮で、ご飯が少し見える

ぐらいの分量で盛られ、お洒落系魯肉飯とは異なる風貌に胸が高鳴ります。

 

レンゲでがしがし混ぜ、煮玉子も崩していただく。

本醸造醤油でじっくり煮込んだという角煮は皮目にサクっと歯が入り、肉の繊維がはらりと

崩れ、その質感も申し分なし。味付けしっかりですが、八角等の中華スパイスの味が

あまり感じられないのは苦手な方もいるから控え目にしているのかも。

本場っぽさと食べやすさを併せ持った、いいとこ取りの美味さで、味に嫌味なし。

(ノブロー) 豆板醤は店のお姉さんに頼むと持ってきてくれるだよ。

後半、味が単調に感じたら、味覚の切り替えタイム。

豆板醤を活用し、ピリっとした辛さで、食のリカバリーを図りましょう。

 

酒は塔牌紹興花彫酒5年(600ml)@1,500(税込1,620円)×2を注文。

お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入) 

私達の場合は、酒代が会計を圧迫していますが、当店はすごくリーズナブル。

料理は台湾料理を主軸に、広東、四川、日式とバラエティに富んだラインナップ。

中華飲みにも使える懐の深さで、リピーターとなるファンも多いのではないでしょうか。

 

口福館 (コウフクカン
神奈川県横浜市中区伊勢佐木町2-80 1F
TEL     045-262-5494
営業時間/平日 11:00~翌02:00 土・祝日・祝前日 11:00~翌04:00
            日 11:00~24:00     
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

 

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家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店 ※

2016-10-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

高級広東料理「福臨門 家全七福」 再訪

某日のランチタイムに寝太郎さんと2人で利用。

大皿を囲み大勢でワイワイやる中華も楽しいですが、性分としてあちこちに気をまわしてしまうため

気疲れすることもあります。ですから、気の置けない2人で緩くのんびり食べる中華も大好きなのです。

案内を受けたのはダイニングの窓際丸テーブル席。

窓から望める皇居の周りのグリーンは清々しく、リラックス効果があるように思います。

テーブル・セッティング:位置皿、ナプキン、箸置き、 箸(ロゴ袋入り・縦置き)、茶杯(ソーサー付き)、 おしぼり用トレー

テーブルクロス:有り

卓上調味料:なし

その他:ドリンクメニュー

着座後:タオルおしぼり(トレー置き)、メニュー

メニューの束を手に取り、決めたのは2名様より注文可能なLunch楽@3,900

内容構成は

 ・焼味拼涼菜(前菜)
 ・本日例湯(本日のスープ)※割増料金を支払うことでフカヒレ入りスープ餃子(+600円)、      
                    フカヒレ姿煮(+3,500円)に変更可。
 ・點心5品(点心5品)
 ・生菜咸魚帯子炒飯 或 鮮帯子湯伊麺(帆立入り中華風アンチョビとレタスの炒飯
                           又は 帆立入りきし麺風つゆそば)
 ・本日甜品(本日のデザート)  というものです。

料理は、2名一緒の皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが入り混じったスタイルで、

サーブ時に説明を受けられるシステム。前菜はお披露目後に店側で取り分けてくれました。

焼味拼涼菜(前菜)

XO醤と辛味豆板醤(辣醤)が卓にセットされ、まずは1皿目。

涼拌海蜇、凉拌黄瓜、蜜汁叉焼。

旨味のある叉焼に、質の良いぷりっぷりクラゲ、シンプルな塩味のキュウリも

めちゃくちゃオイルが旨いし、全てにおいて味のブレがない。

広東料理の王道を行くハイレベルな味わいに格の違いを見せつけられた感じ。

やっぱり当店は凄いわ。毎日でも食べたいです。

本日例湯(本日のスープ)

変更をせず、スタンダードに例湯で。イカのすり身と豆腐のスープ。

塩の使い方は神業クラス。雑味のない上湯は味の輪郭がはっきりしているけれど、

あっさり飲めて塩がキツイと感じる手前をキープ。少しもしょっぱくないのです。

清淡で滋味豊かな味が胃袋にしみわたり、もうひと口、と強くお替りを欲してしまう。

合わせた具材は、クリアなスープの持ち味を最大限に生かせる淡白なもの。

すり身団子はイカの風味豊かだし、つるんとした滑らか豆腐も口に優しい。

點心5品(点心5品)

點心は店側お任せの5品。客側からは選べませんが、作り置きで誤魔化されるといった心配は無用。

出来上がり次第運ばれてきます。

鮮蝦炸春巻(海老入り春巻)

お好みでと、リーペリンソース(ウスターソース)もセット。

キツネ色に揚がった春巻を手元に寄せてみると、発見!空洞がある。

内側の皮が餡を固定し、外側の皮は密着していない状態です。

噛り付くと、愉快なくらいにぱりっぱりでクリスピー。

ひょっとしたら、狙いはここ?それにしても上手に揚げたものだわ。

餡はよくある、とろみのついたオイスター風味ではありません。

ぷりぷりのエビの味付けには塩。油っこさは微塵もないので軽くいただけます。

また、この春巻はリーペリンソースととても相性が良く、つけて食べるのがオススメ。

鮮蝦蒸粉菓(海老と野菜の餃子)

むっちり吸い付くような皮から覗く具材は、まるで宝石たちのよう。

塩味で調味した品の良い餡は、味のバランスも素晴らしく、ひと口で食べてしまうのが

勿体無いと思えるほどです。

蟹肉魚翅餃(蟹肉入りフカヒレ餃子)

こちらも同様。目でも楽しめ、なおかつ美味い。點心師の技量の高さに感服です。

(寝太郎) そうだよね!僕が料理人だったら、打ちのめされる旨さだよ。

鮮蝦焼賣皇(海老入りシュウマイ)

黄色い皮にテンション上昇!お肉感もたっぷりで、心も満足。香港定番の點心を楽しめました。

竹笙上素巻(絹笠茸入り五目野菜の湯葉巻き)

オイスターソースをぎとぎと効かせたタイプではなく、あんの味も薄めで精進料理っぽいテイスト。

ヘルシーな湯葉巻きです。

蜜汁叉焼酥(叉焼入りパイ)

追加點心は蜜汁叉焼酥。お値段は1,100円だったと思います。

バターの効いたさくっほろのパイ生地の中には甘めの叉焼餡。

この甘さと塩気が絶妙で、口の中は喜びでいっぱい。もう、たまらんです。

やはり当店の點心は、本場感があり、他と一線を画する華があるわ。

鮮帯子湯伊麺(帆立入りきし麺風つゆそば)    

〆の麵飯は各自違えて注文可能。

厚みのある帆立、白菜仔、キノコが麺チームのメンバー。

例えが悪いのですが、伊麺はカップうどんのような食感。

それが美味しいスープを吸い込み絡んでパワーアップ!

あっさりしていますが、味には濁りのない深みを感じます。

生菜咸魚帯子炒飯(帆立入り中華風アンチョビとレタスの炒飯)   

長粒米使用のパラパラしっとり炒飯は、心躍るパーフェクトな出来栄え。

適度な大きさにカットした帆立もザクザク入って、風味よくコクも十分。

このままでもOKですが、卓上の辛味豆板醤の活用もアリ。

他の料理に使うチャンスがなかったけれど、残すには忍びないほど美味しいんだもの。

味がピリリと引き締り、食欲がまたまた加速しますよ。

本日甜品(本日のデザート)  

薬膳ゼリー、タピオカ、ナタデココ、黄色いのはマンゴーのよう。甘すぎず自然な味わいです。

なお、食事後半にはティーポットでジャスミン茶のサービスを受けているので、

添えられたゴマの焼き菓子もしっかり完食。

しかし、ランチコースが3,900円から提供されているのには驚きました。

数年前はもう少しお値段が良かったと思うのですが。

お陰で追加點心もできたし、クオリティの高い料理が使いやすいランチコースで味わえ大満足。

ドリンクは瓶ビールを2本注文。XO醤はつまみとして消化したのであります。

お会計は、1人当たり6,000円(千円未満四捨五入) テーブルチェックで済ませました。

 

家全七福酒家 SEVENTH SON RESTAURANT 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F
TEL     03-3283-2002
営業時間/ランチ(月~金)/11:30~16:00(L.O.15:00)
              ランチ(土・日・祝)/11:30~16:00(L.O.15:30)
              ディナー(月~土)/17:00~23:00(L.O.21:30)
              ディナー(日・祝)/17:00~22:00(L.O.21:00)     
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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蓮香(レンシャン) 白金高輪 ※

2016-10-09 | 中国料理全般

中国料理 郷村菜 蔬菜「蓮香」 再訪

某日はテーブル席を利用しての宴会仕様。菜單は当日に手書きで公表され、品数は計13品です。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものもあるようです)

料理はすべて大皿での提供。テーブル・セッティング等は省略します。

①苗族式大根の漬物 

②腸詰

③苦瓜の手作りみそ和え

④醤油漬けパパイヤと細切り大根

小山内シェフは発酵系調味料使いの名手。

提供する前菜は味の方向性を違えながらもパンチがあって、どれもみな個性的。

当店らしい味の華やかさがあり、酒との相性も抜群で一皿目から心を奪われましたよ。

沱江小魚(沱江小魚と香味野菜スパイス炒め)

カリッと香ばしい沱江小魚(川魚)と香味野菜(ニラ)をスパイスで炒めたおつまみ力に優れた1品。

塩気もしっかり効いていて、味は濃いめですが、懐に取り込む旨さがあり、

箸が止まらなくなることは請け合いです。

(ノブロー) 沱江小魚は泥臭さねえし、カリカリとうめえ!オラはこいでカルシウム補給するだ。

沱江小虾(沱江小エビとレタス香り炒め)

小エビたっぷりで風味豊か。その旨味を吸い込んだレタスとともにいただきますが、唐辛子が

効いているので、沱江小魚よりビリリと刺激的な味わいです。

蜂蛹(ハチの子と生唐辛子炒め土家族風)

来ましたね、探求心旺盛なシェフならではのディープな食材。

インパクト大のビジュアルに、ためらってしまう方もいるかもしれません。

私も、一瞬たじろぎましたが、シェフを信用して、ぱくっとひと口。

するとハチの子やサナギはサクサクと香ばしく、意外にも美味いではありませんか。

スナック感覚でつまめて味も軽やかです。また、辛さの耐性にもよりますが、風味の強い生唐辛子を

除いて食べればノックアウトされることもないでしょう。

土家族式回鍋肉(発酵もろこし風味)

香りが鮮やか!発酵調味料を使った大人味の回鍋肉。当店でしか味わえない味の魔力があり、

リピーターの多くはシェフが作り上げる創造性豊かでインパクトのある料理に魅せられ、

足を運ぶのかもしれませんね。

大頭菜、きくらげエビ田舎風

エビのプリプリ度が凄く、素材感が生きた1品。味付けもしっかりですが、

提供された料理の中ではくつろぎ系の味わいで、宴会料理に強弱をつけています。

湖南式腊八豆入り玉子焼き

塩加減が絶妙!腊八豆(大豆発酵食品)がコクを深めたふわふわの玉子焼き。

田舎料理っぽい風体ですが、当店のたまご料理、絶品ですよ。

鴨血巴(カモの血もち米豆腐煮込み)

これもインパクト大!糯米に鴨の血を混ぜ固めたものをひと口サイズにカットし、豆腐とともに煮込んで提供。

唐辛子に刻みネギ、発酵調味料も効いて、味に厚みがあり、もっちりした鴨血も抵抗なく美味しくいただけました。

剁椒拌麺

拌麺はよく混ぜてから。唐辛子の漬物の辛味と酸味が味の決め手で、

もっちりした丸麵に絡んだところを口に運べば、しっかり辛くて、これが超コク旨。

食べだすともう止まらなくなるの。

シンプルですが、他の追随を許さぬ発酵系調味料使いのセンスの良さが光ります。

水菓(生なつめ苗族のハチミツ風味)

生なつめもフレッシュでまるで、小さなリンゴを丸かじりしているよう。好みでハチミツをつけれますが、

私はこのままでも十分。瑞々しくて美味しかったですよ。

発酵調味料使いに長け、白金高輪で異彩を放つ独創性豊かな中国少数民族料理店。断然、オススメ。

人気店ですから予約の上、訪問するのが賢明です。

 

蓮香(Renshan)
東京都港区白金4-1-7
TEL     03-5422-7373
営業時間/18:30~21:00(L.O)
定休日    不定休     -店舗情報「食べログ」より- 

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飲茶倶楽部 恵比寿 ※

2016-10-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

飲茶倶楽部

広尾の広東料理の名店「真不同」の支店として2016年9月1日にオープンした新店。

最寄駅、恵比寿からも程近く利便性の良い立地ですから、本店と比べ、そのアクセスの良さに

驚かれる方もいるのではないでしょうか?

店はビルの6Fに入っており、エレベーターを利用して向かいます。

入店すると空間は右手方向に広がり、客席はテーブル席と厨房前のカウンター席でレイアウト。

すっきりとした店内は堅苦しさがなく、カジュアル飲茶レストランという雰囲気です。

通常営業は夜からですが、某日は午後の時間帯での貸切宴会仕様。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものがあるかもしれません)

各人に渡された菜單では以下の14品。

 ・頂湯燒賣
 ・鷓鴣蛋燒賣
 ・柱候蒸排骨

 ・豬潤燒賣
 ・咖哩蒸魷魚
 ・蠔油鮮竹巻
 ・懐舊鷄球大包
 ・咸水角
 ・炸芋角
 ・鹹魚蒸肉餠
 ・糯米鷄
 ・豉汁鳳爪
 ・百花滑鷄脯
 ・馬拉

出来上がり次第、提供されますので、順不同。

なお、料理は、大皿で供されるものと、各人ごとのポーションで供されるものが入り混じったスタイルで、

大皿の場合は各人での取り分け作業が必要です。

頂湯燒賣(左)、鷓鴣蛋燒賣(右)

鷓鴣蛋燒賣は、トップにうずらの卵を据え、上面を覆うようにシュウマイ皮を乗せ蒸したもの。

ベールをはがすと、その立体的なフォルムで目を向かせることでしょう。

黄色い皮で香港ファンの心を鷲掴み!頂湯燒賣は当店の看板點心といえるもの。

金華ハムの旨みを蓄えた頂湯は矢印の先、焼売内部に仕込まれていますから、

このままガブリといくと熱々スープが飛び散り衣服を汚す可能性もあるのでご注意を。

双方ともにとても肉々しく力強い焼売です。

百花滑鷄脯

こんがりキツネ色の鶏皮とふっくらとしたエビすり身団子の強力タッグ。

塩味が効き、香ばしさとプリプリ弾力を楽しめ、ビールにも合う1品です。

柱候蒸排骨

スペアリブの柱候醤蒸し。骨周りの肉はホロホロとろとろ。

柱侯醤は肉と鉄板の相性ですから、地に足のついた堅実な味わいと言えましょう。白飯の恋人です。

咸水角

五目入り揚げもち。見た目はちょっと日焼けしすぎていたり、白く粉を吹いた状態ですが、

カリッと揚がった咸水角に歯を入れ、もっちりした皮を噛みちぎると、五目餡がとろ~りと口に広がり、

納得できる美味しさ。同席させていただいた方々にも好評のようでした。

豉汁鳳爪

鳳爪(もみじ)の豆鼓ソース蒸し。

もみじは鶏の足のことですから、食べ慣れない日本人にとって、その見た目からも

敬遠する方もいることでしょう。しかし、香港人はこれが大好物。

香港ナビさんによると、好きな点心ベスト10入りするほどの人気なのです。

味はしっかり濃いめですが、骨からするりと剥がれ、ゼラチン質たっぷりでとろけるように柔らかいです。

炸芋角

一般的には蜂巣炸芋角として親しまれているタロイモの五目包み揚げ。

ここでは里芋で代用されているとのこと。

ハチの巣状に揚げた薄皮にはうき粉が入っているので、さくほろっの軽い食感。

中には蒸してすりつぶした里芋皮が五目餡を包みこんでいて、ねっとりホクホクとした食感から

調味餡の味が混じり合い、それらの相互作用により一つの味が完成する、とても面白味のある點心で

1個の食べ応えも十分です。

咖哩蒸魷魚

イカのカレー蒸し。スパイスの芳香が鼻をくすぐり、食欲を刺激します。

煲老火湯

菜單には記載されていませんが、例湯も登場。

白濁した色味のスープには青菜が確認できますが、それだけではありません。

どうやら、仕上げにグリルした鯛を入れてくれたみたい。

スープベースは鶏のよう。そこに焼いた魚の香ばしさが加わり、風味豊かでより味わい深いものに。

また、身のふかふか食感も味わえるので、ご馳走度もアップしています。

懐舊鷄球大包

真っ白なジャンボサイズの肉まんに一同の視線は釘付け。

食べやすいように包丁で半分にカットして提供してくれましたが、ふんわりと柔らかい皮の内側には

これでもかっ!というほどかの豊富なパワフル具材。

ほんのりと甘みのある皮と程よく調味された肉餡の力強さとジューシーさを味わえる

ボリューム満点な肉まん。ご機嫌になれる美味しさです。

さて、厨房では次のお料理が出来上がったようです。(撮影・掲載承諾済み)

鹹魚蒸肉餠

小さなハンバーグ状に形成したミンチ肉と鹹魚(ハムユイ)の蒸し物。

庶民的な家常菜としての肉餅を期待していたのですが、発酵系独特の風味は控えめで、

品の良い味わいです。

鹹魚(ハムユイ)のクセのある風味が苦手な方にも、これなら受け入れやすいかも。

(ノブロー) サイズも品数のある宴会スタイルだで、この大きさなのかもしんねえな。

情報によると厨房で腕をふるうのは香港厨師なんですって。シャイな笑顔が素敵です。

次のお料理。これで何が出されるのかすぐにわかる方は、香港迷の素養ありかしら?

豬潤燒賣

豚レバーのせ焼売です。レバーのシャクシャクとした歯触りと風味を同時に楽しめる焼売で、

私と寝太郎さんの間では、“寝太郎さん恋慕の點心”という位置づけ。

本場と比べると若干こなれ感が出ていないようにも思えますが、日本で一般的にいただけない

點心をこの宴のメニューに組んでくれたことに感激しています。

なお、参加メンバーの熱い支持を受け、豬潤燒賣は通常メニューにも登場するようなので、

内臓系がOKな方はレッツトライ!

糯米鷄

もち米に鶏肉などの具材を混ぜ、蓮の葉で包んで蒸したちまき。

蓮の葉を開けると、ふわっと香りが広がり、具材の旨味がしみ込んだもち米は安心・安定感のある美味しさ。

飲茶の定番メニューですが、お腹にしっかりたまるのでオーダーの際には組み立てを考えお願いしましょう。

蠔油鮮竹巻

細切りにしたタケノコをはじめとする具材を湯葉で包み揚げ、オイスターソースで蒸したもの。

齧り付くとオイスターソースのコクを含んだ素材の旨味がじゅるじゅると広がる、

たまらなく美味しい點心なのです。

馬拉

ふっくら中華蒸しカステラ(馬拉糕)。

粉、卵、牛乳、かん水、(砂糖)で作っているという話も聞きましたが、

熱々しっとり、素朴な味を口に運べば、別腹が起動することは間違いなしでしょう。

 

宴会料理とは別ですが、下記の写真は幹事さん持ち込みの皮蛋による味比べ。

順興行

白身はフルフル、黄身もとろんとろん。デリケートな皮蛋はつるんとした喉越しで、まるで飲み物のよう。

コクうまマックスで味に力強さがあり、抜群の美味さを誇ります。

李煥糖心皮蛋

飴色にキラキラと輝き、透き通るような白身が美しい皮蛋。

アンモニア臭とは無縁で、味も繊細で華やいだ美味さがあり、後味も綺麗。

これらをつまみながら飲む酒がまた美味かったのであります。贅沢をさせてもらえ感謝。

 

今回貸切宴会に対し、店側は2名で対応。そのため少し忙しなく、一部粗さもでてしまったようにも

思えますが、気負わず利用でき、香港スピリッツを体感できる飲茶レストランがオープンしたことは朗報。

今回は宴会仕様でしたが、通常営業でのお料理がとても気になるお店です。

 

飲茶倶楽部
東京都渋谷区恵比寿南1-8-9 京城ビル 6F
TEL     03-6303-1318
営業時間/17:30~12:00     -店舗情報「食べログ」より-

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大珍樓(ダイチンロウ) 新館 横浜中華街 ※

2016-10-09 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

中華街本通りの「大珍樓」(ダイチンロウ) 新館。

某日は5階満漢宮(特別室)、円卓テーブル席を利用しての宴会仕様。燒臘宴

そして、この宴の目玉食材がプロお墨付きの最高品質の国産家鴨。

(※以下の料理はすべて、幹事さんが、事前にお店と打ち合わせして決定したもの。

通常メニューにないものもあります)

テーブル・セッティング:取り皿、飾り折りナプキン、湯呑み、グラス(2)、箸置き、割り箸(ロゴ袋入り)

テーブルクロス:有り

卓上調味料:有り(醤油、酢、ザラメ糖)

その他:菜譜

着座後:タオルおしぼり(トレー置き)

香港警察の制服を着たクマさんも宴会メンバー。

菜譜によると以下の12品が提供料理。

 ・叉焼、焼肉、焼鴨肝
 ・泡菜、金銭鶏
 ・卤水(鴨腎、鴨舌、鴨脚、鴨翼)
 ・冬瓜炖鴨湯
 ・琵琶鴨
 ・鹽水鴨
 ・蒜蓉炒時菜
 ・辣子鴨腸
 ・黄金斑蒸魚
 ・家郷湯瀬粉
 ・杏汁炖雪梨
 ・凍芒果糯米糍

さて、料理は基本的に大皿ですが、場合によっては卓へのお披露目後、店側が取り分けをする

スタイルで提供。1品目と2品目は一緒に盛り付けられています。

叉焼、焼肉、焼鴨肝、泡菜、金銭鶏

新鮮出爐!

この日のために調達した逸品食材は、鏞記酒家出身の燒き物師により、その卓越した技量をもって

丁寧に焼き上げられます。

皮目ぱりっと肉はしっとりと柔らかい焼肉は、塩加減もばっちりだし、火入れの妙が光る叉焼も

肉本来の旨みが生き、噛みしめるとほんのりと甘く、焼きたてのご馳走感たっぷり。

また、濃厚なコクが口に広がる焼鴨肝は酒を誘う夢心地の味わいで一同を魅了。

どれも骨太ななかに本場を感じる完璧な香港味です。

(ノブロー) 焼味、最高だな。モノが違うし、めっちゃジューシーだで。

豚の脂や鶏レバーなどを重ねた金銭鶏。

この脂もローストしてあるので余分な油分が落ちて、シャクシャクとした歯触り、そこにレバーの

ねっとりとしたコクが合わさり、じゅるじゅるの旨さで、こいつがまた酒に合うのだ。

卤水(鴨腎、鴨舌、鴨脚、鴨翼)

卤水に漬け込んだアヒルの腎臓、舌、脚、手羽。微かなピリ辛さが、食欲を焚き付けるのです。真係好食!

冬瓜炖鴨湯

スープが主役の冬瓜炖鴨湯。

ベースはアヒルで、味付けは微量な塩と漢方食材(陳皮など)のみ。

冬瓜ほこほこ。ハトムギほくほく。

スープは胃袋にしみわたる奥深い味わいで、思わず歓喜の声があがるほど。

夢中にさせる美味しさにお替りラッシュ炸裂です。

鹽水鴨

お頭付きの鹽水鴨。鯵の開きと同じようにアヒルは開いた状態。

同時に甘酸っぱいタレもセット。

仕入れにこだわっただけのことはあって、肉の繊維がくっきりと美しく、皮目も身にフィットして、

見た目からも絶品感の漂うビジュアル。

塩加減も程よく、シコシコぷりぷりの身質を味わえました。

琵琶鴨

香ばしい皮目としっこりと健やかな肉を、北京ダックと同じ甜麺醤ベースのタレで味わう。

丸々1羽いただけるアヒルは、人数を集めた宴ならではのご馳走。

目が覚めるような美味さで、骨周りはもちろん、お尻の近くは肉が薄く、生活の香りも加味され、

その違いを体感できることに感動。最後まで味わい尽くせました。

蒜蓉炒時菜

空芯菜のニンニク炒め。箸休め的にいただけ胃が休まります。

辣子鴨腸

彩り豊かな野菜とアヒルの腸の豆鼓入り辛子炒め。

腸は辛子炒めにすることで、クセのある香りを抑止。

万人に受け入れられるものではないと思いますが、はまるとこたえられなくなるクサ旨系の味わい。

黄金斑蒸魚

スタッフさんによって解体された後、お頭は別皿でテーブルの中央へ。メンバーの熱い視線が集まります。

(ノブロー) 魚は黄ハタ800gだよ。

蒸魚はレア感を残すというより、火が通ったコシコの身を楽しむ感じ。それでいて少しも硬くなく、

皮はとろんとして理想的。タレの味も申し分ないし、圧倒的な美味しさに心酔しました。

さて、ワゴンでは、〆のライスヌードル(瀬粉)の仕上げ作業が行われています。

これはそのライスヌードルに乗せる具材。

薄味スープに浮かぶ柔らかい麵は、手作りならではのことですが、先がすぼまって不揃い。

日本人は麺にコシを求める文化なので、受け入れられにくいようだ、と当店の社長さん。

家郷湯瀬粉

仕上げは、ちょっぴり甘めに調味し炒めた肉と香菜を各自手元でトッピング。

これもまた美味いのですが、琵琶鴨をキープして麺に乗せると、より香港を感じられる味わいに。

杏汁炖雪梨

温かいデザート。

お話によると、南の杏仁は甘く、北の杏仁は苦味があり、その2つを合わせ牛乳とともに煮立てて

絞った汁が杏汁であり、この香りを出すのがとても大変なのだそう。

アーモンドエッセンスを使い香りづけをするところが多い中、本物を追求し提供してくれたのです。

今回は梨のコンポートも入り、ボリュームも備えています。

凍芒果糯米糍 

ココナッツをまぶしたマンゴーの餅。中には果肉もしっかりと。

菜譜にはありませんでしたが、(当店の)社長さんが開発したカスタード入りの小籠包がサービスで追加。

ひと口サイズのベリーキュートな小籠包。カスタード餡は味が濃厚でとてもミルキーでした。

以上、大珍樓燒臘宴。他ではなかなか味わえない骨格の太い料理を堪能。

幹事さんの宴会スキルの高さにも脱帽ですが、そのリクエストに的確に応じてくれる当店にも深く感服しています。

大珍樓 新館
神奈川県横浜市中区山下町143
TEL     045-663-5477
営業時間/11:00~14:00(LO) 11:00~22:00 21:30(LO)
定休日    無休     -店舗情報「食べログ」より-

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