(ノブロー) なあ、レン。ええ玄関じゃねえか。生まれ故郷、中国を思い出すだ
(レンタロー) だなあ、オラたちのハウスにも取り付けてえな。
(ノブロー) どんれ、今日はここんちにお邪魔してみるべ。
「銀座小はれ日より」
東京メトロ、有楽町線 銀座1丁目駅下車。インド・タンドール料理「カイバル」と同じ
昭和通り沿いのビルですが、お店の入り口は通りから横に入った位置。
私は1階のフランス料理店が目印になりました。
同店のHPによると
オーナーシェフ 高橋政貴 氏は、四川料理の伝道者 陳健民氏の愛弟子であり、
日本における薬膳料理の始祖「岡野国勝氏」に教えを受けたという経歴の持ち主。
化学調味料を一切排除した、シェフ自身の「味」と「スタイル」を追求した
新しい中国料理店のスタイルを提供してくださるとのこと。
本日は、おまかせ料理のディナーを予約。
◆おまかせ 5,800円◆
~バランスよく多彩に楽しめる人気のフルコース~
1 秘伝の薬膳スープ
2 心づくしの前菜彩色
3 温菜前にもうひと皿
4 本日の新鮮魚介料理
5 本日のおまかせ肉料理
6 本日の野菜料理(または豆冨料理)
7 本日の麺料理
8 本日の自家製デザート
ぐるなびによると、内容構成は上記のようになりますが、事前(3日以上前)に
食べたい料理などをリクエストしておくことが可能。
事情があり日程変更やお料理の相談など、連れ(寝太郎さん)が、何度もお店に
電話をおかけしたのですが、電話口に出られたスタッフ(おおかわさん)は、
面倒くさがらず毎回、気持ちよく対応してくださったとのこと。
階段を降り、銀座耀ビル地下1階がお店。
明るく開放的なオープンキッチンの前には、シェフのお仕事ぶりを拝見できる
カウンター席が設けられ、テーブル席を含めると、ぐるなびでは総席数が25席とのこと。
カジュアルな雰囲気なので、肩が凝らずにお食事が楽しめます。
お店は、キッチンに高橋シェフ、ホールはスタッフのおおかわさん、お二人で切り盛り
なさっておられ、私達が案内していただけたのは、4人掛けテーブル席。
この日、BGMには、ビリー・ジョエルが流れていました。
テーブル・セッティングは、
取り皿2枚、箸置き、箸袋に入った割り箸は横置き、コップ。
温かいタオル地のおしぼりは手渡しでいただけました。
なお、箸置きは紹興酒の甕のクビ部分の破片になるそうです。
1 秘伝の薬膳スープ
お食事前に出されたのは、温かい“漢方スープ”
地鶏ベースに、朝鮮人参、ウコン(鬱金)、ウイキョウ(茴香)、チンピ(陳皮)、
花椒など8種類以上の生薬が使われているとか。 食前酒代わりになるのかな。
この時期、冷たいものばかりを摂取してしまうので、身体に優しい薬膳スープを
お心遣いいただけるのは有難いですね。
と言いつつ、ビールは、キリン一番搾り(中瓶)@850を注文。
2 心づくしの前菜彩色
前菜は6品。お料理には、決まった名前がないとのこと。
また、お品書きはありませんので、説明を受けたときにお聞きしたことや私達が
見たことなどで、記録させていただきますから正確さには欠けるかもしれません。
一番手前は、蒸し鶏の自家製ラー油と漢方のスタミナソース。
下には水菜。漢方の効いた独特のソースが味の決め手になっています。
鴨のスモーク、青菜添え
丁子と花椒の風味を感じました。しっとりとして鴨の脂も噛み締めるほどに美味しい。
白エビの紹興酒漬け
白エビの殻を手剥きします。
紹興酒に漬けられることにより、プリプリとした甘み豊かな身が、一層濃厚になり滋味。
エビ好きの連れは、ミソも美味いぞっ!と大喜び。
ダイコンとキュウリの甘酢漬け
ピータンと豆腐の湯葉巻き
上には、大葉を刻んだものがのっています。
一見すると出汁巻き卵のようにも見えますが、手間を惜しまず作ってくださって
いることがわかります。
ナスとタコのマリネ
エノキダケ、パプリカ、唐辛子など。
甕出し生紹興酒は、「古越龍山」 カラフェ(500ml)@2000×2
チェイサーでお水をお願いしたところ、ボトルで置いていってくださいました。
お水をたくさん飲みたい連れには、これも有難い。
水、水、と毎回お声をおかけするのも、お忙しいときには申し訳ないですから。
さて、紹興老酒になると、熟成12年物で6500円、熟成20年物で8000円という価格設定。
前菜6品、ゆっくり楽しませていただいたところで、おしぼりが差し替えられ
次のお料理になります。
-№2に続く-