温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ディナーを予約し、再訪。
しつこいぐらいに通いシェフのプレッシャーになってしまうかしら、と心配ですが(汗)、
自分は当店に根を生やしてしまったようです。
某日は友人との食事会での利用。 当店の焼売を食べてもらいたい♪
「Reservation」 の札は、個室に用意されていました。(4人掛けテーブル席)
テーブル・セッティングはランチョンマットの用意がないだけで、
他に変わりがありませんから省略します。
グランドメニューとドリンクメニューも卓上にあり。 本日はアラカルト注文です。
烏骨鶏のピータン(皮蛋)@500
白髪ネギと香菜を添え、醤油タレもセット。
このタレの旨さは信頼に値する味わい。美味しい店の証です
琥珀色に輝く、艶めかしい烏骨鶏のピータン。
前回同様、質の良いものを使われています。美味い!これも必食したい逸品だ。
(ノブロー) 今日のゲストは、オラたちのアイドル、ノンノンだで。
(ノンノン) 皆さん、よろしくねっ
お酒はプレミアムモルツ樽生@600よりスタートしていますが、利き酒セットで美味しかった
缸缸好(ガンガンハオ)をボトル@4,800で注文。
スタッフさんが卓上で開封するところを見せてくれました。
このボトルを開封するには、添えつけの鍵を挿入してボトルの口を割っていくのですが
破片を受け止めるため下にポリ袋を敷いてくれています。
おお!無事、蓋が開きました。飲めるぞーー!
黄酒はリキュールグラスで、チェイサーに氷水(レモン水)をいただきました。
(ノブロー) オラ、缸缸好(ガンガンハオ)のお蔭で英雄の鍵をゲットしただ。
(ノンノン) まあ、ノブロー、鍵っ子になったのね。
うちのパパの話だとその鍵は英雄の赤鍵。
7つの鍵を集めると「虹滲む泡沫の迷宮」の扉を開けられるんですって。
(ノブロー) ??
(レンタロー) オラだって負けね。ほれ、ノンノン、オラこんな芸もできるだ。英雄だで。
(ノンノン) ・・・捨て身の自己アピールね。
焼売1個250円
手切りした豚肩ロースとホタテのシューマイ。
海老が苦手なノンノンパパのために、予めシェフにお願いしておきました。
この肉々しい食感とジューシーさは他では味わえない一級品だと思っています。
盤石の旨さ。非常好食
大根餅(蘿蔔糕)1個300円
両面に香ばしい焼き色をつけて。
腸詰入りの大根餅を口に含むともっちり、ねっとりとした舌触りで、ふわりとシナモンが香った。
熱いうちにいただきましょう。
豚トロの叉焼(烤豬肥喉)『焼きたてで香りとジューシーさを』@1,200
注文を受けてから焼き上げるため20分ほど時間を要するそう。
質の良い豚の喉肉を使われていますから、噛みしめるほどに旨みがじゅわわっと。
嫌なくどさを感じさせません。
香り鶏の丸揚げ 皮パリパリ仕立て(當紅脆皮炸子香鶏)(3~5名様分)要予約 半羽@3,800
蒋介石の愛した鶏をルーツに持つ“香り鶏”を姿揚げに。
料理長スペシャリテ。これも事前に予約していました。
――おぉーーー!
シェフがテーブルまで見せにきてくれましたのですが、眩いばかりに照りのある色艶。
見るだけでごくりと喉が鳴る。
紅焼脆乳鳩は「香宮」さんでいただいていますが、脆皮炸子鶏は 「SEN YO」さん以来かな。
当店の「香り鶏の丸揚げ」は以前、幸運にも少しだけいただくことができましたが、
人数が揃い、ようやくその全貌を目にすることができました。
腿と背中はぶつ切り。
レモン、A1ソース、花椒塩はお好みで。
皮は見事なまでにパリッと香ばしく、健やかでむちっとした身はしっとりとジューシー。
噛みしめるほどに名状しがたい旨みが迸る。 素晴らしい。
胸肉は自家製クレープで巻いて。
この食べ方もいい。味のバリエーションを楽しみ尽くすのだ。
(ノブロー) ノンノン、オラたちもごっちゃんになるべえ。
北京ダック風に中にネギとキュウリを挟み甜麺醤をつけてくれてるだ。
本日の鮮魚 姿蒸し(黄ハタ)@5,500(時価)
入店時、スタッフさんより2つのサジェスチョンあり。
それが本日の麻辣豆腐が残り3つとなってしまったことと、黄ハタが入荷していること。
お話によると、黄ハタは今日のために築地中を回ってくれたというもの。
実は前回のディナーでリクエストしていたのですが適当な鮮魚の入荷がなく、諦めたいきさつあり。
そうしたことが関係したかはわかりませんが、ともかく嬉しいじゃあありませんか。
もちろん両方ともお願いしました。
シェフこだわりの自家製豆腐は、フルフルとした豆花(豆腐花)仕立て。
これを使った麻辣豆腐を友人にも食べてもらいたいこともありますし、
黄ハタちゃんは誰にも取られたくない!
上には白髪ネギ、香菜。
ほか、黄韮と豆苗も。 正直なところ、私はこれはいらないと思う。(すみません)。
黄ハタのきめの細かい身質に食らいつく。
皮はとろりんとして、身はしっとりシコシコ。
おお!うんまい。
失礼な話ですが、期待値以上の清蒸のクオリティの高さ。
「ご飯お持ちしましょうか?」 スタッフさんの言葉に一同うんうんとうなずく。
白飯は日本米でしたが十分です。
気合の入った清蒸をいただきました。ありがとうございました。
A菜と自家製干し肉の合わせ炒め@1,700
はじめに注文していたのですが、この日は満席。
というより、ここ最近店は大盛況なのだそう。
カウンター席(6)、テーブル席(2・4・6)、個室(4)。ざっと数えて22席。
その中で、シェフがお一人で鍋をふるうのだ。
提供される料理に時間がかかったり、組み立てがくるってもやむを得ないかと思う。
変わらず醤油使いがお上手だ。
後半には酒もワイン(ヴェルデホ@3400)に代わり、これをつまみにボトルを空ける。
麻辣豆腐(麻辣滑豆花)(1~2名様分)@1,200
キープしておいてもらった麻辣豆腐。
ランチの麻辣豆花煲飯とは異なり、片手鍋ではなく白い器での提供。
スプーンを入れてみた。
う~ん。 今日は豆花のコンディションが整わず、ちょっと柔らかいと思う。
味も若干パンチ不足のような・・・。
当店の麻辣豆腐は私のお気に入り。美味しいんですよ!リベンジします。
ミニ『香港ミルクプリン』お茶菓子とセットで@400
(レンタロー) ジンジャーミルクプリンとソラマメのケーキだで。
(ノンノン) 美味しそう~♪ このセットが400円なんて凄いことよね。
(ノブロー) だけでねえ。総合してみ。こん店のCPは秀抜だで。シェフも英雄だで。
シェフはオールラウンドプレーヤーだ。どの料理もハイレベルにこなす。
しかし、それだけではない。 真面目で向上心も高いし、何よりもいただいてみて
お料理を作られることが好きなのだなあと、情熱が感じ取れる。
1つ1つの料理に信義誠実があるのだ。
お会計は、もろもろの酒のお替わりを追加して
1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)
中国料理の食べ歩きも数を重ね、自分の好きな店は絞られてきました。
当店は間違いなく、その中の1軒です。 今、最も熱いお店です。 熱烈応援!
※中国料理満足度数は5.0 (*^・^)ノ特別。
喜臨軒 (キリンケン)
東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F
TEL 03-5787-6982
営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)
定休日 日曜