みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

2014-04-30 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ディナーを予約し、再訪

しつこいぐらいに通いシェフのプレッシャーになってしまうかしら、と心配ですが(汗)、

自分は当店に根を生やしてしまったようです。

某日は友人との食事会での利用。 当店の焼売を食べてもらいたい♪

「Reservation」 の札は、個室に用意されていました。(4人掛けテーブル席)

テーブル・セッティングはランチョンマットの用意がないだけで、

他に変わりがありませんから省略します。

グランドメニューとドリンクメニューも卓上にあり。 本日はアラカルト注文です。

烏骨鶏のピータン(皮蛋)@500

白髪ネギと香菜を添え、醤油タレもセット。

このタレの旨さは信頼に値する味わい。美味しい店の証です 

琥珀色に輝く、艶めかしい烏骨鶏のピータン。

前回同様、質の良いものを使われています。美味い!これも必食したい逸品だ。

(ノブロー) 今日のゲストは、オラたちのアイドル、ノンノンだで。

(ノンノン) 皆さん、よろしくねっ

お酒はプレミアムモルツ樽生@600よりスタートしていますが、利き酒セットで美味しかった

缸缸好(ガンガンハオ)をボトル@4,800で注文。

スタッフさんが卓上で開封するところを見せてくれました。

このボトルを開封するには、添えつけの鍵を挿入してボトルの口を割っていくのですが

破片を受け止めるため下にポリ袋を敷いてくれています。

おお!無事、蓋が開きました。飲めるぞーー!

黄酒はリキュールグラスで、チェイサーに氷水(レモン水)をいただきました。

(ノブロー) オラ、缸缸好(ガンガンハオ)のお蔭で英雄の鍵をゲットしただ。

(ノンノン) まあ、ノブロー、鍵っ子になったのね。 

うちのパパの話だとその鍵は英雄の赤鍵。

7つの鍵を集めると「虹滲む泡沫の迷宮」の扉を開けられるんですって。

(ノブロー) ??

(レンタロー) オラだって負けね。ほれ、ノンノン、オラこんな芸もできるだ。英雄だで。

(ノンノン) ・・・捨て身の自己アピールね。

焼売1個250円

手切りした豚肩ロースとホタテのシューマイ。

海老が苦手なノンノンパパのために、予めシェフにお願いしておきました。

この肉々しい食感とジューシーさは他では味わえない一級品だと思っています。

盤石の旨さ。非常好食 

大根餅(蘿蔔糕)1個300円

両面に香ばしい焼き色をつけて。

腸詰入りの大根餅を口に含むともっちり、ねっとりとした舌触りで、ふわりとシナモンが香った。

熱いうちにいただきましょう。

豚トロの叉焼(烤豬肥喉)『焼きたてで香りとジューシーさを』@1,200

注文を受けてから焼き上げるため20分ほど時間を要するそう。

質の良い豚の喉肉を使われていますから、噛みしめるほどに旨みがじゅわわっと。 

嫌なくどさを感じさせません。

香り鶏の丸揚げ 皮パリパリ仕立て(當紅脆皮炸子香鶏)(3~5名様分)要予約 半羽@3,800

蒋介石の愛した鶏をルーツに持つ“香り鶏”を姿揚げに。

料理長スペシャリテ。これも事前に予約していました。

――おぉーーー! 

シェフがテーブルまで見せにきてくれましたのですが、眩いばかりに照りのある色艶。

見るだけでごくりと喉が鳴る。

紅焼脆乳鳩は「香宮」さんでいただいていますが、脆皮炸子鶏は 「SEN YO」さん以来かな。

当店の「香り鶏の丸揚げ」は以前、幸運にも少しだけいただくことができましたが、

人数が揃い、ようやくその全貌を目にすることができました。

腿と背中はぶつ切り。

レモン、A1ソース、花椒塩はお好みで。

皮は見事なまでにパリッと香ばしく、健やかでむちっとした身はしっとりとジューシー。

噛みしめるほどに名状しがたい旨みが迸る。 素晴らしい。

胸肉は自家製クレープで巻いて。

この食べ方もいい。味のバリエーションを楽しみ尽くすのだ。

(ノブロー) ノンノン、オラたちもごっちゃんになるべえ。

北京ダック風に中にネギとキュウリを挟み甜麺醤をつけてくれてるだ。

本日の鮮魚 姿蒸し(黄ハタ)@5,500(時価)

入店時、スタッフさんより2つのサジェスチョンあり。

それが本日の麻辣豆腐が残り3つとなってしまったことと、黄ハタが入荷していること。

お話によると、黄ハタは今日のために築地中を回ってくれたというもの。

実は前回のディナーでリクエストしていたのですが適当な鮮魚の入荷がなく、諦めたいきさつあり。

そうしたことが関係したかはわかりませんが、ともかく嬉しいじゃあありませんか。

もちろん両方ともお願いしました。

シェフこだわりの自家製豆腐は、フルフルとした豆花(豆腐花)仕立て。

これを使った麻辣豆腐を友人にも食べてもらいたいこともありますし、

黄ハタちゃんは誰にも取られたくない!

上には白髪ネギ、香菜。 

ほか、黄韮と豆苗も。 正直なところ、私はこれはいらないと思う。(すみません)。

黄ハタのきめの細かい身質に食らいつく。

皮はとろりんとして、身はしっとりシコシコ。

おお!うんまい。 

失礼な話ですが、期待値以上の清蒸のクオリティの高さ。

「ご飯お持ちしましょうか?」 スタッフさんの言葉に一同うんうんとうなずく。

白飯は日本米でしたが十分です。

気合の入った清蒸をいただきました。ありがとうございました。

A菜と自家製干し肉の合わせ炒め@1,700

はじめに注文していたのですが、この日は満席。 

というより、ここ最近店は大盛況なのだそう。

カウンター席(6)、テーブル席(2・4・6)、個室(4)。ざっと数えて22席。

その中で、シェフがお一人で鍋をふるうのだ。 

提供される料理に時間がかかったり、組み立てがくるってもやむを得ないかと思う。

変わらず醤油使いがお上手だ。 

後半には酒もワイン(ヴェルデホ@3400)に代わり、これをつまみにボトルを空ける。

麻辣豆腐(麻辣滑豆花)(1~2名様分)@1,200

キープしておいてもらった麻辣豆腐。

ランチの麻辣豆花煲飯とは異なり、片手鍋ではなく白い器での提供。

スプーンを入れてみた。

う~ん。 今日は豆花のコンディションが整わず、ちょっと柔らかいと思う。

味も若干パンチ不足のような・・・。

当店の麻辣豆腐は私のお気に入り。美味しいんですよ!リベンジします。

ミニ『香港ミルクプリン』お茶菓子とセットで@400

(レンタロー) ジンジャーミルクプリンとソラマメのケーキだで。

(ノンノン) 美味しそう~♪ このセットが400円なんて凄いことよね。

(ノブロー) だけでねえ。総合してみ。こん店のCPは秀抜だで。シェフも英雄だで。

シェフはオールラウンドプレーヤーだ。どの料理もハイレベルにこなす。

しかし、それだけではない。 真面目で向上心も高いし、何よりもいただいてみて

お料理を作られることが好きなのだなあと、情熱が感じ取れる。

1つ1つの料理に信義誠実があるのだ。

Hand01 お会計は、もろもろの酒のお替わりを追加して

1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)

 

中国料理の食べ歩きも数を重ね、自分の好きな店は絞られてきました。

当店は間違いなく、その中の1軒です。 今、最も熱いお店です。 熱烈応援!

                    ※中国料理満足度数は5.0 (*^・^)ノ特別。

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL          03-5787-6982

営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)

定休日    日曜

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北京飯店 (天津包・五目肉まん) 横浜中華街

2014-04-29 | 内飯・弁当・土産・取寄せ

横浜中華街のお土産は、北京料理「北京飯店」さんで買い求めました。

中華街の朝陽門(東)に隣接する当店。

その売店は交差点に面しており、並びではガラス越しにまんじゅうを包んでいる様子も

見ることができます。

以前、食事でも利用していますが、実はまんじゅうもテイクアウトで購入歴あり。

山下公園にも近い立地ですから、ホカホカ中華まんじゅうを購入して、そのまま公園で

いただくケースが多かった。 これも、随分と前のことですし、味の記憶も曖昧。

ブログでは、はじめてのようなので記録したいと思います。

購入したのは、

五目肉まんじゅう。餡には角切り肉を使う。

天津包(テンシンパオ)

挽肉を使ったまんじゅう。 餡は一般で見る肉まんじゅうのよう。

大きさは五目肉まんと比べると、二回りは小さい。

同梱されていた「美味しい召し上がり方」に従い、蒸し器で15分位ふかしました。

五目肉まん@430

ともかくデカイ。

1個1食分に匹敵するのではないかという、腹に溜まりそうなビジュアルとずっしりとした重量感。

(コウタロー) すんげえ!すんげえ!餡がみっしりだで 

皮ももっちりとして厚めですが、それに負けないパワフルで味のしっかりした餡。

角切り肉の食感にタケノコのシャキシャキ感、干しシイタケの風味に小松菜。

これらが醤油ベースで味つけを施され、とろりとしたあんで融合を果たし、

ふかふか皮で調和を保っているのだ。

中身の濃い五目肉まん。美味しいなあ。

天津包(テンシンパオ)@370

あっ、店頭の写真はイメージだったのかもしれません(汗)。

半分にカットしたところ皮の厚さばかりが目立ちます。しかも餡が片側に寄っている。

餡は、豚ひき肉、キャベツ、白菜で軽く下味付き。

しかし、もっちり皮が多いため手元醤油が欲しい。

まして、五目肉まんのあととなると、なおさらかな。

食べ比べをしたところ、現在60円差ではありますが、購入するなら五目肉まんかな。

と言う感想であります。

なお、包子(中華まんじゅう)・焼売は

お買い上げ後、冷蔵庫(10℃以下)又は冷凍庫で保存し、早目にいただくことを推奨されています。

                   

北京飯店(ぺきんはんてん) 

神奈川県横浜市中区山下町79-5

TEL          045-681-3535

営業時間/ 11:30~23:00 (22:00 LO)

定休日    無休         -店舗情報「食べログ」より-

※横浜中華街、五目肉まん満足度数は、3.8~5.0

 

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謝甜記(シャテンキ) 貮号店 横浜中華街

2014-04-28 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

横浜中華街、上海路の中華粥専門店「謝甜記」(シャテンキ) 貮号店。

中華街大通りの本店はご主人、貮号店は奥様の経営になるのだそう。

現在の場所に移転オープンしたのは2012年7月2日。

朝8:30より営業されていますが、客足が途絶えることのない人気店です。

平日のためか、幸い待つことなく入店はできたものの、ほぼ席は埋まっている。

店内は白を基調としたカフェ風の明るい造り。

食べログによると個室完備、席数50席とのこと。

振り分けられたのは入口に近いテーブル席。

調味料が隣と共有のため2卓つけて使用。

したがって、4人掛けのテーブル席でカップルさんと相席という感じ。お邪魔します。

着座後、ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)、使い捨て紙おしぼりがセット。

事前に整えられる卓もあったので、おそらく私は前のお客様と入れ替わり通されたのだろう。

メニューを手渡され検討していると、ティーポット(烏龍茶)と茶杯、

粥の薬味(ネギと醤油)が置かれる。

卓上の調味料等は、醤油、酢、ラー油、からし、爪楊枝、からあげだれ、ザーサイ。

牛肚粥(もつかゆ)普通サイズ@680

平日限定のお得なセットもありましたが、粥は白粥・海老粥・野菜粥と決まっていました。

私はモツやレバーの粥が好みなので、こうなると単品から選びたい。

本店同様、三及粥をと思ったのですが、探し方が悪かったのか見当たらない。

ひょっとしたら、平日は午後3時までのランチメニューにより、提供されない粥もある

のではないだろうか?

牛肚粥をチョイスし注文すると、サイズを普通か中碗にするかを聞かれる。

チョイスは普通サイズ。 上にはゴマ油の香る油条と青ネギ、香菜。

ザーサイはセルフで、手元にキープ。

焼売は普通サイズの粥を注文した客へのサービス。

蝦入りですが、本店の手作りエビしゅうまいに比べ、肉々しさも乏しい感じ。

サービスだから、この点は仕方ないね。

HPによると、粥は『生の米から乾燥カキ・乾燥貝柱・鳥一羽丸のまま入れ約4時間煮込み』

塩も厳選し、フランス産のものを使われているとか。

米粒一つ一つが割れ花が咲いたような状態で、程よくさらりとした口当たり。

粥の味自体は本店とさほど違いはないと思いましたが、もつは、牛ハチノス。

(ハチノスは)臭みもなく処理は良いのですが、ひたすらガムを食べているような食感。

やっぱりレバーが欲しいなあと思いつつ、くたっとした油条で欲念を紛らわす。

ほかに当店で好評を博している料理は、梅醤炸花鶏(梅みそ付き鶏の唐揚げ)。

私としては、夜にビールとともに試してみたいところだ。

 

貮号店は本店とは趣きが異なることもあり、年代の若いカップルさんの利用も

多いように思う。 どちらがお好みかは、ぜひ足を運ばれてお決めくださいませ。

                      

謝甜記(シャテンキ)貮号店

神奈川県横浜市中区山下町189-9 上海路辰ビル 1F

TEL      045-664-4305

営業時間/月~木・日 8:30~20:30 金・土 8:30~21:30

定休日    無休

※横浜中華街満足度数は、3.7~5.0  

謝甜記 貮号店中華粥 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

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大鴻運天天酒楼 (ダイコウウンテンテンシュロウ) 学芸大学

2014-04-27 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

大鴻運天天酒楼」 (ダイコウウンテンテンシュロウ)

ネット情報では『香港の酒楼をイメージさせる店内で、香港料理がいただける』とのこと。

“香港”そのキーワードに惹かれ、好奇心の赴くままにランチ訪問。

場所は東急東横線、学芸大学駅の改札を出て右手の東口の商店街を進行し、

目黒通りを右折した道沿い。途中には昔よく通った「インディゴ」さんがあります。

自身の生活圏内にあって、未訪だったのは駅から徒歩10分という立地が

ネックになっていたのかもしれません。

店の前に立つと、瓦屋根が目を引く噂にたがわぬ酒楼っぽい門構え。

表にはランチメニューの紹介がなされているので、確認のうえ入店する。

エントランスホールには生花が飾られ、正面の高いカウンター台に帳場、

その後ろ、木枠のガラス越しには広い厨房も見える。 

中で数人の中国人コックさんが作業をしている様子も、都内の中国料理店では

なかなか見られない雰囲気を醸し出している。

店内は吹き抜けの高い天井に木目ダークブラウンでまとめられたインテリアと、

空間自体がシノワズリーアンティーク調でレトロ。

 

この日、フロアスタッフさんは2名(男・女)。

見ると2階席もあって、ぐるなびによると総席数は100席とのこと。

1階席は入口より右手にフロアが広がり、テーブルは角テーブルと丸テーブル。

女性スタッフさんの誘導で1階窓際の2人掛け角テーブル席に着く。

脇には荷物を置ける小さな椅子も添えてあった。

テーブル・セッティングは、ロゴ入り箸袋に入った中華箸(横置き)。

この香港っぽい箸袋がいいっ♪ 

テーブルクロスは卓によってまちまちですが、窓際席は布とビニールクロスの2枚重ね。

ぺたぺたとしたくっつき感が気になる。

卓上には、醤油、酢、 辣油。POPスタンド、アンケート用紙。

着座後には、メニューとカラフェで冷たい茶のサービスを受ける。

手渡された昼食菜譜には煲仔飯や

お粥あり。 ランチに、しばらく通ってみるかな。

大鴻運特製担々麺セット@1,080

本日のチョイスは表にも記されていた担々麺。

これは昼食菜譜によるところの四川風タンタン麺とのこと。

スタッフさんが注文を厨房にとおすと、コックさんたちが「ダンダンミン」 と復唱♪

肉まんとデザート付き。 これらは時間差を空けず、一堂がテーブルに会する。

麺はもっちりストレート。

担々麺の具材は、炸醤肉(肉そぼろ)、青菜、 芽菜、黒ゴマ。

芝麻醤が効き濃厚ですが、くどさを感じさせない、さらっとした口当たり。

自身の辛さの耐性によるものかもしれませんが、どちらかというとマイルド寄り。

期待値以上の味わいに満足。

私は担々麺のスープに白飯を投入する食べ方が好みではないので、ミニ肉まんの方が嬉しい。

肉餡にはがっちりニンニクが効いて、そのまま食べて良しですが、

途中、ほんわりとした皮をスープにちょっと浸していただく。 

この日のデザートはタピオカココナッツミルク。

タピオカは水分を吸いすぎたのか、少しブヨブヨ。

ココナッツパウダーが溶けきっていないところも気にはなりましたが、

本日のところ担々麺・肉まんのタッグ効果で、冇問題。

大鴻運特製担々麺セットは好感触。

しかし、一番のご馳走は香港の酒楼のような雰囲気かな。またお邪魔します。

                                 

大鴻運天天酒楼(ダイコウウンテンテンシュロウ)

東京都目黒区鷹番1-1-7

TEL   03-5721-8866

営業時間/ ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30) ディナー 月~土 17:30~翌0:00(L.O.23:30)
     ディナー 日 17:30~22:00(L.O.21:30)

定休日/  無休

※ランチ満足度数は、3.6~5.0

大鴻運天天酒楼中華料理 / 学芸大学駅

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お休み

2014-04-26 | 日記・コラム・つぶやき

(レンタロー) こんちは!今日は食レポお休みだよ 

オラがごっちゃんになってる肉まん、どこのか、皆ならもうわかるだね 

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蜃気楼(シンキロウ) 板橋

2014-04-25 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

蜃気楼」(シンキロウ) 

 今回は、みにに同行した寝太郎による、代打レポートになります。

板橋の住宅街にあるこちらは、前から気になっていた、いわば宿題店。

マニアックな四川料理が食べられると評判らしい。

料理ばかりでなく、たったひとりで切り回すご店主(シェフ)の強烈な個性も身上のよう。

そのユニークさを体感したいという好奇心にも駆られて、みにとともに、

活動領域外である板橋の駅に降り立った。

電話予約のさい、コースについての説明はなかったが、

あとでネットの口コミを見たところ、お勧めの料理を数品、前菜から〆まで

ひととおり頼む、というスタイルが一般的、というか、どうやらそれが不文律らしい。

結果的に、ゆるやかなコースを頼んだ形になるのだろうと推測。

しかし、ざっと見たかぎり、ドリンク以外に料理一品の値段の手がかりはなし。

人手がないので料理を出すにも時間がかかり、ひととおり食べ終わるまで3時間は

見込むべし、というアドバイスも複数見かけたし、はてさていったいどんなディナーに

なるものやら、不安と期待を抱きつつ、店へ向かった。

ドアを開けると、すぐ目の前がカウンター。

壁に貼られた品書きの朱文字や、どっかり鎮座した紹興酒の甕が目を惹く。

丸太の椅子を見下ろす天井にはシャンデリア、壁には赤い中国提灯や

バリ島のお面が飾られ、他にもアジアの土産物らしき小物があちこちに散見される。

「なんのお店だかわからないでしょう」

店内を見回した我々に、ご店主はそう声をかけた。

ひとりでマニアックな料理を作っている――その情報から気難しい親父を

イメージしていたが、人当たりは柔らかだ。

「今日はキャンセルも出たから、奥の座敷に荷物を置いてもらってもいいですよ」

そんな提案もしてくれた。

写真の奥の暗がりは小上がりになっていて、小さな丸いちゃぶ台がひとつある。

街の小料理屋といった感じの造りで、小上がりの左手にあるトイレは昔ながらの和式。

カウンターに、ずしりと重い丸太は6本、つまり6席。

卓上には、取り皿の上に箸、赤いタオルのおしぼりはカウンターごしに手渡しで。

冷菜盛合せ(大連クラゲ、チャーシュー、豚耳の煮こごり、トマト)

まずはビールの中瓶(エビス)と、定番らしき冷菜の盛り合わせを頼む。

写真だとわかりづらいかもしれないが、けっこうなボリュームだ。

ノブローが小さく見える。

右側に半分だけ写っている小皿は、オリジナルのタレ。

酸辣醤に中国酢、中国醤油をブレンドしたものだそう。

「クラゲとチャーシューはそのままで、豚耳の煮こごりにつけてください」とご店主。

クラゲはこりっこりの歯ごたえ、厚切りのトマトはしゃっきり。シンプルで品のよい味付けだ。

チャーシューはもも肉だろうか、脂身のない部分で、歯触りもほどよく、これも優しい味。

みには、豚耳の煮こごりが気に入ったよう。目に美しく、味もよいとの感想。

そのままでも充分いけるし、タレも合う。

いずれも素朴ながら手作り感があり、好感の持てる味だ。

クラゲの戻しには丸1日、チャーシューは仕込みに3日かかるという。

手間をかけてくれているのだ。

夜だけの営業のこちらのお店、今日の客は自分たちひと組のみ。

料理をしながらも、ご店主はいたって気さくに話しかけてくれる。

下町の、飾らない、昔ながらの洋食屋や中華屋、いわゆる食堂というジャンルの店で、

じっくりゆっくり酒を飲むのが一番好きだそうで、こないだはどこそこのこのお店へ行ったよ、

と携帯で店やラーメンの写真まで見せてくれる。

ここ何年かは、そうした飲み歩きの場所として、関西にはまっていると、

東京の書店ではめったに売っていない関西のタウン誌のバックナンバーを見せてくれた。

その間に、ビールはあっという間に空いてしまったので、紹興酒を注文。

紹興酒 蜃気楼オリジナルブレンド @400

グラス売りのみ。

こちらは、浙江省で買い付けた紹興酒をブレンドしたものだという。

何年か前から、ご店主は毎年、仕入れを兼ねた食べ歩きに中国へ出向いている。

そもそもこちらの店、四川料理店として世間には知られているが、

彼自身はそう思っていない。

いわく、お客さんの好みに合わせて献立を変えていった結果、

四川料理がメインになってしまったのだ、と。

「この前菜は、広東料理ですよね?」

言われてみればそのとおりである。やはりユニークな店だ。

四川料理を研究するため中国通いをはじめたらしいが、現地での食べ歩きも

大きな楽しみになっているそうだ。

こちらのお店、構造上の理由で、キッチンからカウンターの側に回るには、

いったん勝手口を出て、店の入り口を入ってこなくてはいけない。

彼はわざわざこちらへ回ってきて、最近ではあまり見かけなくなった

分厚いアルバムを開き、四川旅行の写真を見せてくれるという熱の入れよう。

紹興酒のブレンドをはじめるようになったエピソードも聞かせてくれた。

中国で酒を買ったさい、近所から店に買いに来たとおぼしき老人が、

甘口と辛口、2種類の酒を混ぜてもらっているのを見て、ぴんときて、

自分でもやってみたところ、旨かった。

「焼酎の前割りあるでしょう。あれとおなじでね、ある程度寝かせておくと、

なじみがいいんですよ」

なるほど。甘口と辛口が合わさって、深みのあるマイルドな味わいに感じられる。

しかし、酒ばかり飲んでいるわけにもいかない。つまみがなくなってしまったのだ。

話の腰を折るようで気が引けるが、つぎの料理を注文した。

羊肉の水餃子である。

羊肉水餃子

手作りの皮に、スパイスの効いた餡。

滑らかな皮の食感もばっちりだし、羊肉も臭みがなく、クミンなどのスパイスの

印象も鮮やかだ。

上にかかったタレと香菜もベストマッチ、と、みに。

今回は皮を小麦粉だけで作ったが、タピオカ粉を入れてもっともちっとさせる

アイディアもあるそうだ。 それも旨そうではないか。

(ノブロー) でえ好きな羊を餃子で食べられて、満足だで 

 

これにはタレがかかっているが、前菜に出された小皿のタレも、まだキープしてある。

みには気に入ったようで、酸味と辛味のバランスや味の開き方が現地っぽいとコメント。

さて、この水餃子を食べたところで、すでに1時間半ほどが経過していただろうか。

トークに耳を傾けるうち、気がつけばずいぶん経っていた。

近場でもないので、ぼちぼち〆をお願いしよう。 そう判断し、麺を頼むと、

「もう〆にしちゃいますか。もう一品どうですか。揚げ茄子。これ、うちの一番人気で、

常連のOLの子は、これ食べないとはじまらないって必ず注文するよ」と提案される。

みには、貼り紙のメニューに麻辣豆花を見つけたので頼もうとしたのだが、

残念ながら要予約とのこと。自家製だからだろう。

ちょっと悩んだが、品数も少ないことだし、ご提案に乗ってみることにした。

炸茄子(ナスのパリッと揚げ)

衣をつけて揚げた茄子に、クミンなどのスパイスがまぶされている。

ブラックペッパーが効いた、スパイシーな揚げもの。

揚げたエシャロットや胡麻も振りかけてあり、上には香菜がたっぷりだ。

外はかりっと、なかはとろっと仕上がっている。

ピーナッツも添えられており、酒のつまみにはもってこいの献立かもしれない。

しかし、やや塩気がきつすぎて感じられた。

それでまた紹興酒が進んでしまう。

こちらの店、日本の飲食店としては珍しく、ワインの持ち込みが可能。

1本につき、持ち込み料は1,000円だ。良心的と言えるのではないだろうか。

ネットのレビューにもあったのだが、気づくのが遅く、用意できなかった。

やはり予習は大事ですな。

燃面

ご店主の話は尽きないが、茄子を頼んだあとで、〆の麺を注文する。

こちら、担々麺も名物らしいのだが、今日のお勧めは、燃面。

「担々麺より辛いですよ」とのこと。

担々麺にも心惹かれるが、

みには、まだ食べたことのない燃面を食べたいと迷いがなかった。

最初に写真を撮っていいか訊ねると、ご店主は快諾してくれた。

その後は、料理をサーブするたびに

「写真撮らなくていいの? 忘れちゃう人もいるんだよね」と気にかけてくれる。

いい人なのだ。

(ノブロー) これが燃面だか。汁なし担々麺とおなじ、拌麺だな。

ぱっと見じゃ、ちがいはわからねえ。さっさと食うてみるだよ 

 

具材は豚挽肉に芽菜、ピーナッツ、青ネギ。タレはすでに麺とからめられている。

「混ぜるの下手な人多くてさ、見てらんないんだよね」とご店主。

わはは。しかし、具材をこぼさぬよう拌麺をしっかり混ぜるのって、

たしかにけっこう難しいよね。

食べてみると、山椒と海老粉がふわっと香った。麺はもちっとした太麺。

肉はごろごろ入っている。

以下、みにの感想――。

しっかり辛い(じんわりした辛さ)。

ただ、もっと辛いと思ったけれど、問題なく箸が進む辛さだ。

麺の太さやたっぷりした肉の感じは中国家庭料理楊2号店を思い出させる。とのこと。

味に変化をつけるためか、彼女はキープしていたオリジナルのタレを最後にからめて完食。

私も最後まで美味しく食べた。スパイスの塩梅がいい。

ご店主によれば、中国山椒について銀座の趙楊さんに教えてもらったのが、

四川料理を食べ歩かねばと一念発起したきっかけなのだという。

修行時代の話は聞いていないが、日本でも中国でもとにかくさまざまな店を

趣味と実益を兼ねて食べ歩き、熱心に味を探求されている

無手勝流の自由な料理人という印象を抱いた。

中国料理店にかぎらず、話のなかに、飲食店の店名がいったいいくつ登場しただろう。

メモにもとうてい控えきれなかった。

好きなことを追い求めるうち、いつの間にかたどり着いたのがいまの店で、

きっとこの先も、シェフの探究心の赴くままに、変化をつづけてゆくのだろう。

板橋を特集した雑誌にはほぼ必ず掲載されると語った彼だが、

テレビの取材は受けないという。

「料理の特集じゃないんだよ。狭くて面白い店とか、そういう切り口の話しか来なくてさ」

やはり、料理人としてのこだわりと矜恃を持っているのだ。

じつにユニークな店で、予想どおり、まちがいなく人を選ぶ。

この日、1人当たりの会計は、約5,000円

「お酒(の代金が)、半分になっちゃいましたよ」とのこと。

3時間以上の食事を終えて店を出ると、疲労にも似た開放感をおぼえていた。

蜃気楼の戸口をくぐる。

それは、たんに飲み食いするにとどまらない濃密な体験を意味するのだ。 そう感じた。

あの、こだわりの料理とご店主に会いたい――その渇きにも似た思いが溢れた

そのとき我々はまた、オアシスを求める砂漠の旅人のように、

蜃気楼を追って板橋を訪れるのだろう。

                       

蜃気楼(シンキロウ)

東京都板橋区板橋1-33-1

TEL     03-3964-6657

営業時間/ 19:15~22:00

定休日    日曜・祝日     -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度数は、3.8~5.0

しんきろう四川料理 / 新板橋駅下板橋駅板橋駅

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Sai (サイ) 中野

2014-04-24 | 中国料理全般

中華料理「Sai」(サイ)

2013年8月8日オープン。

場所は中野駅、北口。早稲田通りを挟んで東京警察病院の向かい。

通りにはランチ営業中の看板及びメニューが出ているので、検討していると

女性お一人が私の横を通り過ぎ、さっさと店内に入店していった。

遅れを取ってしまったわ。 私も急ぎ向かう。

細長い通路を抜け、店の扉を開け入ると、奥から声がかかる。

「いらっしゃいませ」 年配のスタッフさん(女性)がカジュアルな服装で応対。

左手にボックス席を見ながら奥へと足を進める。

1人の旨を伝えると

「カウンター席かあちらのテーブル席の真ん中になります」 とのこと。

見ると、“あちらのテーブル席”は片側ベンチシートのテーブル席。

席の間隔もさほど広くはない。

カウンター席(4)は間隔も十分だし、気楽なこちらがいい。

選んだところ、椅子に高さがあるので私には少し座り立ちしにくかったが

まあ、これぐらい仕方ない。

当店、個室も完備しているらしく、総席数は30席弱ぐらい。 

 

白を基調に木の質感を組み込んだ店内ですが、

ひょっとしたら昼と夜とは照明を変えているのかもしれない。

全体的にトーンが明るくカフェ風の印象。

 

さて、カウンターには紹興酒をはじめとするお酒や食器が置かれ

正面は横に広く清潔なオープンキッチン。

厨房中ではシェフが一人で調理をしている。

フロアにはもう一人女性もいた。

どうやら奥様のようだ。 先ほどの年配の方はお母様かな?

この日、昼は3人体制。

 

テーブル・セッティングは、箸置き、割り箸(縦置き)、使い捨て紙おしぼり。

ほかに卓上には、醤油、酢、からし、爪楊枝。

着座後にメニューと氷水。ほんのりレモンの味がした。

カウンター席には、間を2席おいて、先に入店したお一人様がいた。

(カウンター席の)後ろにあたるテーブル席も女性ばかり。

たまたまなのかは不明ですが、この空間に男性はシェフだけだ(汗)。

女子向けカフェスタイルの雰囲気中華かな。

なら、単品でいいか。 年配のスタッフさんに注文を告げると

「セットになさらなくて、よろしいですか?」とサジェストあり。

聞くと、単品に

点心三種、点心三種+小籠包、プチデザート、サラダを付けれるセットもの(4種類)と

プラス一品(4種類)があるのだという。

「単品で」 スパッと提案を切り捨ててしまった。 

坦々麺@800

単品は、坦々麺、ネギそば、チャーハン(スープ付き)、麻婆豆腐(ライス・スープ付き)の

4種類からチョイス。 麺・チャーハンの大盛りは+100円ですが、普通で。

座った席が端なので、料理が出されるところを横目に見れたのですが、

ほかのお客様の注文された麻婆豆腐を見て、

失礼なことに、ほらね、やっぱりカフェ中華。と思った。

気負わず本でも読むか。

ページを1~2枚めくったところで、私の坦々麺がサーブされた。

図らずも息を呑む。

あ、綺麗。それっぽいじゃん♪

スタイリッシュで深さのある器には、

肉そぼろ、刻みネギ、青菜、とシンプルながらも好予感がする。

レンゲでスープをひと飲みした。

――えっ?!美味しい!

そのキレの良いスープの味わい、鮮やかさに目を瞠った。

肉そぼろは甜麺醤ががっちり効いたものではなく、麺は中細クラスのストレート。

スープは口当たりがさらりとしながらも芝麻醤の風味とコクが豊か。

花椒の痺れ系は効いていないし、辣のどぎつい辛さも控え目。

マイルドながらも旨みが深い。

おそらく真面目に出汁をとられたスープと味つけのバランスが優れているのだと思う。

ここに少し酸味が加われば、私ににとって申し分ないのですが、

すっくり旨口坦々麺には甚く感服しました。 


口にした美味しさに眠りからさめた思いで、改めて厨房を見た。

当店のキッチンも 「喜臨軒」さんと同じくゴジラ音がする。

ボヴォォォーーー!!

スーパーボイラーには蒸籠が並び、大きな寸胴にスープ、隣にはランチ用になのか、

麺茹でのテボ。中華レンジには大きな中華鍋。

シェフが鍋を振るわれチャーハンを作る。

一つの鍋が注文毎に大活躍しているのだ。その様子を見ているだけでワクワクものだ。

自分、読書なんかしている場合ではなかった、とつくづく反省。

後に知ったところ、

当店のオーナーシェフ 宮田俊介 氏は世田谷の広東料理の名店「火龍園」のミッドタウン店でも

修業を積まれた方とのこと。 特に前菜と点心には力を入れているようです。

あのとき、セットにしておけば良かった。と後悔しきり。 提案してくれたのにすみません。

カフェ中華?とんでもない。 秘めたる力があるに違いない。

幸いというか、最近は定期的に新宿・中野方面で仕事がありますから、再訪決まり。

私にとって、綺麗な厨房にゴジラ音!は、美味しいお店のキーワードになった。

                                                                          

Sai(サイ)

東京都中野区野方1-6-1

TEL     03-6454-0925

営業時間/ 平日ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00) 土日ランチ12:00~14:30(L.O.14:00)
               全日ディナー17:30~22:30(L.O.21:30)

定休日    月曜日(月曜が祝日の場合は火曜休み)     -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.7~5.0 

Sai中華料理 / 中野駅高円寺駅

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龍の翼(リュウノツバサ) 練馬

2014-04-23 | 中国料理全般

中華ダイニング「龍の翼」(リュウノツバサ)

2013年8月17日オープン。

珍しい中国野菜を取り扱うお店として、かねてから訪問してみたかった一軒です。

最寄り駅は練馬。西武池袋線、西口に出て左、一つ目の道路(文化センター入口)を右折、

豊島園通り入口を左折すると正面にスーパーマーケット オオゼキが見えてきます。

オオゼキと練馬区役所前の間の道を進行。

2つ目を右折しますが、道沿いには案内の看板がでています。

カウンター席もあるということなので、一人飯には有難い。

店の前に到着する。

このあたりは、閑静な住宅街。

その中に位置するログハウス調の店舗に意外性も感じた。

表にはウッドデッキのテラス席も完備されていましたが、利用者はなし。

扉を開けると、テラス席とはまた趣きの異なるモダンな店内。

中華というよりイタリアンレストランのよう。

HPによるとテラス席を含めて22席。

店内はカウンター席とテーブル席という造りなのだけれど、テーブル席には

きちんとクロスがかけられ、テーブルセッティングもなされている。

 

優しそうなスタッフのお姉さんが声をかけてくれた。

1人の旨を伝えると

「カウンター席でもよろしいでしょうか?」 とのお尋ね。

正面にオープンキッチン。

その前がカウンター席なのだけれど、少し手狭な感じで2席。

でも全然かまわない。 気兼ねがなくて丁度いい。

足元の籠に荷物を置かせていただき、端の席に着いた。

カウンター席のテーブル・セッティングは、ランチョンマット、カトラリーレスト、レンゲ、箸(縦置き)。

卓上には、紹興酒や日本酒のボトルが並び、爪楊枝と当店のHP を記したペーパーが置かれている。

フロアの接客対応はお姉さんが一人。この日はシェフと2人体制だ。

タオル地のおしぼり(直置き)とランチメニューを手渡される。

平日限定ランチセット@1,080 は

メイン、点心、お茶を各2種類からチョイスするプリフィクススタイル。

さらに本日の前菜とデザートも付くのだ。(計5品) CP優秀 

この日、メインは麺と飯ものあり。双方ともに麺飯の量をふつう、中盛り1.5倍から選べ

大盛りの場合は割増料金がかかるとのこと。 ふつうでお願いした。

注文を通すと厨房内のシェフが復唱してくれる。ちょっと身近に感じられていいな。

前菜、中国茶(ライチ烏龍茶)

中国茶はジャスミン茶、ライチ烏龍茶からチョイス。

耐熱ガラスティーポット使用。茶葉が開きましたらどうぞとのこと。

前菜は、紅芯大根、カボチャ、サツマイモなど。

ほんのり五香粉の香る醤でいただく。

野菜も甘みがあって美味い。

また、スタッフさんによって、中華野菜リストを見せていただいた。(写真2枚目)

これらは世界一厳しい日本の残留農薬検査を通関毎にクリアーした中華野菜のみを

仕入れており、当店によく入荷する野菜の紹介だそう。その種類も多かった。

メイン(龍の翼特製麻婆茄子 中華飯) 

アサリとキャベツの餡かけ焼きそば、龍の翼特製麻婆茄子 中華飯 からチョイス。

丁寧に皮をむき素揚げした茄子と挽肉、葉ニンニク、唐辛子。

赤く散らされているのはパウダータイプのペッパーなのかな?

などと考えながら口に含むと、辛くはない。

味に丸みがあって穏やかだ。

茄子への火入れが上手く、程よい食感も歯に伝わってくる。魅力的だ。

お行儀が悪いかもしれませんが、レンゲでざくざく混ぜ合わせる様にして完食。

点心(青龍菜入り蒸し餃子)

自家製点心は、青龍菜入り蒸し餃子、生海苔蒸しまんじゅうからチョイス。

酢醤油もセット。

青龍菜をいただくのは「膳楽房」さん以来。

肉餡に入っていますが、ややひ弱な点心ですので大きなインパクトはなし。

デザート

少し手が空かれたのか、シェフ自らサーブ。 愛玉子ゼリー、烏龍茶シロップとのこと。

むっちりつるんとした愛玉子ゼリーの食感に、レモンを浮かべた烏龍茶シロップが

爽やかに甘くて軽やか。

自身の嗜好からですが、愛玉子にさほど興味を持たなかったのですが、当店のこれは美味い。

私の食事の後半には女性グループの団体さんでランチも賑わいを見せる。

スタッフさんも忙しくなってきたようなので、早々に席を空けよう。

会計を済ませ席を立つとシェフから「ありがとうございました」の声掛けあり。

「また、お待ちしています」

私の後を追うように入口まで見送りに出てきてくれたスタッフさん。感じがいい。

店の前には、お店の料理などが紹介されているチラシがあったので1枚いただく。

夜にはオーソドックスなものからアレンジの効いた創作中華、

また、いけすの海鮮中華も楽しめそうだ。 

                                   

龍の翼(リュウノツバサ)

東京都練馬区豊玉北6-23-13 キョーリンビル 1F

TEL       03-3992-6070

営業時間/ 平日11:30~14:30(L.O.14:00) 17:00~22:30(L.O.22:00) 
     土曜日17:00~22:30(L.O.22:00)
     日、祝日12:00~15:00(L.O.14:30)17:00~22:30(L.O.22:00)

定休日/   不定休

※ランチ満足度数は、3.7~5.0

龍の翼中華料理 / 練馬駅豊島園駅

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喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

2014-04-22 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ランチに再訪

さあて、入れ替わった料理はどれかな。 

見たところ、副菜(小皿料理)は2品、麺飯料理にも変更があります。

これなら頻繁に寄っても飽きませんねえ。

着座後にスタッフさんから、「ジャージャー麺」の提供ができないことを告げられる。

どうやら、仕入れの関係で間に合わなかったよう。

大丈夫。私はジャージャー麺は不得手なほうだ。 そのチョイスは考えてはいない。

ランチセットのスターター、蒸しスープは熟成豚肉。

具材にナツメ、クコの実、大根、干しシイタケ、ハスの実、豚肉を確認。

変わらず、真摯な味わい。好味。

副菜(小皿料理)は、天然海老のフリット“マンゴーマヨネーズソース”をチョイス。

漬物は大根と人参の甘酢漬け。

衣にゴマ(白・黒)を組み合わせ、食感と風味をプラスしています。

爽やかな甘みのマンゴーマヨネーズソースと共に口に運ぶと

さくっとした歯触りの中に繊維質な海老の身をとらえることができた。

エビとフルーティーなソースとの相性は間違いなし。

台湾産“黄韮”の豚肉餡かけスープ麺@1,200

スープ麺はご飯または焼きそばへのチェンジ可能。そのままスープ麺で。

具材は、黄韮、糸切りにした豚肉のほか、干しシイタケ、タケノコ、もやし。

けっこうたっぷりなので嬉しい。

口をつけると緩めの餡で予想どおりの塩味仕立て。 ほっと安堵する。

麺は細~中ぐらいのストレートタイプ。

餡の絡み具合も上々で、そつのない味わいです。

いつものように、追加注文の、

喜臨軒名物 手切り豚肉と天然海老のシューマイ 1個@250 もいただく。

「今日のはいかがでしょう?」

シェフの話によると、マニュアルにそって作られているけれど、

微妙に仕上がりが異なるのでは、と懸念の様子。

いやいや、私がいただいたところ、味の大ブレは未だありません。

いつも肉々しくてしっとりと美味い! 自身の必食シューマイです 

「ミルクプリンになりましたよ。よろしかったらデザートも」

というシェフのサジェスチョンに反応。

きゃあ ずーっと待っていましたよ!

教えてもらって嬉しいです。もちろん追加オーダー。

デザートとお茶菓子@200

ジンジャーミルクプリンとソラマメのケーキ。

シロップがプリンの表面を覆っています。スプーンをいれると、むちっとした弾力。

舌の上にのせると生姜の風味とシロップの甘みがコンビネーションとなって広がる。

香港の生姜とは、質が違うので、エッジの効いたジンジャーミルクではありませんが

十分に美味い。

またお邪魔してしまうんだろうなあ~

                                                                                ※ランチ満足度数は、4.0~5.0

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL          03-5787-6982

営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)

定休日    日曜

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うなぎ 平八 田園調布

2014-04-21 | 和食全般

うなぎ 「平八 (へいはち)

場所は東急東横線、田園調布駅東口。三井住友銀行田園調布支店の前。

先週は体調を崩して鰻を食べに行ってきました。

寝太郎さん曰く、中国料理の食べすぎではないかとのこと(笑)。

そのため、彼が(先週)2日間ブログのピンチヒッターをかってでてくれたのですが、

「他に好きなものを食べにいっておいでよ。何かある?」

と聞かれ、頭に浮かぶのは和食。 寿司、鰻、蕎麦ですね。

今回ターゲットを「鰻」に絞り、行ったことのない店を近所で探しました。

口コミサイト情報によると、注文が入ってから捌くとかで、時間がかかるのだそう。

読みかけの本を片手に入店です。細い階段を上り、入店すると、小さなカウンター席と

テーブル席、奥には小あがりの掘りごたつ席。

掘りごたつ席は大きなテーブルが1つなので少人数だと相席になるのかな。

既にカウンター席には先客がいらしたので

接客にあたってくれた女性の「どこでもかまいませんよ」という言葉に甘えて

4人掛けテーブル席を使わせてもらいました。

卓上には、醤油、山椒、爪楊枝、メニューが置かれ、

着座後には、箸置き、割り箸(ロゴ入り箸袋)がセットされ、タオルおしぼり(トレー置き)と茶がサーブ。

滅多に食べれない鰻ですから、大フンパツ。 @3,900(税別)いかせていただきます。

うなぎ  @3,900

追加は1人分だし、私もほぼオープンと同時に入店しているので、

先客分と一緒に仕上がるのかなと思ったら、考えがあまかった。

待つこと、やはり30~40分ぐらいかかったのかしら。

うなぎのお重とセットの吸い物、お新香が到着。お茶も温かいものに差し替えてくれた。

(うなぎのタレ)少なかったら使ってくださいと追加タレもいただき、本日のメンバーが会した。

さあ、食べるぞ。

蓋を開け、ご飯が見えないほどにみっしりと入った鰻サマに、

心の中で拍手喝采。小さくガッツポーズ!

しかし、鰻の鰻のボリュームに対し、ご飯は少な目。

これなら、問題なく大盛り(+150円)は食べれた。

私でそう思うのだから男性には大盛りをオススメする。

 

鰻を口にしてみると、ほんわりととろける様に柔らかい。

というか、水分量が多いようさえに感じる。 ホロホロと崩れていくようにデリケート。

私の好みとしては、もう少し表面は香ばしくあって欲しかった。

タレはベタベタ感がなくさらっとテイスト。ご飯が少ないため、追加タレをせずとも十分。

お新香は自家製のキャベツ、カブの浅漬け、ほんのりとシソが香る。

吸い物は、出汁の効いたところに海苔と麩、こちらには柚子の吸い口。 どちらも、美味し!!

待つ時間に反してあっという間に、食べ終わってしまった(涙)。

軽い口当たりであっさりといただける、うな重でした。ご馳走さま♪

見ていると、電話で予約し、焼き上がり時間に合わせるように来店する方もいるようですね。

こうした対応は常連さんのみかもしれないので、詳しくはお尋ねください。

鰻でインターバルをとりましたから、中国料理の食べ歩きリスタートです  

 

うなぎ 平八 (へいはち)

東京都大田区田園調布2-50-2

TEL      03-3722-0198

営業時間/ 11:30~14:00 17:00~20:30

定休日    毎週月曜日・第三火曜日

うなぎ 平八うなぎ / 田園調布駅多摩川駅奥沢駅

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競馬の話 皐月賞 G1

2014-04-20 | 競馬の話

4月20日(日)は、中山競馬場で皐月賞G1が開催されるのです。

予想は・・・

◎ 17   トゥザワールド
○   2  イスラボニータ
▲   8  ステファノス
△   7   トーセンスターダム、11 ロサギガンティア、12  タガノグランパ

3連複、BOXで勝負です。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

結果は・・・

1着 ○   2  イスラボニータ(単2人気) 
2着 ◎ 17   トゥザワールド (単1人気)
3着      18  ウインフルブルーム(単8人気)

配当は3連複7,690円、3連単33,490円。撃沈 (ノ_≦。)。

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梅華(バイカ) 自由が丘

2014-04-19 | 中国料理(北京料理)

北京料理、中国名菜「梅華」(バイカ) 久しぶりの再訪

本日のオーダーは、清湯麺(チンタンメン)@750 

変わらずスタッフさんは丁寧で注文を告げると「おそばですね」 と言葉を返してくれる。

清湯麺の具材は、刻みネギ、チャーシュー、ホウレン草というシンプルさ。

三鮮麺同様、底の浅い器を使用。麺も柔らかい。

スープには化調を感じるけれど、蓄積量がないので嫌味はない。

ターンテーブルに置かれているブラックペッパーをかけて食すと抜群の相性を発揮する。

――この味、昔どこかでたべたよなあ。

どっぷりと昭和の郷愁に浸れる味が完成したところで、スルスル完食。

私にとって当店の清湯麺にブラックペッパーは必需品だと思った。

会計は、そのままレジへ。 帳場に座っているお爺さんも素敵です。

 

梅華 (バイカ)

東京都目黒区自由が丘1-12-2

TEL         03-3717-6930

営業時間/ 11:30~15:30(L.O.15:00) 17:00~23:00

定休日     火曜日

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中国料理 頂好 (ティンハオ) 緑ヶ丘

2014-04-18 | 中国料理全般

中国料理 「頂好」 (ティンハオ)

場所は、東急大井町線緑ヶ丘駅改札を出て、右手に進行した道沿い。

徒歩1分ぐらいの駅近です。

実は当店に足を運んだのは今日で2回目。

口コミサイトで定休日を確認し向かったのですが、店の前に到着したところ、定休日が変わり、

週2日休みとのこと(詳しくは店にご確認ください)。

こうなると気になってしまうのが、人の常。 仕切り直してやってまいりました。

昼の遅い時間帯、先客は地元とおぼしき女性2組。

いつものように一人飯ですから、店内のカウンター席にどうぞ、

というサジェスチョンを予想したところ、接客の女性(おそらく店主の奥様でしょう)より

「あちら、空いていますから」 とテーブル席へ案内を受けた。

4人掛けのテーブル席を独り占め。 まずまず好調な滑り出しだ。

卓上には、醤油、酢、ラー油、塩、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、使い捨て紙おしぼり、ドリンクメニュー。

着後すぐに、箸置きと箸(縦置き)がセットされ、茶が運ばれてきた。

当店は無化調を謳うタイプ。自然農法、有機農法産にこだわりをみせたりと自然派志向の店なのだ。

グランドメニューからも注文可能のようですが、ランチセットもあり。

1,400円という値段は、隣駅の自由が丘ならまだしも、閑静な緑ヶ丘の地。

この人通りの少なさからすると強気なのではないかしら?

それだけ食材に留意しているということを期待して、セットをお願いした。

ランチセット 牛肉と野菜のカキ油炒め@1,400

セットは角盆で一緒出しスタイル。

スープ、副菜、香物、杏仁豆腐・・・私は肝心なものを見誤ったようだ。

セットされたライスを見て目がぱちくり。黄色味をおびてポロポロとしているのです。

メニューを手に取り、再確認。ライスは七分づき自然米です。 

私が悪いのです・・・。悪いのはわかりますが・・・・・。

私は玄米とか雑穀米、胚芽やヌカが残った米が・・・・好きではないのです(涙)。

健康がどうのこうのよりも、私は白米が食べたーーいヽ(*≧ε≦*)φ 銀シャリー。

副菜は貝柱と菜の花のからし和え、香物はザーサイ、

スープの具材は青菜とネギですが、出汁が弱くかつ薄味。

主菜はマイタケの風味が突出し、肉質もですが味のまとまりがいまひとつ。

杏仁豆腐はクコの実入り。茶色味がかったシロップと杏仁豆腐のバランスが良好。

七分づき自然米は、箸をつけたのですが、どうしても喉を通らず鳥がついばんだぐらいしか

食べれませんでした。 非常に残念。 自身にとって、自然派は難しいものだと痛感しました。

それにしても、食べられないのに1,400円とは手痛かった(u_u。)。

自分は麺を選ぶべきだったと後悔先に立たず。 勉強させていただきました。

 

中国料理 頂好 (ティンハオ)

東京都目黒区緑が丘1-10-17 アークビル 1F

TEL     03-3723-5675

営業時間/ 11:30~14:30 17:30~23:00

中国料理 頂好中華料理 / 緑が丘駅大岡山駅奥沢駅

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新橋亭(シンキョウテイ) 新館 新橋

2014-04-17 | 中国料理(北京料理)

中国料理「新橋亭」(シンキョウテイ) 新館。

以前、玉川店にお邪魔した際、提供がなく断念した「鶏と青菜の土鍋煮込みそば」を目当てに訪問。

場所は新橋駅、日比谷口。 外堀通り、新橋二丁目の交差点を越えた先の左手。

道沿いに自社ビルを有し、ぐるなびによると総席数は500席を誇るそうです。

 ※1階はラウンジ、2・3階(洋室・一般席)、4・5・6階(洋室)、7・8階(和室)、9階(厨房)

タッチ式の自動ドアを開け入店すると左手にレセプション、右手にラウンジ。

1人の旨を伝えると、スタッフさんはフロアに連絡を入れスムーズなオペレーションで対応。

「あちらから、3階へどうぞ」 とのこと。

指示に従い、1階奥のエレベーターより向かう。

「いらっしゃいませ」 女性フロアスタッフさんは和服姿で迎えてくれた。

レトロな雰囲気を醸し出す落ち着いた店内は、赤い絨毯が敷かれ、

丸テーブルと角テーブルというレイアウト。

私は壁際の3人掛け角テーブル席へ誘導された。

テーブル・セッティングは、取り皿、ナプキン、箸置き、ロゴ入り箸袋に入った割り箸(縦置き)

卓上には、醤油、酢、からし、ラー油、爪楊枝、香醋、呼び出しベル、メニュー。

テーブルクロスは2枚重ね、下がビニールで上が布。

その後にタオル地のおしぼり(トレー置き)、と茶杯(ソーサー付)、ティーポット(茶葉なし)で

中国茶のサービスを受ける。

注文はもう決まっていましたが、再度確認しお願いする。

すると、ランチセットのお新香(醤蘿蔔)が、いち早く到着。

その後、主役の登場までに、氷水、小碗(受け皿付き)、レンゲ、小さなお玉も運ばれてくる。

準備が整い始めると、どんどん期待値があがってくるのだ。 まだかなあ。

ランチセット 鶏肉入り土鍋煮込みそば(砂鍋爛鶏煨麺)@1,800(税別)

土鍋大きいっ! 

少し上体を後ろに引くようにして卓上に土鍋を迎え入れ

上手くテーブルに着地したところで、スタッフさんが蓋を開けた。湯気が上がる。

「熱いのでお気をつけください。こちらはお好みでどうぞ」

隣に薬味の刻み青ネギ、ザーサイ、香菜が置かれた。

鶏煮込みそばは、香妃園」さん、「八重洲大飯店」さん、ほかでもいただいていますが、

薬味がセットされたのははじめてかな。

黄色味がかった白湯スープは塩味仕立て。

散らされた青菜、ブツ切りの鶏肉も含め予想どおりのビジュアル。

まずは、薬味を使わず、いただいてみよう。

スープにカゼイン質の膜はところどころ見られますが、

口にすると、こってりというより意外にあっさり目。

かん水を使わない特製麺は美白のストレートタイプで

すすり上げると舌触りは細めのうどんのようにつるつるとして柔らかだ。

(コウタロー) 次は取り碗によそって、薬味を入れてみるだ 

香菜の風味が白湯スープによく合う。

しかし、この日ザーサイの塩抜き加減がいまひとつだったのか、どうも塩辛い。

はじめは調子よく箸が進んでいたけれど、スープの塩気と相まって閉口する。

そのため、途中でザーサイのスープ投入を中止し、仕切り直した。

ホロホロになった鶏肉を救出! 

鍋底に沈んだたっぷりの鶏肉を食べつくすのも、最後の楽しみです。

食事の後半にはセットのアンニンドーフ。

ひんやり、つるるんとした喉越しで、フルーツとシロップの甘さがもの懐かしい。

 

ランチタイム、価格設定が高めということもあり、来店されるお客様はご年配の男性方が中心。

ビジネスランチではないかと思われる男性陣もいらした。

そんな中に身を置くのだから、異質なおばちゃんの一人飯も楽ではない。

デザートをいただいたところで早々に退散だ。

ネットの情報によると、当店の総料理長は、平成22年に黄綬褒章を受章されたそう。

おめでとうございます。 

これからも長く頑張ってほしいと願う新橋の老舗です。

                         ※ランチ満足度数は、3.5~5.0

新橋亭 (シンキョウテイ)新館

東京都港区新橋2-4-2

TEL     03-3580-2211

営業時間/ 11:00~22:00(L.O) 土・日・祝 11:00~21:00(L.0)

定休日    年末年始                -店舗情報「食べログ」より-

新橋亭 新館中華料理 / 内幸町駅新橋駅虎ノ門駅

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喜臨軒(キリンケン) 池尻大橋

2014-04-16 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

温故知新中国料理 「喜臨軒」(キリンケン) ディナー再訪

本日はアラカルト注文。

テーブル・セッティングなどは、変わりがありませんので省略します。

(ノブロー) また、お邪魔したで タクは「喜臨軒」さん、初めてだよな?

(タクロー) ほうだよ。管理人がえれえ気にいってるで、オラも一度来てみたかったんだ。

烏骨鶏のピータン(皮蛋)@500

サーブ時には、中国醤油とゴマ油をブレンドさせたようなタレもセット。

琥珀色に輝く、艶めかしい烏骨鶏のピータン。

このままペンダントにしたいぐらいの美しさ。

生姜の甘酢漬けではなく、白髪ネギと香菜を添えて。

皮蛋を優しく口に含むと、ねっとりと品の良いコクが広がる。

う~ん!幸せ!

目でも舌でも楽しめる。もちろん、嫌なアンモニア臭とは無縁の逸品。 

(ノブロー) キラキラしてるで。まるで食べる宝石のようだな。

A菜と自家製干し肉の合わせ炒め@1,700

A菜の炒めのみの場合は1,500円、自家製干し肉をプラスすることで200円割増料金がかかります。

これぐらいの料金差なら干し肉足したくなりますよね。

干し肉の旨みをA菜がしっかり受け止めている合わせ炒め。

加え、まろやかで甘みのある中国醤油をベースとしたタレの按配は妙妙たるもの。

私も連れ(寝太郎さん)も、このタレの味に惚れ込んで通ってしまう

と言っても過言ではありません。 素晴らしいわ。 

青菜と自家製干し肉の炒めは、アラカルトのうちでも必ず押さえておきたい料理です。

(ノブロー) シェフは醤油使いのエキスパートだな。オラ、敬服してるんだ 

店主オススメ利き酒セット 3種@900

紹興酒とワインのメニューが新しくなったそうです。

残念ながらリーズナブルな2,800円のワインもなくなり、3,000円台からの提供。

量を飲む私達にとっては辛いところ(涙)

この日の利き酒は、孔乙巳(コンイージー)、缸缸好(ガンガンハオ)、黄中皇(ファンジョンファン)。

新メニューの缸缸好(ガンガンハオ)は、全国評酒会、最多3度授賞の酒蔵が造った

現代風の黄酒。とのこと。 

ボトルをみせていただいたところ、何だか厳めしいイメージ。

しかし、口にすると独特の香りと甘さはありますが、スーッと飲めて後味も綺麗。好飲。

当店、お酒にもこだわりを持って仕入れているようです。

塩漬けの干し肉は、脂が最高に美味いっ。

うま味成分濃厚! 嬉しくて、笑みが止まらない。

絶妙な塩加減なので、いつまでもじわじわ噛んでいたいなあ。

こうして今宵も酒が進んでしまうのである。

酢豚『中国香醋でふたつの仕立て、自家製中華クレープ添え』(香醋酥肉)2名様分@1,400

酢豚は、団子状と棒状の2種。

まあるいお肉はそのままで。 

箸をつけたところ、お肉のほかにカットしたジャガイモも入ってました。

香醋を使ったあんですが、香り良し、とろみ加減も完璧。

もう一つの棒状のお肉は自家製の中華クレープに巻いて、とのこと。

(タクロー) あんれ、手のかかる仕事するね。

さらに中華クレープ巻き用には、山芋、リンゴも。

(ノブロー) つまりはだ!こんな風にするだよ。あとは北京ダック風に巻いてな。

味がしっかりしているし、それぞれの食感がハーモニーとなって楽しめる。

この食べ方も面白味があってありかな、と寝太郎さん。

しかし、肉々しい酢豚を求められる方には物足りなさがあるかもしれませんね。

春の春巻 中国家庭風(1本)@400×2

きっちり巻かれた春巻。

爽やかな味わいのマスタードソースもセット。

これ、配合されているのかな。春巻をさっぱり食べさせるためのひと手間があるように思います。

ソラマメ、グリンピース、肉。 餡の具材は季節ごとに変えられているのでしょう。

“ライオンの頭”大肉団子のトロトロ煮込み@1,600

ランチで来たとき、夜用のホワイトボードを見て、ずっと食べたかった一品。

グランドメニューにも季節の料理として紹介されていました。

肉が続きますが、好きなものを食べるのが一番楽しい。

サーブ時にスタッフさんから「ご飯もつきますが、どうされますか?」とお尋ねあり。

食べたいのはやまやまだけど、まだ他の料理にも目移りしています。

泣く泣く我慢。 ふっくらとした獅子頭は青菜を敷いた片手鍋での提供。

箸ですっくり切れ、柔らかくてジューシー。

それでいて、程よく粗めの部分があり肉の食感を伝えてくれる。

八角などのスパイス使いも多すぎず少なすぎず、丁度良い。

食べ応えも軽く、お腹にドズンとこたえないし、けっこう万人受けする味わいじゃないかなあ。

三種鮑の煮込み 煮汁の餡かけチャーハン添え(1~2名様分)(原汁三鮑)@3,200

〆には、さんざん悩みましたが、料理長スペシャリテよりチョイス。

三種鮑は干し鮑・エゾアワビ・鮑茸になるそう。

煮汁の餡かけチャーハンが、ひと口添えてと記されていましたが、

まさかアミューズスプーンでの提供とは意外なプレゼンでした。

私達はもうボチボチお腹も満ちてきましたから、飯の量はこれぐらいで良し。

というよりもこれぐらいのひと口サイズなら

せっかくの鮑なので、食事の中盤に組み立ててもいいかもしれません。

ちなみに、同じく料理長スペシャリテの

「粗ほぐしフカヒレとコラーゲンの煮込み ひと口チャーハン添え」も同様、ひと口は

アミューズスプーンで、かもしれません。 詳しくはご確認ください。

 

さて、煮汁の餡かけチャーハンは・・・もちろん美味しいに決まってます。

するっと喉を通過していきました。 ああ、名残り惜しい 

鮑をカットするため、ナイフとフォークをいただけます。 三種鮑、美味しかったですよ。

お酒は、ほかに生ビール@600×2、ヴェルデホ(ボトルワイン白)@3400×2 で

Hand01お会計は、1人当たり10,000円(千円未満四捨五入)

夜のコースとアラカルトを試しましたが、当店はどちらでも楽しめるという感想を持ちました。

私と寝太郎さんの場合、お酒の値段が会計に響くので、日常使いとまではいきませんが

現在、定期的にお邪魔したい店として位置づけています。 希望ね 

                               ※中国料理満足度数は、4.4~5.0 

喜臨軒 (キリンケン)

東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F

TEL          03-5787-6982

営業時間/ 11:00~14:00 (L.O)18:00~22:30(L.O)

定休日    日曜

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