東京三大煮込みを求めて、月島の老舗居酒屋「岸田屋」へ
17時開店とのことで、30分前に到着しましたが、シャッターの閉まったお店の前には、
もうお客様が2組待ってらっしゃいました。
くーー、これ以上出遅れ?るわけにはいきませんっ。すかさず並びましょう。
17時きっかりになると、お店のシャッターが開けられ入店できました。
一歩足を踏み入れるとそこは、古き良き時代へタイムスリップしたよう。
思わず、素晴らしい。 心の中でそう叫んでいました。
これぞ日本の誇れる居酒屋。文化があります。
身震いがするほどの感動を覚えながら、順番にコの字型のカウンター席に着席。
店内はコの字型のカウンターと壁沿いに一列のみカウンターがありますが
開店と同時に、開店時間前に並んでいたお客さまでいっぱいになってしまいました。
煮込み@450
これだよっ、連れさん。 もう直球ド真ん中がきたねっ。
煮込みのビジュアルは、コレでしょう。
ぷりっぷりの脂肪が残った美味しいモツ。この脂肪が舌の上でとろけていきます。
モツのエキスからは甘みがでており、実にまろやかで口当たりがよいのです。
加えて、後味のしつこさがないので、箸が進みますね~。
激烈うますぎっです。
個人的に、今まで食べた煮込みの中で一番です
いろんな部位が入ってます。
辛みにネギと合わせていただくも良し、皿に残った美味いツユも一滴も残すことなく
いただきました。 懐かしさを覚えるような優しい煮込み、さすが三大煮込み
奥深い美味さを確認することができました。
お酒は生ビール@560×2から冷酒生酒 菊正宗300cc@850へ。
あじたたき@550
生姜、大葉、万能ネギがみじん切りになってますが・・・。
ニンニクも微量ですが、みじん切りになって入ってますよ。
丁寧に仕事をしてくださっています。
千葉旅行で食べた、鯵たたきを思い出しました。薬味はみじん切りにして
あえたほうが美味しいですね~。
ミョウガも、付け合せていただいているのが嬉しいですわ。
鮮度もよいのです。
これには、冷酒でしょうか~~。
キンメ煮付@600
お店が開店する前から、煮魚の甘い香りがしてました~。
食欲を刺激され、入店したら絶対注文しようと思っていた煮魚。
よく煮付られてます。脇には煮付けに一緒に使ったと思われる生姜。
色のわりに醤油の風味も柔らかく、砂糖で甘すぎもせず、キンメからの旨みが上手に
合わさり、加減よく仕上がっています。
肉とうふ@600
これも「岸田屋」の看板メニューの一つ 肉とうふ。
大きいとうふの上に関東ネギ、牛スジ肉。和からしがそえてあります。
スジ肉は、しっかり煮込まれており、甘めの味付け。
とうふは、絹を使用しているようですが、煮崩れず滑らか。
牛スジ肉の旨味を吸い込んだ出汁で、周りがいい色になっています。
関東ネギは、直前にあわせて処理してくださるのでしょう。
シャキシャキとした歯ざわりが残っていました。
すき焼きのような味。
和からしをつけていただくと、味がひきしまりますね~。
2番目に並ばれていたお客様と、席がお隣だったので、いつの間にやら
お話をさせていただいてました。
隣り合ったお客様とも会話ができるのは、こうした居酒屋の魅力ですね。
「最初にご注文されていた冷奴、器に氷水がはられていて、見るからに
美味しそうでしたね~。」
「居酒屋に入ると、最初はコレなんだよ~。」
たわいないおしゃべりもほどほどに、2番目のお客様は、待ち合わせで先に
出られましたが、何故か「亀十のどら焼き」を一つ私達にくださいました。
ありがとうございます~~ヽ(´▽`)/
さて、まだ食べたいものがいっぱいなのですが、ここは次回のお楽しみと
いうことで、外でお待ちのお客様に席を空けましょう。
店内のレトロな掛け時計も「ボーンボーン」とキリのいい時間をゆったりと
告げてくれているようです。
老舗の居酒屋に長居は無粋
歴史を感じさせる暖簾に「酒」と一文字シブすぎる~~。
岸田屋の暖簾に敬礼~。ご馳走さまでした~。
お会計ですが2人で、
上記、お料理とお酒(生ビール@560×2 菊正宗@850×2 レモンサワー×3)で、
合計は約6500円程~。 けっこうハイスピードで飲んでました。
酒量を抑えれば、一人あたりの予算は2000~2500円くらいでいけるでしょう。
老舗「岸田屋」 近くにあったら、こちらも間違いなく足しげく通うお店です。
お店は、月島西仲通り商店街の中にあります。
岸田屋
〒104-0052 東京都中央区月島3-15-12
TEL 03-3531-1974
営業時間/ 17:00~21:30(L.O)
定休日 日祝