みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
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広州名菜 聚英 (シュウエイ) 横浜中華街

2014-01-16 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

横浜中華街、関帝廟通りの広東料理「聚英」(シュウエイ)

冷え込みの厳しい冬の某日。

昼から雨という予報がでていたけれど、幸いまだ冷たい雨は落ちてこない。

こんな日は温かいおそばに限るなあ。

店頭には、賑やかなスタンド看板が店内へ誘うように掲げられている。

メニュー写真などが張られたガラスの向こうを窺うと、客席に空きはある様子。

当店でランチをとろう。

入店すると奥行きのある店内は一番奥が厨房(その脇には2階席に向かう階段あり)。

フロアでは、入口に背をむけるように、厨房に近いテーブル席にポツンと一人で

お爺さんが座っています。

すると、私に気がついたのか、店のおかみさんが奥から顔を見せ

「いらっしゃいませ、お好きな席にどうぞ、 あ、こちらいかがですか?

暖房が一番効く席ですよ」 と声をかけてくれました。

1階席はテーブル席のみ。

おかみさんの指示通りに5人掛け角テーブル席に着座。贅沢だ。

真ん中の通路を挟み、先ほどのお爺さんと隣の位置関係。

卓上には、醤油、酢、胡椒、ラー油、爪楊枝、紙ナプキン、メニュー。

割り箸はコップにまとめて。 テーブルトップはガラス。

おしぼりの用意はなし。

店頭にはランチメニューも書き出されていたけれど、グランドメニューを広げる。

私の様子をおかみさんが見ていたのかは定かではありませんが、

「こんな寒い日は、おそばなんてどうでしょう」 と、さりげない言葉。

おかみさん、鋭い!! 

実は飛び込みではない。当店で食したいものがあり、店の前で立ち止まったのだ。

グランドメニューを確認すると、やはり“自慢の一品”と記されていた。

「海鮮そば、お願いします」

「そうね、おそばでしたらそれが一番のオススメです」

やった!おかみさんに太鼓判を押してもらったぞ。 

あとは待望のそばの出来上がりを待つだけ。

この間に、おかみさんから「飲み物は温かいお茶でいいですよね~」

と尋ねられたので「はい」と即答。

お茶は茶杯でサーブされました。

おかみさんが奥に注文を通すと、厨房で鍋をふるう音が聞こえてきた。

ちらりと隣のお爺さんの席を見る。

この音は・・・私のを作っているのかしら?それとも、お爺さんの??

程なくすると、お爺さんがすくっと立ち上がリました。

三鮮湯麺(海鮮そば)@1,050

「おまちどおさま」 と、お爺さんからのサーブ。

私が先客と思っていたのは、店の人だったのだ(汗)

受け皿付きの小ぶりの器での提供。

中華街にしては、という言い方は適切ではないかもしれませんが、

すっきりと品の良いビジュアル。

三鮮は、エビ、イカ、ホタテの3人組(各2個ずつ)。

このトリオの脇を固めるのは、噛み締めるとぎゅぎゅっと旨みの出る

肉厚の干しシイタケと歯ざわりシャキシャキのブロッコリー。

具材は過剰にのせず、彩りを備えた計5種になります。

やや細めのストレートな中華麺。つるつると喉越しも滑らか。

スープは化調ゼロとまでは言い切れませんが、旨味と感じられる程度。

柔らかい塩味で丁度良い。

三鮮にくさみはなく、イカには食べやすいように格子状に隠し包丁が入れられ、

ホタテもしっかり厚みがある。

何よりも嬉しいのは、エビの大きさとプリプリ度。

1個目は大事に2回に分けていただきましたが、このとき決意。

もう1個は最後に残して一口で食べてやろう!

箸をすすめ、麺と他の具材をたいらげ、いよいよクライマックス。

エビを口の中に放りこむ。

ぷりっとしまった身はエビ独自の甘みがあり繊維質豊か。

ぐっと歯を入れ弾力のある身質をプツプツ噛み切る喜びを体感する。

最後のエビが胃袋に落ちたあとは、レンゲでスープをごくり。

ああ、食べた~。

顔をほころばせていると、おかみさんがお茶の注ぎ足しに来たので、

「具材、どれも大きいですね。エビ、プリプリして美味しいです!」 と述べる。

おかみさん曰く、海鮮そばは特に女性に人気が高いのだそう。納得です。

「お近くの方ですか? 雨まだみたいね」

おかみさんは話しやすい方なので、他愛もない会話も畏まらずに交わせます。

この頃には隣の席に座っていたはずのお爺さんはいなくなっていました。

2階に上がられたのかしら?

目を移すと、階段付近の壁の貼り紙に自家製肉まんの文字をみつける。

店頭での派手なアピールはないけれども販売されているのだ(1個300円)。

ガラスの向こうに行き交う人をぼんやり眺めながら、残りのお茶を飲み干しお会計。

「またいらしてくださいね」

温かい言葉をかけていただき家庭的な居心地の良さに安らぎを得ました。

いただいた1杯の海鮮そばは、あっさりとした食味。

これが全体を通しての味の姿勢なのではないでしょうか。

横浜中華街満足度数は、★★★☆(3.7) 消極的に好きです。 また来よう。

 

広州名菜 聚英(シュウエイ)

神奈川県横浜市中区山下町190

TEL      045-212-5132

営業時間/11:30~21:30(L.O.21:00)
          ランチ火~金 11:25~15:00 ディナー17:00~21:30(L.O.21:00)

定休日   月曜日          -店舗情報「食べログ」より- 

広州名菜 聚英広東料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

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