お一人ランチは、中国料理 「天外天」 (テンガイテン)本店。
HPによると、総料理長 中川 優 氏は、「赤坂四川飯店」
四川料理の第一人者・故陳建民 氏に師事された方であり、料理長も歴任。
その後、独立され当店のオープンは平成元年。
場所は、東京メトロ千代田線千駄木駅 2番出口を出て右折。
本店は不忍通り沿いに面しています。
これに対し、別館は通りからひとつ脇道に入った場所になるのですが
訪問日は「貸切」の札が出ていましたので、必然的に本店利用です。
入店すると、お店のマダムが1階で、とのお声掛け。
総席数143席と聞き及んでおりましたが、1階の席数はさほど多くはありません。
当店は一軒家レストランであり、2階へはレジ並びの階段で向う様子。
ご指示に従い窓際のテーブル席に着席しました。
テーブル・セッティングは、カトラリーレスト、レンゲ、ロゴ入り箸袋に入った割り箸(縦置き)
卓上には、メニュー、紙ナプキン、爪楊枝、取り皿。テーブルクロス(有り)
冷たいお茶とタオル地のおしぼりは篭に入れられ置かれます。
いつものようにこの様なメモをとっていたところ、(他の客卓の)空いた皿を
下げにきたマダムが、篭を目前に差し出しおしぼりを早く使えとアピールしてくる。
マダムは下町気質でせっかちな方なのかもしれないなあ。
苦笑しながらおしぼりを取るとマダムは篭を持って立ち去った。
セットメニューの担々麺か四川麻婆豆腐、どちらにすべきか悩むところだ。
セットには、上記のようにライス、スープ、ザーサイ付き。
さらに小皿とデザートは選べるという嬉しいシステム。
と、初回まるだしの私に丁寧に説明してくださったのは、ホールスタッフのお兄さん。
四川麻婆豆腐@1,500
迷ったあげくに決めたのは四川麻婆豆腐。
辛さは、普通、中辛、大辛から選べるということなので、冒険をして大辛をチョイス。
中央に刻みネギと唐辛子が1本そそり立ち、表面の粉唐辛子はチーク代わりか?
おめかしをした麻婆豆腐です。
小皿は、肉団子の唐揚げ。
麻婆豆腐は大辛を選んでいますから、唐辛子印のある
蒸し鶏の四川ピリ辛ソースかけは、口内が危険だろうという考えから。
自分、本来は保守的? 薬味には、ネギ塩、塩胡椒、トマトケチャップ。
肉団子の味わいはチープ。オマケのようなものです。
ライスはおひつで供され、普通盛りでお茶碗3杯弱ぐらいの量。
マダムいわく国産の良いお米を使っていらっしゃるのだそう。
スープは、キャベツと溶き玉子の塩味ベース。やや塩辛い。
ザーサイと、小皿で辛み調整の粉山椒も出していただけました。
これは、女性客にはサービスで出されているという辛いXO醤。
「ご飯に合いますのでどうぞ」 とのことですが、使う余地あるかな(汗)
麻婆豆腐、大辛だもの。ご飯いっぱい食べちゃうよ。
ペロリと舐めたところ、小魚などが入っており辛さはさほど感じませんでした。
まずは、ドカンと盛ってみた。
豆腐はしっかりとした木綿タイプ。
粗めの挽肉は、かりっと香ばしく炒められ食感も良い。
もちろん大辛なのでジンジンヒリヒリ効いてくるのだけれども、この麻婆豆腐
かなり量がある。辛みを中和させる感じでご飯をパクパク。
前半までは、うまい、うまいと喜び食べ進んでいたのですが、後半になると
麻婆豆腐の味自体にずっしりと重たさがでてくる変則的なもの。
オイリー&ヘビー。 この重たさはMSGによるものなのか詳しくは不明。
食べている途中で、お腹がいっぱいすぎて意識が遠のきそうになりましたよ。
タピオカ入りココナッツミルク
+100円で小豆を入れていただいています。
注文時、大辛を選択したので、デザートはぽってり甘くと考えたのですが、
空気を吸うのも苦しいぐらいなのです。腹に入る隙間がない。
せめて少しは、と思い小豆を中心にレンゲで口に運ぶ。 味は普通。
いやあ、びっくりするほど満腹です。お陰さまで夕飯抜き。食費が助かります。
今回のランチ満足度数は、★★★☆ 消極的に好きで。
そういえば会計時に、マダムが天外天のポイントカードをくださった。感謝。
個人的なことで恐縮ですが、団子坂には長年の友人が居を構えている。
千駄木に向かう前に電話をしておけば良かったなあ。
今度は彼女を誘って別館にも訪問してみたい。
天外天(テンガイテン)本店
東京都文京区千駄木3-33-12
TEL 03-3822-3333
営業時間/ 11:30~15:00(L.O.14:30) 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 無休