夏の葉山のお立ち寄りは「蕎麦 恵土」
昨年は店の定休日と重なり訪問が叶いませんでしたが、今年はタイミングが合ったので
店主お任せコースを予約。以前、記した料理の細かい記録は省略します。
蕎麦豆富
冷やかけそば
新しく仲間入りしたぬいさんも参加。店の奥さんもキミの存在に気が付いてくれたね。
琵琶湖産、天然稚鮎を使用。爽やかなすだちの酸味に香ばしく焼いた稚鮎の
ワタのほろ苦さが良く合います。
八寸(2名分)
①つるむらさきとエノキのお浸し・・・つるむらさきのとろっとした食感を大切に
甘ざっぱりとした味付けで。
②姫サザエの煮付け
③芋茎(ズイキ)の胡麻酢和え・・・あっさりとした胡麻酢で清涼感のある味わいに。
④鯵のそば寿司、生姜の甘酢漬け
⑤ハモの卵の塩辛・・・舌の上で味わう珠玉の酒の肴。のん兵衛にはたまらない逸品です。
⑥茄子の辛子漬け・・・漬け加減も淡く、まるでフルーツをいただいているような錯覚に。
⑦枝豆の山椒煮
そばがき
そばがきに合わせたのは、鱧、ユウガオ、タマネギ。
ユウガオもタマネギも歯触りを残した寸止めの火入れで、素材の旨さを引き立たせています。
鴨のロースト
万願寺唐辛子をローストした鴨で巻くようにして提供。
きめ細かく旨み溢れる鴨肉は筆舌に尽くしがたい美味しさで瞬時に心を奪われました。
またタレは甘辛く仄かな酸味があり、この鴨肉とも調和。
素材の味を生かした調味料使いですから、ローストした肉の旨味を損なうことなく、
さっぱりといただけ、後味も綺麗です。
スズキのしそソース
付け合わせは谷中しょうがとベビーコーンの天ぷら。
お店でブレンドされたオリジナルの山椒塩を添えて。
(ノブロー) しそソースが味のアクセントとして光るだ。
手挽きせいろ
デザート
白あずきとキウイをトッピングしたミントのブラマンジェ。
キャラメルソースがほろ苦リッチで大人味。
上質な紅茶のようなコクがあり見た目以上の美味しさに歓喜しました。
体力的に夏の海はもう引退と思っていたけれど、こうして当店にお邪魔し、涼感を誘う
コース料理を味わい、何気ない会話を交わさせていただくと、培った時間の尊さに
しみじみとした思いが込み上げてきました。
――夏のイベントとして可能な限り続けたい、そう思い店を後にしたのでした。
蕎麦 恵土(そば えど)
神奈川県三浦郡葉山町堀内870-7
TEL 046-876-3625 ※完全予約制
営業時間/ 12:00~15:00(L.O.13:00) 18:00~21:00(L.O19:30)
定休日 木曜・第1第3金曜 -店舗情報「食べログ」より-