みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

神田 雲林(ユンリン)

2014-10-22 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「神田 雲林」(ユンリン) 再訪

某日は、文京区在住の友人(以下、文京特派員と記す)との昼の会食。

彼女の住まいにも近い当店を選び、特撰ランチコース (全7品)@5,250を事前予約。

前日には、店から予約再確認(リコンファーム)の電話あり。

入店すると、店は予約席を除き、夜のような賑わいで、すでに満席状態。

最近は昼も大盛況と聞いてはいたが、まさかこれほどとは……。

想像だにしない事態にフリーズしたが、我に返り、フロアを忙しく行き来するスタッフさんに

予約の旨を伝え、中ほど左手の「予約席」という“守り札”で死守された4人掛けの

テーブル席に案内してもらった。

その後も、来店されてくるお客様はたくさん。タイミングが合わず、断る場面を多く見たが、

中には、名前と連絡先を告げ、利用客が退店したあと店から連絡を入れてもらって

案内を受けるお客様もいた。ともかく半端のない人気ぶり。

静かに流れるBGMも客の歓談の声や笑い声でかき消され気味だ。

その中で特派員の到着が遅れヤキモキ。「予約席」の札が外されたいま

次から次に来店するお客様を断る中で、一人でテーブルを守りきらねばならない。

エビスビール(生)@550 を注文し、ドリンクメニューを大きく広げ、視線をはね返すのだ。 

テーブル・セッティングは、昼仕様で、箸置き、店名入り箸袋に入った割り箸(横置き)。

卓上には爪楊枝。ほかは、変りがないので省略。

着座後には、白タオル地のおしぼりをトレー置きでいただいた。

文京特派員が到着し、フロアスタッフさんが「予約のお客様、お揃いです」と厨房に声をかけスタート。

当該コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、全て各自分での提供になる。

前菜6種盛り合わせ

昼の特選ランチコースでも、前菜に煌めきを添えるガラスの器で出してもらえるとは

思っていなかったので感激!

①蝦夷鮑の冷菜・・・下にはブナピーと金針菜。柔らかい蝦夷アワビをコクとまるみのある肝ソースで。

②牛タンの煮凝り・・・歯を入れると肉の濃密な旨味、ほどけ感を味わえ、後味が綺麗。

③ジャガイモと万願寺唐辛子の干しエビ和え・・・真面目な仕事ぶりを感じさせ、きちんと美味い。

④千葉県産の特大落花生(おおまさり)の香料煮・・・味加減上々。

⑤栃木県産、香り鶏のバジルソースがけ・・・バジルの主張が強すぎず、しっとりとして上品。

⑥新さんまの黒酢風味・・・黒酢がしみ込み骨もそのままで、ほっくりと。

6種すべてに、細かく神経を行き届かせ、味の方向性を変えた、目でも舌でも味わえる、

繊細な料理の数々。しっくりと舌に馴染み、味の収まりどころが実にいい。

フカヒレ姿の上海風醤油煮込み

下には、レタス、青菜、根切りもやし。

スプーンで煮込みソースを掬い、味わう。

実直な醤油煮込みは、しみじみ系の旨さで滋味深く、胃袋だけでなく心も満たしていく。

(ノブロー) ソースは余すところなく、ごっちゃんになりてえ。花巻でも欲しいくれえだ。

本日の魚介料理

舌平目のカリカリ揚げ、福建海苔の塩焼き

サーブ時にはスプーンもセット。

外側はかりっと、中はしっとりとした、淡白で上品な舌平目に、香ばしくて風味の良い

福建海苔の塩気がマッチ。とてつもなく美味い。

(レンタロー) 皿の脇には、花椒塩を添えてあるだ。

「つけてお召し上がりください」言うてただ。

秋の食材、栗を含め、万願寺唐辛子、キノコなども皿を彩る。

それらも抜かりなく美味いのだから嬉しくてたまらない。

本日の野菜料理

ホタテとエビのあっさり塩味煮込み

サーブ時にはスプーンもセット。

中央のグリーンがシャキシャキとした食感が楽しい青龍菜。

マコモダケも合わせシンプルな煮込みだが、ベースのスープが真面目なのだから当然美味しい。

本日の肉料理

牛肉と松茸の自家製豆板醤炒め

ほかに具材は、パプリカ、レンコン、インゲン、ネギなど。

炒めには唐辛子で辛味と香りをつけ、口に含むと、ぴりっとした辛さに、甘みと旨味が共存し

複雑にして、奥行のある魅力的な味わい。牛肉はひと手間を感じさせる柔らかさで、

松茸は、香りが飛んでしまっているものかと思ったら、

噛むとそのものの香りと味がしっかり残っていて、夢中にさせる美味しさだ。

(ノブロー) 今年は、オラの飯、松茸大豊作で、いっぺえ、ごっちゃんになれてるだ

本日の麺料理

野菜あんかけつゆそば

受け皿付きでのサーブ。

具材には、キクラゲ、エノキダケ、シメジ、白菜、人参、金針菜、もやし、青菜など。

ストレート麺が、ちょっと太めでそばのような独特の食感なのだけれど、

野菜あんかけと調和を果たし、美味しくいただけた。

(レンタロー) 家でも管理人が、野菜そば、作ってくれるけんど、全然違うでねえか。

こいつが本物だで。品よく、炒め野菜の旨みがスープに入っているだ。

(みに) こらっ!私を引き合いに出さない。店に失礼だよ(汗)。

自家製デザート2種

杏仁豆腐、ゴーヤゼリーと季節のフルーツ(ライチ、メロンほか)。

ゴーヤゼリーは果汁を絞り、ペーパーで濾すという作業工程を経て作っているそう。

クセのある苦味はなく、涼やかな甘さでスプーンを進めさせる。

コース料理どれをとっても期待値を下回るものが一つもなく、

すべてにおいて口当たりが優しく、きちんと満足させてくれる。

相変わらず、味の好感度が高く、素晴らしく美味い。

これだから、昼夜問わず、連日満席なのも納得できる。

私自身もおすすめしたい名店。但し、激混みなので、予約は必須です。

陳年紹興酒貴酒 8年(640ml)@3,900(税抜)

Hand01 お会計は1人当たり8,000円(千円未満四捨五入)。サービス料はかからず。

文京特派員の胃袋にも、ド直球で響き、また来たいと熱烈愛♪ 

喜んでもらえて嬉しい。シーズンが変わったあたりにも、お邪魔しよう。

 

神田 雲林 (yun-rin カンダ ユンリン)

東京都千代田区神田須田町1-17 第2F&Fロイヤルビル 2F

TEL         03-3252-3226

営業時間/ 月~金 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.21:25)
      土・祝 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日     日曜日 

※ランチ料理満足度数は、4.7~5.0

 

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