みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

香港旅行2013 №20 龍景軒(Lung King Heen) 中環

2013-11-26 | 旅行・香港

広東料理「龍景軒」(Lung King Heen)

場所は、中環、香港四季酒店(フォーシーズンズホテル香港)内。

香港で唯一ミシュラン3つ星に輝く当店のお料理は、斬新かつ精妙。

「香港で最高のヌーベル・シノワ」と称されているそうです。

当店の予約は、訪港前に済ませています。

ディナー訪問となると、相応の予算が必要でしょうから今回はランチで。

当店はドレスコード有、男性はジャケット着用とのこと。(スマートカジュアル)

エレベーターを降りたところで、上着を着用し身支度をする連れ(寝太郎さん)。

準備が整ったところで、緊張しながら、店内への第一歩。

レセプションで予約の旨を伝えご案内いただけたのは、店内中ほどの4人掛け

角テーブル席。窓際のお席は丸テーブル主流。

すっきりとエレガントな内装で、

視界の先には、維多利亞港(ヴィクトリア港)を収めることができた。

この眺めが穏やかで実に心地よい。

テーブル・セッティングは、位置皿、ナプキン、カトラリーレスト、箸(縦置き)、

スプーン、ソーサー付きの茶杯、小椀、レンゲ、テーブルフラワー。

テーブルクロスは2枚掛け。

お店の方がスマートに椅子をひいてくださり着座。

タオル地のおしぼりはトレー置きでの提供です。

また、早い段階からハッカ爪楊枝も卓上にセット。

お目当ては、リッチな點心。

はじめに卓上にセットされたのは、優美な調味料三点セット。

豆板醤

今までに食したことがないような上品な味です。柔らかな甘みを感じました。

特製XO醤

ニンニク、干し貝柱など。具材の食感が個々に伝わるのですが、

混じりあったところで違和感がなく、旨味と甘みが絶妙に融合されているのです。

香港のスパイス使いの巧みさがうかがえる、複雑にして滋味深い。

こんな美味いXO醤は生まれてはじめていただいた Crown04

青唐辛子入りの醤油

上質な醤油にぴりっとスパイシーさをプラス。

調味料だけでも、当店が広東料理という枠だけに収まらないスケール感が感じられる。

この先の食事に期待大。

鮮蝦小籠包HK$60

同時に黒酢もセット。

龍太子蒸餃HK$45×2

(ノブロー) 小籠包も可愛らしいプレゼンだな♪

小籠包に優しく歯を入れてみる。

包み込まれている肉餡も肉汁も本当に上品。

街場のものとは一線を画するデリケートな味わいです。

“寝太郎メモ”より必食したい1品。

淡い色彩でまとめあげられた美しい龍太子蒸餃は1個でHK$45。

この焼売、値段も素晴らしいのですが、そもそも扱われている素材が違う。

力強い食感を残す上質な肉餡の上には帆立、そしてエビはロブスターを

使われているという。贅を尽くした美味しさの三段構造なのだ。

原雙鮑魚雞粒酥HK$56×2

“寝太郎メモ”より、これを食べずに日本に帰ることは許されない1品。

バターの風味が効いた少し甘めのパイの上には調理された鮑。

このビジュアルも威風堂々。艶っぽくて食べる宝石のよう。

パイ生地はサクふわっと軽い。

鮑の下からは細かくカットされた鶏肉もお目見えし、細かい仕事ぶりには

感嘆の声をあげてしまいます。

柔らかい鮑の食感に複合する餡のとろり感もたまりません。

以前、横浜中華街で、あわびの焼きパイとメニューに記されたものをいただき

失望させられたことがあります。

なるほど、これが本物の味。香港にて念願成就できました。

粉果は、皮に浮き粉のほかコーンスターチを加えて作る潮州風蒸し餃子。

モチモチした皮の質感が特長。

牛肝菌雜菌粉果HK$60

目にも艶やかな蒸し餃子。中の餡が透けて確認できます。

中にはシイタケ、タケノコ、ニンジンほか、さいの目にカットされた具材がみっしり。

もちろん味がついていますから、そのままでいただけます。

黄湯沙葛雞粒粉果HK$60

野菜の食感がシャキシャキと豊か。

この手の点心で、真っ先に思い出したのは、私も大好きな「センス」さん。

あちらも実に繊細な味わいで美味でしたが、当店のものは繊細かつパワフル。

ミシュラン3つ星の風格を感じさせてくれるものでした。

皇湯雞絲羹HK$290

食べ疲れも出てくる3日目。スープをチョイス。

目前にてお披露目のあと、取り分けてくださいます。

具材は、鶏肉のほかキクラゲ、ニンジン、ネギ、キノコ類。

どれも形を揃えるように細長くカット。

とろみをつけていますが、ボテボテ感はなく、後味もすっきりと綺麗。

丁寧な仕事があればこその味の奥行きです。

子叉燒酥皮餐包HK$60

外側は、さくっとしたパイ生地。

餡は、チャーシュー、松の実、タマネギ。

ほんのり甘くてお菓子感覚でつまめちゃいそうです。

香芒楊枝甘露

ゆっくりいただいていると、大した量でもありませんがお腹も満ちてきます。

(Mr.J) 「待って、デザートくるよ。日本でもメジャーなデザートね!」

そろそろ、会計というタイミングで提供されたのは、香芒楊枝甘露。

スタッフのお兄さんとの会話は英語になりますが、ともかく好青年。

笑顔も爽やかだ。

プティフール。

拝見しているとランチをご利用のほとんどの席にだされているよう。

写真には特別収めませんでしたが、ドリンクは、ハイネケンHK$85×3 のあと、

蜜蘭香HK$55 をいただいています。香りも良くて口もさっぱり。

卓上でティーウォーマーが活躍です。

(ノブロー) 茶も残ってるし、デザートごっちゃんになるべえ。

マンゴープリンにフレッシュなマンゴーの果肉、タピオカ、ポメロ(ザボン)。

口あたりも滑らかで美味しい。当然ながら、コンビニ楊枝甘露とは雲泥の違い。

けっこうボリュームもあるので驚きました。

クコの実の入ったゼリーとカボチャのクッキー。

お茶の注ぎ足しのタイミングほか、マスコットのパンダのぬいぐるみ(ノブ&レン)との

写真も「撮りましょう」とお声をかけてくださるし、サービスもきめ細やかだ。

名残惜しいのですが、

Hand01 埋單は、10%の服務費(サービス料)がかかり、約1人当たりHK$560

そのほか色々とMr.Jさんにはよくしていただいたのでチップをお渡ししようとすると

(Mr.J)「僕達はもう友達。友達からはチップはもらえないよ。」

なんとスマートなことだろう。

一定の距離感を保ちつつフレンドリー。価値ある3つ星、接客のレベルも高いのだ。

寝太郎さんのハートも鷲掴みにされたよう

国際都市香港、その最高のロケーションでいただく至極のヌーベルシノワ。

クオリティの高さには脱帽。ディナーで再訪したいものです。

当店のファンはおそらく多くいらっしゃることと思いますが、私もぜひに

おすすめしたいお店になりました。

今回の(私の)香港グルメ満足度数は、★★★★★ 特別 (*^・^)ノ

Okini02 《本日のお気に入り》 すべてですが、トップ2を選ぶとすると

・原雙鮑魚雞粒酥 ・龍太子蒸餃 になります。

 

龍景軒  Lung King Heen
中環金融街8號香港四季酒店4樓
TEL 852-3196-8880
営業時間  12:00~14:30; 18:00~22:30
無休

Lung King Heen広東料理 / 中環 セントラル)

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