その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋探偵(銭金9)

2013-05-23 13:02:08 | 夢屋探偵

「これは銭金の問題じゃない。男の意地だぁ~!!!」
などと叫んでおりますが、意地を張るもの程々にしないと疲れてしまいます^^;
『夢屋家』の周りの田んぼは、ほとんど田植えが済んでしまいました。中途半端な兼業農家も少なくなり、大規模な経営をする農家が『夢屋家』の周りを取り囲んでおります。下手な片意地を張らずに、モチは餅屋に任せてしまうのが一番なのでありますが、出稼ぎ先を定年退職した後の楽しみに…などと悠長なことを言っている内に、我が家の田んぼだけ離れ小島のように大規模化から取り残されてしまったのであります。
水田の畦畔に除草剤を散布し、水路の草を刈る。トラクターで土を耕起し、通水して代掻きをする。さて、明後日の土曜日と日曜日は我が家も田植えであります。毎年、同じことを繰り返す。土地に咲く花々は同じ景色であり、カルガモやツバメが水田の水面に戻る。田んぼ脇の草むら(荒れた畑)ではキジやヒバリの鳴き声がする。まったく同じような光景が繰り返されるのであります。本当は、当たり前のことが当たり前のように繰り返されることが幸せというものだと思っているのでありますが、まだ、気持ちが若いのでありましょうか?少々飽きもくるのでありますよ。
昔は、こうした田舎の原風景の中に、必ずと言っていいほど子どもたちの姿があったものであります。大人のようにはいかなくても、子どものレベルに合わせた農作業があったものであります。今では機械化されましたから、田んぼに子どもたちの姿を見かけることなどほとんど無くなってしまいました。これから農村の風景はどうなっていくのでありましょうか?
お年寄りが「三浦雄一郎さん」のように、みんな元気老人だったなら、まだまだ農村も維持されていくのでありましょうけれど…。

コメント
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