「Nipponia nippon」日本産のトキは絶滅しましたが
2003年10月、新潟県佐渡島に残された最後の日本産のトキ「キンちゃん♀」が死亡。現在は1999年1月に中国から送られた「ヨウヨウ♂」と「ヤンヤン♀」の番いから生まれた、人工繁殖の「ユウユウ♂」を始め、レンタルのトキ3羽から次第に増え、2013年に211羽を数えるまでになったとか。絶滅の原因は、1960年代に保護された幼鳥から「有機水銀」が検出されたことや農薬の影響と短略的に結論づけられることもありますが、羽毛や食肉の需要増からの乱獲や生息環境の変化という要因も考えなければいけないようです。種の絶滅に直面するとき、マスコミは大きく取り上げてくれますが、その結果を憂うるだけで、その背景まで切り込むことは皆無と言って良い。そこには人間の生活が絡んでおり、容易に善悪を結論付けることが出来ないという問題をはらんでいるからに違いないのであります。
『ポン太郎君』のヒット作…「もち粉」を使った大福です!
農業分野においては、「農家」は残っても「お百姓さん」は絶滅の危機に瀕しております。農家だって、世間一般的な生活様式を望み、収入保証が担保されなければ容易に後継者を望むことは出来ません。『夢屋農園』が、まず選択した作物は、露地栽培の「夏秋キュウリ」…人並みの肥培管理を行えば、取り敢えずの現金収入を確保できるのではないか。一つひとつが、はじめの一歩であります。昨日、『オラだの農協』のSさんから、栽培・販売のための説明を受けました。まずは、圃場として予定している土壌中のドリン剤(有機塩素系殺虫剤…昔、土壌燻蒸剤として使われていました。)の残留検査(1検体2万円)からですと。
この土地の前オーナーが土壌燻蒸などした経過はありませんけど…まずは、安心安全な食料生産のための保険料…サンプルを採取して検査を依頼いたしましょう^^;
(しかし、病虫害予防のために、慣行防除を行っているとかなりの量の農薬を使用することになりますけど…取り敢えず安全基準を満たしていれば良いということでしょうか?)
絶滅しないためには、始めの内くらい素直に『オラだの農協』の言い分を聞くことにしましょう^^;