「キリンギク(リアトリス)」を見て考えた^^;
童謡「きりんさん」…「きりんさん♪きりんさん♪どうしておくびがながいの♪」という幼児の質問に対して「あっちの、こっちのおはながみたいから」と答えてくれる^^;
ラマルクの「用不用説」そのものではないかいな?(現代の進化論では否定されてはいるけれど…。)キリンの首が長くても、頸椎(首の骨)は人間と同じ7個だそうであるから、一個一個が長く(大きく)なったに違いない。「これで高い木の枝の葉も食べられる。」と他の草食動物との優位性が強調されて納得させられてしまうのだけれど、不便な部分もあるんじゃないのと考えてみる。まずは血圧…高い位置にある脳に血液を送り込むために、最高血圧は260mmHgほどあるらしい。その結果、血管はより『強靭性』と『柔軟性』を持つことを要求され、長い首を支えるために首の筋肉や靭帯を発達させる必要があったetc.と数々の不都合な部分を『改良』する必要があったようである。極め付きは『呼吸』…首が長いおかげで、肺の中の空気交換が不十分だから、肺の大きさは人間の8倍…「あっちのお花も見た~いし♪」程度の『思い付き』だけでは、そう簡単に首を長くすることは出来ないようでありますなぁ…キリンが高血圧症と診断されないのだから、『おやじぃ』の血圧なんぞまだまだ序の口とアホな発想で自己満足しております(笑)
「アメリカシロヒトリ」の食害葉…
さて、7月第1週の日曜日は「河川愛護デー」…数年前まで、「アメリカシロヒトリ」の薬剤防除も行っていたのだけれど、『予防』と称して幼虫が食べない針葉樹まで薬剤散布していた状況だったから、「無意味な薬剤散布は止めてみましょう。」と『おやじぃ』が提案して4年程経つだろうか?大体『接触性毒』の薬剤を『摂食性毒』と勘違いして『予防薬』として使うこと自体が間違っているのであるけれど…。
はてさて、「アメリカシロヒトリ」が大量発生したのが1970年代から80年代のようであり、年2度ほどの発生であるから『何でも食べて、樹木を丸坊主にされる』『侵入害虫(1945年)で天敵がいない』etc.と『目の敵』のような扱いでありましたけれど…最近は、幼虫自体を良く見ていないから大量発生中の「マイマイガ」の食害まで『犯人』扱いされる始末でありますよ^^; 防除費用が節減されて得、防除賦役が減って楽、生息環境が確保されて『アメシロ』も安堵?…これを『一挙三得』という?
『目の敵』という呪縛から解放されるためだけでも、約50年の『進化』の過程が必要だったのよねぇ…(笑)