goo blog サービス終了のお知らせ 

その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

春の恵み(3)

2009-05-02 10:10:10 | 食とレシピ
夢屋農園の春の恵みは、花から山菜、野菜類と多岐に及びますが、
名前を憶えるだけでも結構骨でっせ…。まずは、「こごみ」と「こめごめ」
「こめごめ」は、「ムラサキシキブ」の別名でもあるようですが、我が在所
では、「ミツバウツギ」を「こめごめ」と呼んでいるようです。



画像が良くないようですねぇ。ただし「アシビ」の別名にも「こめごめ」
という呼び名もあるようで、花や実の付き方が似ているような気がします。
「こめごめ」は、若い芽を摘んで湯がき、日干しして正月に戻して食べる。
「クキタチ干し」や「ひょう干し」と並ぶ保存食ですが、食味としては
あまり美味しいとは思えません。
お隣のJA上山で紹介している「こめごめ」は、どう見ても「なずな」に
しか見えないのですが、所変われば品変わる。というところでしょか?



私が「こめごめ」と名前を勘違いしたのが「こごみ」。似ても似つかぬもの
ですが、興味が無いとこんなものです。「草ソテツ」は、胡麻和えやくるみ
和えがこの季節美味しい。庭先にも数株あるのですが、軽い認知症となった
母が、草といっしょにむしってしまい、今や風前の灯。
今年は、株分けしようと思っておりましたが、我が家の古老いわく、
「それは、鬼こごみだ…。」良く違いが分からない。
けれども、こうして山で「青こごみ」を見つけると、素人でも違いが分かる
ところが、新たな知の発展とでも申しましょうか…。

近隣の町、山形県小国町には、「子子見沢」という地名がありまして、
こうして「青こごみ」が出ている状態を見ておりますと、「子が子を見てい
る」ような様子、子守の状況を「こごみ」と呼んだのか…などと、夢と現を
行き来する私であります。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春の恵み(2) | トップ | 春の恵み(4) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食とレシピ」カテゴリの最新記事