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大型連休の仕上げは、やはり釣行と決めていたのですが、今朝ほど、我が家の
古老が具合が悪いと言う。最近、リュウマチの兆候があると診断され、力が入
らない。節々が痛いと嘆いています。それでも連日、畑に出ては草むしりなど
一日やっているものですから、体調不良も当然と諌めたところです。親不孝な
息子とは言え、少々気になって釣りは諦めました。
子どもたちは、朝一の新幹線で帰路に着き、妻は勤務日なものですから手持ち
無沙汰です。そこで、ブログにコメントをいただきました『さくらの季節さん』
のご質問に答えるため、フィールド内にある遊歩道を散策することにしました。
ご質問の内容は、『コシアブラ』を知っていますか…という内容でしたので、夢屋
のフィールドの懐の広さを自慢するため、ちょいと出かけて来ました。
これが『コシアブラ』です…真っ赤なウソです。これは、『ウルシ』の新芽です。
私の場合は、ツラの皮が厚く、ウルシにかぶれたことが無いのですが、知り合いの
母親が、『コシアブラ』と『ウルシ』の新芽を間違えて食べてしまい、とても酷い思い
をしたとか…何せ、「頭の中から痒い」という苦しみを2~3日味わったそうです。
これが、正真正銘の『コシアブラ』です。残念ながら、新芽は展葉してしまっていますが、
山形では、この新芽を天ぷらなどでいただきます。皆が新芽を取ってしまうので、所々
芽が欠けています。それでも、何個かの芽を残すあたり、山菜取りの仁義は心得た方の
所業のようです。山形県民は、本当に何でも食っちゃいます。
これだけ大きくなっていると食べることはできませんので、遊歩道の傍らに出ている
『わらび』を取って帰ることにしました。目的が、急に変わってしまう所が、夢屋の夢
屋たる所以です。
今夜から、年寄りの3人暮らしですから、一握りもあれば、夕げには十分です。
『わらび』と言えば、アク(苦味)抜きですが、私の場合、母親に教えてもらったアク抜
きをやっております。
自作のかまどで、稲わらを一握り焼いて、「アク(草木灰)」を作ります。これを収穫
した『わらび』の切り口に着け、鍋に『わらび』と「アク」を一握り。これに熱湯を注ぎ
ます。そして、一晩寝かせるのですが…。
見た目は良くありませんが、重曹で煮込んだりするよりは、確実に苦味が取れます。
昨夜、作った草餅を画像でお見せできませんでしたので、今夜の夢屋一家の夕食
をご覧ください。
古老は草餅。夢屋夫婦は、『うこぎ』ご飯…と言いたいところですが、昨日の草餅で
御飯が余ってしまったので、うこぎ炒飯になってしまいました。そして、今日収穫した
『わらび』のお浸しです。
「おいしそうですね…。」などと、コメントしないでくださいよ…美味しいんです。
ただし、妻は帰りが遅く、ウコギ炒飯は冷めてしまいました。
わざわざ山まで入って写真を撮ってくださった事に脱帽です。
わらびの灰抜きも勉強になりました。が、私は一度も灰抜きをしたことがありません。
「うこぎ」は垣根から摘んで「切り和え」などして食べます。美味しいですよね。熱いご飯にかけてね。
木の目と言う「あけびの新芽」も生姜で食べますよ。
我が在所では「キドイ」という表現を使いますが、「苦い」
だけなら食べなくとも良いはずですし・・・。
呼んでいただければ、主夫引き受けます。
一家にひとり常備しておくと便利な「夢屋」です。
ただ、少々うるさいかもしれません。
「さくらの季節さん」今日は、筋肉痛です。
女性の要望には積極的に応える、中年オヤジです。