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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

どうにかしないと怖すぎる

2018-10-06 00:16:04 | 日記

   今度の内閣改造、怖すぎます。

   20人の閣僚中、公明党の石井啓一国土交通相を除く19人の自民党の閣僚全員が神道政治連盟、うち14人が改憲右翼団体「日本会議」の議連に入っている改憲派と言われている人たちです。そして、まだ間もないのに、問題発言がさっそく出ています。

   麻生財務相: 今日10月5日午前の閣議後会見で、森友学園の公文書改ざん問題を巡り、理財局長として改ざんを主導したとされる佐川前国税庁長官について、「極めて有能な行政官だった」と述べた。その後佐川氏を国税庁長官に起用した(自身の)人事について「いまでも間違いではなかったか」との問いに、「そう思っています」と答えた。 改ざん発覚後の3月に自殺した財務省近畿財務局職員の父親が、当時の同省の対応を批判したことについては、「これまで我々としては適正に処分したと考えている」と強調した。(ココから)

    *TV東京「ゆうがたサテライト」9月25日の放送「森友問題公文書改竄 自殺職員の父が語る遺書の中身」がネット公開されています!この報道を受けての質問でした。また、この放送では自殺職員以外に、実名で6名の財務極OBが決意の告白をしているのも注目です!!!

   柴山文科相: 「教育勅語については、アレンジした形で今の道徳などに使える分野は十分にあるという意味では、(教育勅語が)普遍性を持っている部分がみてとれるのでは」と発言し、すでに物議を醸すしているという。

   柴山文科大臣は「現代的にアレンジ」として、全体を肯定しているわけではないと言っているようだが、1948年6月に衆参両議院で日本国憲法や教育基本法の施行される中で、第2次大戦前の教育に用いられた教育勅語は国会によって否定されたものだ。

  「親を大事に」「兄弟を大事に」と良いことも書いてあるとかいうなら、なぜ国民主権を謳う現憲法にそぐわない、古い天皇を中心の「教育勅語」からそれをいいと引用するのか。「親を大事に」「兄弟を大事に」なんて、否定する教えがあるのか?何で「教育勅語」から引用するかは、当初は首相の名をつける予定にされた小学校、首相の妻がその名誉会長を一時引き受けた森友学園の塚本幼稚園が「教育勅語」「五箇条のご誓文」を園児に唱えさせていたことから、その全文において意味をもたせようという意図以外の何物でもないのはあきらかだろう。その事実を忘れている方は、ココから思い出そう。

   そして、防衛大臣で解任された稲田朋美が筆頭副幹事長になったりしているが、この内閣に登場してきている人々が自分たちの仲間うちで話していることはどんなことか、恐ろしい裏の顔を纏めてくれているサイトがあるので、ココから見てみよう。

   題名は、したのようなタイトルで、民主党政権時代に野党となった人たちが、「戦後レジームからの脱却」を目指して集まって何を語っていたかが、見やすく動画もいれて纏められています。

        

    「国民主権、基本的人権、平和主義、この三つをなくさないと」なんて、元法務大臣がまさかの発言をしているのに、和やかに拍手をしている人たちの顔をよく確かめて見て下さい。今の首相がここにいる人たちと一緒になって、私たちをどこへ連れていこうとしているか、目を開いてみて下さい。教育勅語を唱える国。まさかの戦前回帰!? 中国とか北朝鮮を独裁と嘲笑っている人たちが、まさか・・・。

     でも、国会を軽視して噓をつき通し、ないと言っていた文書が出てきても、改ざんが分かっても、言い逃れ。官僚に噓をつかせた上に、自分たちは責任逃れ。友人としてゴルフや食事を共にしていた加計学園長と、獣医学部の話はまったく直前まで知らなかったという、(信じられない話を信じた人は日本人の中にいたのか?) 愛知県知事の勇気ある発言や証拠のメモにも、県に交渉に行った事務局長が噓をついたと謝罪(動画をココから) 真相究明といいつつ、証人を出すのを回避して、おしゃべりが過ぎる籠池夫婦は長く拘留。自分たちの協力者にはとことん優遇。オリンピック・ムードで国民をはぐらかす?(そもそも、首相の「福島はunder control」という噓から始まったオリンピック。本当に成功するのか・・・) 何か、頭が痛くなってきた・・・こんなトホホの国になった日本の有様を突きつけられて、どうやって大事な憲法を改正することに賛成できようか。

  ここまで読むのも大変だったと思います。ここまで読んでくださったことに、まずは心から感謝いたします。

  ちょっとここでひと休みしますか?それとも、さらにもうひと息、日本国憲法にどんなことが書いてあるか、自民党の案と比べてみますか?

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     自民党憲法改正草案がサイトに公開されています。ここでは、前文のみ比較してみます。

自民党案

日 本 国 は 、 長 い 歴 史 と 固 有 の 文 化 を 持 ち 、 国 民 統 合 の 象 徴 で あ る 天 皇 を 戴 い た だ く 国 家 で あ っ て国 民 主 権 の 下 、 立 法 、 行 政 及 び 司 法 の 三 権 分 立 に 基 づ い て 統 治 さ れ る 。 我 が 国 は 、 先 の 大 戦 に よ る 荒 廃 や 幾 多 の 大 災 害 を 乗 り 越 え て 発 展 し 、 今 や 国 際 社 会 に お い て 重 要 な 地 位 を 占 め て お り 平 和 主 義 の 下 、 諸 外 国 と の 友 好 関 係 を 増 進 し 、 世 界 の 平 和 と 繁 栄 に 貢 献 す る 。 日 本 国 民 は 、 国 と 郷 土 を 誇 り と 気 概 を 持 っ て 自 ら 守 り基 本 的 人 権 を 尊 重 す る と と も に 、 和 を 尊 び 、 家 族 や 社 会 全 体 が 互 い に 助 け 合 っ て 国 家 を 形 成 す る 。 我 々 は 、 自 由 と 規 律 を 重 ん じ 、 美 し い 国 土 と 自 然 環 境 を 守 り つ つ 、 教 育 や 科 学 技 術 を 振 興 し 、 活 力 あ る 経 済 活 動 を 通 じ て 国 を 成 長 さ せ る 。日 本 国 民 は 、 良 き 伝 統 と 我 々 の 国 家 を 末 永 く 子 孫 に 継 承 す る た め 、 こ こ に 、 こ の 憲 法 を 制 定 す る 」(傍線は、元法務大臣長勢が「これをとらないと~」と行った部分です。そして怖いのは、その発言に、拍手が起こった会に、現首相と多くの人が参加していた事実です!!!ココで確認)

現日本国憲法

日 本 国 民 は 正 当 に 選 挙 さ れ た 国 会 に お け る 代 表 者 を 通 じ て 行 動 し 、 わ れ ら と わ れ ら の 子 孫 の た め に 、 諸 国 民 と の 協 和 に よ る 成 果 と 、 わ が 国 全 土 に わ た つ て 自 由 の も た ら す 恵 沢 を 確 保 し 、 政 府 の 行 為 に よ つ て 再 び 戦 争 の 惨 禍 が 起 る こ と の な い や う に す る こ と を 決 意 し こ こ に 主 権 が 国 民 に 存 す る こ と を 宣 言 し 、 こ の 憲 法 を 確 定 す る 。 そ も そ も 国 政 は 、 国 民 の 厳 粛 な 信 託 に よ る も の で あ つ て 、 そ の 権 威 は 国 民 に 由 来 し 、 そ の 権 力 は 国 民 の 代 表 者 が こ れ を 行 使 し 、 そ の 福 利 は 国 民 が こ れ を 享 受 す る 。 こ れ は 人 類 普 遍 の 原 理 で あ り 、 こ の 憲 法 は 、 か か る 原 理 に 基 く も の で あ る 。 わ れ ら は 、 こ れ に 反 す る 一 切 の 憲 法 、 法 令 及 び 詔 勅 を 排 除 す る 。 日 本 国 民 は 、 恒 久 の 平 和 を 念 願 し 、 人 間 相 互 の 関 係 を 支 配 す る 崇 高 な 理 想 を 深 く 自 覚 す る の で あ つ て 、 平 和 を 愛 す る 諸 国 民 の 公 正 と 信 義 に 信 頼 し て 、 わ れ ら の 安 全 と 生 存 を 保 持 し よ う と 決 意 し た 。 わ れ ら は 、 平 和 を 維 持 し 、 専 制 と 隷 従 、 圧 迫 と 偏 狭 を 地 上 か ら 永 遠 に 永 遠 に除 去 し よ う と 努 め て ゐ る 国 際 社 会 に お い て 、 名 誉 あ る 地 位 を 占 め た い と 思 ふ 。 わ れ ら は 、 全 世 界 の 国 民 が 、 ひ と し く 恐 怖 と 欠 乏 か ら 免 か れ 、 平 和 の う ち に 生 存 す る 権 利 を 有 す る こ と を 確 認 す る 。 わ れ ら は 、 い づ れ の 国 家 も 、 自 国 の こ と の み に 専 念 し て 他 国 を 無 視 し て は な ら な い の で あ つ て 、 政 治 道 徳 の 法 則 は 、 普 遍 的 な も の で あ り 、 こ の 法 則 に 従 ふ こ と は 、 自 国 の 主 権 を 維 持 し 、 他 国 と 対 等 関 係 に 立 た う と す る 各 国 の 責 務 で あ る と 信 ず る 。 日 本 国 民 は 、 国 家 の 名 誉 に か け 、 全 力 を あ げ て こ の 崇 高 な 理 想 と 目 的 を 達 成 す る こ と を 誓 ふ

   

あなたは、どちらの憲法の下で生きている方が幸せだと思えますか?どちらの憲法の下に生きる方が、日本が将来に亘って平和に暮せると思いますか? 少なくても、この現政権下での憲法改正に私は「NO!」と強く訴えます。 

コメント (2)
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