「明日へ-戦争は罪悪であるー」という映画を友人と松戸まで見に行きました。もうハンカチが手から離せませんでした。
2015年集団自衛権を閣議決定で決めて以来、共謀罪強硬可決と、人々の批判や反対にもかかわらず政権の暴走が続き、さらに勢い増して日本国憲法改正までをも言い出している。不正や噓や文書改竄も説明が十分しないままに、トカゲのしっぽ切りでごまかし、この日本はどこへ行こうとしているのか。
そんな日本で、国民に大きな犠牲を生んだ戦争をもう2度と起こしてはいけないと、題名も明確な「戦争は罪悪である」という副題を掲げた映画が、今日松戸で上映された。
戦争の実相とはどんなものだったのか? ゼロ戦の特攻を美化したり、国旗や国歌、愛国心を国民に上から押し付けるような空気が流れる現在、戦争の実相を伝えるこの映画の存在は、とても貴重だ。「国家のために命があるのでなく、国民の命を守るために国家があるのだ」ということをしっかり胸に刻もう。
松戸市や松戸市教育委員会も後援している映画だ。戦争を知らない世代に是非とも見てほしい。大事なメッセージ、「命より大切なものはない」。そんな当たり前が、「お国のために、家族を守るために、命を捧げる」に変わることがないように、一人でも多くの人にみてほしいと思う。
予告編はココから見られる。
上のがこれからの上映予定であるが、自宅近くに上映館が見つからなかったら、是非上映を検討してみてほしい。あなたが1歩を踏み出して上映が実現すれば、その上映をみた誰かがまた上映を計画して・・・と輪が広がっていくことだろう。
実はこの映画、戦争推進派から戦争反対に転ずる僧侶に影響を与えた僧侶として植木徹城(役・上條恒彦)が実名で登場する。植木徹城は、クレージーキャッツの植木等の実父。被差別のために戦い、治安維持法で3年投獄され、戦争にも反対した僧侶だ。植木等の明るい姿からはとても想像できなかったが、植木等がその父の下でどんなに大変な子供時代を過ごしたかが、「夢を食いつづけた男 - おやじ徹誠一代記」として文庫本で出ている。この映画にも、大学生時代の植木等が登場するので、見落さないように。
見落さないようにといえば、お月様も見逃しませんように。すでに、結構東空の高い所にいます。雲に出たり隠れたりしていましたが、今はちょうどこんなにきれいに姿をみせてくれていました。
明朝8:10に沈む月。まだまだ、ゆっくり私たちを見守り癒してくれるお月様です。
今日は、1日友人たちと楽しくいい映画をみて過ごすことができたことに感謝します。
明日もいい1日になりますように!!!