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東京都の感染者数、なぜ4月5日、6日に減少したか?(怖い謎解き)

2020-04-10 11:03:26 | 日記

  東京で感染者数の増え方が少なすぎておかしくないか?一体どの位の検査をして、この感染者数がでてきているのだろう? そんな疑問から厚生省のHPで公表されている統計をみるのがすっかり日課になってしまった。前回4月8日のこのブログで書いたことと重複もあるが、新たに更新されたデータも追加して、再度 東京都の感染者数について検討してみる。日本の感染者数は、「感染がみつかった人(感染発覚者)」に過ぎないという認識をしないと判断を間違え、大変な事態を招くことをしっかり知ってほしい。

   

表の下にも書いたが、これは厚生労働省のHPで公表されている統計のココから取り出した数字を上段に書いて、下の1日の検査人数、陽性者数は私が計算した数となっている。

*厚生労働省のHPからの上の統計数字をどう出したかについては、過去の記事「東京のPCR検査能力1日220件の驚愕!」、さらに基本的な厚労省のページから統計をどう見つけるかについては、「新型コロナウィルスの検査数を厚労省のHPで確認する方法」を読んでみてください。

見づらいかもしれませんが、東京都が発表している感染者数が4月4日まではどんどん右肩上がりに増えているけれど、4月5日・6日にはなぜ80人台に減っていたのかが、見れば一目瞭然に分かるはずです。

検査能力がないからです!もう、大量に検査が持ち込まれても1日220件しか検査実施能力がない東京都では、結果がすぐに出せない事態になっているのです。

さらに悪いことには、これはテレビでも報道しているように、検査で陽性と判断されても入院可能な病院・病床が確保されておらず自宅待機になるケースが続発。早急な対策が待たれている状態のようです。

つまり、今、私たちは、「帰国者・接触者相談センター」でOKをもらわないと検査ができない(第1のハードル)。さらに、検査にたどり着いて陽性になっても、入院治療を受けられるのが次の(第2のハードル)として立ちはだかって医療を十分受けられない。それが現状であることを事実として認識しておかなければならないのです。

志村けんさんの例を取っても、「週刊新潮」(4月9日号)の記事によると、<3月16日にスタジオ収録に行ったものの体調不良で収録中止にして自宅に帰り、4日間静養。回復しないので20日に主治医に往診してもらい、「普通の風邪ではない」という判断で東京済生会中央病院へ入院。23日夜に国立国際医療研究センターに転院(その頃はもう意識もほぼなく集中治療室で面会謝絶状態)して、コロナ陽性が判明。人工呼吸器は使える状態ではすでになく、エクモを使ったが意識が戻らずに29日逝去>という経過が書かれていました。

志村さんが、体調不良になって4日間を待たずにPCR検査を受けられていれば、と悔しい思いでいっぱいです。でも、志村さんは全国の中の1例に過ぎないのではないかと懸念されます。

検査無用論を唱え続けている人に訴えたい。今の現状を検査の能力拡大と、受け入れ病院や施設の確保の動きを加速させつつ打破していかなければ、「検査無用論は医療放棄に等しい発言だ!」と思う。最初の段階で(医療体制が不備で限界があることから、表向き検査無用論を唱えざるをえなかった)というなら少しは理解もできる。だが、それを本気で信じて、医療体制(検査の能力拡充、人工呼吸の増産要請、病院や軽症受け入れ施設計画)に取り組ンできたのならまだしも、検査の大切さを訴える言論を封じ込めようとし、一方で検査の拡充を怠り、マスクも消毒液もいまだに不足していて、外出自粛を要請している今になって466億円で布マスクを国民全体に配布するチグハグな政策ぶり。466億円も安っぽいマスク2枚の配布に使うなら、そのお金でもっと違うまともな事ができただろう。

希望があるのは、テルモは人工呼吸器の先の最終延命装置のエクモを自らの判断で増産していたらしいこと(ココから)。キョーリンも新型コロナ検査が15分でできる実証実験を全国20カ所で実証実験に入るらしいこと(ココから)。マスクの不足は、10秒で自作できるマスクで乗り切ろう(動画をみると、ハンカチと使い捨てマスクのひもの再利用してすぐ作れます!)。これを広めれば、466億円のマスクを配る必要はない。税金を使う前に、もっと頭と知恵を使ってほしい。

さて、今の日本全国の検査状況を、これも厚生労働省の統計より、これはそのまま転載しておく。

今の状態では、2月29日に首相が会見で「PCR検査に医療保険を適用いたします。これにより、保健所を経由することなく民間の検査機関に、直接、検査依頼を行うことが可能となります。民間検査機関の検査能力も大幅に増強されます。加えて、現在、検査の中で2、3時間を要しているウイルスを検出するための作業を15分程度に短縮できる新しい簡易検査機器の開発を進めています。この1か月間、試薬の開発、精度向上などに取り組んできたところであり、3月中の利用開始を目指します。 こうした取組を総動員することで、かかりつけ医など、身近にいるお医者さんが必要と考える場合には、すべての患者の皆さんがPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保いたします」との言葉が、4月中旬の今に至っても、実現していない。「医師が必要と思ったら、検査をしてもらえる」状態にはまったくなっていない。

4日自宅待機でようやく検査が受けられ、その間に悪化してしまえば、生命の危険もある今の医療体制であることを認識し、まずは家にとどまりコロナの嵐が過ぎ去るのを待つことが国民にとっての最良の対策だ。

検査体制が東京都ですら限界点に達しているのだから、検査を求めて病院をまわっても無駄になるのが「悲しい現実」のようだ。不安な気持ちで検査を待つ間に家族に感染を広げるのを座して待てない気持ちになり、ホテルに宿泊した人がいるという。感染を懸念してホテルは休業、大騒ぎだ。

そうならないためには「自宅待機の知恵」が必要だろう。これは厚生労働省のココの対処方法の説明を冷静に読んで、最善を尽くしてほしい。

さあ、あなたの地域の現在の検査実施可能件数を下に転載しました。確認してみて下さい。さらに、その下には、これまでの検査実績が掲載されています。これまで、民間検査会社の項目は数字が低く、時に※となってデータがでてなかったのが、ようやくここに来て数字が伸びてきました。これは明るい話題です。検査体制の改善も見込まれているので、調子が悪ければ諦めることなく、保健所や病院との連絡はしっかり取り続けて下さい。

ひとりひとりが、自分の足下で出来ることを頑張って、感染を防ぎ、一刻も早くコロナウィルスが終息するような行動を心がけましょう! 心静かに、太陽の光に感謝し、月の光に癒やされながら。太陽や月が頑張る人にパワーを与えてくれることを願っています。(1番最後に、私の願いを聞くためにか、まるで奇跡のように雨の後に姿を現した月の姿をアップしておきました) さあ、今夜も月にお願いをしてみます。

 

奇跡を信じて!祈りは届く!!!

  

 

    

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