もう今年も4分の1が過ぎ去り、4月となりました。春は着実にやってきて、我が家の四つ葉のクローバーが元気に空に向かって伸び上がりました。
四つ葉のクローバーというのは、4つ葉の確率が非常に高い品種のもので、市販されているものです。最初は長崎で手に入れましたが、関東でも最近は見るようになり、我が家にはもうかなり前から育て増やし、子孫が延々と冬を越して頑張り続けています。
さて、それでは本題の「今月の惑星」に入りますが、その前に、前回の月の巡りを公開します。
かなり、壮観ですね。欠けているのが2/24.25,3/14.15あたり? でも、月を意図してみようと試みていれば、月は微笑んでその努力にこたえてくれることが、ご理解いただけると思います。
そして、今月の惑星です。
水星:春なので、霞がかかり水星は見つけづらいように思いますが、国立天文台がこのような図を掲載してくれていました。
小さく暗い水星。しかも、太陽に一番近い場所にいるので、夕暮れの見え始めても高度が低いまま、さっさと太陽を追いかけて沈んでしまいます。でも、4月12日には高めの位置にいるので、金星を見た時、地平線近くに雲がなければ探してみましょう。
金星:水星とは反対に、明るく、日が暮れた西空に1番星として燦然と輝き、目に飛び込んできます。上の図を見てもわかるように、徐々に北寄りの高い位置へと更に見えやすくなってきます。
火星:地球から離れ、暗くなってきましたが、それでも肉眼で見つけることはできます。いまは、双子座の中にいて、夜、実は昨日も冬の星座がよくみえたので写真に写っているはずなのですが、正直、以前はカメラで拡大して撮っていると赤っぽさが感じられてすぐ気づくのですが、気づきませんでした。ただ、明るさは0.9等から1.3等というので、場所を「今日のほしぞら」で確認して探せば肉眼で見つけられるはずです。
木星:太陽に近い位置にいて、今はみられません。
土星:今、夜明け前に東空にいる唯一の惑星が土星です。日の出前の低い空に、太陽より先行して上っていますが、今は日の出が5:29。土星は肉眼では見られますが、木星・金星ほどには明るくありません。実は、夏には土星が夜見やすくなるので、それまで焦らずに待ちましょう。
と言うわけで、今月の惑星は夕方の金星で決まりですね。まだ、金星に気づいていない方、是非とも楽しんでみて下さい。
最後に、あまりここで紹介してこなかった国立天文台の全天の図をお見せしましょう。
南を向いて空を見上げると、今は初旬なので、まだ冬の星座が中心にいますが、中旬の8時頃には春の星座が東から広がってきます。外惑星の火星は、内惑星のように大きくは動かないので、下の図の双子座のあたりにいます。4月23日には月と金星が近づいて、かわいい景色がみられそうですよ。