世界が他人(ひと)の痛みが分かる人だらけだったら、この世界は平和で幸せに満ちた世界になれるだろう。
世界の人たちが、自分と違う人の話にしっかり傾けられる耳を持っていたら、これも世界をきっとよい方向に向かう力になるだろう。
そして、勇気をもって自らの親や施設で虐待を受けた体験者たちが上げた声が詰まったドキュメンタリー映画が、ここにこれから紹介する映画です。是非、ひとりでも多くの方が耳をそばだてて彼らの話を聞いて下さいますように。
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本作品では虐待された経験者の人生を追いかけます。虐待された経験のある全国の若者達の声を集めたドキュメンタリー映画が「REALVOICE」です。監督も児童養護施設出身。
日本各地の社会的養護を経験した子達や
保護されることはなかった子達の
心の叫びも収録します。
今、虐待にあったり、苦しい思いをしている方にも、是非見て「自分がひとりではないこと」「助けを求めていいのだ」ということに気づいてほしいです。では、下の画像クリックか、ココからご覧下さい。
約1時間半の映画です
ところで、もうひとつ。
これは、車椅子などを使用する障害者への理解を深める試み「バリアフルレストラン」について、ご存知でしょうか。新聞でもあちこちで紹介され、東京新聞の記事がココから<https://www.tokyo-np.co.jp/article/233100>見られます。
「いらっしゃいませ。あ、二足歩行者の方ですか?」。今月11日、川崎市の宮前区役所であったプログラム。高さ1.5メートルと、たいていの大人はかがみ続けなければならない空間に入ると、車いすに乗ったスタッフから耳慣れない単語を聞かされる。対応に不慣れそうなスタッフは、奥に声を掛けて店長を呼ぶ。
バリアフルレストランではこんな体験をできるようです。今日もテレビのニュースで取り上げられていましたが、今の世の中、自分ファースト、自分の地域ファースト、自分の国ファーストの考えだけできない時代です。
脱炭素や、SDGsのように、世界の人すべての幸せを考えていく人材がこれからの社会を本当に担っていかないのに、小さい自分の利益にだけこだわる大人が多いと恥ずかしいですよね。子どもやジェンダー、ハンディーキャップを持った人、マイノリディーなど、自分以外の考えや境遇にいる人への想像力をもつようなあらゆる試みを私は大切だと考えます。
バリアフルレストラン、障害者の方の立場を何の身体的不自由のない人が、子どもも含めて「楽しみながら考える機会」を与える素敵な企画だと感心しました。