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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

市民科学者・故高木仁三郎さんの原発神話を砕く話

2011-11-20 00:29:00 | 日記
 テレビで、高木仁三郎さんの主催していた「高木学校」の話をしていて、ひもつきでないことによって真実を歪めず伝えようとした市民科学者について知ることができた。
 さっそく、彼の「原子力神話からの解放 日本を滅ぼす九つの呪縛」という200年8月に出版された本を読んだが、福島原発事故の11年前に、すべてを予見し、忠告していた人の言葉に驚かされた。

 原子力は、兵器としてまず開発がスタートしたこと。放射能と言う危険な廃棄物が生じるために、エネルギー源として汎用が効かず、産業ベースに乗りにくく、国が「兵器→平和利用」と言って肩入れしたにも拘わらず、世界では下降線を辿っている事実。
 只、日本では、安全・安いなどの根拠のない神話をばらまき、JOC事故の教訓にも学ばず、現在返って危険な原子炉使用年数の延長や、プルサーマルのようなより高濃度の廃棄物を出す再利用が進められるなど、管理が杜撰で危険が増幅されていること、地震の危険性も指摘されていた。

 初心者にも分かりやすく、核の原理からの説明もあるので、是非原発に不安を感じている方は、しっかりした知識を持つために、一読をオススメする。
 
 日本には、原発は要らない。
 私は、原発の全面的安全停止を求める。
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