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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

<緊急・重要> 映画「日本と原発」を日本国民全員が見て考えてほしい!

2015-02-07 10:13:08 | 日記

  先日、渋谷の「ユーロライブ」で、「日本と原発」(2時間15分)という映画をみた。
  浜岡原発差止裁判の団長をするなど、大震災での福島の原発事故より前から、ずっと脱原発の裁判を闘い続けてきた辣腕弁護士・河合弘之が自らの裁判にも使えるかもしれないと作った映画だという。
 
  東北大地震による福島の原発事故が起きてから4年。今でも、いつ爆発するかもしれない福島原発からの惨禍から逃れるために、孫2人を連れて主人のいる長崎に避難するため羽田空港を飛び立った、あの底しれない胸に淀んだ深い恐怖が蘇る。

  命、ひとりのではなく、日本国民全体の命の上にのしかかったあの大きな暗雲が忘れられない。この映画は、その時の記憶をよみがえらせてくれながら、丁寧に実際起こったことを重ねあわせてくれ、非常に分かりやすい。
  そして、何よりも明確に、「今 自分がしなくてはならないこと」が見えてくる映画だった。

 元通産官僚・古賀茂明、  元原発設計技師・田中三彦、 浪江町・馬場町長 、経済学者・大島堅一 などの話も説得力があった。

  心のそこに残っていた、避難地域に指定された場所の被災者はどうしたのだろうか?という疑問に対する過酷な事実も知ることができた。震災や津波と言う悲劇でなく、まさに原子力と災禍によって奪われた命、故郷、人々の生活が胸に迫ってきた。
  除染された土の入った黒い不気味な袋の山波が痛々しい。山林など、除染されずに残されている自然の行くへも心配に感じた。

  パンフレットは下記の通り。



  普通の映画館では放映されておらず、渋谷のユーロライブでの上映は8日(日)まで。
  でも、いろいろな団体が各地で自主上映会をしている。どこで見られるかは、「日本と原発」のイベント情報で確認してほしい。DVDもしばらくしたら出すとのことだった。

  原発は、失敗が後世に残り、取り返しがつかない。
 「トイレのないマンション」と表現されていたが、廃棄物の処理、処理費用が目途がたたない恐ろしいこのエネルギーを今後どうしていくのか、私達一人一人が考えていかないといけない。

 実は、私がこの上映会を知ったのは、雑誌「AERA」を読んでいて、あの佐村河内のゴーストライター・新垣隆がこの音楽を作ったという記事からだった。原爆の広島を思い作ったと佐村河内が喧伝した「交響曲第1番」を陰で支えた新垣が、原発の福島の作曲で新たなスタートを切ったのかと気持ちを推し量り聞いてみたくなった。そして、この彼の記事をきっかけに映画に出会えたことを心から感謝している。
 音楽も素晴らしかった。

 河合弁護士は震災以前から脱原発の裁判活動をしてきたけれど、敗訴してきた。
でも、震災は日本人の意識を変えると信じてさらに闘い続けてきた。(どうして悲惨な原発被害を目の当たりにしたその日本人が、再稼働を今にいたって容認する動きを止められないのか!)と、弁護士としてやむにやまれぬ気持ちで、河合さんは、脱原発の裁判活動をしながらこの映画を作ったと映画のあとに本人が出てきて話していた。

 大地震予測が政府の発表もあり現実のものとして報道もされている現在の日本で、脱原発の施策は待ったなしの大問題。再稼働どころか、「原発があること自身が、日本という国の存亡にかかわる」ことであるという認識が、まだ日本人にこの期に及んで共有できていないことが怖いことです。
 傍観者的な話をしている状況に私たちは今いないのだということを、この映画を見て私は自分の身が引き締まる思いで感じた。
    

 反省して行動がとれるから進歩がある。
 日本の国土に次の福島を作らないために、どんな行動をしていくかを真剣に考えないといけないと強く感じます。 
 まずは、この映画を見て下さい。

 今 動かないと、安倍内閣は原発を推進していきます。それは、この地震国・日本ではありえない選択肢です。

映画に小泉と細川の活動が少しですが入っていて、そこを監督に突いている人もいましたが、原発と言うこれ以上事故や失敗が許されない以上、反省したものはより必死に動いていくしかない。いろいろなアプローチがあってもいいけれど、無関心で動かないことが脱原発では1番危ないことと、映画を見て心の底から突き動かされるように感じました。

 映画の中で、河合弁護士が語っているが、他のものは失敗して問題を解明して改良してというプロセスがとれるが、原発にはそれができない。
 なぜなら、今でも放射能汚染で、事故現場の核心部分には立ち入りさえできない。十分な検証すらできない危険物で原発があるということ。そして、万が一もっと重大な事故になったら、それは改善などでおいつく話ではない被害を日本国民にもたらすものだからだ。

    

 重要な情報は、受け身でいるだけでは誰かに選択された情報しか手に入りません。
 待っているのでなく、自分で大切な情報を捉え、そして重要と思ったらひとりでも多くの大切な人と共有していかないといけないと思います。
 どうぞ、この文を読んで反発を感じた人がいたとしても、まず「日本と原発」の映画を見てから反論はしてください。

 私たちに、時間は十分残されているのでしょうか。こたえは、歩きながら走りながら、考えていくしかありません。
 

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