寒い日が続いていますが、その分、星が夜空にきれいです。
西空に金星を見送って振り返れば、そこには東空にのぼってきた美しい木星がいます。
木星はちょうど太陽、地球、木星という位置にあって、とても近く見やすい観望の絶好期になっています。
シリウスも明るいですが、木星はさらに明るく見えています。シリウスは冬の大三角の星。オリオン座などの冬の星座の賑わいの中にいます。
一方、木星はシリウスより明るく、冬の星座の喧騒からやや離れて輝いているので、すぐわかると思います。
時間によって場所関係が変わるので説明しづらいで、上の説明でみつからなかった方は、国立天文台「今日のほしぞら」などで、確認してみて下さい。
望遠鏡でみるか、コンパクトデジカメなどでもいいので写真撮影しながら楽しんでください。
最近撮った木星の衛星の姿。
撮った日や時間によって、衛星の向きも配置も刻々と変わっています。
実は、この衛星たちが6年ごとにみられる「相互食」というお互いに重なって隠しあう珍しい現象を2月11日20:08から8分、22:25から26分、2月18日22:31から7.6分、2月26日00:51から7.2分で観察できます。3月にも5回ほどチャンスがあります!
*実は「相互食」は6月まで見るチャンスがあるようですが、木星との近さ、空気の澄む「今」が見やすいのでは~。
8分くらいなら、防寒具を着こんで我慢できそうです。1回はガリレオ衛星の相互食を眺めてみたいものです。
どうして「相互食」が起きるかは、県立ぐんま天文台の「[天文FLASH解説] 木星の衛星の見え方」がイメージ動画で非常に分かりやすく説明してくれています。是非、覗いてみて下さい。
ガリレオが夢中になって望遠鏡で観察した気持ちがわかると思いますよ。ガリレオ衛星は、美しくとても神秘的です。
この2月から3月、うまくこの9回のチャンスのどれかに挑戦してみたいと思います。あなたもいかがですか!
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