皆様、明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
去年はというと、春から秋にかけて火星がさそり座のそばで明るく輝き、さそり座の1等星アンタレスとさらにそばにいた土星で三角を作って面白い姿を見せてくれていましたね。恒星どうしではありえないのですが、土星、特に火星の動きが激しいために、半年の間に「土星、火星、アンタレス」がつくる三角形が日に日に変化をみせてくれたのでした。
*この様子を詳しく復習してみたい方は、去年
8月25日の日記から入ってみてくださいね。三角の変化がわかりますよ。惑星がどうして「惑」という字を与えられたのか分かりますね。星の間をうろうろして人をこうやって「なんだ?あの星おかしくないかぁ~?」って惑わせ驚かせたからなんですよ。
さて、今年はというと8月8日の夜明けに部分月食があるようですが、夜明け。寝坊の私にはちょっと無理かな。
でも、日々刻々動き変化する惑星たちや月に今年も十分ワクワクさせてもらえると思いますよ。但し、ちゃんとそれを愉しむ気持ちをもって眺めれば~ですけれどね。
さっそく、今月の惑星をみてみましょう。
水星:今、水星は朝にいます。これから今月の19日にかけて、太陽に近い水星としてはそれなりに頑張って太陽から離れて見やすくなるのですが、それでもかなり地平線に近い東空となります。夜明け前に起きて、東空の地平が見渡せるところで見ないと出会えません。惑星の中では小さいので双眼鏡がある方がいいです。冬は空気が澄みチャンスではあるので、中旬に早起きの得意な人はみつけてみて下さい。
金星:誰でもきっと見つける気持ちがあれば、晴れた夕方に「あっ」という間に見ることができます。昼にも見つけた人がいます。
今月12日までどんどん揚げヒバリの様に空高く上がっていて、夕陽が沈んだあとの空に明るい1番星として輝きを誇っています。
*ちなみに、昨日の31日のブログに月と金星と火星の写真を掲載しています。火星はやや暗くて分かりにくいですが、金星はすぐわかります。
火星:見えているんですが、地球から離れていて去年のような明るさがもうありません。息絶え絶えってかんじです。昨日の写真でも、よく見ると小さくちゃんと捉えているんですが・・・。肉眼での方がかえって見えるかもしれません。惑星の位置については「星座表」という無料アプリをスマホにダウンロードするのもいですが、国立天文台「
今日のほしぞら」をお気に入りに入れておいて気軽に確認するのがGood!です。特に3日にはお月様が近づいて、「火星って、ここにいるのがそうだよ~」と教えてくれます。
国立天文台の「今日のほしぞら」のサイト。ちょっと一緒に覗いておいてみましょう。
上のは1月1日の東京の18時に合わせてありますが、時間も場所も自分の都合に合わせて調整してください。自分の見ている空が表現されて、東京の人なら今日の夕方6時のこんな位置に月、金星、火星、オリオン座が見られると分かりますよ。便利な道具は使わないと~ですね。
木星:夜中を過ぎてから東空から上ってきます。春の星座おとめ座のそばにいます。先日もスピカと仲良しでいるのをまだ暗い早朝に(
12月25日の日記参照)みました。ブレていますがガリレオ衛星まで撮れちゃいました。
<大きいのが木星、ガリレオ衛星が3つは写っていますね。ガリレオはこの姿をみて地球も太陽の周りをまわっていると思ったんですよ!>
土星:下旬ごろになると見えてくると思いますが、今は太陽の近くにあって見られません。夏のさそり座のそばにいるので、6月過ぎになると楽しめるので慌てずに待ちましょう。
ということで、今は夕方の惑星観察者には火星・金星、特に金星が楽しめ、早起きの人には木星ともしかして水星が楽しめます。
もちろん私は金星と、冬の星座を楽しむ派です。正月は特に天気にも恵まれ、夕方三日月が金星に近づいて素敵な姿をみせてくれるはずです。
オリオン座や冬の大三角が東空に上ってきていないか探すのも忘れずに!
では、今年も惑星や月に癒されながらいい年にしましょう!!!