当たり前と思われることが、1歩ずつ前に進み始めたという予感がする。これは、とても喜ばしいことだ。赤木さんが残した通称「赤木ファイル」の存在を隠し続けてきた財務省が、遂にその存在を認めたっ!
これまでの経緯をご存じない方は、日本テレビのココにおどろくほどよくまとめてある。それで全体像を是非理解して、今回の財務省の公表がどこまでちゃんと行われるのかを、是非一緒にしっかり見届けていきましょう!
これまでファイルの存否についてさえ、回答を避けてきた国側。それが、赤木さんの奥様の雅子さんが夫の遺志を受け継ぎ財務省に対し裁判を起こしたことで、大阪地裁がファイルの存否の書面回答を求めた。その回答期限がきて、雅子さんの「強い思い」が、ずっと阻まれ続けてきた「重い扉」をこじ開けたのだ!!! ありがとう、雅子さん。そして、この成果に貢献した全ての人たち!!!!!
ただ、産経新聞のココを読むと「国側は、ファイルの存在を認めた赤木さんの元上司の証言などを元に特定したとした。一方、文書には訴訟と関係のない人物名などもあるとして、一部を黒塗りにして提出するとしている」とあった。(訴訟と関係ない人物名)とは、本当に関係ない人なのか??? 黒塗りがどの位になるのか? さあ、注視していこう。政府の誤魔化しは許さない。奥様の雅子さんの後ろには、亡くなった赤木さんがついている!そして、嘘が嫌いで 真実を知りたい国民もついている!!!
「私の雇い主は日本国民。国民のために仕事ができる国家公務員に誇りを持っています」と言っていた赤木さん。そんな誠実な彼に国民を裏切る行為をさせた人たちにこそ、責任を取らせよう!
赤木さんの遺書を雅子さんが公表し、再調査をすべきだとの声が国会でも上がった時、「新たな事実が判明したことはない。再調査を行うという考えはない」と突き放した麻生大臣(ココから)「麻生大臣は夫の上司やったのに、こんな扱いされるんですね。新事実がなくても、もう一度調査してほしいです。どうして調査してくれないんですか?」そう語った雅子さんが立ち上がったことで 司法を動かしたのです。その声を署名で後押しした国民の声も、司法を動かす力のなったのです!
首相が自分の名前が付けられようとした森友学園の小学校建設地を破格の値引きで払い下げ。昭恵夫人の関与が言われる中、証人喚問の要求を跳ね返し、自分の説明責任も満足に果たさず、証拠や文書も出さず、国民の大半が「説明責任が果たされていない」と政権に不満を持ったあの2017年。日本がやっと政権の暴走を止められるはずだった2017年の衆議院選挙。安倍政権が勝利したことで、「嘘をついても誤魔化せばいい」「国会で多数を握っているかぎりは、議論は適当でも採決では通る」という驕りが与党を支配。なんと、この4年国会無視は加速され、政権の暴走は目に余るばかりだった。
「(朝ごはんはたべていない)と答弁したのは、(朝、パンを食べていたからで嘘ではない)」そんな許されないような答弁を、いったい何回私たちは国会で聞かされたことか(嘆)
公職選挙法違反、「桜を見る会」の問題、都合の悪いことが噴出した政権。 そんな政権を守るためにと「適材適所。余人を持って代えがたい人」と異例の閣議決定で検事総長への道を開かれた黒川氏。「週刊文春」曝いたコロナの自粛期間中の黒川氏の違法な賭けマージャン。そのお陰で、黒川氏は政権の思惑に反して自滅!
そして、黒川は辞任して、林検事総長が誕生した。文春の記事をきっかけに世論の声が強まり、検事総長への道筋が開かれた林氏は、「検察権の行使は国民の信頼という基盤に支えられていることを意識し、全国の職員が職務に取り組むよう全力を尽くしたい」(ココから)と語り、就任した。林氏には、「国民のために」という初心を忘れずに働き続けてほしい。
裁判を行う司法、刑事罰で法律違反を裁判所で裁きに持ち込む検察が、ぶれることなく事実に基づき独立性を保った仕事をしっかり行うことが、何よりも重要だ。ロッキード事件では、首相であってもしっかり裁けたのだ。
「適材適所」といえば、失態を犯しては不信任案を出された大臣が何と多いことか。そのたびに、この言葉が使われ続け、不信任案を「数の力」で跳ね返してきた。でも、「適材適所」にふさわしくない人たちが多かったことは、法律を守ることができない法務大臣ばかりだったことをまとめた「法務大臣一覧」を読み返してみて頂ければお分かり頂けるだろう。
「嘘つき」「誤魔化し」「改ざん」「贈賄・買収」「選挙違反」、この長期政権は、以前の自民党よりよほど劣悪で、許されないことばかりやってきた。これで、野党がいなかったら、どこへ日本を連れていくか分からない政権なのだ。 医者がこれではウィルスが防げないと言ったガーゼの小さいマスクを、家族の人数に無関係に世帯に2枚の配布。しかも、配布されたのは市場にマスクが流通し始めた後というお粗末。安倍首相以外は大臣や自民党議員さえも使えないもので失笑をかった。しかも、笑ってはすまされない260億円もの税金が無駄使いされた!もっと、その時に人工呼吸器やECMOの増産や購入や使用人材の育成、保健所のデジタル化や、医療体制の拡充に使えたはずだったのに・・・。
さあ、「赤木ファイル」に注目して、真実を明らかにする時がやってきた!森友疑惑の真実がまだ説明されていないことを、私たちは忘れてはならない。
今度の衆議院選挙こそ、間違いのない選択で、日本をまともな「公平で、正直で、国民のために政治が行われる」政権に方向修正しなければならない! 野党の議員も立派な国民の代表なのに、その質問に嘘や誤魔化し答弁が続けられてきた日本。そんな日本に、議会制民主主義を取り戻さないと!
つい最近も、NTTからの接待を受けていた問題で、武田大臣が「国民が疑念を抱くような会食・会合に応じたことは一切ない」などと、あいまいな答弁を国会で繰り返した末に、結局接待を受けていた事実を認めた(ココから)。国会が、こんな答弁で時間を浪費させられること自体の異常さに、心から怒りが湧く。
「桜を見る会」では、文書の改ざんどころか、証拠隠滅の名簿廃棄まで行われた。 国費で例年行ってきた会の名簿を(名簿の公表を野党に求められた、まさにその日に処分した)と平然と言って恥じない政権。こんな政権に、前回の衆議院選挙で、なぜ国民は、すでに森友・加計問題で説明に納得出来ないと言った有権者が多かったのに、与党にまたもや多数を与えてしまったのか??????
嘘に嘘を重ねて誤魔化し、多くの国民が疑問をもちながらも、野党に投票しようにも、現都知事の小池と民進党代表・前原が、とんでもない「希望の党」の立ち上げて、野党が分裂。しっかりした受け皿が失われたから? 「希望の党」は惨敗。枝野が急遽立ち上げた「立憲民主党」が野党第1党になったが、あの時の小池・前原の滅茶苦茶な行動は、軽率であまりにも酷かった。思い出すだに、この2人の責任は重大だったと思う。
それに加え、当時 北朝鮮のミサイル発射が続発。政権がこれを利用し、J-アラートだ何だと他国からの脅威を国民に強調し、国内の問題から国民の目をそらさせたことも大きい。実際は、現政権が他国の脅威に対策がしっかりできる政権でないことは、イージスアショアが、とんでもない杜撰さを露呈した(ココから)ことからも明らかで、戦闘機や兵器をトランプの言いなりに大人買いして軍事費を増強しただけだったのに・・・。
しかも、代わりにこの政権が言い出したのは、さらに他国に先制攻撃ができる「敵基地攻撃能力」という憲法の平和精神をぶち壊すような兵器を日本が所持すべきというトンデモナイ案!!!これには、与党内の公明党が慎重な態度を取り、今は少し控えているようだが、また憲法改正と言いだした自民党、しっかり見ていないと国民をどこに連れていくか分かりません。
今年は衆議院選挙の年です。ここまで暴走と愚挙を繰り返してきた政権を、たとえ北朝鮮のミサイル発射があって、また政権が利用したり、お金で甘い言葉を投げかけてきても信用するのは危険行為。お金をばらまかれても、それは政権がお金をくれているのではなく、私たちの税金! 軍事費を増大してもそれが「国民を守るために」本気で考えられていなかったことは、イージスアショアが杜撰な計算で進められ、周辺住民を殺傷する危険性の発覚で停止されたことからも明らかだ。
軍備は、相手国の軍備強化を招くのは歴史が語っている。しかも、40年も使った原発の再稼働など進める現政権に、「国民の安全」を考える姿勢があるだろうか。原発の廃止を進めないかぎり、日本は全国各地で核爆弾を用意している国なのだ。核弾頭のないミサイルでも、テロにさえ脆弱な日本の原発は核の被害に遭う。攻撃を受けなくても、大地震と津波で福島原発事故が起きた事実を忘れてはいけない。日本は地震国なのを、胆に銘じて忘れないで下さい!!!
だいぶ、話が赤木さんの話から外れてしまいましたが、この国で誰が嘘を平然とつき続けているのか。誤魔化したり、資料の公表を渋ったりする人たちが真実を語ろうとしてないことは、たぶん子どもでも分かるだろう。だから、真実が語られている文書がちゃんと保管され、黒塗りでなく国民の公表の要求に対して公表される日本でなければならない! 今後何が起こるか。しっかり、まっすぐな目で判断して、日本の将来を見据えた判断を次の衆議院選挙ではお願いします。
国民が黙っていたり、野党の声を小さくしてしまったら、この国がどうなるのか。この政権に「数の力」を与え続ける危険を、ひとりでも多くの有権者の方に考え続けてほしい。赤木さんのように、「国民のために」と行動してくれる官僚や公務員が報われる政治でないと、日本に未来はありません。
官僚主導の政治が批判されたこともあった。だが、結局、政治家主導でも、官僚主導でも、主導して進められる施策が「国民のため」のものでなければ、だれが主導しても、ダメなのだ! 政治家も、官僚も、公務員も、国民も、その根本を理解している人たちに、力を与えていくこと。間違った目的をもって暴走する人たちの力は、全力で削いで行かなければならないのだ。
赤木さんの死を無駄にしないように、皆でそのことを胸に刻んで行動をしていきたい。
*今回のファイルの存在を国が認めざるを得なかったきっかけに、赤木さんの自殺直後に「赤木ファイル」の存在を伝えた赤木さんの上司・池田さんが、(雅子さんに弔問時に伝えたことは真実か)との報道の質問に、苦しみながらも、「真摯に対応した。故人の尊厳を守りたい」と言ったことが力を与えていたと思われる。上司の池田さんの誠意、報道の誠意。ひとつひとつの力が、どうか日本が正しい方向へ進んでいく力になる。国民ひとりひとりが、真摯にこの問題を捉えて、日本の将来を正しく選択していく力に加わっていくことが大切だ。